ランス02 10日目 「過去へ」

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志津香を追うランス達。
途中水の洞窟というところにあり杭が三つ必要になるが、現場には二つしかない。
三つ目は志津香の部屋(時空転位魔法の書かれた本のあった場所)にあるので一旦戻ろう。

水の洞窟をくぐりぬけると、異次元のようなところに浮かんでいる近未来的な研究室に出る。
ここでは高確率でストーンガーディアンという、この世界でも屈指の強敵がうじゃうじゃが出てくる。
彼らを楽に倒せるレベルじゃないと志津香と戦う以前にロクに進めないので、志津香の館で素直にレベル上げしよう。
CTRLキーでメッセージスキップしながらならレベル上げもさして苦ではなかろう。
40くらいも上げれば万全だ。

そしてスイスイ先に進むと、女の子が閉じ込められたカプセルを見つける。
志津香が過去に戻る魔法力を得るためのところだ。
それをぶち壊し、更に先に進むとストーンサークルがあった。

志津香は既にこれを使って過去に行ったようだ。
ランスも追いかける。股間、じゃない、世界の未来の為に。

辿り着いた先は薄暗い荒地のようで、一人の少女が歩いていた。
この子が志津香だなとランスが話しかけると…

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突然襲い掛かってきた。
志津香は非常に強く、絶対防壁の魔法でこちらの攻撃をカットしつつ白色破壊光線というとんでもない魔法をぶっ放してくる。
しかしシィルもレベル40くらいになっていれば彼女も魔法障壁や全回復の魔法も使えるので五分五分だ。
奴隷の癖になかなかやるではないか。

とはいえ志津香の防壁は流石にきつい。これを破る方法は、悪口だ。
戦闘時、悪口という謎コマンドがあるのだが、大抵の敵には利かない。
しかし短気すぎる志津香にだけは効くのだ。
悪口をすると1~2ターン程防壁が崩れるので、そこにランスアタックを叩き込もう。

倒れ伏した志津香に早速こましに…いや、フィールの指輪を外しにかかるランス。
その時志津香は、子供のように泣きじゃくっていた。
あと一歩で父の仇を倒せたのにと。

かつて志津香の父は仇にだまし討ちにされ殺され、母は連れ去られた。
そして彼女は今に続く長く暗い復讐の道を歩むこととなった。
この過去の世界では、志津香の父を今まさにその仇がだまし討ちをしようとしていた。
膨大な魔力を手にした今なら仇を倒せた。父を助けられた。

口ぶりからするとどうやら彼女はフィールの指輪をも半ば制御していたようで、その力を逆に利用していた。
その力を持って過去に飛び、仇を倒し過去を改変し、志津香と共に父と母が共に生きる幸せな未来を作り出す為に。
あと一息、あと一息で思いが成就できる。父と母を守れる。幸せな未来をつかみ取れる。
それさえできればどんな言う事でも聞くから、奴隷にでもなんでもなるからと涙ながらに懇願する彼女に対し、ランスは…

がはははははははははははははははは!

こましてしまった。さすが、さすが鬼畜戦士。1ミリもブレない。
かくしてフィールの指輪が外され膨大な魔力を失った彼女は、過去を変える機会を永遠に失った。
志津香の魔力増幅装置を壊したことで空間が閉じるまであと10分ということもあったが、単にこましたかっただけであろう。
過去は変えられないのだ。変えてはいけないのだと諭すランス(スッキリしながら)。

世界を敵に回してでも成就しようとした誓いを粉々にされた志津香。
全てを、失ってしまった。
失意に打ちひしがれた彼女がその後どうなってしまったかというと…

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祝勝会で馬鹿笑いしていた(左下)。
彼女は極度の笑い上戸だったのだ。
笑いながらいつか殺すとランスに息巻く志津香。
しかし見方を変えれば、ランスによって彼女は暗い復讐だけではない、新しい生きる目的を得たことになる。
これもランスなりの優しさであろう。そんなわけあるか。
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