天地を喰らう 簡易攻略

■基本
(前半)
・兵士数が100、1000、10000…と10の倍数になるごとに彼我の攻撃力が2倍になる。なのでまず相手の兵数の桁を一つ減らすよう攻撃していく。
・武将は策略を使う事が多いので優先的に攻撃。
・武将も兵士数も減らせば後は総攻撃でok。
・必要なアイテムは赤心丹(せきしんたん:体力回復)・招魂丹(しょうこんたん:戦闘不能になった味方武将を起こす)・神行の御札(しんこうのおふだ:訪れたことのある城へ移動)
・名馬(めいば)は敗残武将の登用で使う場合があるが、すぐに武将が欲しい場合でなければいらない。
・必要な策略は業火の計(ごうかのけい:敵全体にダメージ)くらい。ほとんどが力押しでOK。
・物語が進まなくなった場合、大抵は劉備に話しかければ解決する。

(後半)
・呉と戦うところあたりから暗殺使いが多くなってくるので、諸葛亮を軍師にして策免の計を使って相手の策略を無効化していく。
・火神の計・水龍の計で相手全員に大ダメージを与えられるが、策免の計・完復の計の分を残しておいた方が良い。

(終盤)
・暗殺持ちがかなり多くなってくるので、早く攻撃が出来るようになる赤兎馬を持たせた武将に策免の計を使わせる。
・策免の計は消費SPが多いうえ効果時間にムラがある。司馬懿相手に長期戦は自殺行為なので、倍撃の計+会心丹で短期決戦。

■詰まりやすいところ
(vs黄巾党)

・徐州城奪還で裏手の洞窟から攻める場合、たいれつで韓忠を先頭にして相手見張りに話しかける。

(vs董卓)
・呂布を仲間にする場合、虎牢関前の洞窟で黄金の鍵を拾い、洛陽の廃屋で七星刀を拾い、それを呂布戦時に道具として使用

(vs袁術)
・袁術攻略のルートはわかりにくい
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長安を西に行ったのち南に進むが、川沿いに進むと一つだけ進めるところがあるのでここから進軍。

(vs袁紹)
・ここから手を付けると敵が強すぎるので、先に荊州を平定した方が戦力も充実してよい。

(三顧の礼)
・1回目…劉備達が一番最初に旗揚げした村に戻り崔州平の元に行く。
・2回目…再び諸葛亮の庵に行った後、南陽城に劉備を呼び寄せる。
・3回目…再び諸葛亮の庵に行き、「起こしますか?」の選択肢が出たらしばらく放置。

(vs呉)
・荊州に侵攻された時、途中の段階で張飛からまず劉備と話し合えと言われるが、荊州の全部の城を解放してから劉備と話すこと。
・周瑜・陸遜を相手にする場合、赤兎馬+策免の計が無難。
・山道で盗まれた5本の剣のうちのひとつが見つかる。
・新都城南の海賊退治をすると盗まれた5本の剣のうちのひとつを貰える。

(vs魏)
・広陵城で剣が足に刺さったと言っている少年の話を元に、盗まれた5本の剣のうちのひとつが見つかる。
・汝南城の洞窟で、盗まれた5本の剣のうちのひとつが見つかる。
・汝南城西のひたすらに広い洞窟で、盗まれた5本の剣のうちの最後のひとつが見つかる。
・同じ洞窟に、最強武器の鍾馗の矛が見つかる。このあたりの伝説の武具の扱いはまことにぶっきらぼうである。
・曹丕・荀彧・司馬懿には赤兎馬+策免の計。
・最終戦第一戦での司馬師・司馬昭には赤兎馬+策免の計+鍾馗の矛持ち以外で会心丹
・最終戦第二戦での司馬懿には赤兎馬+策免の計+鍾馗の矛持ちで会心丹
・いずれも策免の計のご機嫌にかなり左右される。運の要素が大きいかも

天地を喰らう 20日目(最終回) 「天下統一」

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洛陽に逃げた司馬懿を追撃する劉備軍。

洛陽はかつて董卓に灰にされたが、曹操によって再興されている。
このゲームの曹操は帝を補佐し続けるわ都を再興するわ、しかし官渡の戦いや赤壁の戦い等のように徒に膨張主義は採らないわでなかなかのイケメン。
司馬懿はその果実をかすめ取ったと言えるわけで、漢の正統後継者(と自認する)劉備としては捨て置けぬ。
大義名分が出来てしめしめとも言う。

洛陽は司馬懿の優秀な息子、司馬師と司馬昭が守りを固めているという。
たった二人で百万の敵をも翻弄できるというものすごい触れ込みだがその実力はと言うと…

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ただの口三味線だった。

まぁそれなりに痛い計略を使うので優秀には違いない。だがこちらには策免の計がある。
相手の計略を全て封じ軽くひねりつぶし、さて次は城内突入か。一度戻ってSPを回復しなきゃな、と思ったら…

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司馬懿が間を置かずに攻めてくる。
これはきつい。正直きつい。ものすごくきつい。
息子ズとの戦いで策免の計を使ったせいで、こちらの戦いで使える計略は非常に少ない。

この策免の計と言うやつは持続するのだが、その持続時間は1ターンの場合もあれば10ターンの場合もある。
すぐ切れてしまった場合はかけ直さねばならないが、消費SPがかなり高いので短期決戦で仕留めるしかない。

そこで…

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一旦決戦から離脱し長安に赴き、会心丹を買えるだけ買っておく。
そして最強武器である鍾馗の矛を持たせたキャラ(今回の場合、関興)に倍撃の計をかけ、司馬懿に向かって会心丹を使う。
すると一撃で6500人以上もの兵を消し飛ばすことができる。
三国無双どころの騒ぎではない。流石少年ジャンプのキャラである。

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こうして司馬懿に集中攻撃して討ち取れば、あと気になるのは暗殺持ちの程昱くらい。
その程昱も倒せば残りは自動戦闘で問題ないだろう。

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かくして司馬懿は倒れる。
彼もまた天下統一を願った男の一人であり、彼なりのやり方でこの中国に平和をもたらそうとした。
もしも主君曹操が健在であったら、あるいは曹丕に曹操並の器量があったなら、あるいは主君が劉備であったなら…
その様な意図を示しつつ息絶える。
穿った見方をすれば最後まで責任のなすりあいしてんじゃないわよ、なのだが、その捉え方も人それぞれか。
何しろメモリーの少ない時代のゲームなので、そのあたりの機微は各自で妄想されたし。

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そして中華を統一した劉備達は、かつて廻った地や激戦の戦いに想いを馳せつつ…

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完。
このひらがなのお礼文がとても温まる。

さて感想である。

オーソドックスなRPGと言えばそれまでだが、HPを兵数として扱ってダイナミックな戦闘を表現したり、各諸公の思惑を簡略化し常に敵の存在を明確にしている。
この点のユーザーフレンドリーなゲーム設計が実にカプコンらしい。
反面UIが練られておらず、装備の付け替えや道具の購入、住民への会話もひと手間ふた手間多いのがネックだが、これも後にノウハウになっただろう。多分。

気になった点としては三国志的展開にとらわれ過ぎてどうしても予定調和になりドラマが少なくなってしまったこと。
あと正史や演戯で名高い官渡決戦や赤壁の戦いが省かれ見せ場もほとんどないこと。
(メインメモリ250キロバイトにどんだけ多くを求めているのだ。)
まぁこの辺が2で訴求されているのだろう。

とはいえエンカウントの多さはもう少し調整しても良かったかな。全体的には並に近い良作というべきか。

以上終了お疲れ様でした!

天地を喰らう 19日目 「司馬懿追撃」

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逃げる司馬懿をずんずんと追撃する劉備軍。
だが彼の退路である汝南城の洞窟及びその西の洞窟がこれまたエライ広い。
無茶苦茶広い。

1回ではとても探索しきれないので、何回か分けて探索することになるだろう。
しかしその見返りは大きく、蜀の名工が作り黄巾党に盗まれた伝説の武具の残り、更に最強武器である鍾馗の矛まで拾うことが出来るのでここはピクニック気分で行きたい。
ところで劉備軍はもう20万人以上になっている。そんな規模の軍隊がラクラク進軍できる洞窟と言うのもまたすごい。もう地下帝国クラスである。

ここからの道中で気をつけるべき敵将は・・・

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荀彧
上の状況になったのでこれは余裕と思って自動戦闘にしてトイレに行って戻ってきたら、こちら側の兵の8割が吹っ飛んでいた。
彼は兵士数がギリギリになるまで堪えた後完復の計、それまではひたすら暗殺を仕掛けてくるという、シンプルにして恐怖の戦法をしてくるのだ。
無論策免の計を使えば無効化できるが、荀彧は一度倒せば終わりでなく何度でも挑んでくる。
その度にこちらが策免の計を使い続けるとあっという間にSPが減り計略をつかえなくなってしまう。
この状態で計略のデパートの司馬懿と戦えるわけが無い。

最も有効な策は、荀彧を見たら逃げることだろうか。
呂布の100倍はおっかないヤツである。演戯では大人しい内政型だった気がするがこのゲームではエライ血の気が荒い。

荀彧にヒヤヒヤしつつ洞窟を抜けると、やがて陳留砦が見え司馬懿が待ち構えている。
待ち構えているというか「だっ誰だ!?」とドモっていたので見た目に反して結構小心者なようだ。
横山三国志の司馬懿成分が少し入っているのかもしれない。

司馬懿は強敵ではあるが、ここまでSPを温存していれば、いつもの赤兎馬+策免の計でコテンパンに出来る。
文字通り尻まくって洛陽まで逃げ出し、しんがりを託されたのは…またしても荀彧
どんだけ有能なんだ。郭嘉あたりの方がキャラに合ってる気もするが…

というわけで決戦の舞台は洛陽。
ここでは司馬懿の他、100万の軍隊をたった二人で翻弄できるという触れ込みの優秀な息子・司馬師と司馬昭が待ち受けているという。

そこら辺を歩いていた通行人曰く、

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だそうなので、気を引き締めてかかろう。


■現在の編成
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総勢25万人!
旗揚げ時は500人も居なかったのにエライ規模になってしまった。

姜維をスタメンに上げてみたが、この段階まで来ると攻撃型計略を使う暇があったら策免の計や体力回復に回した方がよさげなので、黄忠に戻した方がよさげか。
残念だったな小僧!
姜維は見た目によらず暗殺なんかも使えるのだが、策免の計を使えないのが痛すぎる。

天地を喰らう 18日目 「曹魏転覆」

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逃げ出した曹丕軍を汝南城まで追い詰める劉備軍。
ここで再び戦端を開くが、赤兎馬+策免の計の戦法に死角なし。
なにしろ策免の計は暗殺どころか兵数を回復する完復の計まで無効化できるのだ。

軽くひねり潰すと、なんと司馬懿が援軍でやってくる。

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おーとか言って気楽である。
だがしかしこちらの損害は軽微。ついでにもんでやるかと思っていると…

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曹丕死亡。
えっ?
なんと、司馬懿は曹丕が膨張政策を取っている裏で、国家転覆の準備を秘密裏に進めていたのだ。
それは曹丕の暴挙を止める積もりだったのかと思いきや、いきなり落雷の計を使い15万以上居るこちらの軍団を壊滅させてきた。
司馬懿も超やる気マンマンなのだ。アワレ劉備軍の将達は気絶してしまう。
15万の大群を壊滅させる稲妻とかさすが中国の雷である。

しかし武将たちは関羽の子供である関索により何とか助け出されたという。
彼は知力キャラらしく、都合の良いことに司馬懿の使った落雷の計を封じる呪文を知っているという。
それは相手が呪文を唱えた時にこちらもこう唱えるのだ。

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……
さすが中国の雷、よくわからないけど偉大である。

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こうして雷を無効化した劉備軍は、遂に(多分)最後の敵である司馬懿との決戦に臨む。
司馬懿は水龍の計(全員に大ダメージ)・撃免の計(こちらの打撃攻撃を無効化)・暗殺の計・完復の計・離間の計となんでもありだ。
だがこちらも赤兎馬+策免の計で全て封じることが出来る。
ちなみに策免の計は諸葛亮を軍師にしないと使えない。姜維では撃免の計にしかならず、相手の計略が通りまくってエライことになるのでこの点注意だ。
さすが諸葛亮である。

こうして司馬懿の軍隊を打ち破った劉備軍。
これが最後の決戦になるかと思いきや、司馬懿はスタコラと山越えをして逃げてしまった。
どうも曹魏は逃走がトレンディのようだ。

まだまだ続くよ乱世。
劉備軍は弛むことなく、司馬懿をずいずいと追撃だ!
とは言いつつも諸葛亮が強すぎて実際は弛みっぱなしなのだが。


■現在の戦闘
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関興を大将にした以外特に変更点は無し。
趙雲を大将にして居ても、どこに行っても「関興将軍!」「張苞将軍!」と呼ばれるからだ。
まぁいい歳だしね…

いい歳といえば、黄忠はもっといい歳である。
姜維よりも兵数も少ないし計略要員も欲しいので入れ替えるべきか。

天地を喰らう 17日目 「曹魏へ進撃」

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呉の孫権は良い人だったが、魏の曹丕にそそのかされ蜀に攻めてきたという。
中華統一の野望をむき出しにした曹丕をとっちめるため、劉備軍はいよいよ曹魏の地に進撃する。

…といっても見た目は普通のRPGのごとく、新たに行けるようになったフィールドをてくてく歩いているだけなのだが、このゲームはこう見えて戦争ゲームだ。
てくてく歩いてバシバシ倒しているオーソドックスなRPGに見えるが、実際のこちらの兵数は10万を越えている。
それが次々と迫りくる数万規模の敵を相手に大立ち回りを繰り広げているのだ。正に天下分け目の大決戦というわけだ。
そう考えると絵的にすごい。
そしてまたそう考えると計略一発で戦闘不能になった数万人の兵がみるみるうちに蘇るのも絵的にヤバイ
ここは深く考えずに進めていく。

曹魏の地に点在するところどころの拠点には、著名な武将たちが待ち受けている。
夏侯淵は脳筋であり自動戦闘で軽く倒せるが、張遼は暗殺を使ってくるのでそこそこ警戒すべき。
関羽に憧れたのかヒゲが物凄いことになっているが、計略も結構いけるのである。

対抗策としては、赤兎馬を持たせた武将に策免の計を使わせると良い。
赤兎馬を持っていると素早さが上がり、早い段階で相手の計略を無効化する策免の計を放つ事であとはイージーゲームになるからだ。
ただ1~2ターンで剥げるので定期的な張り替えが必要であり、自動戦闘は禁物である。

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そんな感じで歩いていたら曹丕が待ち受けていた。悪者にしては堂々としている。
曹丕も暗殺持ちだった気がするが、赤兎馬+策免の計で無問題。
あっさり打倒して相手は逃げて行き、劉備は容赦なく追撃をかましに曹魏の奥のさらに奥へ進撃する…!
あと関係ないが夏侯惇の顔グラがとてもステキである。


■現在の編成
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姜維を仲間にする。
演戯のように魏の将だったのを諸葛亮が調略…したわけでもなく、諸葛亮の智謀に一目惚れしてホイホイと付いて来た節操のない奴だ。

このあたりに来るとレベルアップに伴う兵数の伸びが半端無く、13万人を優に超えている。
こんな大軍団がベッド3つしか無い宿屋に泊まるんだからたまったもんじゃない。

天地を喰らう 16日目 「孫呉滅亡」

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漢の正統後継王室として名乗りを上げた劉備は、まず偽帝孫権を倒しに呉に進撃する。

呉はひたすらに広く兵の数も1万越えが多くなるが、反面貰える経験値も莫大になっていくためスイスイとレベルが上がっていく。
途中やたらただっ広い山道…というか洞窟があるのだが、ここをうろうろしているうちにレベルが一気に8ほど上がる。
ここでは蜀の刀鍛冶が作るも黄巾賊の残党に盗まれたという伝説の五武器のうちの一つ、土龍の剣を発見出来る。
なぜ黄巾賊の残党が盗んだという剣がこんなところにあるのか謎だが、まぁ頂いておこう。

そんなわけでレベルがモリモリあがるので、当初は呉つええ計略しっかりしなきゃ!と思っていたのにもうすっかり自動戦闘ラッシュである。
ただ注意すべき武将が二人いる。

まずは周瑜
洪水の計でこちら全員に1500人がふっとぶくらいの攻撃を仕掛けてくる上、暗殺でいきなり武将を戦闘不能にしてしまう。
対峙するには相手の計略を無効化する策免の計が必須であろう。

次に陸遜
周瑜ほど派手な攻撃はしてこないが、完復の計で倒した兵を瞬時に復活させるゾンビ戦法を取ってきて自動戦闘で舐めていると何時まで経っても戦闘が終わらない。
集中攻撃するか、自動戦闘で挑むならば他の将を一掃してからの方が良いだろう。

これら強敵を倒しつつ、遂に劉備軍は建業まで攻め入り孫権と対決。

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呉に攻め込んだときは各将5000人くらい率いるのがやっとだったのに、この頃には1万越えの将で圧倒。
自動戦闘でぼっこぼこにする。

死の間際、孫権は曹丕にそそのかされ兄孫策を殺し、更に蜀に攻め込んできたという。
悲劇性があるといえばあるのだが、曹丕に全ての責任をなすりつけているというか、人のせいにして無いでしっかりしろよ!というか。

呉と言えば将たちの絆の強さを描かれることが多いが、この時点で呉の重鎮である魯粛も諸葛瑾もこちら側についてるし、もうガッタガタである。
かくして三代続いた孫呉の栄光ここに潰える。

残すは魏帝曹丕のみ!
なんだか無理やり悪役に仕立てられてる感があってちょっと思うところはあるけど…


■現在の編成
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編成も大将も変わらず、ただレベルがモリッと上がり前回より一気に3倍近くの兵を率いられるようになる。インフレここに極まれり。
どうでもいいが大将を趙雲にしているのに、行く先々で「さすが張苞将軍!」「大変です張苞将軍!」みたいに言われる。
趙雲かたなしである。
通常は大将にしている武将の名前で呼ばれるのだが、張苞が来てからは張苞を大将にすべきということなのかもしれない。

でもなぁ…

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やっぱり暑苦しい…

天地を喰らう 15日目 「劉備、皇帝になる」

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三国志演義はともかく(FC版)天地を喰らう世界の曹操や孫策は何とも牧歌的であり、官渡の戦いも赤壁の戦いも無く、中華を魏呉蜀で仲良く三等分していた。
だがその後継ぎはかなりの悪であり、孫策の後を継いだ孫権は曹操の息子曹丕にそそのかされ、いきなり劉備の領土である荊州に攻めよせて来たのだ。
これはキツくしつけせねばと迎撃に向かう劉備軍。

荊州の城のいくつかはすでに呉の重鎮たちに占拠されていたが、強さはさほどではなく一つ一つ取り返していく。
途中桂陽城を守る張飛から「今後について一度劉備に相談しろ」と言われるが、荊州の城を全て取り戻さないとフラグが立たないのでこの点注意だ。

さて、とりあえず荊州が落ち着いたところで劉備と改めて話す。諸外国の情勢についてだ。
まず曹操の息子曹丕。曹操は飽くまで帝を補佐していただけだが、彼は帝に禅譲をせまり無理やり帝の位を奪ったらしい。
そして孫策の弟孫権。彼はいつの間にか玉璽を手に入れ、更に曹丕にそそのかされたことで自身も皇帝と名乗っている。
元々劉備は漢室の復興のために立ち上がったのだが、こんなに皇帝が雨後の筍のごとく湧いては漢室復興どころではない。
では劉備としてはどうすべきなのか。思い悩む劉備に対し諸葛亮はこう進言する。

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漢室の血を引く(と自認している)劉備自身が正統の皇帝と名乗り、もって偽帝達を打倒すことこそが漢室復興の道ではないのかと。
さすが演戯で周瑜を憤死させただけはある、中華随一のディベート力である。

こうして劉備は折れ、蜀漢皇帝として名乗りを上げた。
さすがは孔明、戦火を広げることにかけては天下一品である。

劉備が皇帝に付くと、張飛治める桂陽城から呉の版図に橋がかかり攻め込めるようになる。
まずは呉の討伐だ!なのだが、相手の武将はそろそろ兵数10000人超えが増えてくる。
このゲームでは兵数が10倍になるごとに攻撃力が2倍になる。
つまり兵数が2桁の時の攻撃力より、実に8倍もの攻撃力を持つこととなり非常に痛い。
ここのところロクに計略を使わずにほとんど自動戦闘ばかりだったが、しばらくは丁寧に計略を使っていくしかあるまい。


■現在の編成
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関羽と張飛は内政統治に専念し事実上の引退となってしまったため、代わりに彼らの息子である関興・張苞が後を継ぐ。
彼らはさすが五虎将軍の血を引いているだけあってレベルアップとともに兵数もあがる。
とすると関平は養子説を取っているのだな…
あと大将は趙雲にした。
兵数的には張苞を対象にした方が良いのだろうけど、彼は、なんというか、こう…

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ミゾグチ!?
ちょっと圧が強すぎてなぁ…

天地を喰らう 14日目 「三国鼎立」

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漢中の軍勢と内部の反乱勢力に苦しめられ、内憂外患を呈していた劉璋治める蜀を救うため、劉備は蜀に軍勢を進めた。
しかし日和った劉璋は漢中軍と結託し劉備を裏切ったので、劉備は問答無用で蜀を手に入れることとした。

裏切りの代償が国丸ごととは中華は豪勢である。
劉備が貪欲すぎるだけかも知れないが。

というわけで成都を守る劉璋軍になだれ込む劉備軍。
劉璋のごとき日和見主義者など劉備兄ぃの敵ではなく、少し刃を交えただけで後は自動戦闘で蹴散らす。

かくして半ば無理やりな形で蜀を手に入れた劉備。

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天地を喰らうのこの世界においては、史実では散々存在感を放ってきた曹操はただの世渡り上手なおじさんとなって中原を支配するのみ。
孫策は董卓討伐以降じっと呉に引きこもる。
残りの華北漢中蜀荊州を全て劉備が領有し、その広大な土地の管理運営するため関羽を長沙城、張飛を桂陽城に統治させる。
劉備が圧倒的優位な状況で遂に平和な三国鼎立時代が始まった!
が…
3秒で終わった。

上のスクリーンショットのメッセージの後、すぐに…

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曹操病死!

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孫策暗殺!

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呉が侵攻!
血の気荒過ぎである。
しかしこちとら三国志演義でなく天地を喰らうの劉備兄ぃだ。あの董卓軍すら手懐けたガラの悪さだ。
その劉備兄ぃに喧嘩売るとかマジやべーから洒落になってねーからおめーの顔ピカソにしちまうから!


■現在の編成
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先日は蜀オールスターズ完成!と喜んでいたのにいきなり崩壊する。
広大な劉備の領地の防衛に専念させるため、関羽と張飛を離脱させたからだ。
だが選手層の厚すぎる劉備軍、馬岱という能力も兵数も申し分の無い武将を入れてその穴を埋める。
魏延すらもう兵数面で型落ちという…

天地を喰らう 13日目 「劉備軍、蜀に入る」

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諸葛亮に三顧の礼を尽くすも寝起きが悪すぎて追い出された劉備軍。
どうしてくれようと思いつつもこのままでは先に進めないので、今度は「起こしますか」でいいえにし、リアルにしばらく待つようにする。
ブランディッシュというゲームでも似たようなトラップがあったが…トラップなのかこれも?

かくしてすっかり春眠を満喫した諸葛亮は先ほどの人格とは打って変わって人当たり良く劉備軍に接し仲間となった。
人間性に問題ありますぜこいつ!天才とは理解しがたいものなのである。

メンツが揃ったところで、劉備軍は満を持して同族劉璋のヘルプのため蜀に入る。
史実のように拠って立つ地が欲しくて半ばだまくらかすようにして蜀を奪った劉備ではなく、天地の喰らうでの劉備は力で華北と荊州を領有している。
困っている者を助ける、これぞ王道であるガハハと入蜀する劉備軍。
するといきなり呂布が襲いかかってくる。
呂布だけでも7000もの兵を従えて。

かつての劉備軍なら大いに苦戦しただろうが、何しろこちらは諸葛亮・龐統という中華史上最高クラスの軍師を従えている。
離間の計が100%効き、呂布は一撃もこちらにくらわす事が出来ず自滅した。
すると…

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ナレーションが流れる。
cv野際陽子で脳内再生。なかなかに奇抜な最期であった。

すっかり最初から最後まで見せ場なく消えてしまった呂布を捨て置いて蜀を進む劉備軍。
情報収集しているうちに、内外から攻められてきた劉璋は保身に走り、北方の武将張魯と結託し劉備軍を一網打尽にしようとしているらしい。
既存の登場人物を敢えてわかりやすい悪役化をして劉備の行動を正当化する。この剛腕こそレトロゲームの醍醐味である。

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途中、馬超・馬岱・龐徳の三連星と相まみえる。
だがこのゲームでは馬超と曹操の確執などが深堀されていないので、倒したのち「劉備兄ぃつええ!一生ついてきやすぜ!」みたいなノリで軽く仲間になる。
むむむ…何がむむむだ。

これで残すは劉璋の首のみである。蜀も手に入れ一気に残余勢力を倒せガハハ!
どっちが悪役なんだか…


■現在の編成
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満を持して(と言うにはあまりドラマチックでもないが)諸葛亮と馬超が参入。
蜀オールスターズ、遂に完成!
龐統以外はレベルアップでモリモリ兵数が上がっていくので、やがて龐統すらもリストラ対象になるであろう。
選手層が厚すぎる劉備軍。この軍隊はこれからどこに進もうと言うのか。

天地を喰らう 12日目 「三顧の礼…なのだが」

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袁紹を倒したことを劉備に報告に行くと、徐庶が都から手紙が来ているという。
それは徐庶の母の手紙であり、洛陽で独り過ごすのは寂しいとのこと。
母思いの徐庶は都で母を助けると言い、ここで離脱する。
ケチな人は劉備に話す前に徐庶から装備類を剥がしておこう。

おそらく徐庶は袁紹討伐を荊州平定より先に進めていればブンブン活躍していたのだろうが、逆だったので渤海城のギャルに惚れられるくらいしか見せ場なし。
…と思ったら城を出たところで徐庶が待っていた。自分の代わりに諸葛亮を紹介するので彼の庵に行ってくれとのこと。
ちなみにこのゲームでは文字数が足りないのでコウメイ(孔明)と記される。

おお、さすが稀代の軍師。アフターフォローも万全である。
そこで徐庶がいた洞窟を南に下り、諸葛亮の庵に着く。
が、そこには弟の諸葛均しかおらず、孔明はなんと劉備の故郷楼桑村の崔州平に会いに行ったという。
久々に里帰りするかと劉備軍は戻るが、一歩遅く孔明は既に帰ってしまった後だという。
ちなみにここに住む劉備の母は「とにかく逆賊を倒せ!」とおっかない。
カーチャンにとっては、曹操も逆賊なのだろう。
この段階では劉備はまだ曹操について接点が無いが、カーチャンは何でも知っているのだ。
深淵である(容量が無いだけだけだろうけど)。

再び孔明の庵に戻るとまたもやすれ違い。
流石に気の毒に思った諸葛均は、兄が戻ったら南陽城に知らせに行くからここで待っていろとのこと。
だが本当に待っていても一向に来ない。劉備の居る城まで行き劉備に話しけ、本拠を南陽城に移転してもらう必要があるのだ。
この点詰まりやすいかもしれない。

劉備を南陽城に迎え入れたのち城に入ると、諸葛均が劉備軍を呼びに来る。
兄が家に戻ったので今度こそ会ってくれと。
今度こそだな!

三度孔明の庵に赴く劉備軍だが、諸葛亮は寝ていた
フランクな奴である。
演戯のように劉備自身が礼を尽くして…というわけでなく、ただのすれ違いなのでこっちもフランクに行こうと思う。
というわけで軽く起こそうとすると…

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寝起き悪すぎ。
怒って追い出されてしまった。
こちとら1万人弱を率いている中華最強クラス(たぶん)の軍団なのに、ずいぶん豪胆である。

うーんどうするかなぁ…劉備を呼ばないといけないのだろうか。
そういえば劉備は同族の劉璋治める蜀が困っているので助けてやってくれと言っていた。
先にここを進めるべきなのか?でもなんか後味悪いのだが…


■現在の編成
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徐庶が抜けてしまったので馬良をピンチヒッターとして再び入れる。
馬良は徐庶より若干知力が落ちるがそれでもかなり優秀なのは間違いない。
だいぶメンツが固定されてきた劉備軍。一時期殆ど董卓軍じゃないのかというくらいヤサぐれていた編成だが、立派になったものである。