ねじ式(ウィル/ツァイト)

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■紹介
1989年、当時グラフィックツール会社として名を馳せていたツァイトがプロデュース。
現在タカラトミー等のデベロッパーをしているウィルの開発第一作として作られた作品。
この当時のゲーム画面としては恐ろしく描きこまれており、発売前から異常な存在感を放っていた。
だが発売後さっぱり話題にならなかった理由は、このゲームをしてみればわかるだろう。
つげマニアであればあるほどニヤリとする場面が多く、それだけでも十分すぎるほど楽しめる。
そうでない向きには恐ろしく腱鞘炎になるだけのゲームではあるが。

しかしとにもかくにも、ゲーム化不可能としか思えないつげ作品を何とかゲーム落としこもうとする懸命な試行錯誤。
しかもねじ式やゲンセンカン主人等有名どころだけでなく、必殺するめ固めや長八の宿等までも網羅して取りこんだその気概は本当に素晴らしい。
つげ作品が死ぬほど好きで、なおかつこの当時のPCゲーム全体が持っていた訳のわからない熱気が大好きな人にのみ許される、非常にニッチなゲームと言えよう。

■評価
B-

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簡易攻略はこちら
Amazon→つげ義春コレクション ねじ式/夜が掴む (ちくま文庫)


つげ義春ワールド ゲンセンカン主人
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