2022/09/17
提督の決断 1日目 「日米交渉決裂」

提督の決断を始めます。
太平洋戦争をモチーフにした光栄の名作シミュレーションゲーム…らしい。
らしいというのは、このゲームは前々からちまちまやってはやめていたからだ。
信長や三国志なら、まずコメ売ってそれを元手に国造りして兵を集めて他国に攻め込んで…とセオリーが体に染みている。
ところがこのゲームはそうした常識が当然通じず、上の写真のようになんかしようとしても陸軍が邪魔してくる。
もうわけがわからぬこのゲームとずっと放置していたのだが…元々ノブヤボも大失敗しながらセオリーを学んできたわけで。
ならば食わず嫌いは良くない、基本からじっくりやり直してみようではないか、ということで始める運びとなった。
まずシナリオを選ぶ。
一番最初の昭和16年(1941年)の日米交渉決裂からだ。
この辺の歴史をおさらいしておく。長ったらしいので興味の無い方は次のスクショまで飛ばすと良い。
当時は大不況であり、今なら国際協調主義に基づき多少の不景気は多国間の経済的枠組みで何とか出来る。
が、そうした考えが浸透するのは戦後であり、この時代海外市場といえばほぼほぼ植民地であり、無ければ奪って作れであった。
イギリスのような成熟した列強であれば、既に持っている植民地の間で経済を回すブロック経済で不況をしのげた。
しかしそれが無い日本は大陸に市場を求めた。中国の満州あたりを確保してここに市場を作ろうと。
そこで引き起こしたのが自作自演の満州事変だ。
満州鉄道を爆破し、これを中国のせいにし、それを大義として満州を切り取ろうとした。
これは日本の軍部が勝手にやったことではあるのだが、それはそれだけ日本の統治機構が未熟ということだ。
中国に利権を持っていた列強も勝手なことしやがってと当然キレる。
こうして未熟な日本は国際連盟を脱退し、不況下のなか更に孤立していく。しかし市場が欲しい。
というわけでこれまた未熟にも南進し、南に市場を作ろうとした。
当然東南アジアに利権を持つ欧米はまたもやブチ切れ、アメリカは日本へ経済制裁を科す。石油の禁輸だ。
資源の無い日本は干上がるほかなく、座して死を待つくらいなら武力で言うこと聞かせようとアメリカに喧嘩を売る準備をする。
…というのがゲーム開始時の状況だ。
さて、何から手を付けるか…
プレイヤーは海軍であり、戦略目標を取り敢えず言ってみたが陸軍ににべもなく却下された。
こちらとしては東のウェーキ島あたりを確保し来るべき対米戦争に備えよと提案したのだが、陸軍は飽くまで南進に拘る。
そして拘ったままで前に進まないので陸軍の提案に乗ることとする。
そして決まったのが攻撃目標バンゼルマシン。
インドネシアにある連合国の基地らしい。
こことその近辺の基地を抑えるのが当面の目標だ。

会議で決定した攻撃目標バンゼルマシンを攻め落とす準備をしていく。
まず手持ちの艦隊が第七艦隊まであり、それぞれの艦隊の部隊はすでに編成されている。
よくわからなければいじらなくてもいいが、例えばデフォルトの第六艦隊は戦艦扶桑に交じって潜水艦もあり、機動性が悪い。
この辺はいじった方が良いと思う。
自分の場合、第1艦隊に正規空母と戦艦をごってりまぜ決戦兵力とし、第二艦隊に戦艦群と軽空母を混合。
第三艦隊に扶桑・山城といった第六艦隊の戦艦を持ってくる。この3艦隊で各連合国を荒らしまわる戦略する。
第四・第五艦隊は第七艦隊を崩して巡洋艦と駆逐艦で固めこれは主艦隊のフォロー。
第六艦隊に残りの潜水艦を固め、これは機動性が悪いので日本近海で情報収集任務に充てることとした。
自分が操作できるのは第1艦隊のみであり、他の艦隊はCPUが操作する。(寄港時は他の艦隊も操作できる)
さてあとは…することが無い。
無いので編成した艦隊に給油することとする。
全艦隊に100%の燃料を積み込むのだが、かかる日数がほぼ1か月。
アメリカに喧嘩売りながら随分のんびりとしている。
燃料の補給が終わるまで、ひたすらボーっとする。
すると色々な報告が入ってくる。

上海で住民のクレームが殺到しているようなので、慰撫政策を取っておく。
すると基地がどんどん弱くなっていく。
舐められてはダメということだろうか。
ノブヤボなぞは住民ファーストの政策を取れば大抵全部うまく行くのだが、現代の人間はなかなかシビアである。
この場合どう振舞えばいいのかよくわからないので、ノブヤボに準拠して地域住民に愛される大日本帝国軍を目指すこととする。
そうこうしているうちに全ての艦船に補給が完了した。
いよいよ出港である。
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