2023/02/28
レリクス 4日目 「黄金の悪魔」

あらかたヒントとドキュメントを回収し終えたら、遺跡を下ろう。
針によって封鎖されていた場所が、制御室を破壊したことで通れるようになっている。
その先に居るのは…ボス。
この遺跡調査隊マークスの長だ。
「誰だお前は。誰もこの扉を開くことは出来ない」
と言って、この先にある扉を死守している。
このボスは倒しても倒さなくても良いが、倒した方が楽ではある。
ただ倒すとなると中々に強い。
単純にダッシュやジャンプで突っ込むと繰り出す炎によって大ダメージを受けるからだ。
炎の出がかりは遅いので、相手が攻撃モーションに入ったらジャンプでも良いが、これもあまり安定しない。
結構もっさりしたゲームであるうえセーブも出来ないので、ここでやられたらまた最初からであり億劫だ。
と言うわけで個人的にお勧めなのは…

レーザー銃を持ったマークスの兵を倒し乗り移ることだ。
こいつは後ろを向いた時に背後から斬りつければ2撃で死亡し、乗り移ることができる。
弾薬は20発しかないが、ボスを倒すだけならこれで充分である。
さて、ここで問題がある。
この世界で最も重要な要素は正義であるというヒントがあったはずだ。
このゲームでは無益な殺生はいけないのだ。
なのだが、実は2人までは殺しても良い。正義とは実に都合の良いものなのだ。
殺すべきは、1人目が上の銃を持ったマークスで、2人目がボスだ。
これ以上殺してしまうとベストエンドに辿り着けなくなる。
ただこの銃を持ったマークスを殺すと、他のパラメーターが結構シビアになる。
具体的には部屋に入ったり出たりと言った無意味な行動を繰り返す、などだ。
愚者は経験に学ぶ。賢人になりたければ余計なことはしてはいけないのだ。
ではこうしたパラメーターの判定がいつ行われるかだが、それはこのボスを倒した先にある扉をくぐる時に行われる。
ここではキーワードの入力を求められる。
この遺跡には暗闇の部屋があり、倉庫でランプと言うアイテムを持っているとそこを照らすことができる。
そこに書いてある文字「HELL」。これを入力しよう。
ちなみにランプではベストエンドフラグは立たない。必要なアイテムは飽くまで薬である事を忘れないように。
また文字入力も結構シビアで、8bit版はカーソル連打出来ないので文字が打ちやすいが、98版はズレやすい。
ここで入力を間違えてしまうとそれだけでベストエンドフラグが成り立たなくなったりする。
このシビアなゲーム性が実に良い。
ただし青春時代にこのゲームに衝撃を受けたプレイヤーでなければ、中々にゴミ箱へダンクな仕様ではある。

キーワードが通ると「HELLへようこそ」と言われ扉が開く。
道なりに進むと美しいテラスに出て、黄金の戦士が挑んで来る。
「俺は血に飢えた悪魔から生まれた…」と、おっかないことをレリクス語で話しながら。
手持ちの86年ポプコムでは、このキャラの名前はデーモンと記されてる。
こんな健康そうな見た目をして悪魔らしい。
古代レリクス語を話しているという事は彼はHELLの一人なのだろうか。
当時の雑誌ではこの戦士の正体を、闘技場の戦士とかそんなこといちいち気にするなとかいろいろ書かれていた。
リメイク作であるリカーオブオリジンをやっていればこれに該当するキャラが居るのだろうか。
あのゲームは途中でやめてしまったのが今でも悔やまれる。
とりあえず血気盛んな奴だが、殺生するのも気まずいので適当に痛めつけて素通りしよう。
まともに戦った場合パンチがかなり威力があるので、遠距離攻撃のできないボスや銃マークス以外だと厳しい。
また遠距離持ちであっても間合いに入られると高速で腕の長いストレート打ってくる。
悪魔と言う割には随分ストイックな戦いをするやつだ。

黄金の悪魔?をやり過ごし先に進むと、どこからともなく声がしてくる。
「これは現実か?お前の持っている獣の彫像に乗り移ってやろう。力を貸してやる」
という声と共に、額に描かれた幽霊が獣の彫像に乗り移ってくる。
この状態で獣の彫像を使うと、一度だけ力を貸して画面全体を攻撃してくれる。
要所で使うべし。
ちなみにこの辺のセリフは8bit版と98版で微妙に違うので、レリクスマニアはその違いを堪能するように。
幽霊との邂逅のあと、あたりは何事も無かったかのように静まる。
目の前には機械的な扉がそびえたっていた。その向こうにあるのは…