2019/12/10
コードヴェイン 5日目 「風穴」

ルイと、拠点に居た別の仲間ヤクモとともに血涙の源泉を探す旅に出た主人公。
途中旧市街地で人間の血痕を見つけ、厳重に保護されているはずの人間がこのあたりに居るのではないかとあたりを探る。
しかし探索しきらないうちに縦穴から道なりに進み、風穴に至る。
脱走した人間はどうなったのとても気になるのだが…
どうもストーリーは一本道でもなく、ある程度プレイヤーの進行で前後させることができるのかもしれない。
で、この風穴なのだが、ここは都市そのものが陥没したというところで、はるか上に光が見える。
都市が丸ごと陥没とは、過去に襲った災害の規模が垣間見える。
風穴は霧にまみれ様々な堕鬼が闊歩していたが、順当に倒し、血英を拾っていく。
血英というのは堕鬼達の記憶の残滓みたいなものであり、主人公はそれを覗き見出来ると言うとても悪趣味な技能を持っている。
ただし道中で拾える血英は欠けており、このままでは覗き見できない。

その欠けた血英を修復出来るのが、イオと言う少女。
物語冒頭に出てきた巨乳の少女だ。
おっぱいがほぼ見えているボロボロの服を着ており、最初は着るものに困っているのかと思っていたのだが、物資豊富なこの拠点でも同じ衣装だ。
露出狂の癖でもあるのかもしれない。イオはきっといいおっぱいの略なのだろう。
そんなことはどうでもよい。
彼女もまた吸血鬼で、しかし主人公同様記憶を失い、覚えているのはイオと、血英を修復できる謎の技能のみだという。
その彼女に探索で拾ってきた血英の欠片を渡すと…

欠片を使って血英を修復することが出来る。
血英が修復されるとともに、相手のブラッドコードに応じた錬血(スキル)を手に入れられるとともに、主人公の覗き見シーンが始まる。

これはケビンという少年の記憶。
どうもこの少年はかつてルイによって助け出された少年であり、幸せな生活を送って来たのだが…
その前後の話はまだ不明であり、話の全貌を知るには全ての血英の欠片をあつめなければならない。
吸血鬼は心臓さえ潰されなければ死しても霧状になって蘇生できるが、その代償として記憶を失うことがある。
その失われた記憶が結晶化したのが血英だ。
主人公その血英から相手の記憶を覗き見することができる。
それだけでなく、それを第三者にも見せることが出来る。
ルイもこの記憶を主人公と共有したことで、ルイはケビンの記憶を思い出した。
ルイもまた、何度かの死と蘇生によるケビンの記憶を失い、失ったことに気づいても居なかったのだ。
記憶を失ったことすら気付かずそのまま堕鬼となった吸血鬼はゴマンと居るだろう。
主人公は、そうしたもはやは思い出が消し飛んでしまったただの化け物であっても、確かにこの世界に生きていた証を、皆に伝えることが出来る。
この主人公だけが。
なんとも物悲しい世界観だが、ここまで記憶がぽろぽろ抜け落ちてしまうと、言った言わないの水掛け論だらけの困った世界になりそうで大層難儀である。
- 関連記事
-
- コードヴェイン 7日目 「姉弟」
- コードヴェイン 6日目 「毒蝶」
- コードヴェイン 5日目 「風穴」
- コードヴェイン 4日目 「地脈」
- コードヴェイン 3日目 「拠点」
コメント