シュタインズゲート 34日目 「犠牲の代価」

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尾行中止のDメールを送る事で、鈴羽はラボメン参加・父との邂逅というかけがえの無いそれからの4日の思い出を失う。
が、そうしなければ結果的に鈴羽は記憶喪失になった挙句自殺してしまうし、まゆりは助からない。
Dメールを送れば、彼女のかけがえの無い4日は失われるが、歴史は改変され、鈴羽も使命を果たし、結果的にまゆりも助かる、はずだ。

そうしてオカリンは、尾行中止のDメールを、送った。
歪む世界、めまい、これは世界線変動率感知能力リーディングシュタイナーの発動のシグナルだ。
世界線は、変わった。

この世界線であれば、IBN5100はラボに存在し、それを持ってSERNのエシュロン情報を消去しているはずなのだが、何故かラボには無かった。
しかし、世界線は確かに変わったはずである。
その結果、13日の金曜日の夜、まゆりが殺されるはずの夜は―――無事何事も無く過ぎ去った。
まゆりは生きている。
感慨深くオカリンはじっとまゆりを見て、まゆりが柄にも無く照れている。

鈴羽の犠牲は無駄ではなかった。
鈴羽の4日間の思い出を、オカリンはしっかりと胸に抱き、これからずっと続く、続かなければならない、当たり前の日常を生きて行く。

翌日、ビルの管理人ミスターブラウンこと天王寺に出会う。
鈴羽が10日やそこらでバイトを辞めたせいで怒っているようだ。
オカリンは橋田鈴に付いて聞いて見たところ、この世界線においても彼は橋田鈴に世話になったと言う。
彼女はこの世界でも10年前に死亡。
しかし彼女の最後は、自殺ではなく、病死。それはとても安らかな死に顔だったと言う。

天王寺はかつて15年前に火事で財産を失ったが、橋田鈴の残した家に下宿させてもらい、そのままその家を譲り受けたという。
そちらに案内される。

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それは古びた一軒屋であり、傍らには、MTBがあった。
鈴羽の乗ってきた自転車だ。
7年後に生まれるはずの彼女は、10年前までこの地に生きてきた。
おそらく使命を果たして。

橋田鈴、いや鈴羽は、天王寺に自分が所有していたビルも譲った。
それが現在ブラウン管工房、そして未来ガジェット研究所のあるビルである。
鈴羽は10日間の2010年を満喫させてくれた恩を、過去の天王寺に返したのだ。

そして彼女の形見として、天王寺はあるものを見せてくれた。
それは…

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ダイバージェンスメーターだった。

世界線変動率は確かに変わっていた。
が、0.409431%であり、まゆりが死なない世界線であるはずの1%には達していない。
しかしまゆりは死んでいない。
世界線が0.3%から0.4%になったことでまゆりが死なない世界線に分岐したのだろう。
そしておそらく残り0.6%を変える事で、世界はSERNの支配する未来には分岐しないようになるだろう。
ここまでしてくれた鈴羽に感謝し涙し、残りの0.6%を変える事に決意を新たにするオカリンであった。

帰り道、ルカ子の神社に寄ってみたが、IBN5100は奉納されて居なかったという。
しかし、何らかの方法でIBN5100がどこかで使われたに違いない。
その結果がまゆりの生存なのだから。
未来は確かに変わったのだから。

が…

未来は、変わっていなかった。

13日の金曜日午後8時前から丁度24時間後。
もう何十回と見た光景。
萌郁に襲撃され、まゆりは、殺された。

鈴羽を犠牲にしても、未来は変わらなかった。
まゆりの命が1日伸びただけだった。
絶望の心持で、タイムリープ。


タイムリープ後の世界で、再び紅莉栖に助けを請う。
もう何度、彼女に助けてもらっただろうか。
そして何度、その度に憎まれ口を叩きながらも何だかんだ一生懸命協力してくれる、彼女の優しさに触れただろうか。
紅莉栖にしてみれば初めてオカリンを助けるわけだが、何十回とタイムリープしているオカリンにとっては、紅莉栖はもう、特別な存在になりつつある。
いつものオカリンの厨二病セリフにもキレがない、というかそんな事をしている場合では無い。
紅莉栖の知恵を借りなければ。

彼女の出した結論はこうだ。
オカリンの言葉からするとラボにIBN5100があった世界線もたしかにあったのだが、それはDメールで無かった未来に現在は分岐している。
ではこれまで送ったDメールのうち、IBN5100が消える結果となったDメールを無かった事にすれば、IBN5100が存在する世界線に戻るではないかと。

おお!

さすが助手である。
これまで送った事で世界線が改変されたDメールは、自分へのメールを除くと、萌郁、ルカ子、フェイリスの3人が送ったDメールだ。
そしてこの中でIBN5100が消えてしまった世界線に移動するきっかけとなったDメールを出したのは…確かフェイリスのはずだ。

彼女が送ったDメールにより、秋葉原の町は劇的に変わった。
萌え文化と電気文化が混在したカオスだったこの町は、フェイリスのDメールにより、萌え文化が存在しない、カチカチの電気街オンリーの町になってしまった。

それ以降のまゆりの死も、このガチガチの電気街の秋葉原で起こった。
ならば彼女のDメールをなかった事にすればいい。
そうすればIBN5100が見つかるかもしれないし、その結果まゆりも死ななくなるだろうし、そうしなければいけない。
そのためには、彼女はDメールでどんな内容の文章を送ったのかを聞きださないといけない。

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フェイリスに電話をすべき・・・と言うところでフォーントリガーのアイコンが出る。
これはまさに未来が分岐するタイミングかもしれない。

オカリンはフェイリスに連絡を取る。
果たして未来は変わるか…?
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