ランス9 15日目 「眠る巨壁」

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レリューコフ率いる1軍(といっても300名だけど)は北東の双子砦に籠る。
ここは城壁が異常に高く、砦に挟まれた中央部分にしか浮要塞が接舷できない。
が、そんなことしたら挟み撃ちされる。

そこで透琳が一計を案じ、浮要塞を囮にしその間にムササビの術で砦に潜入する事に。
結果潜入は成功。これまた透琳の考察によりレリューコフのいる砦も分かったので、
護衛隊を蹴散らしつつまっすぐに向かう。
さすが透琳、JAPAN一の軍師である。
まぁJAPANの軍師には魔王にすら勝つ一休なんてのも居るが…

で、このレリューコフ。
上層腐敗については痛いほど知っているが、かといって革命軍に加わる事はよしとしない。
ある意味ハンティと考え方が似ているが、レリューコフ率いる第1軍が丸ごと革命軍に付けばあっさり革命は成るだろう。
しかしその後に戴冠するであろうパットンには果たして新生ヘルマンを率いる器があるのか?

パットンがこの国を追われた4年前は、酒池肉林に溺れ功名心に逸る短慮でどうしようもない若者だった。
そんな彼が新生ヘルマンを引っ張る為には彼自身の実力と人脈のみで革命を成さないといけない。
それを見極める為に老将は敢えて壁となって立ちはだかったのだった。

ヒューバートのセリフで、軍人は市民に未来を託しているからこそ戦えると言う痺れる台詞があった。
軍事力を権力として扱い、市民すら襲うミネバと対照的である。
レリューコフもまた、パットンに未来を託したからこそパットンと戦ったのである。

気がかりだったピグもまたパットンの隊で新しい未来を歩もうとしている。
彼は心底満足して逝ったのであった。

うう…なんて男臭いゲームなんや…
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