銀河英雄伝説 7日目(最終回) 「宇宙をこの手に」

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同盟軍最後の提督パエッタを倒したラインハルト。
すると…唐突にエンディングが始まった。

キャンペーン的にはまだまだマップが残っているのだが、同盟軍の提督を全滅させると強制的にエンディングらしい。
彼我の艦隊の損害が報告され、そして…ラインハルトと死んだはずのヤンの顔が並び、決戦の日は近いで締められる。

ヤンは生きていたのか!さすが魔術師である。
しかしビュコック爺さん見殺しにするのはヤンらしくもない。まぁトリューニヒトに軟禁されてたということにしておこう。
トリューニヒトというのは原作に出てくる、同盟軍の所属する自由惑星同盟のトップだ。
あらゆる政治家の悪い所ばかりを集めたような政治家で、同盟の悪いことは全部トリューニヒトのせいで片付くので便利だ。

それにしても随分簡素なエンディングだが、ネットを漁ってみるとある情報を聞く。
一番最後のキャンペーンシナリオまでクリアすればちゃんとしたエンディングが見られると。
何と。では真偽を確かめてみようではないか。

そこでパエッタを倒す前までロードし直し、敢えてパエッタを逃がす。
そしてパエッタに手加減を加えつつ惑星を制圧していく。
すると同盟軍は敗北を認め撤退するの報。そうして次のマップに移る。

因みにこの時点での時系列は外伝でいうレグッニツァ上空遭遇戦の前。
つまり本編の前日譚である外伝の更に前の戦いだ。
この時点で同盟軍はパエッタ残して全滅なので、その後の同盟によるイゼルローン要塞制圧などは当然無理なはず。

が、しれっとそうしたマップがどんどん繰り広げられる。
パエッタ一人でアスターテ会戦でボロ負けし、イゼルローン要塞を制圧し、調子こいてアムリッツア会戦を引き起こす。
パエッタ一人で。
凄いのかどうしようもないのかよくわからない。

そしてやはりアムリッツアでボロ負けし、反転攻勢に出た帝国軍は帝国要塞ガイエスブルグをワープさせイゼルローンと対峙。
これが最終シナリオだ。

因みにこのゲームはマップをクリアするたびに評価が下される。
ラインハルトは大体無双しているので提督レベルが1~3必ず上がる。

提督レベルは上がるほど士気と指揮できる直属艦隊の隻数が増える。
前者は高ければ高いほど先制攻撃できるようになり、後者はそれがそのまま攻撃力に繋がる。

荷物持ちのキルヒアイスも何だかんだ有能なのでやはりそれくらい上がる。
一方我らがパエッタはボロ負けしてばかりで、ボロ負けすると提督レベルが下がる。

というわけで、最終マップであるイゼルローン要塞奪還作戦では…

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脅威のレベル1。
これはあらゆる提督の中でぶっちぎりの最下位であり、直属艦隊も300隻しか率いることができない。
この数はそこらへんの名無し艦隊指揮官と同じである。
一方ラインハルトはレベルが上がりにあがり、パエッタの2倍以上の780隻の直属艦隊を率いることができる。

このマップの目的はイゼルローン奪還だが、肝心のイゼルローンには原作で言う超巨大高火力波動砲のトールハンマーは無い。
ただ防御力が高いだけの要塞なので、そのままパエッタと一緒に押しつぶして終了。

こうしてまたもやボロ負けしたパエッタは…

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無惨な戦績により、またもやレベルが下がる。
前人未踏のレベルゼロ提督爆誕。
同盟軍の人材不足もここに極まれりだ。

さて、ともかく最終マップもクリアした。
これで真のエンディングが見られる。
それは…!

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ただのテキストだけであった。
どうしようもないオチを付け、ラインハルトは遂に宇宙を手に入れた。
戦いの趨勢が決した後は、パエッタをいじって遊んでいただけというむなしい勝利だ。

まぁ原作とは違いキルヒアイスは生きているので、ラインハルトはきっと良い人生を歩んでいくことであろう。
多分。

銀河英雄伝説 -完-




■感想

このゲームは正確にはキャンペーン版であり。無印銀英伝の追加キットだ。
今のネットゲームでいうテキストパッチ程度の物であり、建て増し感満載のゲームであった。
しかしシステム自身はすでに完成されているので、やはり今やっても面白かった。

彼我の距離を測り、時には逃げ時には突っ込み相手に膨大な出血を強いる。
その描写も当時としてはかなり派手なSEで、戦略がハマり相手が次々と破壊されていく時の爽快感は半端ない。
このゲームを初めてやった時は銀英伝の存在すら知らなかったのだが、その気持ち良いゲーム性にすっかり魅了されたものだ。
ましてや銀英伝のコンテンツを殆ど嘗め尽くした現在、このゲームは当時よりさらに楽しめたと思う。

当時のPCで高度なAIはもちろん無理なのだが、システムの妙で敵前回頭し撤退と見せかけたインターセプト。
惑星の同時占拠、アスターテ会戦の如き三方向同時攻撃からの一点突破。
そうした原作さながらの展開に、余分なストレスを与えず、ただ敵を打ち破る爽快感に特化。
まさしく原作を読んでいる時の高揚感がそのまま体験できるのだ。

このシリーズは後年7作も続くのだが、そこまでのロングセラーになった潜在力を充分感じさせる、素晴らしいゲームであった。

銀河英雄伝説 6日目 「パエッタ大いに逃げる」

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ヤンにビュコックという同盟軍最強クラスの提督を破ったラインハルト。
後はもう消化試合であろう。

前回ラインハルトが惑星トルーダンから惑星カプチェランカへ大返ししている時、後ろから追うものが居た。
同盟軍第2艦隊提督パエッタだ。
原作で有名なアスターテ会戦の3馬鹿提督(失礼)の一人だが、ムーアほどパワハラではなく実力はそれなりと思われる。
ただ銀英伝にありがちだが彼もまた主役級を立てるために頭を悪く描かれている不幸な提督だ。
見事汚名を返上できるだろうか。

さてこのパエッタ。
ラインハルトがカプチェランカに急行している隙にトルーダンを取るのが戦略の筋だと思うのだが、何故かそこには目もくれない。
ひたすらラインハルトを追いかけてくる。
カプチェランカを制圧したアル・サレムと挟撃をかまそうと言うのか。そうした戦略もあるであろう。
しかしこちらは常勝の天才ラインハルト。アル・サレムとついでにビュコックを蹴散らし、返す刀でパエッタに向かうと…
全力で逃げて行った。

流石にもう他に提督は居ないだろうと思ってパエッタを追いかけてみると…今度はカプチェランカを第10艦隊ウランフが襲う。
ウランフは同盟軍でヤンが認める数少ない提督の一人であり、その攻撃力は目を見張るものはある。
そしてこのタイミングでカプチェランカ急襲。タイミングもベストであり敵ながらあっぱれ。さすがである。
慌てて引き返しウランフを叩きに行くラインハルト。どうも彼も行ったり来たりで落ち着かない。

ウランフを倒しに急行するラインハルトをパエッタは…挟撃しない。
ひたすら北東のヴァンフリート目指して移動している。
これも何かの戦略なのだろうか。明らかにウランフは捨て駒にされてしまっている。
同盟軍の中では有能提督とはいえ、ラインハルト&キルヒアイスコンビに敵うわけなく瞬く間に殲滅される。

こうして再びパエッタを追いかける。
ヴァンフリートまで逃げていくパエッタを追いかけていくと…


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4時の方向に敵影。
第8艦隊アップルトンだ。
柑橘系な名前だが、アムリッツァで最終局面まで生き残っただけあってそれなりに有能とは思う。
まぁそこそこ有能な提督故にビッテンフェルトのかませになってしまったのだが。

こうして挟み撃ちに引き込むのがパエッタの戦略だったのか。
すわ反転攻勢してくるのか、と身構えていると、パエッタはアップルトンを全力無視して惑星ヴァンフリートでゆったりしている。

戦略も何もなく、彼は本当にただ逃げていただけであった。
全くもってどうしようもない。これでは汚名返上どころか汚名倍増である。
かくして…

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無能が大嫌いなラインハルト様、パエッタをボッコボコのメッタメタにする。
ちなみにアップルトンは当然の如くラインハルトの怒りに任せた攻撃でとっくの昔にケシズミになっている。

残りの同盟軍の提督は…
居ない、居ないぞ。
原作ではまだモートンやルグランジュが居るはずだが、そんな人物はこのゲームには居ない。
これが容量不足なのか時系列的な矛盾回避か(アッテンボローが提督やってたけど)忘れていただけなのかはよくわからぬ。

というわけで同盟軍最後の提督、ラスボスとしては非常に締まらないパエッタを倒した。
すると…!

銀河英雄伝説 5日目 「遅刻ビュコック」

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こちらの工業力が低下しきってから攻勢をかけてきた魔術師ヤン。
おかげでラインハルト虎の子の戦艦や巡航艦が破壊されても、工業力の低さから補充できずじり貧となる。

なので長期戦は不利であり、あまりしたくないのだがヤンを追撃し撃破しようと試みる。
するとそれを見透かしたかのようにボロディンによるインターセプト。

原作さながらの攻防が繰り広げられるが、とすればこちらも原作では常勝の天才ラインハルト。
その統率力は並ではなく、ボロディンをたちまち蹴散らし逃げるヤンを追いかけていく。

この宙域ではこれまでルフェーブル・ムーア・ボロディンの3提督を倒した。
これまでの宙域は2提督を倒すとクリアだったので、おそらくここはヤンを倒せばクリアであろう。
というわけでこちらの宙域での帝国軍本拠である南西に位置する惑星カプチェランカ。
こちらに守備兵を置かず、全力でヤンを追撃する。こうして…

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北西の同盟軍惑星トルーダンで体勢を立て直すスキをヤンに与えず、ラインハルトは全火力を持ってヤン艦隊を全滅させる。
魔術師、還らず。
その名称に違わず、ヤンはラインハルトを最も苦しめ、出血を強い、ギリギリのところにまで追い詰めた。
こちらの工業力が低下した今、あと少しヤンのトルーダン到達が早ければ結果がどうなっていたかわからない。
これでこの宙域で倒した提督は4人。さすがにこれでもうクリアであろう。

ところが…
戦いはまだ続いていたのだ。
ヤンを倒してクリアと思いきやそうはならず、なんとこの宙域唯一の帝国軍拠点である惑星カプチェランカを制圧せんとする者が。
同盟軍提督アル・サレムである。
原作ではアムリッツァの戦いでミッターマイヤーのかませになってしまった同盟軍屈指の空気キャラだが、思わぬ見せ場が。
もしここでカプチェランカを失ったらラインハルトの敗北が確定する。
ヤンは命を懸けて、この魔術を遺していたのだ。

そこでラインハルトはトルーダンを電撃制圧。同ターンでアル・サレムはカプチェランカを制圧。
この判断が遅れていればラインハルトの負けは確定していた。
さぁ反撃だ。
常勝の天才を舐めた報いを受けてもらおうか。
返す刀でカプチェランカに猛攻を仕掛けるラインハルト。

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怒りに任せすぎ、もう隊列がぐちゃぐちゃである。
こうしてアル・サレムはケシズミとなり、やれやれやっとクリアかと思いきや、なおもレーダーに反応。
相手は…同盟軍では珍しい良識派かつ有能な老将ビュコック
士官学校を経ず、一般の砲兵からたたき上げで同盟軍元帥まで上り詰めた、同盟軍の事実上のナンバー2である。
傲慢なラインハルトですら敬意を表した数少ない同盟軍提督の一人であるビュコックが、遂に立ち上がったのだ。

が…なんと3部隊しかいない。
原作での実直でいぶし銀光る経歴に見合わぬ、あまりにお粗末な陣立て。
一方ラインハルトは25部隊+キルヒアイスの5部隊という万全の体勢。
当然…

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民主主義に完敗とか盃を交わす余裕すらなく、一瞬で宇宙の塵になる。
ゲーム的にはアルサレムがカプチェランカを制圧し、慌てて呼んだのがビュコックの部隊だということであろう。
ロクに部隊を揃える時間も無くいきなりラインハルト隊の攻撃空母すぐ隣にポップしたものだからたまったものではない。
余りに哀れな最後なので、同盟軍トップのトリューニヒトと色々揉めていた結果とでも脳内補完しておこう…

こうしてこの宙域での熱い戦いは終結…しない。
どうやらまだ生き残りの提督がいるようだ。

しかし主だった相手の提督はこの戦いでほぼ死んでしまった。
残りの提督で原作に見せ場があったのはウランフくらいか。
後はもう消化試合であろう。
最大の宿敵ヤンが死んでしまったのは、後世の歴史家に戦を嗜みすぎと叩かれたラインハルトとしては物足りない。
が、そのヤンに拘って後年何百万もの将兵を死なせたラインハルトであるから、これで歴史家の筆も少しは柔らかくなるか。

銀河英雄伝説 4日目 「魔術師ヤン」

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前回手痛い敗北を喫した帝国軍は、ヴァンフリート宙域において反撃を行うこととする。
このあたりの艦隊戦は原作の時系列には無いのだが、まぁ中佐のアッテンボローが提督やってる世界だし深くは考えない。

というわけで開始する。
まず生産→編成をしていると、同盟軍の空気提督ルフェーブルとパワハラ提督のムーアが襲って来る。
ムーアはヤンの同僚ラップの忠告を得意のパワハラでいなして自滅した、同盟軍のダサさを象徴するキャラだ。
軽くいなして次なる敵を待っていると…これが一向に来ない。
100ターン経っても来ない。

もう全部隊全て生産しつくしてしまった。
このゲームでは生産をしないと工業力が下がるのか建造できる艦も減り、しまいには駆逐艇しか生産できなくなる。
脆い、火力無い、射程短いというどうしようもない兵器なのだが、そこまで工業力が落ちてしまったところで…遂に!
同盟軍第13艦隊、不敗の魔術師・ヤンの部隊が攻めてきた。

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全兵力を傾け迎撃するが、戦術の鬼ヤンなだけあって、先手は取られるわロクに攻撃が通らないわで流石の強さ。
何とか退け消耗した艦艇を生産して補充しようとするが…

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そう、現在はどうしようもなく弱い駆逐艇しか生産できないのだ。
下にポツンといるDというアイコンがそれだ。
この先戦艦級や巡航艦級が消耗しても補充できず、しばらくは駆逐艇で賄うしかないのだ。

まさかこれを狙っていたのだろうか。
戦術での無類の強さを誇りながら、本質的には戦略家のヤン、流石である。

ともあれヤン旗艦の部隊まで肉薄したので、あと一息で倒せる。
ヤンは逃亡するが、あと一息であり補充部隊も駆逐艇しかいないので、ここは全力で追撃するとする。
すると…

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突然ヤンの部隊との間に大部隊が展開される。
かませだが実は強い(らしい)ボロディンの部隊だ。
どうもヤンとラインハルト隊の間に突撃を仕掛けてきたらしい。

工業力は著しく衰退し、拠点となる惑星はこの宙域では一つしかない帝国軍に対し、容赦ない同盟軍の戦略。
相手は名うてのボロディンに同盟軍最強の知将ヤン。
敵ながら誠に見事な采配である。

無論当時のPCでそこまで高度なAIは無理なのでこれは偶然の連鎖の賜物だが、この展開は原作顔負けだ。
やはりこのゲームはいつやっても面白い。

しかし面白がっている場合ではない。
どうすんだこれ…

銀河英雄伝説 3日目 「強敵ホーランド」

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アッテンボローの謎の特効死から始まったこのキャンペーンは次の戦いに移る。

場所はダゴン宙域。
150年前に帝国軍が同盟軍にボロ負けした戦役があり、それへの意趣返しということらしい。
この時代の怨恨を未だ引っ張るとはお互いヒマなんだねぇとヤンあたりは言うであろう。

さて、ここに出てきたのは…ホーランド
原作では同盟軍の英雄ブルース・アッシュビーの再来と自称し、縦横無尽に動き回る操艦は芸術的と評判だ。
しかしラインハルト(18歳)は理論を無視するのが奇策と考える愚か者と痛罵。
艦隊運動が限界に達し反転するところをラインハルト麾下の艦隊斉射の一撃で死亡。
まさにキングオブかませとして後世の歴史家の糊口をしのいだわけだが…

今回のホーランドはなかなか強い。
後方に独立艦を補充部隊として従え、こちらが旗艦に集中攻撃してもその都度補充し粘りに粘る。
この場合空母の一撃で一気に数を減らすべきなのだが、今回は居なかった。

このゲーム(キャンペーン版)は生産すればするほど生産ランクが上がりどこでも空母を建造できる。
逆に言えばそこまでしなければ建造できない。
そのスキをついてやってきたのがホーランドであり、おかげで決定力を欠いたまま消耗戦を挑まれた。

じりじりとこちらの艦隊を削られ、ラインハルトは一旦艦を下げる。
撤退ではなく、惑星近くで戦うことで補充を迅速に行う為である。
するとホーランドもそれを看破したのか、追撃はせず速やかに去っていった。

まさしく理論に適った用兵であり、ラインハルト(18歳)が言うような無能ではなかった。

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その後帝国側は何ターンもかけて空母を建造できるようにし、再びやってきたホーランドも健闘するが何とか倒す。
しかし…

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空母建造に時間がかかり、他の惑星を全て同盟軍に取られる。
キャンペーン版はシナリオによってが時間制限があるので、このシナリオは帝国軍の負けである。
天才ラインハルトの常勝は、バカにしていたホーランドによって早くも挫かれ、失意のうちに次の戦いに移る。

(ちょっと苦い)銀河の歴史がまた1ページ…




■現在の状況

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今回の宙域では名提督のホーランドと、いつの間にか死んでいたパストーレを倒したところで帝国軍の負け。
やはりこのゲームは空母による決定力が欲しい所。

ちなみにキャンペーン版ではない無印では、増援は必ずケンプを呼んでいた。
無印ではキルヒアイスがいないせいもあるが、ケンプは全提督の中で唯一デフォルトで空母部隊を持っていたからだ。
原作では「この戦争が終わったら…」とフラグを立てまくった挙句ヤンのかませにされてしまったかわいそうな人だがなかなか。

銀河英雄伝説 2日目 「アッテンボロー死す」

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前回ボロディン戦の開始というヒキで終わったが、ボロディンを倒しその後にやってきた敵も軽く蹴散らすと…
ゲームが終わってしまった。
キャンペーンモードで開始と思いきや、うっかり単一シナリオで開始してしまったらしい。

ラインハルト様は何だかんだミスが多いお人なので、肩慣らしとして丁度良いでしょうとキルヒアイスも草葉の陰で言うであろう。
このゲームではまだ生きているが。

というわけで改めてキャンペーン版シナリオを開始する。
これまで通りひたすら生産→編成を繰り返していると、まだ布陣が完成していないのに突然猛攻を仕掛けてくる奴が。
こいつは…アッテンボロー

飄々とした男だがヤンがなけなしの艦隊を預けるほどの実力者であり、出世速度は実はヤンより速かったりする。
おそらく同盟軍ナンバー2の実力があると言っても過言ではない。
このセオリー無視の突出、きっと何か策があるのだろうか。
慎重に反撃するラインハルトだが…

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突っ込むだけ突っ込んできてひたすらボコボコにされる。
魔術師と評されるヤンに対しアッテンボローは奇術師と称されるが、奇術は最後まで展開されることも無くそのまま全滅。

かくして原作では最後まで生き延びたアッテンボローが一番最初に死亡。
それがどうした。
いやそれじゃダメだよアッテンボロー…




■現在の状況

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というわけで艦隊運動の駆け引きも何もなく、アッテンボローは派手に散る。
そのあと恐る恐るやってきたホーウッドもついでに蹴散らす。
原作同様影の薄い提督であった。

こうして2名の提督を戦死させ、シナリオ1は終了。
早くも歴史が変わってしまった同盟軍。
ナンバー2(多分)ですらあのザマなので、先が思いやられる。