2019/12/07
コードヴェイン 2日目 「血」

血涙という物体を探すため北斗の拳の悪役みたいな男にむりやり地下通路に押し込められた主人公。
だが名も知らぬ巨乳の女の子が人質にとられているため、しぶしぶ従う。
相棒はオリバー君という気弱な吸血鬼だが、オリバー君は途中で怪我をしてしまったのでそこらで休んでいる。
そのためしばらく一人で進んでいた主人公だが、途中で謎のイケメン吸血鬼が新たな相棒になってくれた。
主人公、モテモテである。
さて、ゲームとしてはオーソドックスにレベルを上げてスキル取得して殴る…なのだが、何しろとにかく専門用語だらけで面食らう。
このゲームは全てにおいて血がキーワードになっており、強くなることのほぼすべてが血にまつわっている。
まずブラッドコード。
これは職業みたいなもので、近接戦闘が得意なファイター、遠距離戦闘が得意なキャスターなどがある。
吸血鬼が呑気に職業選択の自由を謳歌していると言うのは確かに変なのでこれはこれでアリなのかもしれないが、それにしてもわかりにくい。
次が錬血(れんけつ)。
これは血の力を使って様々なスキルを使うことが出来る。連続切りとか魔法みたいなものとか。
スタミナアップみたいなパッシブなものは取得しているだけで効果がある。
これは素直にスキルって呼び方で良い気もするのだが、そんなユーザービリティよりまず世界観だという製作者の不退転の決意が垣間見える。
次に冥血(めいけつ)。
これはMPみたいなやつで、魔法みたいなスキル…じゃない、錬血を使う時に一定量消費する。
これは敵を後ろから倒したり、上手いタイミングで連続技を決めたり、敵に対し特殊な攻撃をすることで吸血して溜めることが出来る。
つまり一言でいえばこのゲームは自分に合った最適なブラッドコードで相手から吸血し精製した冥血を消費して錬血を駆使するゲームなのだ。
おわかりいただけただろうか。
母さん全然わかんないわよ。
まぁやっていればいずれ慣れてくるだろう。

とか何とかやっているうちに、地下の奥深くに白い枯れ木があった。
ここで主人公は思い出す。かつて巨乳の女の子によって傷つけられ流れ出た血が枯れ木を活性化させ、血涙を生み出したということを。
この血涙というのは吸血鬼達の貴重な食料みたいなものなのだ。
と言うわけで早速同様に自分の手を傷つけ血を滴らると…血涙が生まれる。
主人公さえいれば吸血鬼は餓えずに済むのではないか?便利な体質である。
とにかくこれで目的を達した…と思い地上に出ると、そこに待ち受けていたのは…!

オリバーくん!
あのモヤシのようなオリバー君がこんなに逞しく。
だが彼にはもう言葉が通じない。
吸血鬼達は定期的に血涙を摂取しないと、彼のような理性の吹っ飛んだ怪物――堕鬼(ロスト)になってしまうのだ。
難儀な体質である。
ここで初めてのボス戦となる。
オリバー君は最初はモヤシ姿で、ある程度体力を減らすと上のように巨大化する。
とにかく攻撃力が非常に高いので、ロックオンモードにしてバックステッポ等を駆使してヒットアンドアウェイを心がけると良い。
相棒のイケメン吸血鬼に敵を押しつけてこちらはブラッドコードをレンジャーに変えて遠距離攻撃が楽かもしれない。
自分は脳筋なのでファイターのままガシガシしたが…
され、オリバー君を倒すと血英と呼ばれる塊を落とした。
また聞き慣れない言葉でややこしい。
これは持ち主…つまりこの場合オリバー君の記憶を探れるとともに、新たなブラッドコードを取得することもできる。
死んだ人間の記憶を掘り起こすなど、裸を見られるよりもこっ恥ずかしいだろうし、文字通り死体に鞭打つ行為な気がするのだが、主人公はケロリとして覗く。
なんて子だ。

相手の記憶は、心象的なフィールドを歩きながら紡がれる。
オリバー君は昔から血涙を取った取られたしており、その結末が堕鬼堕ち。
因果応報だが、最後まで主人公のことを気にかけていたようだ。
良い奴である。
でもケロリとしている主人公。
困った子である。
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