ランス03 14日目 「志津香失踪」

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ホッホ峡殲滅戦のどちらが勝とうと、魔人アイゼルとしてはどうでも良い。
ただ絶望の中で希望を信じ切れる、人の持つ美しき輝きを見ることが出来れば。

どうもキザが過ぎるこの魔人は戦場に降り立ち、一方で残しておいた3人の使徒たちには崖上からの魔法攻撃を行わせる。
黒色破壊光線と呼ばれるそれはマリアの戦車チューリップ3号を追い詰めていく。
この戦車が無ければこの戦いは瓦解する。志津香は魔術師ながら離脱しこの使徒たちを倒しに行くが…

そこに現れたのは魔人アイゼル。
無敵結界は魔法に対しても絶対の防御を誇る。
当然志津香の適う相手ではない。

体中から血を流し、魔力も付きかけ、ズタボロになる志津香。
が、それでも志津香は諦めない。
前作のラスボスである魔術師ラギシス。
自分にも誰にも絶対倒せないと思っていた仇敵を、この戦いを率いている緑色の口の大きいバカが倒した。
そうした出鱈目を見てしまった以上、諦めるという選択肢は志津香には無い。
そううそぶく志津香に対し、アイゼルは…
そして志津香は、失踪した。

志津香と入れ違いになる形で、ランスは使徒3人組に食って掛かる。
本来かなりの強さを誇る彼女らであるが、魔法攻撃を連発してへろへろなので強さとしてはそれほどでもない。
ヒーリングさえしっかりしておけば簡単に倒せるであろう。

かくしてホッホ峡殲滅戦はランス達の勝利に終わる。
敗北を悟ったヘルマン将軍トーマはしんがりを買って出て見事に去って行ったのであった。

トーマの率いる第3軍はヘルマン最強。それの敗走に慌てるのはリーザスでふんぞり返っているパットン。
しかしもふんぞり返っている場合ではない。あまつさえパットンが本国へ行った援軍要請も断られたのだ。
自分の力を父皇に認めてもらうために起こしたこの戦役は、父皇がパットンを切り捨てることで終わりを迎えようとしていた。
更に…

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魔人間で内紛が起こる。
魔人筆頭であるホーネットの部下であるノス・サテラ・アイゼル。
彼らは主…すなわちホーネットへの助力の為にパットン達人間どもを利用していた。
ホーネットは考えの全く異なるケイブリスと呼ばれる魔人と対抗しており、劣勢に立たされていたからだ。
ところが、少なくともノスにとってはそれは見せかけだった。彼が動いていたのは真の主の為だった。
それが誰なのかは、まだわからない。
ノスは野太い腕でサテラの胴を貫き、楽しそうに笑う。

色々ときな臭くなってきたこの戦いの中で、志津香は…

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目を覚ましていた。
傷は、すっかり手当されていた。彼女を助けたのは…魔人アイゼル。

アイゼルは人々の抗う姿を審美していた。
だがそれは審美などではなかった。
詳細は分からないが、彼はかつての魔王ジルに膝を屈し、心を折られ魔人になったという。
誰でも必ず心折れるはず。自分がそうだったのだから。
なのに志津香だけは折れなかった。洗脳術すら効かなかった。
それを見て彼は気付いたのだ。
美しいから人の強さを愛でていたのではなく、人の弱さを再確認し、あの時膝を屈した自分は正しかったと納得したかっただけだ。
本当に強い存在に巡り合った魔人は志津香に思いを寄せようとしたが、志津香は振りほどく。
人と魔人は決して相入れないものだからだ。

実に耽美的な展開であるが、志津香にそうさせたのは、緑色のあのバカへの複雑な思いだ。
こうした描写が出来るところがランスシリーズの強みであろうか。

安らぎを捨て、志津香は再び荒野を行く。
あの気に食わない、緑色の口の大きなバカモノの元へ戻るために。

ランス03 13日目 「ホッホ峡殲滅戦」

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ヘルマン軍副隊長セピア・ランドスターを尋問して得た情報を元に、ホッホ峡に兵を配置するランス。
ランスは破天荒な奴だが軍略もかなりのものがあり、リーザス軍正規軍大将のバレスも目を見張っている。

ランスは軍を大体4つに分け、正面に戦車部隊、左右に戦闘力のある人材を少々割り振り全体として鶴翼の陣を敷く。
更に小回りの利くかなみの部隊で威力偵察も行い、渓谷の上からはバレス隊が弓で支援。
夜間行軍をしてくるヘルマンはこの入り組んで狭い道を団子になって進まざるを得ない。

将としても兵としても人類最強クラスのヘルマン第三軍将軍トーマ・リプトンすら唸るほどの軍略だ。
誠に主人公補正マシマシのランスだが、このくらいスカッとした方が楽しかろう。

ちなみにここでは実際に部隊をいくつかに分けてマップを進む。
体力回復アイテムやレベルアップ時の体力回復を使えば、そう難しくはない。
ただセーブポイントが宝箱からのアイテムに頼るしかなく、ここは非常に長丁場になる。
通しで行うと平気で2時間程度はかかるので、どこでもセーブ出来るようにした方が良かった気がする。

しばらく分遣隊を進めていくと…

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セピア・ランドスターの兄であるロバート・ランドスターが立ちはだかり、分遣隊を炎の壁で閉じこめる。
彼は尋問で口を割ったセピアの兄であり、いつもズボンをはかず歩き回り、性格はブチ切れモードのゲイリー・オールドマン。
何処に出しても恥ずかしくないほどの変態なのだが、唯一の美点はとても妹思いということだ。

妹のしでかしたことにより1万5千のヘルマン兵は殲滅戦を受け殆どは瓦解。
無論それは許されるものではないが、その程度の不利などヘルマン軍の精強さならば跳ね抜けよう。
それは致命的な失態をしでかしたセピアも同様。ヘルマン人ならその失態をも挽回する強さを持っているはずだ、と叱咤。
傍らでしょぼくれるセピアの頭をわしわし乱暴に撫で、彼は自分の命を犠牲に妹を逃がす。

こう書くとカッコイイのだが、実際は用意していたはずの退路が彼のミスでふさがれてしまったからだ。
強敵ではないけど壮絶という、レイラさんの賛美としてはやや辛辣な意味合いを含めつつ、この変態兄は悼まれる…合掌。

こうしてホッホ峡殲滅は順調に進んで行った…
わけはない。

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魔人アイゼルが、遂に動き出したのだ。
順調すぎる戦では、一縷の望みに賭ける執念、絶望の中の輝き、私が最も美しいと認めるそれらを堪能できない。
ならば私が絶望を与えてくれようと。

ランス6のアベルトほど倒錯はしていないが、彼もまた色々こじらせている。
魔人はあらゆる攻撃を無効化する無敵結界を持つ。
この戦いの行方は如何に…?

ランス03 12日目 「対決・魔人サテラ」

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ランス達は魔人サテラに拉致されたシィルを助けるために、ハイパービルに赴く。
途中エレベーターが使えなかったり、それを使えるようにするためにバグ退治をしたり色々あり、いよいよ彼女に肉薄する。

ただサテラはポンコツと言えど魔人であり無敵結界がある。
これをどうにかしなければ…なのだが、ここでセルさん、最大の見せ場を作る。

リーザス聖武具と共に自分も触媒とし、魔人の力を封じる結界を張ろうというのだ。
この結界、なんと魔人の無敵結界まで剥がせる。
魔人に対抗できる手段は非常に限られているのに、こんな技能をセルさんが持っているとは正直驚いた。
後作では口うるさいだけのお姉さんとしか思っていなかったのだが…

サテラを挑発し結界まで呼び寄せたランス。
この千載一遇の機会に結界を発動させるセルさん。
今ここで魔人を倒さなければ、より大きな犠牲が人類にもたらされる。
限界を超え、彼女の体から鮮血が噴き出る。だが構わない。世界を守るためならば。
セルさんが命を賭して発動させた結界は、サテラの動きを止め、無敵結界を外す。そこでランスは!
やはりというか期待を裏切らないというか、たっぷりセクハラする。
しているうちに以前倒したはずのガーディアンが飛び込んできて彼女をさらって逃げてしまった。

まぁ今回はシィル救出が目標であり魔人を倒すのは計画のうちには無い。
イベントクリアのご褒美が中途半端でこれはむしろ怒るべきだ所だがははははは。

こうしてシィルの救出は成功。
当初の目的であるヘルマンとの戦争遂行に移る。
ヘルマンが今どのような戦略を練っているか。

人類最強と呼ばれるトーマ・リプトン率いる第三軍が間近に迫っている。
その数15,000でこちらの3倍は超えているという。
まともにぶつかったら勝ち目は当然無い。

なのでヘルマンの士官をさらって尋問し戦略を吐かせ、それを持ってこちらの動きを決めようとランスは悪知恵を働かせる。
捕らえるなら無論ゴツイ男よりも美人の士官が良い。当然だ。
では誰がさらってくるかだが、それはもちろん…

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かなみだ。
今はいたいけな少女忍者然しているが、ランス01ではリア王女の嗜虐趣味を叶えるため綺麗どころをさらいまくっていたのだ。
人さらいのプロかなみ、荒野を行く。

そしてヘルマン第三軍が駐屯するジオの町から副隊長セピア・ランドスターを拉致ってきて、ランスがたっぷり尋問する。
お前の身内がどうなっても良いのかと脅し…っぽいかましをかけながら。
そこで得た情報は、ヘルマン第三軍は夜間にホッホ峡を行軍し一気にレッドを包囲しようと言う計略らしい。
ランスはセピアに、解放軍はまだ動かないという偽情報を与えヘルマン軍へ戻す。
そうしておいて、解放軍は朝のうちからホッホ峡で待ち伏せし、夜間に奇襲をかける…と、ランスは作戦を立てる。

どうも色々穴がありすぎる作戦のようだが、セピアは変に真面目で心優しいので多分うまく行くであろう。
何しろセピアの兄ロバート隊長がかなり頭おかしいので、相対的に彼女がよろしく見えるが、彼女も基本ポンコツなのだ。
やはりこのゲーム、ポンコツか変態しかいない。




■現在の状況

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シィルが戻ってきた。
爆裂属性魔法に回復も出来る彼女は結構な戦力であったが、今のパーティーは全体攻撃・全体回復キャラが結構居る。
一気に立場が悪くなってしまった気がしないでもない。

ランス03 11日目 「シィルさらわれる」

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フレッチャー隊を撃破しレッドの町を解放したランス達。
それを見た魔人アイゼルは足掻く人間に感心したのか、あるいは罠か天然か、洗脳したレイラさんを置き土産にしていく。

ただレイラさんは洗脳の後遺症でどうも色っぽく暴れている。
これを沈めるにはユニコーンの蜜を体に取り込むしかないとのことなので、取りに行く。

中々かわいいユニコーンなのだが、下半身はモロに馬であり、性癖が非常に狭まる。
ユニコーンの蜜はシスターのセルさんとイチャイチャしている隙に取るのだが、この辺のシチュエーションはなかなか異様だ。
少なくともマーケットとしては非常にニッチだ。
同人ならともかく商業でこうしたニッチなシチュをする余裕は当時既になかった気もするが、大きなお世話か。

ともかく蜜を取り、これをレイラさんに取り込ませ(意味深)、彼女は何とか回復させる。
これでやっと一安心、このままヘルマンとの戦争を続けるかと思いきや、魔人サテラが突然司令部に乗り込んで来る。
魔人勢は理由は分からないがリーザス聖武具を追いかけているためだ。

ランスがセルさんから夜通しお説教を喰らって不在の中、サテラたちは暴れに暴れる。
結局リーザス聖武具のありかがわからなかった彼女は、シィルを拉致しランスに持ってこさせようとたくらむ。
この悪役っぷり、中々である。
後年はただのポンコツ魔人になってしまった彼女のある意味全盛期と言えよう。

その後ランス達はシィルを助けにハイパービルへ赴く。

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門番気取りのガーディアンをさっさとしばいて先に進みたい所だが、中々の強さ。
やっと倒したと思っても平気で起き上がってくる。なんてやつだ。

が、ここでマリアが突如現れ、戦車「チューリップ3号」で特攻し何とか倒す。
当初はシィル救出への参加を拒んだマリア。
彼女は一応司令官としてシィル救出よりヘルマン撃退を優先したかったのだが、その実シィルに対するやきもちもあったのだろう。
それがシィル救出に参加しなかった理由の一つであろうが、ちょっと大人になってやってきたのだった。
このへんのうじうじとしたキャラにはメガネが非常によく似合う、80年代少女漫画ヒロイン的なクイーンオブメガネっ子。
それ故マリアの人気投票はどのシリーズでも毎回中堅をウロウロしており、ユーザー好感度も結構分かれている。
永遠の5番手と言って良いキャラである。大きなお世話である。




■現在の状況

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ユニコーン探しに迷いの森に入った時に、スーという野生児を仲間にする。
彼女はラプという妙な種族に育てられた心優しい少女だが、サテラによって集落を焼け出されてしまったのだ。

スーは斧を飛ばして遠距離攻撃をするが、遠距離なら爆裂属性持ちのマリアに分があり、今のところいまいちな使い勝手。
それでもイェリコよりかは30倍くらい役に立つが。

また、シィルが抜けた穴をセルさんが埋める。
彼女のヒーリングは何と全体にかかるので非常に優秀。
ただ体力が低いのでドーピングする必要はありそうだ。

ランス03 10日目 「反撃」

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ヘルマン第三軍フレッチャー隊はレッドの町まで下がる。
ここで敢えて籠城せず、広い平地を存分に使い戦力を集中展開しランス率いる解放軍を粉砕しようとする腹だ。
戦略的には理に適っている…が、解放軍はランスが鉱山で発掘したヒララ鉱石の力によって起動した新兵器――
チューリップ3号を決戦兵器に投入していた。

これは現代で言うまさに戦車なのだが、ランスのいる世界でそれに対抗する手段は今のところ無い。
ところどころ魔法なり科学っぽいものがある世界ではあるのだが、この世界での戦争は基本的に古代ギリシャのファランクスだ。
つまり歩兵と歩兵のぶつかり合いが当たり前のこの世界で、戦車はあまりにもオーパーツ。
文字通り蹂躙の限りを尽くしランスはすっかりノリノリである。

フレッチャー隊は戦力を平地に集中展開したせいで、かえって集中した部分がチューリップ3号の良い的となる。
瞬く間にフレッチャー隊は潰走し、フレッチャーは教会の避難民を人質に仕立て籠り、押し寄せてきたランス達の前で悪あがき。
が、同行していた魔人アイゼルはそうした醜態は彼の美学に反するようで、洗脳したレイラさんに蹴散らされる。
窮鼠であるなら猫を噛めとフレッチャーに促す。窮鼠というかぶたバンバラであるが…
窮したフレッチャー、遂にランスと一線を交えることに。

実はこのフレッチャー、格闘レベル3という、ランスの世界においてはバランスブレイカーレベルの強さ。
あの魔人カイトにもステゴロで勝ったと言われている。
ランスシリーズをやればやるほど、技能レベル3とか魔人に勝つという事がどれだけとんでもないことかわかる。
なのだが、なにしろとにかく不摂生が祟りすぎて弱い、弱すぎる。
何か溜め攻撃をしようとしていたようだが、する前にランスにざくーとされる。

フレッチャーは置いといて、彼の戦略を破ったランス達の奮闘にアイゼルは満足。
一戦を交えることも無くその場を去る。どうにも胡散臭い野郎だ。
これもあとで振り返ってみれば魔剣カオスも無いこの時点では命拾いにも程があるのだが、ランスは超不機嫌であった。

一方…

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リーザス王宮でふんぞり返っていたパットンは、乳母であるハンティに軽く諫められていた。
彼女は魔法レベル3とこれまたとんでもない技能持ちで、彼女が動けばランスなど一瞬で倒せる。
比喩ではなく、魔法レベル3の彼女は瞬間移動が出来るからだ。
しかしパットンは飽くまで自分の采配だけでこの戦いを制したいという。魔人の力を借りてでも。

後作のパットンは中々の戦闘力と器を誇るが、この時点でのパットンはまだ心も体も弱い。
弱いなりに彼は内部から腐敗するヘルマンをなんとかしたく、そのためは力が必要であり、今こうして力の証明をしているのだ。
そのやり方はあまりに無鉄砲で稚拙で未熟なのだが、それが逆に今のパットンの器量を良く描いていると思う。




■現在の状況

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マリアが仲間になる。
ちゅーりっぷ1号という携帯砲持ちなので全体攻撃が出来るのかと思いきや、今のところそうでもない。
一番後ろの敵に単体攻撃出来るのみだ。
威力はそこそこなのだが少し使い方を考えないといけないキャラだと思う。

ランス03 9日目 「ランス大いに笑う」

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ハーレムの約束を反故にされてしまったランスは、本来の仕事に戻る。
ローラからリーザス聖武具を取り戻す仕事だ。

これはその辺のくそがきを人間に戻ったウー君に仕立て、まんまと上手く取り返す。
この策略は鬼畜といえば鬼畜…いやかなり鬼畜なのだが、たぶん誰も損してない気がするのでまぁよかろう。多分。

リーザス聖武具も取り返したしあとはリアの所に行くだけだ…というところで、自由都市解放軍がとぼとぼ帰ってくる。
ランズが抜けた後、余勢を駆ってヘルマン軍へ攻勢に出たものの、相手は本気モードのヘルマン第三軍。
返り討ちに会ってしまったという。

それ見たことかと大笑いに笑うランス。
やはり俺様が居なくてはだめだなと、今度は志津香に夜伽を確約させ解放軍に復帰。
どっちにしろリアの居るリーザス王宮まではヘルマンの大軍が群がっており、解放軍で蹴散らした方が楽と言うものだ。

今回の解放軍の敗因は、マリアが開発していた兵器に必要な鉱石が足りなかったこともその一つ。
なのでランスはそれを取りに鉱山へ行く。
勝利の暁に頂く志津香をどうしてやろうかと、つやつやの顔をしながら。
一方…

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ヘルマン軍では第三軍フレッチャー隊がさらに守りを固めようとしていた。
どうしようもない体をしているが、かつては世界一の格闘家で魔人にも勝ったらしい。
無敵結界のある魔人にどう勝つのかよくわからないが、こう見えて有能なようではある。

魔人の使う不確かな洗脳兵に頼らず、戦力集中で解放軍を迎え撃とうと言う、戦略的にも理に適った布陣で来るという。
解放軍の勝利のカギはマリアが開発中という新兵器のようだが、果たして…?




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鉱山に行くまでにお目付け役の志津香、鉱山では鉱石探索中のミリに会い、仲間がだんだん増えてくる。
志津香は魔法がかなり強く、ミリはオーソドックスな剣捌きが信頼に値する。
ただ戦闘中にアイテムが使えないため、回復が出来るシィルがやはりこの中で一番のキーであろう。
彼女が倒れたら速やかにダンジョンを脱出し体勢を整えた方がよかろう。
おのれ、奴隷に癖に生意気な…

ランス03 8日目 「ランス大いに怒る」

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使徒サファイアは取り逃したが、リーザス軍への洗脳が解かれたおかげでカスタム守護隊は反転攻勢。
ただの残敵掃討戦とタカをくくっていたヘルマン軍は士気が大幅に落ち、瞬く間に潰走していった。
カスタム守護隊、見事勝利。
更にランスはカスタム北方の町ラジールを占拠していたヘルマン軍の隊長ヘンダーソンをぐさーっとし、ラジールをも解放。

狂喜乱舞するランス。
カスタムやラジールが救われたから…ではない。
この戦いを何とかする見返りにカスタム四魔女とハーレムする約束を、守備隊司令官のマリアとしていたからだ。
嬉々として帰路に着く。

一方で敗走したヘルマン軍。
ヘルマン皇子のパットンはいら立ちを隠せない。

ヘルマン皇家は、今や腐敗の限りにあった。
父皇は王妃パメラやその愛人ステッセルに骨抜きにされ、パットンの妹皇女シーラを溺愛しパットンを冷遇。
このままでは皇位継承権はシーラのものとなる。
そこでパットンは大陸制覇という実績を持って父皇に認められようとした。
ノスたち魔人はそうしたパットンをそそのかし、この戦いを引き起こした。

単純に皇位継承権が欲しければ魔人に頼んでシーラを抹殺すればよいのだが、それは良しとしないパットン。
この辺に妹への優しさが垣間見える。

ともかく結果が欲しいパットンは、ヘルマン軍最強部隊である第三軍および、パットンの教育係でもある最強の将トーマを動かす。
大陸最強クラスのリーザスを陥落させた今、残るは魔法大国ゼスと田舎のJAPAN、そして雑魚しかいない自由都市国家群。
そう思って舐めていたらこの始末だったからだ。
いよいよヘルマンも本気を出してきた。

しかも魔人アイゼルも戯れに侵攻に参加するようだ。
彼はヘルマンともノスとも違う哲学を持っていそうだが、今の時点では漠然としていてよくわからない。

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一方ヘルマンを潰走させたカスタム守備隊は洗脳から解けたリーザス軍の部隊を迎え入れる。
自由都市解放軍として再編したのだ。
上の写真のおっさんはバレス。リーザス黒の軍を率いる大将だ。
黒の軍とはリック率いる赤の軍が切り込んで相手の軍をかく乱したのち蹂躙制圧を担当する、リーザス最強と言って良い軍隊。
それを率いているのだから出来る男だ。
出来る男すぎるので見識眼が常軌を逸しており、ランスのただのセクハラ発言も大器の器と超ポジティブ解釈して頭を垂れる。
出来過ぎるというのも困ったものである。

こうして自由都市解放軍は大いに盛り上がり、その旗頭としてランスも是非参加してほしいと懇願するマリアだが…
見返りとしてのカスタム四魔女とのハーレムは、志津香があっさり拒否。
ランス、大いにすねて…

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捨て台詞を残し去っていく。
そもそもの目的はローラを追い詰めリーザス聖武具を取り返すことだ。
こんなもんただのサブイベントである。ご褒美の無いサブイベなどやってられっか。
ランス大いに怒る。
そしてランスの庇護を失った軍というのは大抵女の子がかわいそうな目に遭うので、プレイヤー大いにワクワクするのであった。

ランス03 7日目 「ゼロスリースキル」

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ヘルマンだけでなくリーザスにも攻められ陥落間近のカスタムの町。
それを救うため、ランスはリーザス軍全体を洗脳しているというサファイアなる者をぶちのめしに地上灯台へ向かう。

地上灯台はいわゆるダンジョンなのだが、こうしたダンジョンにはALICEMANLADYという奇怪な生物がたまにいる。
2000年台前半あたりに渋谷や池袋をピカチュウの着ぐるみを着ながら闊歩していたギャルのような恐るべき話し方をする。
だが、彼女?が繰り出す試練(何人かの敵をソロで倒す)をクリアするとゼロスリースキルなるスキルをくれる。
これは他のRPGで言うアビリティのようなもので、所持するだけで何らかの効果を期待できるスキルだ。
例えばかなみの場合シノビセンスというゼロスリースキルを貰え、これを所持して編成に入れると敵の不意打ちを防ぐ。

今回ALICEMANLADYのお眼鏡に適ったのはイェリコ。
弱すぎる上に生意気なちんちくりん一般人だが、弱すぎる故にたまにお金をゲットできるという微妙においしいスキルを貰う。

イェリコはあまりに弱すぎるので、ゲーム開始からほぼほぼランス・シィル・かなみの3人で進めてきた。
が、それだと死に戦力になるので勿体ない。
今回の地上灯台のような広いマップの場合、はじめはイェリコを入れて他の強いキャラを温存していくのが良いだろう。
と思ったけどそれにしたって弱すぎるのでやはりやめとこう。

一方カスタムの町は寡兵ながらなんとかヘルマン・リーザス連合軍を食い止めるが…

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リーザス赤の軍の将、リック・アディスンが前線に来たからたまらない。
後続作品ではランスや魔人ageに使われたりミラクルに言葉攻めされたり災難だが、それは彼らに比しうる力を持つという証左。
間違いなく大陸最強クラスであり、カスタムの防衛線が瞬く間にザクザク切り裂かれていく。

最早カスタム崩壊間近…というところで、何故か突然リックの進撃が止まる。
無事地上灯台の最上階に辿り着いたランスが、サファイアなる乳のでかい使徒にセクハラ。
それによって彼女が行っていたリーザス軍への洗脳を解いたのだ。
すんでの所で救われたカスタムの町。

魔人アイゼルの使徒とうそぶくサファイアは、アイゼルの信頼を裏切ってしまったと怒り心頭でランス達に向かって来る。
使徒というのは魔人がその力を分け与えて作り出した忠実な部下であり、そこらの人間とは比べ物にならない強さを持つ。
中々の強さであったが、セクハラしてみなぎっているランスの敵ではなくうち倒す。

このままお仕置きをしてやろうかとランスが近づくと、その時…

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リーザス親衛隊長レイラが、サファイアをかばうようにしてランスの前に立ちふさがる。
彼女の剣戟は流石のランスも攻めあぐね、そうこうしているうちにサファイアを連れて逃げてしまった。

レイラの眼は明らかに洗脳された目。
魔神アイゼルの攻撃を賢明に堪えかなみをリーザスから逃がしたレイラさんであったが、やはり魔人の力は強大。
遂には屈してしまったのであろう。
恐れ、後悔、悔恨、悲哀…暗澹とした暗い色の思いが去来するかなみ。
そして俺様のいつかこます美人ノートがまた一つ更新されたがははははとバラ色の思いが去来するランスであった。

ランス03 6日目 「カスタム四魔女」

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悪魔回廊を(かなみを散々不幸にして)突破したランスは、目的の町カスタムに着く。

ここはリーザス聖武具を持って逃げ出したローラが逃げ込んでいるはずの町だが、それ以上にカスタム四魔女が居る町でもある。
このゲームの前作ランスⅡの舞台であり、魔法の指輪に操られた四魔女をランスが(ひどいことをして)救った町だ。

迎えに来たのはそのうちの3人、理系少女のマリアと幼女魔法使いのミル、そして如何にもな魔法使い然とした魔想志津香。
うちマリアとミルとはランスと仲良くなっているが、志津香はトゲトゲしている。
せっかく前回の冒険で(ひどいことをして)救ってやったのになんてやつだ。

さて、ここまでの戦況がマリアによって説明される。
北の自由都市ラジールがヘルマンに攻められ、このカスタムの町に救援要請。
マリアたちは救援に出かけ小さな戦術的勝利を重ねるが、多勢に無勢。
なんとヘルマン軍に加え、被害者であるはずのリーザス軍まで一緒になって攻めてきたのだ。
たちまちラジールは制圧され、カスタムも包囲され…という状況だ。

そこでランスはカスタムを救いラジールを解放すると声高らかに宣言する。もちろん下心ありまくりだ。
志津香は露骨に嫌がるが、この救援軍のリーダーはマリアであり、彼女はランスに助けてもらうことを選ぶ。
かくして…

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マリアはランスによってふん縛られ、ヘルマン制圧軍の変態大将ヘンダーソンへの貢ぎものとされてしまう。
これの対価としてランスがヘルマン軍志願兵となり、内部からかく乱するの策なのだ。
いわゆる苦肉の策という奴なのだが、ただしランスは全く痛くない。三国志の黄蓋もびっくりである。

まぁマリアならどうにか時間稼ぎするだろうという鬼畜ポジティブ思考で、ランスはその間情報収集する。
ヘルマン軍と一緒に行軍していたリーザス軍だが、彼らは自らの意思でなく洗脳されたためヘルマンの思うがまま。
その洗脳した奴がサファイアというらしいので、ランスはそいつを叩きに行く。

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サファイアという輩はラジール南の地上灯台に陣取っているとのこと。
とっとと片付けてカスタム四魔女に恩を超高値で売り付けてやろうがはははは。

ランス03 5日目 「侵略」

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リーザスの聖武具を取り返す為にローラを追うランスだったが、悪魔回廊をふさぐ勤務熱心な悪魔に阻まれる。
トイレに行っていたスキにローラを逃がしたので汚名返上と言う奴であろう。

可愛い子なのでざくーっとして通るのも何なので、近くの町で淫蕩生活をしている破戒僧ロゼから悪魔を借りる。
世界で崇められるALICE教の信者にしては無茶苦茶だが、後作のALICE教の真実からすれば、彼女の行動はある意味合理的…
いややはりただの変態か。

ともかく借り受けたこの悪魔は、悪魔回廊に居るポンコツ悪魔より階級が上。
悪魔業界は超階級社会のようなので、ランスは悪魔の力でパワハラしフェリスの真名を聞き出す。
真名を人間に知られた場合、その人間に絶対服従というこれまた厳しい戒律により、かくしてこの悪魔フェリスは仲間となる。
がはははは。

こうして戦力(意味深)補充をしたランスは悪魔回廊の先をずいずい進む。
途中雑魚悪魔が光の神GODのプロマイドをばら撒いてランスを進めないようにするが、そんなもん踏みつぶす。
俺様の歩みを止めることができるのは美女の裸だけだ。

一方…

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リーザスを制圧したヘルマンは勢いに乗って自由都市群に侵略を仕掛けている。
自由都市の一つラジールの町近辺で、砲撃を用い戦術的勝利を重ねるカスタムの町に住む少女マリア。
彼女は元魔女らしいが魔力を失い、代わりに機械いじりのスキルの高さを生かし画期的な携帯砲を開発した理系少女だ。

しかし小さな戦術的勝利など、ヘルマンに加え更に洗脳し戦力に加えたリーザス軍との二面作戦には厳しく、じりじり後退する。
ヘルマン軍とリーザス軍はカスタムの町を包囲するが、奇しくもそこはローラを追うランスが目指す町でもあった…




■現在の状況

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フェリスが仲間となる。
中々の強さを誇るのだが、なんと彼女は攻撃スキルのクールタイムが5ターンもある。
どちらかというと戦闘中パーティーがやられて交代する時の隠し玉として使う役割だろうか。
キャラは増えつつもセットできる攻撃の数が少ないので、死に戦力が多い。
まぁセット数はそのうち増えるであろう。
増えたところでイェリコが役に立つ未来が思い浮かばないのだが。