聖剣伝説2 14日目 「浮上」

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試練に打ち勝ったランディ達が洞窟に戻ってくると、ジャッハ様はおらず弟子の変な鳥だけが残っていた。
実はじいさんは幻影で、この変な鳥こそが大賢者ジャッハだったらしい。

彼がランディを世界中旅させ、そこに住む様々な人々や精霊との出会いをさせたのは、真の勇気を得るためだった。
それが無ければ、既に全ての種子の封印を解いてしまった帝国に勝てるはずも無いからだ…とのこと。
ぶらぶらしているから封印を解かれたんじゃないかとも思うが、まぁよい。

というわけでマナの全ての種子の封印が解かれてしまった。
封印が解かれると、旧世界でギガントと呼ばれたマナの要塞が配備されているマナの大神殿が浮上してしまうという。
もはや一刻も猶予が無い…ということで急いでマナの大神殿に向かう。

そこではまさにヴァンドール皇帝がマナの大神殿を浮上させようとしていた。
間一髪間に合ったと思いきや、そう簡単に甘い話でもなく、帝国四天王の長シークが襲い掛かってくる。

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その姿は…異形であった。
イケメンであったシークであるが、帝国は魔界と取引することで絶大な力を手に入れた。
その代償がこの姿だ。もはやまともな人として意思も薄れていた。

15年前の帝国はまともだったというが、現在の災禍は全て帝国が魔界と取引したためであろうか。
なぜ取引したのか、だれが取引させたのかは、ここまでくれば何となく想像ができるが。

で、この異形メガゾーンはそんなに強いわけでもないが弱点属性が分からないので長期戦になる。
弱点属性が分からない場合大体月属性が弱点なので、プリムにムーンセイバーの魔法をかけてもらおう。

というわけで最後は魂も肉体も人でない何かのまま消滅していったシーク。
これが栄達を求めた果てと思うとむなしいものがある。
しかし、皇帝はそんなシークなど一顧だにせず捨て石にし、遂に己の野望の最終目標…

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マナの大神殿を浮上させてしまった。

このあたりの演出はまだ3D技術が拙かったこともあり。回転拡縮をうまく使って浮上感を出していた。
これがまた次世代を感じさせてエライ感動したものである。

だが感動している場合ではない。
帝国は既に浮上したマナの大神殿に入ってしまった。
マナの要塞を起動させ世界の支配を絶対的なものにするために。
ランディ達は急いでマナの大神殿に突入するが…

聖剣伝説2 13日目 「勇者の試練」

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世界を救うために必要な勇気を得るため、ランディ達は世界各地の旅を続ける。
抽象的な意味ではなく、その勇気を授けてくれるらしい賢者ジャッハ様があちこちぶらぶらしてるからだ。
帝国が世界中のマナの神殿の封印を解こうとしてるのにぶらぶらしてる場合じゃないと思うのだが…

というわけで月の神殿まで来てみたが、ここにもおらず。
そのかわり月の精霊の力を得る。

この精霊はなかなか便利であり、プリムに使わせれば攻撃時相手のHPを奪うエンチャントが出来る。
またポポイに使わせれば相手のMPを奪う事すらでき、これにより凶悪なポポイ魔法を相手のMPがカラになるまで使える。
これ以降敵にディテクトの魔法を使った場合弱点属性が分からない場合があるが、その場合大抵月が有効だ。

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再び賢者の祠に戻ってみるとやはりというかおらず、タスマニカ共和国と言う所に行ったようだ。
ここは剣士ジェマの故郷であり、パンドーラ王国とともに帝国にあらがっている国だ。
ところがここの王様がどうも挙動不審で、問い詰めてみると帝国四天王の一人シークが化けていた。
王に化けて帝国に全面降伏しようとしていたらしい。

埋伏の計というかインテリジェンス戦と言うか超限戦というか、中々現代的な戦いをするものである。
しかし共和国の王と言うことはつまり立憲君主制であり王に統治権は無いと思うのだが、と余計な事を考えてみる。
というわけでこのシークとの戦いなのだが、彼は光属性に非常に弱い。
プリムがセイントビームを適当に当てていたらいつの間にかくたばってしまった。
帝国四天王の長にしてはずいぶん情けない。

これでタスマニカ共和国の危機は去ったが、賢者ジャッハ様はやはりおらず。
とぼとぼ賢者の祠に戻ってみるといつの間にかジャッハ様も戻っていた。
彼は毛むくじゃらの老人であった。徘徊老人と言う奴であろうか。
ともかくこれでやっと試練を受けられる。

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その試練と言うのは、自分達そのものの影と戦う…というものであった。
なかなかの激戦が予想される…のだが、これがまた異常に弱い。
相手の攻撃が殆ど当たらないのだ。ぱっくんトカゲの方がまだ強いまである。

これもこの時点で買える最高の防具をキチンと揃え、敵からも殆ど逃げることなく戦いレベルもきちんと上げたおかげであろう。
こうした強さを身に付けさせるためにジャッハ様は老体に鞭打って我々を世界各地まで旅させたのだ。
多分。

聖剣伝説2 12日目 「ギガント」

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フラミーに乗って世界各地を旅するランディ達は、マンテン山と言う所に降りたつ。
そういえば騎士のジェマがここで試練を受け聖剣の勇者としての力を付けよと言っていた気がする。
巻き込まれ型主人公のランディもここまでくれば腹も据わっており、上等じゃないかと鼻息荒い。

さて、この山の山頂近くの村には寺院があり、そこでは何やらオーブのようなものが祀られている。
ところがこれはオーブではなく、旧世界の映像出力機…つまりビデオというものらしい。

これらのビデオに、ギガントと言うどこかの超磁力兵器っぽい要塞が神獣によって落とされる映像が流れる。
どうやらこの空中要塞ギガントというものが今の言葉で言うマナの要塞らしい。
神々の駆る船としてランディ達の世界に伝わっているマナの要塞。
しかしこのビデオを見る限り、神々とは旧世界の人類を指しているようだ。

この古代の兵器を復活させ、その力を以てこの世界を支配しようとしているのがヴァンドール帝国の皇帝その人だ。
うろたえるなが口癖かもしれない。

とりあえずこんな物騒な物を復活させられては困るので先を急ぐ。

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山には闇の精霊シェイドを祀る神殿があり、その力を具現化させたと思われる巨大なスライムが襲って来る。
こいつは火の魔法に弱いのでポポイでひたすらあぶって倒そう。
こうしてランディ一行は闇の精霊の助力も得ることができるようになった。
加速度的に強くなるランディ達を見て、最終決戦が近い事を予感させる。

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山登りをしていると山頂の祠に辿り着く。
ここには賢者ジャッハなる者がおり、彼が繰り出す試練を乗り越えられれば聖剣の勇者としての勇気を授けてくれるらしい。
今は帝国がマナの要塞を復活させるために各地のマナの神殿の封印を解きまくっているはずなので、一刻の猶予も無い。
ところが肝心のジャッハはおらず、変な鳥の形をした弟子が留守番をしているだけだ。
ジャッハ様は世界各地をぶらぶらしているから探して来いと言われる。
これも試練と言う奴だろうか。
いくら勇者としての心構えが出来ていようと相変わらずお使いさせられるのは、どの世界の勇者も持つ宿命なのであった。

聖剣伝説2 11日目 「世界を巡る」

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以前助けた小竜のフラミーが成長しランディ達を乗せられるようになった。
風の太鼓を使うと外に居ればいつもで呼び出せるので、これで世界中を旅してみる。

上の地図がその世界地図だ。
所々に点在する島々が如何にもあやしいのでまずはその辺を捜索する。

最初はカラッカ王国の南にあるカメの島。
ここは亀の甲羅に木が生え水が湧き家を建て集落を成している謎の島だ。
帝国の政争に負けた王族やら10歳前後で駆け落ちした謎の幼児カップル等、妙にキャラが立っている連中が多い。
その辺の話だけで小説一本分のエピソードが出来そうだが、スーファミのゲームにそこまで描く余裕はないのであった。
取り敢えずここではアメフラシのしっぽという水を湧かせるアイテムが投げ売りされているので、貰っておく。

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アメフラシのしっぽがあれば渇きに渇いていたカラッカ王国のオアシスにもやっと水が戻る。
喉が渇いたとこの辺をうろついていたぼうずも水をたらふく飲んで嬉しそうだ。
このお礼に王様がモーグリベルトというアイテムをくれる。
モーグリという妙なモンスターにの変身できるベルトで、逆にモーグリ状態で使うと元に戻る。
敵の攻撃でモーグリ化されると厄介なのでそうしたピンポイントの場面で役に立つであろう。

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次はゴールドシティという島を探索する。
ここは帝国領であり、甚大な金を作りだし外貨を獲得している。
その錬金術とは石ころを精霊ウィル・オー・ウイスプの力で金に変えるというもので、誠に人はあさましい。
そこでランディ達は閉じ込められていた精霊を助け出し彼の力を得る。
かくして聖剣の勇者は世直しをしつつ世界を救う旅をを続けるのであった。
世直しにかこつけて貴重な外貨獲得手段を問答無用で奪われてしまった住人にとっては、全くもっていい迷惑である。

聖剣伝説2 10日目 「会食」

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消極的主人公ランディ君が珍しくブチ切れ、プリムの思い人であるディラックに斬ってかかる。
いくらディラックが精神操作されているとはいえ、恋人であるプリムの魂を奪うのはあまりにひどすぎるからだ。
主人公なのに蚊帳の外が過ぎたせいもあろうが。

ディラックはランディの怒りの一撃で正気を取り戻す。
だが時すでに遅く、プリムはすぐ近くに居たタナトスに元へ運ばれなにがしかの儀式の生贄にされそうになっていた。
しかし正気を取り戻したディラックの謎の力によりプリムはタナトスの魔の手から守られ、彼女も正気を取り戻した。
まさしく愛のパワーである。偉大である。
ディラックの秘められたパワーにますます魅せられたタナトスは、彼を再び奪い去っていく。
またしても蚊帳の外のランディ君であった。

タナトスは最後っ屁にペットのヴァンパイアを放り出していく。
それが上の写真のボスキャラだ。
ぴょこぴょこジャンプして血を吸って来るおっかない奴だが、攻撃力はそう高くない。
ポポイが現時点で使える最も強い魔法をぶっぱしていればそのうち果てるであろう。

ディラックは取り戻せなかったがプリムは何とか無事であり、一行は古代神殿を後にする。
すると帝国に抵抗するレジスタンスのリーダー・クリスが喜んでいる。
帝国の皇帝が和解の会食しようと申し出てきたというのだ。

帝国の皇帝が和解の会食とかFF6の皇帝ガストラの所業を見ればだまし討ちに決まってるやんと思うのだが…

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やはりそうであった。
もはやスクウェアゲームの様式美と言えよう。
一応ティーカップくらい出しておくところが律儀ではある。

かくして捕らえられたレジスタンスとランディ達一行は処刑がてらメタルマンティスという敵をあてがわれる。
軽く返り討ちにしついでに脱出したところ、帝国兵は逃げ出してしまった。
どうも内部統制に問題がある気がする。

再び皇帝の元に辿り着くランディ達だが、そこを帝国四将が1人、ゲシュタールが邪魔をする。
一度ランディ達に敗走しているのでここで汚名を雪ごうというのだ。
が、こいつも軽くひねりつぶし汚名の上塗りをしてやった。
怒ったゲシュタールは敗走の間際帝国城に火を放つ。
絶体絶命のランディ達だが、と、その時…!

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成長したフラミーが空から飛んできて、すんでのところを救ってくれた。
マタンゴ王国に預けた時はちいさな小竜だったが、短期間でここまで成長したのだ。
そして親も同然のランディ達を助けに来たのだった。

ここからはフラミーに乗って世界を巡れるようになる。
基本的に一本道のゲームだが、フラミーによって自由度が増したので所々サブイベントを楽しめる。
今となっては珍しくもない展開だが、当時としてはそのわずかな自由度でさえも驚いたものであった。

聖剣伝説2 9日目 「女の戦い」

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取り戻した火の種を火の神殿の祭壇に戻す。
これでこのあたり一帯のマナも落ち着き、枯れたオアシスも元に戻るだろう…と思いきや、戻らない。
どうやらオアシスを元に戻すにはアメフラシのしっぽというアイテムが必要らしいのだが、現時点では未だ行方が分からない。
仕方ないので先を急ぐこととする。
喉が渇いてウロウロしている少年が非常に気になるが…

大砲屋によると帝国へのルートが開けたらしく、他に行くところも無いので行ってみる。
辿り着いた場所は帝国領サウスタウン。
色々情報収集してみる。
今の帝国は各地を侵略しまくりマナの種の力を解放しまりのとても物騒な存在だが、15年前はそれほどでもなかった。
しかし15年前にタスマニカ共和国との戦争があり、それがきっかけなのか皇帝は心変わりしてしまったらしい。

この町にはそんな帝国と対抗するレジスタンスがおり、彼らはタスマニカ共和国とつながっている。
タスマニカ共和国と言えば何かと縁のある騎士ジェマであり、彼経由でランディの名はレジスタンスにしっかり知れ渡っていた。
何かと重要なポジな割にはさっぱり役に立たずしかし口は軽いという、割とどうしようもないキャラ付けがされてる気がする。

レジスタンス曰く、この町の東にある古代神殿で魂を抜かれている人々が多発しているらしい。
またタナトスの仕業かと思いきや、なんとプリムの思い人ディラックの仕業だそうだ。
早速行ってみると…

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神殿の前にはパメラが居た。
パンドール王国出身でプリムと仲良し。大人しくつつましくおばあちゃん想いという今どき珍しい評判な少女…だった。
彼女はタナトスによって操られ、その結果密かに隠していた黒い自我がむき出しになっていた。

彼女もプリム同様ディラックの事が好きだったが、親友であるプリムの手前黙っていた。
そんなパメラの気持ちなどつゆ知らず、プリムはいつもディラックとのいちゃいちゃぶりを嬉々として親友に話していた。
募る嫉妬。ざわつく心。しかし奥ゆかしさの裏返しである気弱さで、彼女は親友の自慢話をただただ笑って聞いていた。
自分でも気づかないうちに、シミのように段々と広がっていく黒い感情。

タナトスによりそれらの気持ちが全解放されたパメラは、今ディラックが傍らにいることを大いに誇りプリムを嘲笑する。
それを聞いて激高したプリム、パメラを思いっきりぶん殴り一撃で卒倒させる
アワレプリムはレジスタンスが引き取り病院に運ばれる。

ドロドロの昼メロ的展開というか、大映ドラマ的展開というか、とにかくすさまじい。
リアルタイムでやってた頃はこの辺のイベントはほとんど覚えていないが、おっさんになった今の視点でやると度肝を抜く。
というか少しは手加減しろと。

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思わず親友をビンタしたことに激しく憔悴するプリム。
だが、主人公男子の癖に完全に蚊帳の外のランディは割と構わず先を急ぐ。
コイツが女にもてない理由が分かるような気がする。

その古代神殿奥深くにはディラックが居たが、彼も彼でおかしい。
明らかに操られているのだが、操られているとはいえ思い人のプリムの魂を呵々と笑いながら抜きさってしまう。
これにはさすがの万年パシリ引っ込み思案蚊帳の外主人公のランディも怒る。
許せねえええと陰キャ主人公にあるまじき気合でディラックに切りかかる。
その瞬間…!

聖剣伝説2 8日目 「火の国と氷の国」

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火の種探しにカラッカ王国に向かうランディ達。
が、大砲屋が困ったことに彼らを砂漠のど真ん中に打ち込んでしまった。
途方に暮れている所を、タスマニカ共和国のサンドシップに拾われる。
なんでも彼らは帝国の手から種子を守るためにこの辺を警戒していたらしい。
なかなかの正義の味方その心意気やよしと思ったが、拾われたランディ達は賓客としてもてなされるわけでなく雑用係となる。
意外とシビアな国であった。

ランディはともかくプリムとポポイという暴れん坊を抱えたこのパーティでは当然トラブルとなるが、運が良いのか悪いのか。
帝国四天王の一人、ゲシュタールが部隊を率いて襲い掛かってくる。
そして私自らが出ると彼はマシンライダーとなって戦いとなるが、こちらとY軸を合わせてひたすら突進メインなので与しやすい。
適当にポポイの魔法をガシガシぶつけてクリア。
ただどうやら彼らはまだ火の神殿の種子には手を付けていないようであった。
やられ損である。

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サンドシップは破壊されたものの、ちょうどカラッカ王国の近くであったので入国する。
王国といってもランディの故郷ポトス村より狭く、国王は野ざらしだ。
いくらなんでも貧乏過ぎる。

このあたりはどうもマナのバランスがおかしいようで、オアシスが枯れて国民はみな息も絶え絶えだ。
マナの種子を祀る火の神殿に何かあったのではと捜索してみるが、暑くてとても先に進めない。
とにかくここは熱くてやってられないので、水を欲しがっている少年がかわいそうではあるが先に氷の国に行ってみる。

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ここの氷の国は文字通り万年雪に閉ざされた極寒の地だが、一つだけ南国のような村がある。
そこは以前種を盗んだスコーピオン団というトリオが金儲けのために開いたリゾート地。
南国の理由はサラマンダーという火の精霊を捕まえて暖かくしていたようなので、まず彼を救い出す。
しかし火の種を盗み出したのは彼らではないようだ。

次にこの辺に住むサンタクロースの頭がおかしくなりフロストギガースという怪物になったそうなので、どついて元に戻す。
彼曰くマナの不足のせいで子供たちが夢を見なくなってしまった。
そこでマナの種子の力でクリスマスツリーを作ろうと火の種を奪ったものの、その強大な力が自身を変えてしまったらしい。
マナとは清濁併せ持つ表裏一体のエネルギー…ということを良くあらわしたエピソードと言える。

しかし子供たちのためとはいえサンタクロースがぬすっとをするのはいかんだろうと思うのだが…
まぁこれもマナの不足のせいということにしておこう。
ともかく火の種を取り戻し、火の精霊の助力も得た。
これでカラッカ王国のオアシスが蘇ればいいのだが…

聖剣伝説2 7日目 「フラミー」

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四季の森を抜け妖精の村に辿り着くと…そこは既に崩壊していた。
この近くにある風の神殿に祀られている風の種子、その封印を解くために行きがけの駄賃という奴だ。
何てふらちなやろうどもだ。

おそらくこうして各地で戦禍をばら撒いているのだろうが、問題はこれだけではない。
世界は8つの種子によってマナの力が満ち、それが故にマナと共にある妖精もこの世界に存在できるのだ。
マナの要塞の復活の為に世界中のマナの力が奪われることは、この世界から妖精が消えることを意味する。
つまりポポイが消えてしまう。

ポポイは元々はぐれ妖精だったので、故郷に送り届けるまで共に旅をするというのが約束だった。
だがこうなってはポポイもランディと共に世界を、いや妖精を救う旅に出るしかなくなったのだ。
気弱で流されるままだったランディは世界中で燃え盛る戦禍の炎を見て、少しずつ自立心が芽生えていくのであった。
…かどうかはわからないが、今後ポポイの魔法が無ければ話にならないのでほっと胸をなでおろしているのは確かであろう。

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この世界の危機を救うには伝説の白竜の力を借りねば、と神殿の主に言われたランディ達。
それが住むといわれるマタンゴ王国の奥地にまで進むが、そこに巨大なヘビが立ちはだかる。
こいつは体当たりされると大ダメージを受ける上、ちびっこという妙な状態異常をかけられ魔法やアイテムが使えなくなる。
ここまで来るとディテクトという風魔法をプリムが使えるので、これで敵の弱点を調査できる。
どうやら雷に弱いようなので、ポポイはひたすらサンダーボルトの魔法を使って倒していこう。
ここからはディテクト→弱点調査→ひたすら弱点属性の魔法という手順となる。
なので魔力を回復できる魔法のくるみが必須となる。少々値が張るが必ず満タンまで買っておこう。

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ヘビを倒し洞窟の先を進むと、そこに伝説の白竜は…おらず、子供の竜が居た。
どうやら親であろう白竜は瀕死だったのか、あるいは子供をかばったのか、先の大蛇に殺されてしまったらしい。
親を失った子竜をここに置いていても餓死するだけなので、マタンゴ王国の王様に頼んで世話をしてもらう。
名前はフラミーと名付けられた。
マタンゴ王国の住人はきのこ人間のくせになかなかなセンスである。

フラミーはインプリンティングという奴か、あまり人見知りしないようだ。
成長が楽しみであるが世界を救う旅を続けるため、ランディ達は先を急ぐ。
ここから最も近い神殿はカラッカ王国にある火の神殿。
帝国の魔の手が伸びていなければよいのだが…

聖剣伝説2 6日目 「妖精の村」

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水の神殿に祀られているマナの種子が盗まれた…ということで色々捜索してみると、どうやらガイアのへその奥にある模様。
すわ種子を盗んだのは帝国か超常現象か…と思いきや、そこにあったのは巨大な移動戦艦。

この戦艦の主であるスコーピオン団という、いかにもタツノコ三馬鹿然した連中がぬすっとの正体らしい。
何でもマナの種子のエネルギーを動力源としたロボットで世界を支配しようとしているようだ。

果たしてそのロボットは襲い掛かってくるが、タツノコアニメの定石通り戦っているうちに暴走し爆発。
相手は捨て台詞を遺して逃げていくが、この手の敵は案外最後までしつこく付きまとって来る。
困ったものであると嘆息しつつ、種を取り戻し水の神殿に戻ると…

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帝国四天王が1人、ゲシュタールというキザっぽい奴が神殿を占拠していた。
ルカ様の命と引き換えに種をよこせということだ。
人の命には代えられぬ…というか嫌だというとここから一向に進めなくなるので仕方なく言う事を聞く。

しかし帝国はその種を持ち出すのではなく、神殿にそのまま納めてしまった。
ただし封印を解いた状態で。

どうやら帝国は全世界にある8つの神殿にある種の封印を全て解くことで、古代兵器マナの要塞を復活させようとしているようだ。
それを食い止めるには世界中の神殿を巡りマナの種子から聖剣の力を解放するしかない…!
と、いつの間にかそこらへんに居たジェマに頭ごなしに言われてしまう。神殿も守れなかったくせに随分偉そうだ。
イヤだと言っても駄々をこねると先に進めないので承諾するしかない。
当時は矢継ぎ早に起るイベントをひたすら楽しんでいたが、今改めてこのゲームをやると強引な連中ばかりでどうしようもない。

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仕方ないので言われるがまま種の捜索を進める。
上の大地という、北の方角の地にある風の神殿に祀られている種子が危なそうということで、大砲でそこに打ち込まれる。
この辺はポポイの故郷である妖精の村があるところだが、あたりは一面の大森林。
これらの森林は四季をモチーフにしているとのことで、四季の順に巡れば妖精の村への入り口が現れるらしい。

四季の森を巡っていると、時折竜みたいなものが画面を横切ってい行く。
何やら謎めいているが、現時点ではこの竜の正体はまだわからない。

聖剣伝説2 5日目 「タナトス」

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悪の帝国の四天王が1人、タナトスを追って古代遺跡に入るランディ達。
この古代遺跡の敵は回避が異常に高い敵が多く、ついつい魔法に頼りたいところだ。
魔法をガシガシ使って快進撃すると、奥に祭壇のようなところがあり、そのてっぺんでタナトスが待ち受けていた。

彼ら帝国の目的はかつて世界を滅ぼしたと言われるマナの要塞の復活。
マナという森羅万象の力を悪用した神々はマナの要塞を作り互いに覇権争いをした挙句滅びた。
再びその神の兵器を復活させ世界を支配しようというのだ。
その足掛かりとして魔女をそそのかしパンドーラ王国の人々を腑抜けにし制圧しようとした。

そこまではわかるのだが、彼はやたらディラックに拘っている。
魔女の魔法も効かないディラックを、タナトス自らの魔力で縛って稚児のように隣に立たせている。
マナの要塞の復活にディラックは関係ないような気がするのだが…と訝しんでいると、ランディ達は穴に落とされてしまった。
そこに居たのは…

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ルームガーダー。
聖剣伝説2名物、ルームガーダーとの戦いになる。
こいつは上から徐々に下りてきて、しまいには上の写真のように押しつぶしてしまう。
こうなる前にひたすら攻撃しないといけないのだが、何しろ物理防御が高い、というかこちらの物理攻撃力が低い。

頼みはポポイの魔法攻撃なのだが、タナトスの元に来るまで魔法を使い過ぎ魔力がすっからかんになっていた。
かといって魔法を使わずここまで来ると、魔法を使えば使うほどレベルが上がるこのゲームの場合、決定力不足に悩む。
結局魔法を使いまくりある程度レベル上げしたうえで一旦休息し決戦に臨む…といったルーティンが大正義となる。

この時代のRPGは全時代のPCゲーのような露骨な経験値上げは無い。
が、後年のRPGのようにシナリオを進めていたら適正にレベルが上がっていたというほどフレンドリーでもない。
この微妙なバランスは当時の空気をリアルタイムで吸っていたおっさんだけが楽しめる特権と言えよう。特権…なのか?

何回かロードし修行し直し何とかルームガーダーを倒したランディ達。
タナトスたちは律儀にも待っていたが、ディラックは貰っていくと捨て台詞を吐いて消えてしまった。
どうも挙動不審にすぎる変な奴だが、とりあえずパンドーラ王国最大の危機は去った。

祭壇を破壊したことで魂が解放され、パンドーラ王国の人々は次々と勝機を取り戻していく。
なんと王国の誇る騎士ジェマまで魂を抜かれていた。オビワンケノービみたいに何となく偉そうだったのに情けない。

ともかくディラックに利用価値があるということは殺しはしないだろう。
どうやってディラックを奪還するか…彼はプリムの思い人ではあるが、ランディとしては正直他人である。
そのプリムの恋の追走劇に巻き込まれるとは、相変わらずのランディであった。

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更に水の神殿に寄ったところ、マナの種子が盗まれたので探してくれとまで頼まれる。
どうもランディは雑用を押し付けられすぎだ。
まぁ学校や会社とかでもそういう人はいる。平時では絶対に出世できないタイプであろう。