ニーアオートマタ 6日目 「遊園地」

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2体の恐るべき変態から一目散に逃げ出した2Bと9Sは、レジスタンスキャンプにて次なる依頼を受ける。
こことは別のキャンプのレジスタンスと連絡が取れないので調査してくれということだ。
ただブラックボックス反応はあるので生きてはいるようだが…

というわけで閉鎖された空間を地下道を通りつつ行ってみると、そこは…遊園地だった。
5000年前に滅びたはずの人類だが、彼らが残した遊園地をロボット達は花火を撃ちつつ運営していた。
何のために?さっぱりわからない。

とりあえずロボットと見ればぶっ殺す2Bだが、どうにもおかしい。
こちらから攻撃すれば反撃してくるが、そうでなければただ突っ立っているだけなのだ。

恐る恐る話しかけてみると…

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話が通じた…通じたのか?
少なくとも敵意は感じられない。
全く持って何が何だかである。

が、敵意のあるロボットも少なからず居て、そいつらをせん滅しつつ先に進む。

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ジェットコースターに乗りながら。
この辺の演出は誠にカッコいい。

ジェットコースターの終着点…そこは劇場だった。
舞台の幕が開かれる。そこに居たのは…

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機械生命体!
しかも義体をアクセサリーにしている。この機械生命体は美意識に目覚めたらしいが、それがこれである。
やはり人類と機械生命体、全く相容れるものではない。
しかもアクセサリーとされてしまったこの義体、実はまだ生きているようだ。
まさか彼女らが捜していたレジスタンスであり、その成れの果てなのだろうか。

吐き気を催すこの醜悪な機械生命体が、2B達に襲い掛かる――!

ニーアオートマタ 5日目 「誕生」

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レジスタンスたちの依頼を受け素材を収集し終えた2B達。
すると今度は砂漠方面に機械生命体が逃げ出したので調査してくれとのことである。

早速砂漠に向かってみると…そこは朽ちた団地地帯だった。
5000年前のここは緑と人の声が溢れていたのだろう。
5000年経っても崩れない建物と言うのも中々にすごいが…

この砂漠が中々に厄介で、敵ロボットもバリエーションに富んでいる。
注意すべきは特攻して爆発するロボットだろうか。
2~3発受けるとまず死んでしまう…というか死んだ。
死んだというか、2Bはアンドロイドなので破壊された、なのだが…

ちなみに破壊されると記憶はセーブ…つまりバンカー(基地)にデータをアップロードされた状態に戻る。
厳密にはアップロードされたデータを新たな2B義体に入れられるということだが。

この時、2Bが破壊された地点に行けば、破壊された2Bの義体が転がっている。
それから経験値はパーツを回収できるし、修理すれば一定時間戦ってくれるそうだ。
ただあまりにも回収に時間をかけすぎると敵になるらしい。
何ともやるせない世界である。

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逃げる機械生命体を追いかけつつ集合団地を捜索すると…そこには義体が溢れていた。
既に死亡…というか、機能停止した義体だ。
改修に時間がかかった義体は敵化するらしいが、これらは襲ってこない。
もう敵化するほどのエネルギーもないくらい長い間放置されていたということだろうか。
さらに先に進むと…敵機械生命体(ロボット)たちが助けを求めてくる。
助けを求めながら攻撃してくるので、相棒の9Sは「ただの言葉の羅列であり何の意味もない」と言い切っている。

更に沢山のロボットたちが、人間の真似をしていた。
赤ん坊をあやす真似もしている。
この行動も9Sは「意味が無い」と断じるが、どうも腑に落ちない…
腑に落ちないと思いつつロボットたちを次から次へと破壊していく2B。
するとロボットたちがぞろぞろと集まり繭のようになり、そして孵化する――

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変な奴が!
乙女の2Bに全裸でセクハラをするアグレッシブな奴だが、こいつもロボットから生まれたということは機械生命体だろう。
こんな変態とっとと抹殺すべきである、と有無を言わせず攻撃する2Bであるが、なんとこの敵、戦いながら成長していく。

最初はなすがままだが、次に防御がだんだん固くなり動きも素早くなり光弾はオーラをばしばし放ってくる。
非常におっかない。
これ以上成長させてはマズイと、2Bと9Sは前後に同時攻撃し変態を倒す。すると…

この機械生命体が割れ、更に機械生命体が出てきた。
こんな激しい奴が2体も。しかも同時にこの付近の地形が崩れ出す。
これは勝ち目がないと脱兎のごとく逃げ出す2Bと9S。
何とか事なきを得るが、この機械生命体は一体…何よりgoogleアドセンスに怒られそうな造形をしており色々な意味でマズイ。




■現在の状況

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死亡回数が一気に増えているのは、倒した変態をおそるおそる見に行ったらそこに居た自爆ロボに一撃でやられたため。
一体何が起きたんだと慎重に捜索しつつ義体を回収に行ったらさらにやられて、を2回繰り返してもういいや!
敵化して待っていなさい。

ニーアオートマタ 4日目 「ヨルハ」

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先の作戦で大爆発した2Bであったが、その記憶データは破壊の間際衛星軌道上の基地「バンカー」にアップロード済み。
その基地を拠点とするアンドロイド隊…「ヨルハ」。
5000年前、エイリアンの繰り出す機械生命体によって地球から月に追われた人類。
その人類が地球を奪還するために作られた機関、それがヨルハだ。

アンドロイドである2Bはこうして義体…と呼ばれる機械の体にひたすらデータを転送し、未来永劫戦い続ける。
人類の栄光の為に。

バンカーの司令部には2Bと同じような連中のモニタがずらりと並ぶ。
2Bと同様のアンドロイドが他にもいるのだ
ひたすら地球に降りて戦っては破壊されて、またデータ転送して降下し戦い続ける。これを、もう5000年以上続けている。

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アンドロイドなので休息は無く、破壊されようが何されようが任務を遂行し、それが終わればすぐ次の任務だ。
今回2B達に与えられた任務は地上のレジスタンスへの協力とあたり一帯の情報収集。

地球はエイリアンの繰り出す機械生命体によって脅かされており、それらに対抗するためのレジスタンスが各地に居る。
最も、これらレジスタンスもアンドロイドだ。
この地球上に人類はもう居ないのであろう。

こちらでは道具屋と武器屋がパーツを欲しがっているので集めてくれ的なイベントを引き受けることとなる。

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というわけで3Dで描かれたフィールドを散々動き回り、素材を集めていく。
攻撃はスタイリッシュで楽しいのだが、やっていることは10年以上前のMMORPGだ。
いずれダレそうな気がするが…

因みに画面にある朽ちた自動販売機みたいな奴はアクセスポイントで、こちらは敵にボコられているが解放するとセーブできる。
このゲームにオートセーブと言う軟弱なものは無いのでしっかりセーブしていきたい。




■現在の状況

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レベルがゆっくりと上がっていく。
どうも最初の目標大型兵器を倒したときに長刀を落としたようで、素手+刀を組み合わせて戦っていく。
素手で戦う2Bも中々エロ可愛いので堪能すべし。

ニーアオートマタ 3日目 「自爆」

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前回、1時間余り駆けずり回った末にセーブポイントもないままボス戦となり、見事敗走し最初から。
まるで30年前のようにスパルタなゲーム性、今の軟弱軽薄な時代に一石を投じている…のか?

で、流石に2回目となれば2Bの動かし方もだいぶ慣れてくる。
とにかく回避が強く、回避を連打しまくれば大概のヤバそうな敵の攻撃もさばける上、タイミングが合えば攻撃も加えられる。
あと敵が射撃してくるイクラ弾も下手に避けようと、せず正面から切りかかればサクサク消せる。
攻撃攻撃また攻撃ただひたすら前進あるのみ、というのが今のところの最適解なようだ。

というわけで前回はボスまで1時間くらいかかったのだが、今回は20分くらいで到着する。
中の人の経験とバーターで強くなった感が味わえて中々よろしい。

その敵なのだが、ある程度まで削ると途中相棒の9Sが突っ込んできて、一発でやられる。よわい。
が、そのおかげで9Sはほぼ半壊しながらもこのボスのハッキングに成功。
ボスが出してきたミサイルを逆転させたり、巨大なボスの腕をハッキングしてもぎ取って2Bが使えるようにしたり、何でもありだ。

こうしてボスの腕でボスを殴りつけ、ボス…つまり目標大型兵器を破壊。
冷静なお姉さんである2Bは自ら感情を否定しておきながら、感情の赴くまま半壊した9Sに駆け寄る。
彼女からは、内に秘める熱いものがそこかしこに感じられる。アンドロイドなのに。
ともかくこれにて目標達成、一件落着…ではなかった。

大型兵器は1機ではなかったのだ。
ピンピンしている3機の大型兵器が海中からせり上がり、2B達を囲む。

この兵器群は9Sのアシストが無ければ勝てない。だが9Sはもう半死半生…アンドロイドなのに半死半生というのもおかしいが。
そこで2B達の出した結論は…

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互いの内からブラックボックスを出す。
このブラックボックスは高エネルギ―反応を持っており、これを掛け合わせ…

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大爆発。
2Bと9Sはその身を挺し、自爆。自らもろとも3機の巨大兵器を破壊し、任務を遂行したのであった…

ニーアオートマタ -完-





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…ではない。
気が付いたら、2Bは軌道上の基地に居た。

アンドロイドに命はない。あるのは記憶と、義体と呼ばれるアンドロイドとしての体だけだ。
死…ではなく破壊の間際、9Sは2Bの記憶データを衛星軌道上の基地に飛ばし、義体に転送。
9Sは自分の記憶の転送が間に合わず、2Bと初めて会ったときの記憶までロールバックしているようだったが。

ここまで来て、これまでの歴史が説明される。
地球は遥か昔にエイリアンに侵略され、人類はほぼ殲滅された。
僅かに生き延びた人類は月に逃げ落ち、やがて地球奪還のための前線基地を衛星軌道上に建設。
そして2Bや9Sのようなアンドロイドを尖兵とし、地球奪還作戦を何年も何年も、数千年も時間をかけて行っている。
全ては、人類の栄光のために。

2B達に命はない、死もない。求められるのは任務の遂行という結果のみ。故に感情もいらない。
いらないはずなのだが…




■現在の状況

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レベルが4になる。
あと義体と言う項目が追加。
どうやら死亡…というか破壊されると、破壊された場所に自らの体が残り、そこに残されたパーツやらなにやらを回収できるらしい。
つまりコードヴェインのヘイズ、ダークソウルのソウルみたいな感じであろう。

WIZの死体回収みたいな切なさとやるせなさを感じられて実に良い。

ニーアオートマタ 2日目 「機械の楽園」

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戦闘型アンドロイド(オートマタ)2Bと相棒の偵察型アンドロイド9S、そしてここに辿り着けずに死んでしまった仲間達の目的。
それはこの都市に潜む超大型兵器の破壊だった。
しかし先ほどの機械はその目標ではなかったようなので、さらに先に進む。

そこは打ち捨てられた製鉄所のようであり、敵はこの設備を使って無尽蔵に新たな敵ロボットを製造していた。
敵…?そもそも敵って何なんだ?
まだこの世界の全貌がよくわからない。

そもそもこの製鉄所というか工場と言うか、ここを取り仕切っていたであろう人類は、少なくともこの地には既にいない。
が、皮肉にも人類が滅びたのかどこかに行ったのかした結果、鳥や緑は戻ってきていた。
誰が何を何のために戦っているかよくわからないまま、ひたすら2Bは敵ロボットを破壊しつつ先に進む。

1時間ほど工場を捜索していると大通りに出た、そこで左右の通り両脇にクレーンが移動してきて…

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巨大な歯車に襲われる!
先ほどのボスと同じではあるのだが、それを2体同時に相手にせねばならない。
かなりデカすぎるので怖いのだが、大味な攻撃なのは先のボスと変わらない。落ち着いて歯車大きくよけていけばいい。
横に並んで突っ込んでくるところは歯車が回転していない所を回避行動しながら抜ければノーダメージだ。

射撃と剣戟を駆使して歯車×2を倒す2B。これが目標大型兵器だったのか?いや違う。
目の前の建造物がガシャンガシャンと合わさって…

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無茶苦茶デカイ人型ロボットになる。
これだ、これが2B達のターゲットだ。これを倒せば任務終了…のはず。
何のためにどのよな任務のために戦うのか未だよくわからないまま、とにかく倒しにかかる。
非常に人相の悪いヤバそうなロボットだが、攻撃は先ほどの歯車以上に大振りなので大きくよけていけばいい。
基本的にロックオンを維持しつつ射撃、敵が殴ってきたら遠巻きに避けて剣戟。
途中のイクラみたいな弾の弾幕は切りつければどうとでもなる。

おお、これは簡単に倒せそうだ。相手は力尽き、ついに倒れた…

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と思いきや、2Bが立っていた足場をぶっ壊して下から登場。
なんだそれは!

無警戒だった2B、大ダメージを受ける。
そして…!




■現在の状況

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死んだ。
死んでしまった。
2Bは粉々に砕け散った。
ああなるほど、ここまでがチュートリアルと言うわけだな。これで強制的に次の話に向かうはず…と思いきや、進まない。
ボタンを押すと、タイトル画面に戻る。そこからやり直しというわけだ。
最初からだ。最初のシューティングゲームから。

なんと、ここのボスまで小一時間かかるのに、ここまでではセーブできないのだ。
セーブせずに1時間の道中を死なずに進むしかない。
いくら自動回復があると言っても、甚大すぎるダメージの前では間に合わない。
そうしてもたもたして死亡すると、また最初から。

なんてこった。これはとんでもなくナメていた。
そこまで厳しいゲームとは思っても見なかったのだ。

これから先が思いやられる…

ニーアオートマタ 1日目 「潜入」

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たまには新しめのゲームを、ということでニーアオートマタを始めます。
新しいと言っても3年くらい前のゲームなのだが。

冒頭に詳細なストーリーがあるわけでもなく、いきなり斑鳩のようなシューティングゲームが始まる。
主人公は2Bと呼ばれる名前の女性のようで、どうやら敵に占拠された都市に仲間の機体とともに総攻撃をかけている模様。
ところが突入前に仲間はどんどん倒されていき、残るは2Bの機体のみ。
そのまま敵基地に潜入するが厚い壁に阻まれる。だが機体ごと体当たりし、2Bは…

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機体を犠牲にし突入を果たす。
華奢な体ながら物凄いダイナミックな登場をする、とんでもないお姉さんである。
彼女はアンドロイドのようなのだがその動きは人間のそれを軽く凌駕。携えた剣と射撃ポッドで瞬く間に敵をせん滅する。
…と良いのだが、実際動かすのはプレイヤーであり、最初のうちは勝手がわからずもたもたして攻撃を喰らいまくる。
颯爽とした登場をしながら情けない。

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あたふたしているうちに壁がぶちやぶられこんなにデカイ敵が襲い掛かってくる。
ただ2Bは死にそうになると体力回復剤を勝手に使ってくれるのでありがたい。
敵は一見敵いそうもないほど派手な攻撃をしてくるが、慣れてくれば隙はかなり大きく回避を駆使すれば割と簡単にさばける。
チュートリアルの鑑のようなボスだ。
戦闘中に新たな武器がダウンロードされるので、それ(遠距離大砲撃)を駆使しつつ剣戟を加えていく。
見かけよりかなり弱い奴だ。

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戦闘の途中から、9Sと言う仲間が援護してくれる。
彼は偵察が主任務らしい。
クールでお姉さん気質の2Bとショタ心擽る9Sがコンビとなって、これからの物語を紡いでいく…のであろうか。




■現在の状況

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デカい敵を倒した後、しばらく進む。先ほどのでかい敵はどうせチュートリアルボスだろうと思って回復剤がぶ飲み。
チュートリアルボスなら戦闘後体力回復剤の補充されるはずだ…と思いきや、びた一文支給されず。
シビアである。ケチである。
既に10個も飲み干しちゃってこれからどうすんだ…

獣神ローガス(ランダムハウス)

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■紹介
1987年、ランダムハウスより発売された左右任意スクロールSFアクションゲーム。
当時としては珍しい98専用ゲームであったため、従来のPCでは実現不可能な軽やかな動きを実現。

画面が地味と言われるが、終盤に至っては敵が画面を埋め尽くししかも処理落ちはほとんどしない。
その中でビームや多弾頭ミサイルをぶっ放し、自機にエネルギーをまとって突貫する爽快感はこの時代においてはトップクラス。

しかもただのアクションゲームではなく、地の利を見つけ敵を迎撃、敵に合った武器の選択といった高度な戦術性。
無闇に敵をせん滅するのでなく、建物を破壊し敵の継戦能力を削ぎ侵攻方向を熟慮し的確に戦力配置といった優れた戦略性。
そしてこちらのレベルに応じて変わる敵の強さ。腕前によっては低レベルクリアも可能な優れたゲームバランス。
全くもって、当時としては最高峰と言って良い、あらゆる面が高度に設計された、素晴らしいゲームだった。

惜しむらくは売り方をまちがえたこと。当時ハイスペックすぎて高嶺の花だった98専用。
そして何故かこのゲーム最大の売りである大総力戦の迫力ある画面でなく、途中の寂しい画面ばかりの販促画面。
あと3年待って98市場が開拓されたなら、キャッチャーなビジュアルを挿入させられたなら、歴史は変わっていたかもしれない。
非常に惜しい、惜しすぎる、隠れた名作である。

■評価
A

プレイ日記はこちら
簡易攻略はこちら
駿河屋→PC-9801 3.5インチソフト獣神ローガス(SOFBOX販売専用)

獣神ローガス 簡易攻略

■序盤
・まず成長させる武器はバルカン。無限に使えるので継戦能力が上がる。ただし弾切れ時に撃とうとすると故障するので注意
・Defence値の低い拠点から制圧。敵が攻めてくる場合撃退すればその分だけ敵のDefenceも減る
・要塞(◎印)は一旦制圧するとそこには敵は攻め込まず、こちらの侵攻計画が立てやすい。まずは海の要塞制圧を目指す

■中盤
・敵から攻め込まれた場合、自機の居る拠点の隣の拠点までならば迎撃出来る。そうでないところに戦力を配分しておく
・自機が迎撃できなくても、敵が攻め込んでくる戦力以上の戦力を配分しておけば負けることは無い
・バルカンを成長させ切ったら、次はシールドを上げていく。その次は各種武器を自分の戦い方に応じて
・レベルが10を超えると空を飛べるようになる。地上の敵は空に逃げてやり過ごしバルカンの回復を待つのも良い
・空を飛べるようになったら、敵を釣り出しながら入り口付近まで戻り、安全に迎撃するのが勝ちパターンになる
・レベルが20を超えると僚機が付くが、弾薬はこちらで用意しないといけない。勿体ないのでバルカンだけでよい
・僚機の撤退要請はESCキーを押すことで許可できる。正直あまり戦力にならないのでとっとと許可したほうがよい
・減ったHPはなるべくフィクサーで回復する。その分拠点での修理時間が減り、相手の戦力が回復する時間を与えずに済む。

■終盤
・最終拠点を囲む三要塞が非常に硬い。対応策は①レベルを上げすぎない ②補給妨害 ③レベルを40以上まで上げる
①こちらのレベルと敵のレベルはある程度比例している。20台であればこちらの腕前次第で何とかなる、かもしれない
②補給妨害で相手の輸送機を2以上倒せば相手の戦力がダウンしていく。ただしこちらのレベルが上すぎるとあまり意味はない
・敵補給機はエライ固いので、バルカンだけでは1機倒すので精一杯。バズーカのゼロ距離射撃がおススメ
③レベル40を超えるとエネルギーバーストが使える。こうなれば補給機を倒しまくれるし、要塞ボスも瞬殺
・要塞の建物は破壊し辛く、こちらの修理・弾薬補充ウェイトも加味すると敵戦力の回復に追いつかない。敵機殲滅優先で
・要塞ボスは猛烈火力だが、遠巻きにしてバルカンでもよい。ただし長期戦ではこちらのエネルギーが持たないだろう
・エネルギーバーストは慣性が付きすぎて操作が難しい。空中戦を挑み続けるより一端地上に降りて飛び立った方が良い
・ラスボスはエネルギーバーストが効かない。左右のワープを利用して遠巻きにビームか、ミサイル連打で強引に押し切る

■戦闘のコツ
・こちらが被弾する箇所は胸の当たりであり、それ以外の頭や足などは被弾しない。なので敵の弾幕も意外と当たりにくい
・それは相手にも言え、相手の被弾する箇所も決まっている。なのでバルカンやビームなどの直線兵器は平地で確実に狙撃
・乱戦や空中戦では攻撃範囲の広いミサイルを使った方が良い。慣れればバズーカのゼロ距離射撃もおススメ
・ボムは地味だが、地上でゆっくりウロウロする敵には絶大な威力。相手が地形で引っかかっていたらそこに連続投下しよう
・敵を破壊すると爆発するが、その爆発が高火力。なるべく巻き込むように倒し弾薬節約。一方自機は爆発に近づかぬよう
・敵は一度に2部隊ずつ出現する。1部隊は同じ機種で構成されており、部隊を壊滅させると次の部隊が出現する
・2部隊以上は敵の種類も部隊も増えないので、冷静に体力回復・迎撃地点確保し戦術的優位を高めていくべし
・むやみに突っ込まず、敵のところまで飛んで行き敵を平地までおびき寄せ迎撃する
・飛びまくるとエネルギーの減りが速い。終盤の要塞戦はエネルギー残量がカギになるので、必要なければ空は飛ばない
・僚機が居ると釣り出しが上手く行かなくなる場合がある。場合によっては僚機は居ない方がいいかもしれない
・武器の成長優先度はバルカン>シールド>フィクサーの順。あとはプレイスタイルに応じて。ビームが割と使い勝手が良い

獣神ローガス 13日目(最終回) 「終焉にして黎明なるもの」

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終焉の地Mosk最深部に鎮座していたカイゼル総督の駆る機体。
それは惑星連合の誇る最新鋭兵器RHザガードそのものだった。

それは攻撃能力も瓜二つだった。
武装の応酬の果ては共倒れしかなく、こちらは最終決戦兵器エネルギーバーストでとどめを刺そうとするが…
なんと、効かない。
相手はエネルギーバーストが使えない代わりにこの武器に対する完璧な耐性を持っていたのだ。
いったん撤退し、戦略を練り直すこととする。

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この地は道中は平坦な地ばかりなので、バルカンメインたまにバズーカとボムを使う程度で制圧できる。
こうして大量の武器を温存しカイゼル戦に臨む。
遠距離では貫通力のあるビームを撃ち込みちくちく削っていく。
そして敵が迫ってきて多弾頭ミサイルを撃ってきたらこちらも同様の攻撃で面の圧力を加える。
共倒れになりそうだったら上空に逃げるか、画面端に向かえばもう片方の端にワープするのでそれを利用しても良い。
冷静に戦えばビームだけで何とかなりそうだが、どうしても慌ててしまうようならミサイル連打でもなんとかなる。

かくして…

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敵RHザガードは砕け散り、カイゼル総督はついに倒れる。
なぜカイゼル総督はRHザガードという連合の最新鋭兵器を持っていたのか。
それ彼がある端末から情報を入手し、そっくりRHザガードと同じものを作り上げたからだ。

その端末とは、この宇宙にあるすべての情報にアクセスできる唯一絶対の存在…

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マインドエンハンサー

この閉鎖空間の中央で、二機による終焉の戦いをじっと見守っていた「もの」。
この「もの」は、この不毛の惑星ザゴスに以前存在していたという先史文明が残したものなのか。
あるいはこの「もの」自身が先史文明を滅ぼしたのか。

カイゼル総督はおそらくは便利な道具と認識していたであろう、この「もの」。
しかし実際に道具として扱われていたのはカイゼル自身だった。
この「もの」はカイゼルをターミナルとして扱い、そしてそのターミナルは性能に難があり、壊れた。

この「もの」…マインドエンハンサーは、新たなターミナルを欲していた。

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マインドエンハンサーと接続すれば、全宇宙のすべての情報を手に入れられる。
主人公・マクガドル大佐(少佐から昇進)の選択は…

マクガドル大佐による最終報告――

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先住種族による遺跡、未だ発見できず。
増援部隊の派遣は、必要なし。


真実は全て、闇の中へ。
そして、新調された「ターミナル」が、稼働を始める…

獣神ローガス -完-




■感想

もやっとした終わり方に、いかにも当時のSFらしさが出ていた。
マインドエンハンサーとは何だったのか。
なぜカイゼルも、そして主人公もターミナルになる道を選んだのか。すべては謎のままだ。

ただ、この話の冒頭ではこうある。
不毛の惑星であったザゴスに貴重な資源が眠っていると知った途端、各惑星連合の列強が欲望のままに入植を始めたと。
いくら人類が宇宙に進出するほど発展した世界であっても、その行動原理は古代から少しも進歩していない。
カイゼルやマクガドルの選択とは、人類のぬぐい切れない業の一端にしか過ぎないのだ。

地域の名前も最初の拠点が「Belin」で最後は「Mosk」。つまりベルリンとモスクワだ。
途中の地域もロシアやドイツの地名に似ている。つまり惑星ザゴスこそが、宇宙に進出した人類がとうに忘れ去った地――
「地球」だったのかもしれない…


このゲームは2HDディスク2枚組であり、CG1枚絵で世界観を詳細に述べるのが流行りつつあった中ではひたすら地味であった。
だがだからこそこのテキストだけで終わるエンディングは、プレイヤーに鮮烈な印象を残す。

ゲームとしては、当時のPCゲームの中では一級品なのは間違いないだろう。
最初は地味極まりない始まりだが、やがて画面に敵が埋め尽くされるほどの大激戦になっていく。
武装もそれぞれ使用意図があり、様々な戦術を構築できる。

そして戦略性も高く、如何に効率よく進軍するか、ただ目の前の敵を倒すだけでなく如何に敵の戦力を削減するか。
その為に如何に補給線を断つか。
今回のプレイではしなかったが、最速占拠クリアや低レベルクリアも楽しめるだろう。
当時のゲームでそのようなところまで設計されていたのは誠に異端だった。
地味と片付けられてしまうのが多いゲームだが、その設計思想は10年は先に進んでいたと思う。

あらゆる面でPC98の性能がなければ実現できなかったこのゲームは、非常に勿体ないとしか言いようがない。
あと3年遅く発売して、98が市場を席巻する中、キャッチーな1枚絵ビジュアルでユーザーを引き込めていたら…

ちなみにビジュアルに全振りしてゲーム性を度外視させたのが、ほぼ同時期に発売されたスクウェアの「ブラスティー」であろう。
ブラスティーは獣神ローガスとある意味対局に位置しているゲームだが、ある意味最も近いとも言える。
お互い共に勿体ないところが多すぎた。

獣神ローガス 12日目 「本拠地Mosk」

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難攻不落を誇ったカイゼル総督軍要塞群も、惑星連合の最終兵器V-MAX…じゃない、エネルギーバーストの前では無にしかず。
瞬く間に敵の三つ首要塞を攻略し、遂に敵本拠Moskに臨む。

この戦争の舞台である惑星ザゴス。その先史文明の中枢に接近したカイゼル教授はやがて連合に反旗を翻した。
そうさせた理由は一体何なのか、先史文明がそのカギを握るのか。すべての謎が、今明らかにされる――

この地は流石敵の本拠だけあってあらゆる種類の敵が跳梁跋扈している。
しかもProduct値が桁外れの40もあり、長期戦で挑んだところで瞬く間に回復してしまう。
ここは短期決戦で一気に制圧するしかあるまい。

幸いこの地は岩山や砂山だらけだったほかの地と違い、やたら平坦で人工的な造りをしている。
その為こちらの火力をフルスロットルでぶちまけても障壁が無いので、割合早く制圧できる。
先の要塞の方が数倍難しいであろう。

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全ての敵をとりあえず殲滅させたのだが、これでクリアとならない。
マップの中央部には障壁に囲まれた謎のモノリス。これを破壊せよということだろうか。

バルカンを撃ち続けると息切れするほどにやたら固いモノリスだが、何とか破壊すると穴が開く。
意を決して飛び込むと、そこは…

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人工的な地上とは打って変わって何やら生物的でおどろおどろしい空洞。
中央には何やらよくわからない異形の物体。
このゲームのパッケージにもあった…

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これのようにも見える。

そして対するはカイゼル総督なのだが、その乗機は、こちらの乗機RGザガードとうり二つであった。
これらの意味することは一体何なのか。

始まりの地における最後の戦い。この果てにあるものとは…?