デビルマン 1日目 「サバト」

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デビルマンを始めます。

氷に閉ざされた地に封印された悪魔王ゼノンと無数の悪魔たち。
だが数万年の時を経て、彼らは現代によみがえった。
牧村家に居候する少年不動明は、この日を境にその人生を大きく変えることとなる…

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というわけでプレイヤーは明となり、唐突に町の中に放り込まれる。
ここでは顔色の悪い人間たちが闊歩しており、殴っても怒られることは無いがどんなに殴ってもくたばらない。
どうにもらちが明かないのでそこらへんの家に入ることとする。

家の中は殆どが無人なのだが、とにかく家々に入りまくって近所の人々と世間話するとフラグが立ち、色々な人が出てくる。
そうして居候になっている牧村家のパパママと話すと、どうも突然悪魔が現れたことで皆パニックになっているようだ。

家の奥にはファミコンのドット絵にあるまじきグラマラスさで、ヒロイン牧村美樹が居る。
彼女曰く明の友人飛鳥了が呼んでいたというので彼の家に行ってみる。

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どうももみあげの形が気になる飛鳥だが、こう見えて彼は必死だ。
考古学者である彼の父親が研究していたという悪魔。
それは伝承の物でなく、なんと実在していた。
それを知った時、彼の父親は悪魔に殺された。
そしてヒマラヤの山中で行方不明になった明の両親も、悪魔…デーモンに殺された可能性が高いと。
このままでは地上は復活した悪魔によって人々が殺され、地獄のような世界が訪れるだろう。
対抗できる手段は一つしかない。

それは…人間が悪魔の力を手に入れ、その力で悪魔たちに対抗することだ。
通常の人間がそんなことをしたら悪魔に乗っ取られるが、精神の強いものなら人格はそのままに悪魔の力を手にした超人…
デビルマン」になれると。
そして不動明こそが、まさにそれほどの精神を持っているという。

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というわけで飛鳥の召喚の儀式によって、有無を言わさず悪魔たちがたむろする世界、サバトに引きずり込まれる明。
明はここで悪魔たちを倒し怒りを貯め、その怒りを持って悪魔を従えその力を手に入れなければならない。
さもなければ世界は終わる!ということなので仕方なくそこらへんの悪魔を殴る明だが、随分強引な親友ではある。

千年戦争アイギス 現在の編成8

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前回の編成から約10か月後。

ストーリーは相変わらず神々との戦いだが、途中で季節限定イベントを挟みつつ実質ストーリーが進むのは年に1~2回。
相手の本拠に攻め込むか→入れない、一旦戻ろう→海だ山だ温泉だ(季節イベント)の繰り返し。
ソシャゲである以上稼ぎ時は外せないし、このまま話を進めても宇宙や異次元や並行世界の話になるので仕方ない。
仕方ないで片付けてはいつかゴリゴリの世界観やキャラで固めたソシャゲに駆逐されそう。
だがそういうソシャゲほど開始3か月でポシャったりするので仕方ない。
ソシャゲ市場はそういうもんは求めてないという事であろう。
いずれにせよタダで遊ばせてもらっているのであまり偉そうなことは言えないのであった。

というわけで前回の編成からの更新内容。

・エマ→清源妙道真君
エマサンも強いと言えば強いが他に強い近接がポロポロ出たため中々出撃機会が無い。
そうなると出撃制限数に含まれない清源妙道真君にでもしとくかになる。
そこそこ火力がある上にブロックゼロで鈍足攻撃を複数ばら撒く。
また常にHPが減るラーワルと組むことで微妙に味方全体を回復できる。これはどうでもいいか…
ただ二覚は犬面(霊獣仙帝)じゃない方のほうがよかったかもしれない。
犬面はトークンと相性がいいのだが、肝心なトークンはそこまで強くない上に出撃枠に含まれてしまうからだ。

・シャール→アルヴァ
ぶっ壊れとか言ってきたシャールちゃんもすっかり火力が心許なくなってきたので、代わりにアルヴァを入れる。
とにかく差し込みとしては非常に使い勝手がいい。
ヤバそうなボスや本拠に敵が大挙して突入しそうな時等、困った時に配置すれば数秒時間を止めた挙句強烈な攻撃を見舞う。
見舞った後自動的に撤退し、しばらくすると再び使えるようになる。
特に初回はコスト4、レオラを出していればコスト1なので、初手をミスった時のリカバリも容易。
惜しむらくはもう少し耐久が欲しかったがそれは贅沢というものか。
居れば確実に便利なのだがゲームチェンジャーというほどでもない絶妙なバランスが良い。

・ディーナ→アラン
遂に我らのディーナちゃんがリストラ。
今の編成は完全に魔法偏重な為、物理で殴るディーナちゃんは強い弱い以前に出番が乏しかったためだ。
魔神等ユニットに吟味が必要な所ではまだ出番があるかもだが、汎用編成では高コストがネックとなってしまった。
アランはすごいイングリッドという感じであり、待機中に攻撃力を貯め、と同時に味方に防御バフを与える。
華奢に見えるのに防御も異常に高くなり、壁としてもそれなりに機能する上に本人はHPゼロになっても撤退しない。
更にスキル中は範囲内の敵魔法防御-50%であり、しかもこんなに物凄いのにコスト低めと頭のおかしい性能をしている。
二覚は壁役のディーナちゃんがいなくなったこともあり、新たな壁役として導きの軍神とした。

英傑はねんがんのアージェを手に入れたがアランの方が使い勝手良さそうなのでそのまま倉庫へ。
恐ろしい時代になったものである。
エフトラも強いのだろうけど汎用編成では使わなそうだし、すっかり賢者モードになってしまい結晶もたまる一方だ。
今欲しいのはむしろアイシャだ。
編成バフであるHPアップが今更ながら強い気がしてきたからだ。

バフ要員として学園トワを入れているが、編成バフのスキル時間若干延長はよく考えるとディエーラくらいしか恩恵が無い。
でも他に良い編成バフ要員が居ないのでリストラの波に飲まれずここまでのほほんと生き延びてきたのだ。
会社員がリストラされないようにするための秘訣を彼女から学べそうな気がする。

ランス02 反逆の少女たち(アリスソフト)

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■紹介
1990年、PC用にアリスソフトより発売されたアドベンチャーロールプレイングゲームのランス2
このゲームは2009年にアリスソフトより発売されたアリス2010に収録されている、ランス2のリニューアル作品だ。

本体の他二つのパッチがあってややこしいので、導入方法はこちらを参照。

グラフィック・音楽を今風にアレンジし、更にパッチによってテキストやゲームバランスも修正されている。
が、システム自体は1990年に発売されたランス2を踏襲しているのでこの辺は時代相応。
古式ゆかしきAVGシステムに申し訳程度のRPG要素を付けただけ。

こう書くと大したこと無さそうだが、1990年にそうしたゲーム性のゲームを出したという所に意義がある。
当時の成人向けゲームはコマンド総当たりAVGにエロい絵が付いてりゃいいやろ的なものが大半。
悪く言えばユーザーを舐めていたものばかリだったからだ。
当時のアリスソフトはまだまだ駆け出しで、雑誌の特集では半ページくらいしか与えられていなかった。
技術力もまだまだ拙かったようなのだが、それでも意欲的なゲーム制作にチャレンジしリリースしたところに凄味がある。

またシステムだけでなく、ランスとバードの対比やらキャラ付けが丁寧になされているのも見どころだ。
女キャラだけでなく、ここまで男キャラをしっかり書けていたのも当時としては規格外だった。
最後のラギシスに対するランスの描写は個人的にかなり良く、流石リアルで30年戦い抜いた男だけはあると唸ったものだ。

ランスファンや当時の機微を楽しめる人ならば、かなり楽しめるゲームであろう。

■評価
B

プレイ日記はこちら
簡易攻略はこちら
Amazon→ALICESOFT Creator Works Vol.2 織音(オリオン)画集 -織音計画(オリオンプロジェクト)-【通常版】

ランス02 反逆の少女たち 簡易攻略

■何を導入すべき?
(本体)グラフィックや音楽のみリニューアル。アリス2010を購入、もしくは製作者のTADA氏のサイトから手に入れる
(改)テキストとバランスをリニューアル。アリスソフトのサイト>サポート>ゲーム別サポート>アリス2010
(改改)テキストとバランスを更にリニューアル。ttp://download.*licesoft.com/alice2010/rance02kai.zip (*をaに変換)
・本体→改→改改の順でパッチを適用

■基本
・基本的にコマンド総当たりでOK
・敵が手強く感じたらレベルアップ。迷宮で5キーを押し敵を見つけ延々と倒す。CTRLを押しながらで高速戦闘

■詰まりそうなところ
・写真家のペペに石板を渡してマリアの写真と交換した時、一旦迷宮に入り再び町に戻るとペペに会うので取り戻せる
・幼体迷宮のワープゾーンでは、ワープ先が一方だけでなく左右に動ける箇所が複数あるのでそれらもきちんと回る
・水の迷宮の杭は全部で3つ必要。三つめは魔炎を倒した後、志津香の部屋に再び訪れることで手に入れられる
・ラストのストーンガーディアン地帯は非常に強い。手前の迷宮でレベル40まで上げればかなり楽
・志津香と戦う時、攻撃する前に悪口コマンドを使うこと

■イベントCG回収
・ほとんどは道なりで回収できるが、下記のCG回収は意図的に行う必要がある
(ネイ)STAGE1でマリアに出会ってから迷宮を出るときに入り口付近で怪我をしているので襲う。立ち絵と排他
(エレナ)STAGE2で酒場の女の子(エレナ)に500G払う
(トマト)STAGE4でアイテム屋に行きペットを見て、ミミックの母親を探すイベントをこなす
(ロゼ)STAGE4でチサを保護したあと教会に行く
(リア)STAGE6でエレナと話した後酒場の2階に行く。リーザス聖剣・聖鎧も貰える
(真知子)STAGE6で志津香の屋敷に入った後(パッチ適用後)、情報屋に行きPC修理
(シィル)志津香の館のアイテムショップでロープ・ムチを買いアイテムコマンドで使用するとそれぞれ追加CG
(ウィリス)ランスのレベルを40以上にし、ウィリスを呼び出し襲う。ただし以降レベルアップできなくなる

■立ち絵CG回収
(ネイ)STAGE1で怪我をしているネイを介抱し、酒場に行く。イベントCGと排他
(たこやき)STAGE1で蒸発の実イベント中に酒場のバーテンと話す
(役場の少女)STAGE6で役場に行く

ランス02 12日目(最終回) 「鬼畜戦士」

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カスタムの町への贖罪と騙されてきた自分たちの怒りとけじめとして、4人の少女たちは勝ち目のない戦いに挑んだ。
そこまで付き合う気はないとランスは町を後にしたが…

あの4人のいい女に恩を売っておけばそのうち良いこともあるだろう。
というかそもそも世界中の全てのいい女はランスの所有物。
俺様の許可なく勝手に死ぬのは所有者である俺様が許さん。

ランスは卑劣ではない。バードではないのだ。
じゃぁなんなのかというと、鬼畜だ。

踵を返しランス達は4人の少女を後を追う。
その彼女たちは…ボロボロだった。
ラギシスには全く歯が立たず、死を与える価値すらないとそのまま捨て置かれたのだ。
とはいえボロボロなのは許せん。俺様の所有物なのに。

怒り心頭のランスは唯一動ける志津香を伴いラギシスに戦いを挑む。
志津香はフィールの指輪に吸い取られてもなお残っている魔力をすべて使い、ラギシスの魔法攻撃を封じていく。
お陰でランスはラギシスをボコボコに出来る。
これは楽だ…しかしラギシスは平然と笑っている。

その内ラギシスの体からは触手が伸びて攻撃してくる。
マリアの作った大砲による支援攻撃も全く効かず、どころかその体はさらに鋼鉄のように変貌した。

志津香はすっかり青ざめており、もう限界であった。
なのにラギシスはさらにさらに変身を繰り返す。

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フィールの指輪の持つエネルギーは甚大なものであり、遂には蛇のようなよくわからない造型の化け物になってしまった。
ここにきて遂に志津香の魔法封じが途絶える。
そうしてラギシスは放った。最強の魔法、黒色破壊光線を。

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志津香の防御魔法でかろうじて致命傷は免れたが、志津香もシィルももう動けなかった。
ランスの剣も折れ、剣を一振りする力も残っていなかった。

ラギシスはランスを嘲笑し、そして提案する。
もしも地べたをはいつくばって許しを乞うたら命だけは助けてやると。

ランスは…
当然その提案に乗るわけがない。
ランスは卑劣ではなく、鬼畜。
鬼畜とは、自分の信念を決して曲げない強靭な生き方そのものだからだ。

謝るどころか、散々悪態の限りを尽くすランス。
大いに怒ったラギシスはトドメの黒色破壊光線をぶっ放すが…

その強大な魔力に、未だフィールの指輪を完全使いこなせず、不完全であったラギシスの体自体が持たなかった。
目を開けると、そこに40人の少女たちがいた。
が、彼女たちは少女にあらず。
フィールの指輪に吸い取られた魔力が、その持ち主である少女たちの体を形作っていたのだ。
美しくも可愛らしい少女たちの姿を。
魔力そのものである彼女たちはやがて消え去るが、消え去る前にその魔力を全て使いランスのどんな願いも叶えるという。

世界最強になる、世界最高の富を得る、世界最大の権力を持つ、何でもできる。
ランスの願い、それは…

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41P
大乱交である。
流石のランスも文字通り精魂尽き果て疲れ果て、シィルに引っ張られ帰路につく。
二人の住む町アイスへ。

この実に情けない退場の仕方をしたこの男からは想像もできないであろう。
彼がこれより数か月後に起る大戦争の最重要人物になろうとは…

ランス02 今度こそ本当に、-完-




■感想

ミニゲーム集であるアリス2010の中のいちコンテンツであるこのゲームは、良くも悪くもそれ以上でもそれ以下でもない。
今の視点でこのゲームのゲーム性云々を問うのはナンセンスである。

このゲームの元であるランス2が発売されたのは1990年。
アドベンチャーゲーム(AVG)ブームが終わり、時代はRPG全盛だった。

が、当時の成人向けゲームはその殆どが相変わらず旧態依然としたコマンド総当たりAVGだった。
システムにそんなに力を入れなくてもそれなりに売れていた。
だから大抵のメーカーは成人向けゲームなんてこの程度でいいやと考えていた。
ユーザーを舐めていた。

しかしこのままじゃいけない、と考えたメーカーやゲームがあった。
それがエルフのドラゴンナイトであり、アスキーのカオスエンジェルズだ。
ランスシリーズもそうした、マンネリからの脱却を何とか試みようと足掻いた末に生まれたゲームの一つであろう。

技術的にまだつたなかったのか、先に上げたゲームと比べ申し訳程度のRPG要素しかなかったこのゲーム。
でも旧態依然のままで良いやという、ユーザーを舐めることはしなかった。
それがアリスソフトを今の時代まで生き残らせた要因の一つと言えるであろう。

そんな時代の息吹を思い出させてくれた本ゲームは、良いゲームであった。
リニューアルされたゲームバランス・テキスト・グラフィックだけでなく、ノスタルジックな意味も含めて。

ランス02 11日目 「ゲームクリア」

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ランスが祝勝会からいい気分で宿に戻ると、町長の娘チサが花束を抱えて待っていた。
娘を報酬とは町長もなかなか粋な事をする、と強要しまくっていた事をケロリと忘れているランスだが、チサも満更ではなさそう。

平和裏にくんずほぐれつした後、彼女はフィールの指輪を見せてと言い出す。
彼女は宝石にあこがれる無邪気な少女のように4つの指輪を嵌める。
この指輪は魔法使いの女性には危険だが、彼女は魔法が使えない一般市民だ。問題なかろうと思っていると…

そこにラギシスが現れた。
40人の魔法使いの少女たちに指輪を嵌め全ての魔力を吸い取り己のものとしようとしたラギシス。
その野望が成就される前に彼は志津香たち四人の魔法使いの少女によって倒された。
その後幽霊となった後、いつの間にか失踪していた。
しかし実際は失踪ではなく、チサの体の中に潜んでいたのだ。

幽霊というのも眉唾で、倒された振りして肉体はどこかに残していたのかもしれない。
かくしてチサの体を通しまんまと全ての指輪を手に入れたラギシス。
彼はそれを持って姿を消す。
フィールの指輪を使いこなし、世界最強であり完璧な存在となるために。

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大失態を犯したランスは当然志津香たち4人の少女に怒られる。
怒られるだけでなく、彼女たちは命をかけラギシスからそれを取り戻すという。

ラギシスの野望を知り彼を倒したとはいえ、彼女たちにはめられたフィールの指輪は外れずそのまま悪の心に染まった。
迷宮を作り町の人々をさらっては拷問を繰り返す等酷いことをしていた。
それもすべてラギシスが悪いのであり、町長かあるいは情報屋の尽力か、町の人々はある程度彼女たちの境遇を知りはした。
が、当然一枚岩でなく、割り切れない思いを抱く町人も居るだろう。
それはこの4人の少女も同様であり、あれだけ町に迷惑をかけて今更被害者面は出来ない。

少女たちは最後の戦いに赴く。
それが町への贖罪だった。
けじめはつけないといけない。全員死ぬだろうけれど。

そんな悲壮感溢れる少女たちに対し、ランスは…

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関係ないねと、とっとと次の冒険へと移る。
町を救うのが依頼であり、それは果たした。
金も女も頂いたし、イベントクリアだ。
後はどうなろうが知らん。

スタッフロールが流れ、今回の冒険はここで終わる。


ランス02 -完-

ランス02 10日目 「過去へ」

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志津香を追うランス達。
途中水の洞窟というところにあり杭が三つ必要になるが、現場には二つしかない。
三つ目は志津香の部屋(時空転位魔法の書かれた本のあった場所)にあるので一旦戻ろう。

水の洞窟をくぐりぬけると、異次元のようなところに浮かんでいる近未来的な研究室に出る。
ここでは高確率でストーンガーディアンという、この世界でも屈指の強敵がうじゃうじゃが出てくる。
彼らを楽に倒せるレベルじゃないと志津香と戦う以前にロクに進めないので、志津香の館で素直にレベル上げしよう。
CTRLキーでメッセージスキップしながらならレベル上げもさして苦ではなかろう。
40くらいも上げれば万全だ。

そしてスイスイ先に進むと、女の子が閉じ込められたカプセルを見つける。
志津香が過去に戻る魔法力を得るためのところだ。
それをぶち壊し、更に先に進むとストーンサークルがあった。

志津香は既にこれを使って過去に行ったようだ。
ランスも追いかける。股間、じゃない、世界の未来の為に。

辿り着いた先は薄暗い荒地のようで、一人の少女が歩いていた。
この子が志津香だなとランスが話しかけると…

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突然襲い掛かってきた。
志津香は非常に強く、絶対防壁の魔法でこちらの攻撃をカットしつつ白色破壊光線というとんでもない魔法をぶっ放してくる。
しかしシィルもレベル40くらいになっていれば彼女も魔法障壁や全回復の魔法も使えるので五分五分だ。
奴隷の癖になかなかやるではないか。

とはいえ志津香の防壁は流石にきつい。これを破る方法は、悪口だ。
戦闘時、悪口という謎コマンドがあるのだが、大抵の敵には利かない。
しかし短気すぎる志津香にだけは効くのだ。
悪口をすると1~2ターン程防壁が崩れるので、そこにランスアタックを叩き込もう。

倒れ伏した志津香に早速こましに…いや、フィールの指輪を外しにかかるランス。
その時志津香は、子供のように泣きじゃくっていた。
あと一歩で父の仇を倒せたのにと。

かつて志津香の父は仇にだまし討ちにされ殺され、母は連れ去られた。
そして彼女は今に続く長く暗い復讐の道を歩むこととなった。
この過去の世界では、志津香の父を今まさにその仇がだまし討ちをしようとしていた。
膨大な魔力を手にした今なら仇を倒せた。父を助けられた。

口ぶりからするとどうやら彼女はフィールの指輪をも半ば制御していたようで、その力を逆に利用していた。
その力を持って過去に飛び、仇を倒し過去を改変し、志津香と共に父と母が共に生きる幸せな未来を作り出す為に。
あと一息、あと一息で思いが成就できる。父と母を守れる。幸せな未来をつかみ取れる。
それさえできればどんな言う事でも聞くから、奴隷にでもなんでもなるからと涙ながらに懇願する彼女に対し、ランスは…

がはははははははははははははははは!

こましてしまった。さすが、さすが鬼畜戦士。1ミリもブレない。
かくしてフィールの指輪が外され膨大な魔力を失った彼女は、過去を変える機会を永遠に失った。
志津香の魔力増幅装置を壊したことで空間が閉じるまであと10分ということもあったが、単にこましたかっただけであろう。
過去は変えられないのだ。変えてはいけないのだと諭すランス(スッキリしながら)。

世界を敵に回してでも成就しようとした誓いを粉々にされた志津香。
全てを、失ってしまった。
失意に打ちひしがれた彼女がその後どうなってしまったかというと…

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祝勝会で馬鹿笑いしていた(左下)。
彼女は極度の笑い上戸だったのだ。
笑いながらいつか殺すとランスに息巻く志津香。
しかし見方を変えれば、ランスによって彼女は暗い復讐だけではない、新しい生きる目的を得たことになる。
これもランスなりの優しさであろう。そんなわけあるか。

ランス02 9日目 「灼熱の洞窟」

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リア王女…戴冠したらしいので、今は女王か。
その彼女からリーザス武具を頂戴したランスは最後の迷宮に挑む。

…前に、一通り町を回っていくこととする。
情報屋に行ってみると、そこには今日子の姉真知子だけ居て、今日子さんは傷心の旅に出ていた。
彼女が惚れた男バードはシィルにぞっこんということを身をもって知ったためだ。
しかしそのバードなのだが、実力でも格でもランスに敵わないと悟り、それならシィルより今日子でいいやと彼女を追いかける。
バードは英雄症候群。英雄になりたいと思いつつ永遠に敵わないどうしようもない男と、今日子のお姉さんは嘆息する。

バードは何から何までランスと正反対なのだ。
これがランスなら一旦欲しいと思った女なら相手の男を鬼畜な手を厭わずボコボコあるいはヘイトを高めて強奪したであろう。
つまりどっちも悪辣なのだが、バ―ドは好かれないタイプの悪辣さということだ。このキャラの描き分けは本当にうまいと思う。
取り敢えずバードのことなどもうどうでもいいので先に進む。

最後の迷宮は灼熱の溶岩地帯であり、人っ子一人いない…と思ったら居た。
何やら体中の精気という精気を抜かれた男が。
彼は風の戦士という、最後の魔女・魔想志津香を護衛する戦士の一人らしい。
ところが志津香の気まぐれか、あるいは同じく彼女の部下であるサッキュバス(夢魔)の気まぐれか。
ラルガというサッキュバスは志津香が屋敷を留守がちなのをいいことに反旗を翻し、護衛兵である彼に手をかけた。
その辺の経緯はよくわからないしランスとしても興味はない。

ただそのラルガというのが色っぽい女と聞けば種族など関係ない。
こますだけである。
このひからびた男からヒントを聞き、無事ランスはラルガを倒す(こます)。

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ラルガから志津香の屋敷の鍵を貰ったランスは屋敷に突入。
ここの敵は外側の敵に比べ弱めであり、特に夜逃げちゃんというメタルスライムポジの敵は経験値が破格。
10~20分も籠っていればレベル40くらいに上げられるであろう。

しばらく屋敷を探索し、志津香の部屋と思われるところに入ると魔炎という女の子モンスターが襲い掛かってくる。
彼女は強力な魔法を使って来るので、それが来ないようお祈りするか素直にレベル上げしよう。

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倒したあと部屋を捜索すると、時空転位魔法についての魔導書を見つける。
時空転位魔法を発動させるには膨大な魔力、もしくは女性の膨大なエクスタシーパワーが必要らしい。
志津香は町を閉鎖し、女の子が逃げられないようにして拉致し、手籠めにし、そのエクスタシーパワーを集めていた。

彼女の目的が何なのかわからないが、どうせそれもまたフィールの指輪に操られているせいだろう。
このままでは今まで以上の災禍がこの町、いや全世界に降りかかるかもしれない。
これはもう何としても志津香を止めねばと、ランスは決意を新たにし立ち上がるのであった(股間が)。

ランス02 8日目 「ランスとバード」

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バードがシィルを横恋慕している最中に乱入してきたのは、ランス…でなく芳川今日子という占い師。

町で情報屋をしている姉妹のうちの一人で、バードに恋しているらしい。
が、バードは今はシィルにぞっこんなので実にケンもホロロだ。

今日子さんもそんなバードに幻滅しとっとと先に行く。
こんな危険な所で一人行動する彼女は、当然の如くエレノア・ランの幻術にかかって悲惨な目に遭っていた。
それを目にしたバード、彼女はもう手遅れだと助けず捨て置き先に進む。
今日子さんが来なければバードは永遠に牢獄に居たのかもしれないのにだ。
うーむ。

その天罰かどうかあれなのだが、この迷宮の終着点でエレノア・ランに対峙した時、彼は無惨にも腕を切り落とされる。
そしてシィルもその魔の手にかかりそうになるが、その時今度こそランスが助けに来てくれる。
真打ち登場。
シィルは傷付いたバードよりも思わずランスの方へ駆け寄る。

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バードはランスに対し、シィルを奴隷扱いする悪い奴めと問い詰めるが、シィルがバードでなくランスに駆け寄ったことが全てだ。
捨て台詞を言いバードは去っていく。

バードは傍から見れば良い男なのだが、冒頭に出てきたネイ・ウーロンとも適当に付き合ってきたようで、結構どうしようもない。
ちゃんとバードsage要素入れて相対的にランスageしてるところが、キャラゲーとして実にしっかりしている。

鬼畜なのは圧倒的にランスなんだが、善人が1度だけ悪いことするより悪人が1度だけ善いことする方が高評価という奴だ。
その善人ポジのバードが良い女を二人も捨て置いていてはその評価も地に堕ちるというものだ。
会うたびにランスにこまされてるシトモネとかからすれば圧倒的にランスの方が極悪だろうけど。

そんなわけなのでランも無事(こまして)正気に戻り、三つ目の指輪を手に入れる。
残るは最強の魔女・魔想志津香。
迷宮の最深部に居るようだが、その前の腹ごしらえに酒場に行くと…

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リア王女とその一行が泊まっていた。
前回でランスにおしおきされすっかり目覚めた彼女は、その礼としてリーザスに伝わる鎧と聖剣を渡しに来たのだ。
無論結婚への手付金な意味があるだろうが、そんなものランスは気にしない。
貰うものだけもらって最後の魔女へGOだ。

ランスはこんなひどい奴なのになぜバードばかり…
でもランスだったら今日子さんは見捨てないか。

ランス02 7日目 「横恋慕」

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ミルの繰り出す幻獣がどうしても切れないので、何やらヒントは無いかと迷宮をさまよっていると玄室でミイラに出会う。
ここの迷宮はどこかのピラミッドをくっつけて出来たものらしく、このミイラはそのどこかにあった国の王族のようだ。

彼曰く幻獣を切れる剣が近くにあるが、その場所に行く情報を教えて欲しければうはあんという飯をくれ。
そこで酒場に行ってみるとうはあんを作る桃りんごを切らしてて…という、脈絡もないフラグ立てが相変わらず続く。
そうした80年代AVG的展開を満喫しつつ各地を回ってると、ラギシスの家から行方不明になっていた町長の娘チサが出てきた。

あからさまに怪しいがどうせ依頼をクリアしてからでないとこませない(町長がうるさい)。
なのでとりあえず彼女の優先度は下げて今は桃りんごだ。

どうも地上には無いようなので再び迷宮に潜ると、途中で悪魔に会う。
彼女は魂と引き換えに3つの願い事を叶えてくれるというので、最初の願いでこまし、次の願いで桃りんごを出してもらう。
そして最後の願いで魂はやらんという願いを出して事無きを得る。
流石ランス、鬼畜である。鬼畜というかやんちゃというか。
このせいでこの悪魔の運命は大きく変わってしまうのだが…

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これでめでたく幻獣を斬る剣の情報を聞き出し先に進むランス達だが、そのありかの前には門番が居た。
ゴールデンハニーという超巨大ハニーだ。
さぁボス戦だとなるのだが、攻略は特にない。
ゲーム性のアリスソフトと言われて久しいがこの頃の敵思考ルーチンは(おそらく)ランダムであり属性と言ったものもない。
つまりユーザーの裁量で攻略するという要素に乏しいので、きつい攻撃が連続で来ないように祈るだけの戦いとなる。
きちんと装備を更新し戦闘前にちゃんとHPと気力を回復していればそう大きな問題はないであろう。

こうしてランスは幻獣を斬る剣を手に入れ、ミリの幻獣を倒しそのご褒美に彼女をおしおきする。
すると色っぽい大人の女性だったと思いきや彼女は幼女になってしまった。
フィールの指輪の力で彼女は一時的に大人の体になっていたのだ。でも中身は生粋の幼女。
この児ポ法の時代に中々スリリングなことをしてくれる。

これでランス編は一旦おわり、場面はシィル&バード組になる。
彼女たちは今何をしているかというと、エレノア・ランに飛ばされた幼体迷宮の牢屋で…

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バードが横恋慕をしていた。

シィルに助けられて以降すっかり惚れてしまったらしい。
シィルの可愛らしさや根っこの優しさを知れば惚れるのも無理はないが、何しろ彼女はランスの女である。
これでもうこの男の最悪な未来は確定したようなものだ。合掌。

だがまだその時ではない。
バードはランスとか言う男の奴隷になるより僕と恋人になろうよと必死に口説き倒していく。
と、その時突然牢屋を蹴破り、バード至福のナンパタイムを邪魔する者が現れる。それは…