レリクス 1日目 「憑依」

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レリクスを始めます。

オタクがオタクになるのは、そうならざるを得ない甚大なパラダイムシフトに遭遇するからだと思っている。
自分がいい年こいてこんなゲーム日記なんて付けているのは、そこまでオタクになってしまうゲームに出会ったからだ。
それが自分の場合レリクスだった。

雑誌広告で初めて見た時の衝撃は言葉では言い表せない。
これまでのゲームではありえなかったリアルなキャラ、よくわからない世界観。
しかもそれがぐりぐり動くらしいではないか。
更に音楽はクリスタルキング。
芸能界に1ミクロンも興味なかった自分ですらわずかながらでも知っていたくらい有名なバンドだ。
なお後年知ったのだが、オープニング「WOMAN」の作曲は今給黎博美(北斗の拳エンディング作曲)。
エンディング「Smile Again」の作曲は飛鳥涼(CHAGE and ASKAのASKA)という、豪華すぎる顔ぶれ。
トドメにゲームパッケージはエイリアンのレリーフが施された発泡スチロール。
とにかく何というか気合と言うかオーラが尋常じゃなかった。

当時家には父親が酔っ払って買ったシャープのX1(テープ版)しかなく、レリクスがX1版のテープで発売するかは未定だった。
なのに当時小学生の自分はちびっこながら1週間に一度発売元のボーステックに、いつ出るか問い合わせしたものである。
あの時の受付のお姉さんはまだ元気であろうか。
ここにおいて、私のしょうもないゲームオタク人生は決定付けられたのであった。

なお後年小遣いを貯めディスクトライブを買って念願のレリクスをやったのだが、8ビット版は色数が少なくスクロールも無い。
それはそれで楽しんだのだが、やはり初めて衝撃を受けたPC98版でやってみなければ!という事で今回の運びとなった。
前置き長すぎ。

以下ストーリー。
対立する二つの意識。その衝突は光と闇を初め、様々な物質生んだ。
ひょっとして宇宙をも、その意識の衝突で生れたのかもしれない。

ストーリーはこれだけだ。これだけでもこのゲームのわけのわからなさが伝わるであろう。

そしてここは地球。遥かな未来か遠い過去かもわからない。その大海原に雷鳴一閃。
すると水没していた巨大な城が姿を現した…

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ゲームが始まると黒いもやもやがある。
これは意識であり、「あなた」であるという。目的もすべて自分で探せとしかマニュアルに書いていない。
そのマニュアルもペラ紙1枚であり、操作方法しか書いていない。
ちなみに操作も独特だ。
46キーで左右移動。ただし向いている方向によって前進・後退になる。
2キーでしゃがむ。アイテムがある場合拾う。
前進しながら8キーでダッシュ。28ではしごや階段の上り下り。
8キーでその場に立ち、さらに46でそちらの方向に向く。
その場立ちをした状態で2キーでその場にしゃがみ、さらに2キーでアイテム欄が開くので、選択してZキーで使用。
攻撃はXキー、ジャンプはZキー。
実にややこしい。が、この情報しかマニュアルには無い。

ゲームは小目標中目標大目標があって初めて成立するというのが、特に今日に至る日本製ゲームの常識だった。
目的も何もかも自分で探し出せというのは90年代洋ゲーに多かったが、80年代は洋ゲーでもないレリクスくらいだった気がする。

そんなわけなのでとにかく目的もわからないまま意識体をふらふらさせると…

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赤い兵士に出会う。マークスという歩兵らしい。彼に意識が近寄ると…なんと憑依し、操作できるようになったではないか。
以降基本的に相手を殺すと憑依することになる。
このシステムは当時としては、というか今でももう斬新過ぎて、こんなものを見せられた少年が平静を保つことは困難である。

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2階に行くと、鳥のような彫像がある。
しゃがむと拾えるので持って行くこととする。

ここまで来るともう後には戻れない。
自分で自分の目的を探し出し、この壮大な遺跡(レリクス)を脱出するしかないのだ。
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