コードヴェイン 24日目 「諦念」

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ミドウを倒し、ついに臨時総督府にたどり着いた主人公たち。
赤い霧の根源であるここは、しかし尋常でないほど霧が吹き出ている。
これも暴走しかかっているシルヴァの影響なのだろうか。

シルヴァが暴走しきってしまったら、霧は晴れ、大量の堕鬼や人間性を失った吸血鬼たちが外の世界に蔓延してしまう。
あるいは、外の世界を闊歩するバケモノに霧の世界が蹂躙されるのが先か。
いずれにせよ、この霧は維持され続けなければならない。
シルヴァの状態を確かめるべく、主人公たちは臨時総督府入口まで進んでいく。

ここは主人公の記憶に出てきた臨時総督府と同じマップであり、年月が経っているので破壊は進んでいるが基本は同じだ。
記憶の時のように地下水路を通るようなこともないので、マップとしては至極単純である。

しばらく進むと総督府入口にたどり着く。
そこには…

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女王の騎士・再臨
過去の世界で倒したはずのそれが、再びこちらに向かってくる。
ボス戦である。
が、動きは過去の記憶にあった女王の騎士とほぼ変わらないので、あの時と同様連撃の後に反撃、急降下したらいったん回避して攻撃、を繰り返せばいい。
たまに緑色のオーラを吹き出すことがあるが、これに触れるとリーチ状態になり冥血が減っていく。
冥血をたくさん使うタイプにビルドしている場合は注意である。
私の場合ひたすら殴りまくるだけなのでほとんど意味をなさなかったが…

さて、この騎士を倒すと血英が転がり出る。
それを拾い、血英の持ち主の記憶を探る。
その持ち主は…

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クルス
クイーンに暴走する前の、優しいクルス。
人と、血の渇きに苦しむすべての吸血鬼を救うための実験に自分を捧げた、献身と救世の少女、クルスだ。
彼女がクイーンと化した時、クルスとしての人格が堕鬼化し女王の騎士になったということだろうか。

クルスは実験に耐えた。
が、一向に良い実験結果は出なかった。
全ての吸血鬼が、人類が、自分に期待している。
その期待に応えたい、みんなを救いたい、だから頑張った。
頑張ったのに…一向に結果が出ない。
彼女は焦り、怖れ、後悔し…その負の感情はやがて怪物のように大きくなり…そして、暴走。
クルスは、破壊の女神クイーンとなった。

ややあって、クルスが気付いたとき…

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彼女の体は、バラバラに寸断されていた。
クイーンとして大いに暴れ、この地上に救い難い災厄と爪痕をもたらし、挙句の果てに討ち取られた彼女の死体は、細かく切り刻まれたのだ。今後復活することの無いように。
だがクイーンは不滅だった。バラバラに切り刻まれてもなお、その肉体は再生しようとした。
だから一部の吸血鬼たちは、クイーンが再生しないよう、バラバラになった彼女の体を継承し封じようというのだ。これから先の全ての人生を犠牲にして。
クイーンは、過去と現在、そして未来に存在するすべての生命にとって、不滅の災禍の中心だった。

こんなはずではなかった。
みんなを救いたかった、守りたかっただけなのに…!
なんて大それたことをしてしまったのだろう。
わたしはみんなの期待に応えられない、ただの弱い少女だったのに。
人々や吸血鬼すべてを救うなんて、できもしないことを、なぜしようとしてしまったのだろう。
わたしは、取り返しのつかない罪を犯してしまった。


これ以上罪は重ねたくない。
もう、救うなんてしたくない。
ただ…

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寄り添いたい
わたしができることなんて、それくらいしかない。
こうして生まれたのが、神骸の伴侶と呼ばれる存在だった。
それは神骸の数だけ居て、神骸の継承者にただひたすらに、一途に、死ぬまで寄り添う存在。
イオも、その一人だったのだ。

イオには記憶がなかった。
それは血骸の継承者である主人公と出会う前に霧散し記憶を失ったのか、あるいはすべてのブラッドコードを持てる主人公に仕える存在だからこそ、イオにも果てしない可能性があったのか。
そんなイオの心を、ある思いが支配していた。
神骸の伴侶としては、決して許されざる思い。
それは…
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