ウィザードリィ外伝Ⅳ 22日目 「インフレ」

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古の洞窟のルービックキューブパズルを解いているのだが、最下層でいきなりインフレがひどくなる。
これまで経験値300前後の亜人パーティー系のものばかりだったのが、サッキュバス等聞いたことある連中が増えて来たなぁと思いきや、いきなりサイデルやスクライル。
彼らは外伝Ⅲの難関ダンジョンである山脈の最上階近辺に出てくるほどの強者なのだ。
ただサイデルと言えばティルトウェイトなのだが、全体的に敵が弱い外伝Ⅳではサイデルの強さも抑えられており、せいぜいツザリクをぶっぱするくらい。

スクライルも従来のものと比べれば随分弱体化されているが、それでも何しろ数が出てくる上にブレスをプープー吐いてくるので痛い。
ここにきてやっと敵が強くなってきた。敵の呪文やブレスを無効化するコルツの呪文を唱えなくてはいけないほどに。
ちなみに外伝1や2では3マップ目あたりからもうコルツの出番がある。
このゲームののんびりっぷりが分かろうってものである。

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このゲームできついのはどちらかというと宝箱で、最初のフロアでもコブラの呪いが出るくらい中々に厳しい。
このフロアでも上のように何かの罠で全員石化してしまった。
更にたまてばこという新たな罠も実装されており、これに嵌るとあけた人間が10歳年を取ってしまう。
なので19歳だったぴちぴち忍者がもう30代間近である。
年を取ると能力値の伸びが無くなってくるので切ない。

ここに来てちょっとレベル上げの必要性を感じてきている。
ただいつもならマーフィー君を延々としばくのだが、外伝Ⅳでは練武場というのがあり、ある一定の種類の魔物を狩れば次の階層に進めるようになっている。
そこで練武場の掘り下げも兼ねて少しレベル上げをしてみようと思う。

ウィザードリィ外伝Ⅳ 21日目 「ルービックキューブ」

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古の洞窟にあるパズルなのだが、マップ全体にして見るとこうなっている。

3×3のマスの中に●があったりなかったりし、そのマスの外側にはスイッチがあるくぼみがある。
で、スイッチはスーファミのコントローラーのYXABに対応しており、それを押すたびに●が現れたり消えたりする。
このマスは更に2階層下に続き、つまり3×3×3のキューブ状になっている。

しばらくボタンをいじってみると法則性に気付く。
同じボタンを4回押すと、模様のパターンが元に戻るのだ。
さらに細かく見ていくと、YXキーを押すと盤面がZ軸方向に右/左回転するのがわかる。
キャラが盤面のX軸側のくぼみに居る時にABを押すと、X軸方向に盤面が左右に回転する。
キャラが盤面のY軸側のくぼみに居る時にABを押すと、Y軸方向に盤面が左右に回転する。
何を書いているのか自分でも訳が分からないのだが、つまり3フロアを使った巨大なルービックキューブになっているわけだ。

なのでどこかのフロアに●印を集めろ…という仕掛けになっているのだと思う。
ちなみにマップ上の丸印は…

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実際の画面では変な坊主な魔神像となっている。
どこかのフロアをこの坊主で埋め尽くせということであろう。
こういう頭の使う謎解きらしい謎解きを待っていたのだ。
まぁ今の時代からすると正直めんどくささはあるが…

ところでこのルービックキューブ階層に来てやっと敵も強くなってきた。
強くなってきたと言いつつも、外伝Ⅲと同じグラをしながらやはりⅢに比べれば弱く、しかも経験値は高い。
ありがたいというか、調整がちょっと雑というか…まぁとっとと経験値を稼いで転職したいところである。
せめてマロールの回数を増やさねば、この先このパズルを解くのがとても面倒そうだ。

ウィザードリィ外伝Ⅳ 20日目 「パズル」

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古の洞窟を探索する。
2階3階と降りていくが、相変わらず敵が弱すぎてどうも緊張感が無い。

ところどころ進めない所があるのだが、それはところどころにある変な彫像を持っていれば進むことが出来る。
ただそのアイテムを使う場面もなく、もっていれば勝手に発揮し、それだけならまだいいのだが役目が終わっても残っている。

三種の神器の塔の時はめんどくさすぎるフラグ立てとアイテム使用の嵐だったのに、ここではなんだかとてもぶっきらぼうである。
このあたりでフラグ管理に飽きてしまったのだろうか。

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さらに下の階層に行くと、3×3の部屋があり、その外周部にスイッチがあり、触れると部屋の中にある魔人像が動くという変なギミックがある。

まだここのフロアには突入したばかりなのでよくわからない。
じっくりこの謎を解いて行こう。

ウィザードリィ外伝Ⅳ 19日目 「古の洞窟」

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死霊の塔の神器を取る。
神器を取った後に突然ワープで飛ばされ、「振り向くな」と出る。
ここはひたすら一直線に進めばいいのだが、この階(地下3階)のスイッチを全て入れていないとワープゾーンが作動せず袋小路に嵌ってしない、振り向かざるを得なくなるので注意である。

ずかずか進んでいった先には、とても弱いボスが居る。
どの塔のボスも呼び出した召喚モンスターのターンに入る前におだぶつになってしまう。虚弱である。
舞台が東方なだけあって肉を食べていないのかもしれない。

かくして3つの塔の三種の神器全て揃い、その力でこれまで周辺国にナメられていた緋蓮城の若き当主が一気に周囲を平定。
かくて天下は統一されめでたしめでたし…となるのだが、宴会をしている時にこの当主が何者かに連れ去られ、地方にある古い洞窟の封印をその血をもって解かれてしまう。

この洞窟を封印していた像が、OPムービーでこの地に現れた魔を倒した勇者に似ているので、この当主はこの勇者の血縁ということなのであろう。
その割には神器が無いと何もできない頼りない人であったが…

で、この謎の洞窟。
入ってみるとびっくりするほど敵が弱い。
三種の神器のある各塔の1~2階あたりのレベルである。

敵としてはヒューマノイド型だらけなので、おそらくはこの洞窟に元から居たというより、洞窟の封印が解けたのでお宝めがけて入っていった他のパーティーということなのだろう。
どのパーティーもがめつい。まぁわがパーティーも似たようなものだが…

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一通り地下1階を回り切ったマップ。
狂王の試練場
このまま地下に行くとワードナでも居るのだろうか。

入れない扉が一つあるのが気になるが、とりあえずここは放置して更に深く進むこととする。

ウィザードリィ外伝Ⅳ 18日目 「夢の跡」

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死霊の塔のイベントを丸々吹っ飛ばしてしまい、もうフラグ立てに勤しむ必要もなくなった…というか不可能になったので、一気に神器を取ることとする。

まず不動の塔の神器である破壊の剣を城に持ち帰る。
すると不動の塔に住んでいた住民たちが、その心の拠り所である神器が失ったことで正気を失い、新たな神器を求めるべく他の塔に攻め込んでしまったという。
そして…

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残りの塔である、幻術の塔や死霊の塔に戦乱が起き、3つの塔が滅びてしまったという。
何が何やらさっぱりである。
そもそもなぜ城の神器を守る塔に色々な住民が住んでいたのか。
この住人というのが、塔を探索中に出会ってきた敵たちなのだろう。
いまいちバックボーンがよくわからないのだが、こういうのはWIZでは割とよくある。
好きに解釈しなさいということだ。

この地を支配していた緋蓮城の殿はまだ幼く、そのため各地で群雄が割拠してしまった。
そこで殿の求心力を上げるため、この地に伝わる三種の神器の集めんと、その捜索を冒険者達に託した。
ところが三種の神器は長きにわたり、この地方に住む人々がご神体等のように崇め奉っていた。
それをパーティーたちが持ち去ってしまったのでさぁ大変…といったところだろうか。
出会い頭に「とにかくこの世界はブチコロスのよ!」といきなりのたまう外伝Ⅰのソークス姉さんよりかは、まぁ行動原理が分からなくもない。

で、この幻術の塔もイベントは神器を取る瞬間まで進めていたので、これもあっさり取る。
問題は残りの死霊の塔。

ここは他の塔の神器を解放したことで、正気を失った住民たちに総攻撃されNPCのほとんどが死んでしまった。
おかげでほとんどの鉄格子もすでに開けられており、スイスイ進むことができる。

だがイベントが全て消失してしまっているので、まるで何も起きない。
敵の弱さもあってなんとも退屈である。
そこで…

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盗賊をリストラして、外伝Ⅲから転生していた中立忍者を入れた。
忍者は成長スピードが異常に遅いのだが、それ以上に敵のインフレが遅いのでまぁ何とかなるだろう、という算段だ。
それにある程度弱いキャラが一人居た方が冒険の刺激にもなるだろうて。

ウィザードリィ外伝Ⅳ 17日目 「イベントが吹っ飛んだ」

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マロールが使えるようになり、攻略が多少は捗るようになる。

シュゲン・ラマから密書を貰い、これをラマ御前に渡す。
すると彼女から暗殺剣を渡され、この塔の現在の主である、裏切り者のガイラスへと続く鉄格子を開けてもらえる。
そのガイラスに暗殺剣を渡すと、ガイラスは死んでしまう。
暗殺剣の名の通り、柄の部分に毒が仕込んであったのだ。

彼の先にの部屋には神器がある。
だがこれを取ろうとするとシュゲン・ラマが現れ、この破壊の剣があれば世界は我々のものだ!と喜んで横からかっさらうが、剣の力か稲妻に打たれ息絶える。
その後全てはわらわの計算通り、あとはわらわの企みを知るお前らが死ねば計画は完遂されるととラマ御前が襲い掛かってくる。
つまりまぁ、シュゲンもラマ御前もガイラスもみんなろくでもない奴らなのだ。
実にこのゲームらしいNPC達である。

この後神器である剣を取れるようになるのだが、その前に残る塔の一つ、死霊の塔の攻略を進めたいと思う。
神器をホイホイ持ち帰ってしまうと他の塔のイベントのほとんどがクリアされてしまうらしいからだ。

死霊の塔のイベントフラグは、赤ん坊を探している女性に赤ん坊の居所を教えることから始まる、らしい。
その赤ん坊はというと、不動の塔地下に居る。

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確かに赤ん坊の声がする場所はある。
だがしかし、その声がする箇所を調べてみると…

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何もなし
これはホラー的演出…という気の利いた話ではない。

不動の塔4階の奥に進むための鉄格子は、本来ならここの赤ん坊からもらえる氷壁玉というアイテムで開けるものらしい。
ところが我らがパーティーはそれをむりやりこじ開けてしまった。
このゲームのほぼ全ての鉄格子はイベントによって開くものであり、それを無理やり開いてしまうとそれに関連するイベントはすべて消えてしまうのだ。
なので氷壁玉を貰う赤ん坊も消え、赤ん坊が居ないので死霊の塔でのイベントフラグも成り立たなくなる。

死霊の塔の別の個所で、子供を探している男が居る。
そこでその子供が沈んだという沼に行くと子供の草履が見つかり、そこからまた次のイベントが始まる…という流れになる、らしい。
ところが実際に沼に行ってみると一向に草履が見つからない。

この塔の大部分のイベントは、赤ん坊を探している女性に赤ん坊の居所を教えることが全てのフラグの最初のトリガになっているようなのだ。
それが不動の塔4階の鉄格子をこじ開けたことですべてパーになってしまったのだ。

どうも色々腑に落ちないのだが、説明書にそれは仕様ですとしっかり書かれているので仕様なのだ。
それ以上大人の事情に突っ込んではならないのがおっさんレトロゲーマーの矜持である。
でもなぁ…ぶつぶつ。

とりあえず三種の神器のうち、不動の塔の破壊の剣と幻術の塔の精霊のマントは取れるようにしてあるので、この二つを取ってとっとと先に進もう。

ウィザードリィ外伝Ⅳ 16日目 「マロールを覚える」

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不動の塔を攻略中。
今度はピットを使い地下に潜る。
すると生首の親父とのっぺらぼうの女性という何とも言えないNPCに出会う。

色々と聞いてみると、どうやらこの生首の親父がここ不動の塔を治めていたが、ガイラスという部下の裏切りにより処刑される。
そしてガイラスの妻が塔の4階に居たラマ御前で、この生首…であった旧主の妻の顔を落としたのも彼女であるという。

あっさりしたテキストで流されているが、実際やっていることはかなり猟奇的で恐ろしい。
旧主も生きながら切り刻まれた上に首を落とされたようだし…

ちなみに、顔のない妻に小面の面を与えることで彼女は話せるようになり、夫である旧主の首と体をつなぐお守りをもらえる。
このお守りを旧主の死体にかけることで、生首と死体が繋がり未練の一つは果たされた。
あとは裏切り者のガイラスとそのラマ御前を倒せばめでたしめでたし…なのだろうか。

どうにもラマ御前というのはどうやらとんでもない女のようで、裏切り者である夫のガイラスをも裏切ろうと何かを画策しているようだ。
3階に居たシュゲン・ラマという忍者の頭に密書をもらったのだが、これをラマ御前に届けるのが次のクエストの模様。
その結果がどうなるのか、まだわからない。
この誰が敵で誰が味方なのか、誰が正義で誰が悪なのかはっきりしないドロドロ感がたまらない。
やるせないともいう。

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さて、色々塔を巡ったことで、ついにマロールを取得した。
これは一度行ったところならば指定した箇所に瞬時で飛べるという優れものだ。
特に外伝Ⅳは奥へ進むのが複雑怪奇なので、これはありがたい。

外伝ⅠやⅡはある程度まで進むとすぐ近くにあるエレベーターが使えるようになり、一度行った階層に楽に行けるようになっている。
ところがⅢやⅣはそうしたユーザーフレンドリーなものは無いのだ。
それはWIZの厳しさを表現したというより、ただめんどくさい。

WIZは厳しいゲームなのだが、少なくとも外伝Ⅰ・Ⅱに関してはめんどくささは実はあまりなかったりする。
そろそろ下の階層を本格的に探索したいなという時にエレベーターが使えるようになり、エレベーターでの探索も面倒になってきたな…と思うタイミングでマロールが使えるようになる。
一方Ⅲ・Ⅳは手ごろなところにエレベーターがあるわけでもなく、マロールが使えるころには何度も同じ道を行ったり来たりしてへとへとになって居る頃だ。
その道程も敵が強く経験値もがっぽりならば楽しさの一つにもなろうが、そういうわけでもないので本当にただ面倒くさい。
この辺は開発者のセンスなのだろうが、Ⅰ・ⅡとⅢ・Ⅳの間には結構な壁があるような気がしてならない。

ウィザードリィ外伝Ⅳ 15日目 「ラマ御前」

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幻術の塔の攻略はほぼほぼ終わり、あとは精霊のマントという神器をとれば良いだけになった。
ここで素直に神器を持ち帰ってしまうとしまうとほかの塔のイベントが見れなくなるらしいので、幻術の塔はここで一旦〆て別の塔を攻略することにする。

で、次は不動の塔。
ここは3階への階段に進めず難儀していたのだが、とにかくイベントシーンでは怪しげなアイテムを使いまくればどうにかなると学んだので、そうした。
意味ありげな屏風に対し、使い道のわからなかったネズミや馬やウサギや鳥の彫像を使う。
うまくハマると彫像が動き出し絵の中に入り、四季の屏風すべてに彫像を置くことで、3階への階段が開くようになる。
これは干支と季節の関連を知っていればわかる謎…らしいのだが、それに対するヒントはやはりなし。
いやあるのかもしれないが、多分決定的なものでもないのだろう。
このモヤモヤ感に早く慣れないとこのゲームを続けるのは厳しいと思う。
前にも書いたが、この手の進め方はむしろイレギュラーであり、外伝Ⅳは元々そういう設計なのである。多分。

3階を探索し、香水を拾ったり変な坊主に下の階に落とされたりと色々あったが、特に物語に動きはなし。
そのまま4階まで行けるようになったので進む。

この4階には鉄格子があるのだが、盗賊のレベルが高めなのかむりやりこじ開けて先に進んだ。
鉄格子をむりやりこじ開けたということは、イベントのいくつかが吹っ飛んだということだ。
でもまぁこれが多分正攻法なんだろう。なんかもう不貞腐れ気味である。

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4階をしばらく進むと、ラマ御前という女傑っぽい人が現れる。
神器を取ることは乱世を呼ぶ。しかしそれこそが我の望み…みたいなおっかないことを言っている。
敵なのか味方なのかまだ良くわからないのだが、彼女は密書を欲しがっているようだ。
だがそんなものは持っていないので追い出される。
どこかで密書を仕入れてこないといけないようである。

他に何かできることはないかとうろうろしてみるが、そういえば3階の小部屋で香水を拾ったんだった。
この塔で1階で匂いが落ちないと泣いていた女性が居たのを思い出し、彼女の元に持っていく。
通常は彼女と出会うことは叶わないのだが、香水を持っていると…

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とてもけしからん姿の女性に出会える。スーパーファミコンの限界に迫るエロさである。
彼女の名前は桔梗というらしい。
香水を差し出すと体についた匂いが取れたということで、お礼に支度部屋の鍵をくれる。

またもや脈絡のないイベントではあるのだが、体の匂いが取れないと泣き、しかしそうした女性の声はするが姿は見えず…というのは、日本の民話にあった気がする。
多分このゲームの脈絡のなさすぎるイベントは日本の民話などをそれなりに下地にしており、わかる人にはわかる、ニヤリ、という作りになっているのかもしれない。
元々本家ウィザードリィもそういうネタの宝庫であり(ボーパルバニーとか)、そのネタの宝庫を日本式にやってみた、というのがこのゲームなのだろう。多分。

その狙いがうまくハマっているのかどうかはちょっと微妙なところではあるのだが…

ウィザードリィ外伝Ⅳ 14日目 「フラグ立て」

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幻術の塔地下3階をひたすら探索中。
ここは鉄格子の入った扉があるのだが、開くフラグはアイテムではなくスイッチだ。

スイッチも入れれば「どこかで鉄格子の開く音がした」と出ればいいのだが、そういうわけでもないので一つ一つチェックするのがつらい。
例えばこのゲームがPC88初期のRPGなら「まぁそういうこともあるよね」と愛でる部分ですらあるのだが、莫大な市場と結果を残したスーパーファミコンだと「フラグ管理薄いよ、何やってんの!」になる。
この点技術の進歩の弊害というか、ゲーマーのめんどくささというか。

というわけで鉄格子を開くと、中には(自称)闇の女王、フェイ・リンが居た。
彼女は薄着なので、以前芋虫からもらった羽衣を渡すとかわりに黒い鍵をくれた。

この羽衣を渡すというのもあてずっぽうである。
自分勝手すぎるNPCについて、以前にこの日記でクーロンズゲートというゲームとの類似性を指摘したが、あれはあれでもヒントはあった。
ところがこちらはほぼ皆無である。
なんだかなぁ…である。
ただ試してみてはいないのだが、「何ながんだか分らんわ!」と激高してNPCをぶちころすのもそれはそれでありで、それでもキーアイテムを手に入れられるらしい。
どちらかというとそういう血なまぐさい行動が本筋で、こうしていろいろとアイテムを試しながら進むのは異端なのかもしれない。

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ところでスイッチ入れることで、ほかの個所の鉄格子も開く。入ってみると中には歪な香炉がある。
ここで、これまで拾ったものの使い道のなかった香木を使うと…煙が出て、奥の扉を構成していたGの塊が動きだし、奥に進めるようになる。
この虫のアニメーションがやけにリアルできつい。力の入れるところを間違っている気がしないでもないが…

奥には鍵の掛かった扉があり、先ほどフェイ・リンからもらった黒い鍵を使うことでさらに奥に進める。
ここには幻術の塔地上3階でも見た祭壇があり、そこに精霊のマントが浮かんでいる。
触れると案の定消えてしまうのだが、代わりにらいぞうというNPCからもらった偽のマントを捧げることで、地上3階にある精霊のマントを手に入れることができるようだ。

この偽のマントの取り方だが、まず不動の塔で湯飲みを手に入れる。
この湯飲みに、幻術の塔1階にあった毒じゃないほうの酒の泉から酒を満たす。
一方幻術の塔1階でからくり師を倒しからくり人形を手に入れる。
そうした上で、幻術の塔地下2階の鉄格子のある部屋の壁を見て回ることで小さな穴を見つけるので、その中にからくり人形に湯飲みを持たせることで人形が中に入り、中の住人らいぞうと話すことができる。
そのらいぞうから偽のマントをもらえるのだ。
このへんもまったくもってノーヒントである。
サイオニックの読心呪文ならそれとなくヒントがあるのかと少し調べてみるが、どうもそうでもなさそうな模様。

おそらくこれらは隠しイベント的な扱いで、レベルを上げまくって鉄格子をむりやりこじ開けて中のらいぞうをぶち殺して偽のマントを奪うのが正攻法なのかもしれない。
WIZとは元来血なまぐさいものなのだ(断言)。

半端な知識が入っていると脈絡のなさすぎるフラグ立てにストレスが溜まる。
ひょっとして外伝Ⅳは攻略本片手の卑劣なプレイヤーに対するアンチテーゼとして生まれたのかもしれない…なのか?

ウィザードリィ外伝Ⅳ 13日目 「ビショップを転生させる」

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幻術の塔を探索していると、いろいろとアイテムが見つかる。

地下2階で文様の書かれた魔法の壺を拾い、これを地下1階のポルターガイストに使うとポルターガイストを引き起こしていた精霊を吸い取り、魂の壺になる。
この魂の壺を地上2階の三郎太に使うと、三郎太に取り付いていた妙な悪霊を吸い取り悪霊の壺となる。
で、これを地下1階のクローディアに使うと、彼女は悪霊をパクパク食べ、天使の姿になる。

彼女は陰邪鬼と呼ばれる妙な化け物を退治?するために地上に来たのだが、地上に来た際に人間の恰好をした反作用で二重人格になる。
それがためにいろいろとエキセントリックに当たり散らしていたが、こうしてパーティーが悪霊の壺をくれたことで本来の目的を達成し天に帰る。
めでたしめてだし…なのだろうが、ここまでほぼノーヒントである。
それだけならまだ良いが、彼女の目的となるとっかかり、起承転結や5W1Hがさっぱり描かれていないので本当に訳が分からない。
まぁあれだ。外伝Ⅳを始める際には、とにかく人の心を読めるサイオニックという職業を最初から入れておいたほうが良いようだ。
サイオニックはアイテムを識別できる呪文も持っているから、イベントアイテムの多すぎるこのゲームだとサイオニックはほぼ必須だと思う。
識別呪文(カルドゥ)は外伝Ⅲではアルケミストが持っていたのに、この露骨なサイオニック優遇。
とにかく新職面白いから使ってみなさいよ奥さんみたいな圧を感じる。

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だがサイオニックは現状のパーティーのうち魔法使いを転職させてから…と考えているので、アイテム識別要員としてビショップを外伝Ⅲから転生させてきた。
識別料100万とかいうふざけたアイテムがあるこの世界では、何の呪文も必要とせずにアイテム識別できるビショップは必須な気もする。
成長が遅すぎるので戦闘には連れて行かず、酒場の主になる運命だが…