2023/03/31
ランス02 3日目 「シィル失踪」

イベントをひたすらこなす。
酒場の料理の中から蒸発の実を見つけ、それを使って廃坑の水路を渇水させ鍵を見つける。
閉ざされた扉の先には二体の女神像がいたが、それをぶち壊し更に先の部屋に進むと…
依頼の目的である悪の魔法使いマリアが佇んでいた。
ファーストコンタクトでははぐらかされたマリアであったが、ここにきて観念したのか向かって来る。
さぁ対決だ。
彼女は通常はダメージ8程度の弱い魔法しか使ってこないが、たまにオーロラエクスキューションみたいな痛い攻撃をする。
アルゴリズムはどうやらランダムのようで、延々と弱い攻撃で終わる場合もあれば強い攻撃で瞬殺されることもある。
この辺はレベルアップに励むより何度も対決したほうが合理的であろう。
倒すと早速お仕置きタイム。
適度にこまし…じゃない、愛の営みをするため、奴隷シィルは邪魔なので外に放り出す。
一人残されたシィルはそんなランスにやきもちを焼いている。
ランスのおしおきなどこの先何万回もあるわけでシィルもいい加減慣れっこになる。
が、奴隷生活と言う名の同行生活を始めて間もないこの頃のシィルは、大人になりきれていないところがまだあるのだ。
大人と言うか、まだランスという男をよくわかっていないというか。
後作のランスシリーズをやればやるほど、彼女のこの頃のこの心持ちはずいぶん新鮮に映る。
そんな少女漫画的ジェラシーを抱きつつあたりをウロウロしていると…

テレポートウェーブという謎のトラップに捕まってしまい、彼女は何処とも知れない場所に強制移動させられてしまう。
シィルは失踪してしまった。いきなりなんてことだ。
戦国ランスにせよ鬼畜王ランスにせよ、やたら失踪に縁のある子であった。

一方ランスは倒したマリアを仲間にしていた。
彼女のしていたフィールの指輪というのは魔力を増幅させる力があるが、その実装備主の魔力を吸い尽くすものであった。
それはどうやっても外せないものだったが、外す唯一のトリガがこますことらしく、それによって指輪は自動的に離れた。
と同時にマリアは正気に戻り、これまでの経緯を説明する。
このフィールの指輪、実はただの魔力増幅道具ではない。
装備すると悪の心に蝕まれてしまうという厄介な機能が備わっていた。
なぜラギシスはこんな危ないアイテムを4人の少女に渡したのか。
それはフィールの指輪に10人分の魔力を吸わせ、それぞれの指輪を4つ付けると最強の存在になれる。
ラギシスの真の目的はそれであり、だから既に9人分の魔力を吸った4つの指輪の仕上げに4人の少女を引き取った、らしい。
つまりラギシスが一番悪い奴であり、他の少女は指輪によって悪い心を引き出されてるだけだというのだ。
これまでの行いに贖罪の意識を感じたマリアは残りの少女を救うため、危なっかしいがそれなりに頼れそうなランスについていく。
無論それを拒むランスではない。
仲間を思う彼女の優しい心に打たれたから…では当然無い。
いつのまにかどこかに行ってしまった奴隷シィルの当面の後釜にするためだ。
あのもこもこ、今度見つけたらこっぴどくお仕置きせねば。