イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 23日目 「少年は向かい風を行く」

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ラミアの村の住人に聞き込みをしていくアドル。

サルモンの神殿の門前町とした栄えたらしいこの地だが、そこら中に死のにおいがある。
アドルが入ったのは誰もいない空き家だった。
だがずっと長い間空き家だったわけでもなさそうで、かすかに生活の残り香が感じられる。
空き家になってしまった理由を近所の村人から聞いたアドルは戦慄する。

半年前突如として湧き出した魔物達はサルモンの神殿を占拠するだけでなく、ここラミアの村にたまに来ては人間を拉致して殺害しているという。
たまに聞こえてくる鐘の音、それが殺害の合図だった。
死体は帰ってこない。
墓場には死体のない墓石があり、今もまたマリアという女性が殺される為に浚われ、サダトという婚約者が彼女を取り戻しにサルモンの神殿に向かったばかりだという。
ここの空き家は、そうして数々の理不尽な不幸の、最初の場所だった。
半年前、ここに住む仲の良い兄妹たちが最初に魔物に浚われ、それからすべては始まった。

これまでただ流されるようにぼやきながら冒険してきたアドルだが、さすがにこうした惨状は見過ごせない。
こうした不幸をこれ以上生み出さないために、それを今なお生み出している魔の元凶をぶちころがすために、アドルは駆け巡っているのだ。
やっと行動に具体性が出てきた。令和世代は具体性がないと動かないのだ。
中の人は昭和だけど。

だがその前に…

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武器屋のお姉さんにちょっかいを掛ける。
プレゼント攻めして好感度を上げれば、リリアと同様彼女のベッドにももぐれるようになる。無論もぐった
先ほどの決意はどこに行ったのだ。冒険者とは支離滅裂なのである。

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とはいえやはり物騒な魔物は放置できない。
門番のゴートにサルモンの神殿に続く扉を開けてもらい、アドルはルーに変身。
アドルを倒したとか言って装備を見せ、サルモンの神殿への門を開けてもらうよう頼んだ。
すると彼らはザバと呼ばれる魔物に報告に行けという。東に行けば分かるぞ!と頼みもしないのに教えてくれた。
適当すぎる名前のくせになかなかに親切だ。
ちなみにイースⅡの世界では最強の魔物なのでくれぐれも人間の姿のままちょっかい掛けないように。

さて、ついにきたサルモンの神殿だが、これがまたエライ広い。
どこをどう歩いているのかさっぱり分からない。
とにかく東にザバ様がいるらしいのでてくてく歩いてみる。

が、彼女(ザバは女らしい)は侵入者への対策会議に出かけているという。
そこで会議室に向かおうとするアドルだが…

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会議室に続く通路は閉鎖されていた。
サルモンの神殿に入ってからまだ一度も変身を解いていないのに、この対応の早さは役人の鑑である。
日本の公務員も見習ってもらいたい。
まずは通行証を探さねば、である。

というかどこでバレたんだ…?サダトが派手に暴れすぎたのだろうか。

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 22日目 「原初の巨人」

ys2c 2019-09-28 22-57-10-03

アドルはタルフを溶岩の村へ連れ帰る道すがら、いろいろな場所に連れていく。
生まれてこの方溶岩の村近辺しか知らないというのは、あまりにも貧しい青春時代だから。

というわけでルーの隠れ家に連れていくと…
無意識的にルーに石を投げる

なんて凶暴な。
そういえばタルフのステータスでは称号が「Rascal」になっているが、これは腕白坊主という意味もあるが、通常はごろつきという意味だ。
ごろつき…
将来が心配になってきた。

続いてノルティア氷壁まで連れていく。
ここに来たのは初めてなようで珍しい魔物を見て喜んでいる…のだが、さらに遠くまで連れて行こうとすると…

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引きこもった
扉の向こうに勝手に行ってしまい、二度とこちらに来なくなってしまった。
多感な年頃というやつである。まぁはたから見れば幼児を連れまわすアドルのほうが事案であるのだが。

結局タルフに冒険はまだ早すぎる…というかこんな過酷な稼業はアドルにしかできないのかもしれず、おとなしく溶岩の村へ連れて帰る。
かくして橋番は約束を守り、橋げたを下してアドルを溶岩の向こう側に送り届けてくれた。

さらに溶岩地帯を奥へ奥へと進む。
このあたりの魔物と話してみると、どうやらこの先にはアドルを食い止めるために呼び出された巨大な魔物がいるらしい。
おっかなびっくりしながら先に進んでみると…

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出た。第3のボス、ゲラルディだ。
こいつは口からでかい虫を吐いてきて、この虫はしばらくするとまた戻る。そのもどり際に開けているでかい口にファイヤーの魔法をぶち込めばおkだ。
立ち回りとしてはヴァジュリオンが簡単になったイメージ。動き回って攻撃の瞬間をしっかり見極めればそう難しくはないだろう。

それにしてもショッキングな造形だ。
ゲラルディはイースオリジンにも居たが、その時は足はわからないがちゃんと胴も手もあって少なくとも健康で文化的なイメージはしていた。
なのに彼は一体…
まぁオリジナル原理主義者の自分としてはイースオリジンは無かったことになっているので、時の連続性が断たれている感じがしてちょうどよい。
アレはパラレルワールドの出来事である。そうに決まっている。

そんな感じで見た目に反してそれほどでもないボスを軽くひねったアドル。
溶岩地帯を抜けるとそこは…

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ラミアの村という、山岳の村だった。
溶岩の結界はここまでには及んでいないらしく、普通な雪山の高所といった感じだ。
この新天地でアドルを待ち受けるものとは…?

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 21日目 「タルフ育成計画」

ys2c 2019-09-27 22-57-53-70

溶岩地帯の岩の裂け目が気になるのだが、それについてはこの地域北部の溶岩の村にその答えがあった。
ここの住人はどうもよそよそしく、村の橋番は魔物に橋を上げる機械を壊されたと言って通してくれない。
だがアドルがここまで来る過程で、魔物から既に「橋番の子供を人質にとってアドルを通さない作戦を立てている」と聞いていた。

そこでアドルはルーに変身し橋番と話した上で全てはお見通しである的な事を言い、子供を助けて差し上げようと約束をする。
どうもその計画を立てたのがダレスという魔物の元締めみたいなやつらしい。
彼が橋番の息子タルフを人質に取り、代わりにアドルをここから通すなと念押ししたという。
ダレスとはおそらくオープニングでワープしていた奴だろう。
ワープできるならさっさとアドルの背後にワープしてボコボコにすれば良いと思うのだが、まぁ所謂舐めプと言う奴か。
魔物達もその点を理解しているのか「もっと正々堂々戦えよ」と、ルーに変身したアドルに愚痴っている。

ともかくも橋番から囁きの耳飾りというアイテムを貰い、例の岩の裂け目で使うと…やはり、その奥に人が囚われていた。
一人は橋番の子供タルフ、もう一人はキース…という魔物だ。
このキースという魔物は良い人らしく、人間に言葉もわかるという。
黒真珠を欲しがっていたので先ほど拾ったものを渡した所、異様に力がみなぎりドギばりに牢屋の壁をぶっ壊してくれたが、挨拶もせずにどこかに行ってしまった。
シャイなのか?

で。
ここからが本番である。
アドルはタルフを連れて溶岩の村に連れ行くことになるのだが、地上でのフィーナと同様、彼も育てる事が出来る。
育て方はフィーナほど難しくは無い。
まず彼にリンゴや薬草などを合計7つプレゼントすると、敵に向かって自動的に石を投げるようになる。
投げるようになったら…

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このようにルーに変身したアドルが壁代わりになることで、タルフは石で魔物を投げ殺す。
最大レベルは25で、その時点でターワル(剣)を装備したアドルとほぼ同じ攻撃力になる。
溶岩の村という居住性最悪な所に住んでいたせいか、パワフルである。
そもそも何故こんな所に住んでいるんだ…?村の名前も適当すぎるし、元は流刑地みたいなアンタッチャブルな匂いを感じる。

話がそれた。
ともかくタルフも一人前になったので、彼と共にガシガシあたりを冒険してみる事にする。
冒険者には寄り道も必要、いやむしろこれがメインであろう。多分。

寄り道といえば、このゲームはオリジナル版と違って色々と寄り道出来る。

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リリアの布団の中に潜ってその匂いを嗅いだり

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タルフのスリーサイズを計れる
少年のスリーサイズを計ってどうすんだな気もするが、幼女だったらもっとヤバいか…
どっちにしろなんというか…クロニクルになってアドルは色々と変態になってしまった。
レトロゲーマーは結構硬派が多いのでこう言う追加要素は議論を呼びそうではある。
もうっ、ファルコムさんったら…

ちなみにタルフのスリーサイズを計るにはバーンドブレスで鉄鉱石が拾えるか所があるのだが、そこまで押し込める必要がある。
更にただ押すだけではダメで、火の魔法を最大火力でぶちかますなどふっ飛ばしも必要になるため異常に難しい。
少年のスリーサイズを計るためだけに1時間近くも難渋していたのはさすが死にたくなった。

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 20日目 「溶岩の結界」

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サルモンの神殿を目指すアドルはノルティア氷壁を超える。
そこは溶岩地帯バーンドブレスだった。

空に浮かぶ土地に溶岩ってどうなんだと子供心に不思議だったが、クロニクル版ではその点について言及されている。
700年前、魔法によって生まれたとされる魔物がクレリアによって力を得てここイースの国のサルモンの神殿まで攻めて来た。
彼らの追撃を拒むために、イースの神官が魔法で溶岩の内壁を作った…とすぐ近くにある女神像が教えてくれる。
困ったときには魔法。ファンタジー世界は便利である。

ところでこの女神像の近くで、何かに見られている気配がした。ルーに変身して近くの魔物に聞いてみると、この辺にルーの種族の魔物が住んでいるそうだ。

ははーんと思い魔物の鈴を使ってみると…ルーの種族が発見され、集落が見つかる。
彼らは他の魔物にいじめられており、ここまで追いやられてしまったそうだ。
ここの集落では毒ガスマスク代わりになるロダの葉を拾う事が出来、他に休憩もできる。リターンの魔法の中継地にもなるのでありがたい。
ちなみにアドルがルーの変身を解いても彼らは不機嫌になるだけだが、オリジナル版の88版などはいきなり殴りかかってくる。
しかもおそらくこの地域では最も甚大な攻撃力を持っている。
何故そんな彼らがいじめられっ子扱いされていたのか、イースの七不思議の一つである。あとの六つは知らない。

ルーの集落を出てしばらく西に進むと毒ガス地帯に出る。ここはロダの葉で回避。
どうもアドルがテレパシーの魔法を拾ったあたりから、敵の強さが加速度的に上がる気がする。
その為いきなり魔物達に殴りかかるのは得策でなく、まずルーに変身して一通り情報収集してからデストロイゼムオールすると良さげ。

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更に奥に行くと妙な石像があり、額に黒い真珠がハマっていた。
それを取り出すと近くの魔物が力が抜けたとか言っている。どうやら黒い真珠と言うものは魔物のエネルギー源のようだ。
「ああ~黒真珠を盗まれた~ダレス様に怒られる~」とか言っているが、目の前でアドルが盗んだのに気付いてないし、見張りとしての勤労意欲は元々なさそうである。
ダレスというのは誰だろう?魔物たちの上司だろうか。
ここの魔物たちはとにかく上司に対する愚痴が激しい。製作者達の苦労が偲ばれるのであった。

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別の地域では岩の裂け目があった。
そういえばこの近くの魔物が、「子供をさらってきた」「岩の牢屋に入れて二日も経つからそろそろグロッキーだろう」みたいなことを言っていた。
ということはここが牢屋なのだろうが、ウンともスンとも反応が無い。
何かが足りないようだ。

…と、各地の捜索を繰り返しているうちにお金が溜まってきたので、装備の新調&情報集めにランスの村に戻ることにした。
そう言えば孤独と静寂を愛する男ジラの家の地下室の魔物はどうなっただろうか。
88版では未来永劫ここから魔物が湧きだすのだが、良く考えてみたらこんな物騒な場所が村の中にあるのに村人が「魔物の人間狩りが~」と騒ぐのもなんかおかしい。
クロニクル版ではその点が改良されているのか、ジラに話しかけるといい加減早く地下室の魔物を全滅させてくれと言われる。

全滅出来るものなのか?

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出来た。
この表示が出れば仕事完了だ。

するとジラは今度は「最近耳鳴りがする…」とか言ってくる。
アドルに言われてもなぁ…フレア先生に診てもらってはどうか。

結局ランスの村では大した情報は無し。
溶岩地帯をもう少しくまなく探索する必要がありそうだ。

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 19日目 「凍土から焦土へ」

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ランスの村からリリア始め何人かが魔物の人間狩りに遭った疑惑が高い。
だがムーンドリアの廃墟やラスティーニ廃坑近辺では足取りを追えなかった。
ならば先に進むしかない、と再びノルティア氷壁に来るアドル。

ここは幾らか所在がわかりにくいアイテムがある。
まず聖霊の衣
これは身につけたままじっとしていると体力が回復する、エステリアにおけるヒールリングのような効果を持つ。
体力回復手段が乏しいここらでは必須だが、在処は非常にわかりにくい。
氷露の結晶で氷の橋を作り洞窟を抜ける、そこのすぐ下の階段に紫色の魔物が動かずに突っ立っている所がある。
上に記したスクリーンショットがその位置だが、この壁の向こうに聖霊の衣がある。

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次に鷹の彫像
ファイアの魔法が誘導弾になる優れモノだ。
こちらは石の靴を履いていないと登れない坂をウロウロしていれば見つかる。

あとはこの地にある女神像の導きの通り、幻影の鏡を拾い、イースの紋章描かれた扉の前で使うと真実の扉が見つかる。
そこにいるのは…

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ぴょんぴょんしては着陸時に氷を飛ばしてくる変なボス、ティアルマスだ。
コイツはアドルの居た位置に飛んでくる性質があるので、飛び跳ねたらアドルは移動死自分の元居た位置にファイヤーの魔法をブチ込めばよい。
放たれる氷は一見ド派手で対処に困るが、良く見たら隙間が結構あるので見てから回避で余裕である。
とか言いながら死にそうだが…
この段階まで来ればターワル(剣)を買えるくらいの金は溜まっていると思うので、不安だったら一度装備を整えると良いだろう。

この元気なボスを倒すと、次はバーンドブレスと呼ばれる溶岩の内堀に進む…のだが。

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この位置、実は入れるようになっており、先に進むと1000G拾える。
壁に沿って斜めに移動していると入れないのでピンポイントで突っ込むとよい。

今回は特に大きなイベントも無かったので攻略情報のみである。
いつのもアドルくんのぼやきは無し。

さて、凍土から焦土へ。次回はいよいよ溶岩地帯である。
氷壁に溶岩、まさしく天嶮の要塞に守られたサルモンの神殿だが、そのサルモンの神殿の中心に魔物の親玉が居る?というのは何とも皮肉な話である。

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 18日目 「壊れ始めた日常と動き出した何か」

ys2c 2019-09-24 22-04-10-62

ノルティア氷壁を探索するアドル。
石の靴を使って滑り台を駆け登ると、イースの紋章が描かれた扉を見つける。
こうした扉の向こうには毎回ボスキャラが居るが…

扉に触れると氷の感触が手に残るのみ。どうやら幻影のようだ。
まだ氷壁で探るべき所があると言うことだろうが、正直敵が強すぎるので一旦ランスの村に戻り装備を更新することにする。
ところが…

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ランスの村では、リリアが行方不明になっていた。
元気になったリリアはそこらじゅうを駆け回っていたのだが、ムーンドリアの廃墟に行ったきり戻ってこないと言う。
しかしムーンドリアの廃墟に居る人々もリリアの事は見ていないと言う。

そういえば、氷壁の魔物が「空飛ぶ魔物が女の子をさらっていった」と言っていた。
ならば、ムーンドリアに住む魔物ならばヒントをくれるかもしれない。
さっそく聖獣ルーに変身。

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ロクなことを言わない。ロックなだけに。
ちなみに大昔、上のセリフをログイン(雑誌)で見た時は子供ながら爆笑したものである。

そしてもう一人、廃坑に潜った鉄鉱石採集の者が戻ってこないという。
近所に住む双子の娘の気弱なパパさんだ。
彼は廃坑に行く事を怖がっていたのだが、本当に廃坑にもぐったのだろうか…?

そこでまたしてもルーに変身し、廃坑の魔物と世間話してみる。

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………………
どうもサルモンの神殿から離れるほど、魔物は天然で牧歌的になるようだ。
こういう気の良い連中をアドルはこれまで惨殺してきたのだ。だがこれも世界の平和のためである(開き直る)。

ちなみに魔物の名前はその魔物を倒すたびに変わる。
変な所が凝っている。合唱…

さて、いくらかランスの村近辺を探してみたが、リリアもパパさんも居ない。
どうも最近魔物たちの人間狩りが横行しているらしく、それに巻き込まれてしまったのだろうか…

これまでは世界の危機です!とか魔の元凶を倒せ!とか言われても「何でぼくが…(ぶつぶつ)」みたいな若者メンタルプレイをしてきたが、ここまで具体的な事件が起こると話も違う。
全力で美女を助けなければである。冒険者は実利主義者なのだ。

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 17日目 「魔物たちの家庭の事情」

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女神に導かれ…というかせき立てられるようにサルモンの神殿に向かうアドル。
サルモンの神殿の外堀はノルティア氷壁という天然の要害によって守られている。
まずはここを突破しなければならない。

ここの敵はかなり強く、おなじみの半キャラずらしをしようにも相手も微妙に軸を合わせて来てとてもやりにくい。
だが時々ボーっとたたずんでいる時があり、そういう時は後ろから切りつけると相手は成す術も無く果てる。
冒険者とは実利主義者なのだ。

地形も結構入り組んだ作りになっているが、何度かウロウロしているうちに慣れてくる。
氷露の結晶を拾い、洞窟内で空気が巻き上がった所で使うと…

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このように氷の道が出来て先に進める。
そこにもまたアイテムがいくらか落ちており、石の靴というものは氷で出来たつるつるの坂を登ることができる。
ゼリアードのルゼリアの靴のようなものと言えば分りやすいだろう。誰が分かるんだ。

更に…

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テレパシーの魔法を拾うことができる。
なんだってこんな最果ての地に…所持者は夢遊病でも患っていたのだろうか。
これを使うとアドルは聖獣ルーという人畜無害の魔物に変身することが出来、

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魔物と世間話をすることができる。
どうやら空を飛ぶ魔物が人間を連れ去ってしまったそうだ。
魔物が復活して以来、ここイースの国も随分物騒になってしまった。

それにしても普段がものすごい形相で襲いかかってくる魔物も、実際話してみると妙に親近感を覚える。
魔物は魔法から生まれた生物というが、出自がどうあれ生きている限り生活があるのだ。
やはり対話は大事なのである。
未来志向で胸襟を開いてそこらの魔物に話しまくると…

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うっ…

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ううっ…

これも世界の平和のためである。

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 16日目 「押され頼られ導かれ」

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アドルは廃坑から摘んできたセルセタの花をリリアを病から救う。
無論冒険者であるアドルは廃坑に潜って花を摘むだけで満足しない。
鉄鉱石やら邪悪な鈴やら、持って来られるものは手当たり次第に持ってくる。

この邪悪の鈴というのは神官が魔物の動きを制御するために用いていたもので、魔物を呼び寄せる効果がある…とリリアから聞く。
そう言えば近所にジラという孤独を愛する男が居るのだが、彼は地下室から物音がすると言っていた。
近所の人も魔物の声が聞こえる…とも言っていた。

この魔物の鈴で調査できるかも、とジラに話すと…

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問答無用で冒険者なんだから探索しろと言ってくる。
どうやらイース世界の冒険者と言うのは、遺失物横領罪が適用されない代わりに頼みごとは断ってはいけないという戒律があるのかもしれない。

それにしたって魔物に囲まれるかもしれない仕事は危険すぎる。
まだイエスもノーも言わず態度を保留して一旦村に出ると…

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既に村中の共通認識でアドルの仕事ということになっている。
このゲームの登場人物は全体的に人を頼りすぎである。
自分じゃなくても誰かがやってくれるだろうという昭和のワーキングバランスを感じる。まぁオリジナルは昭和のゲームなんだけど。

というわけで地下室で鈴を使うと…案の定魔物がモリモリ出て来た。
88版ではほぼガチバトルになるが、イースクロニクルでは樽の上に登れるようになっており一方的に攻撃出来る。
これは楽だな!と思っていたが88版のように永遠に魔物がぞろぞろ出るわけではないのでレベル上げにはちょっと向いていないようだ。

空いた穴を先に進むとそこは聖域に繋がっており、おそらく落盤でふさがってしまった居たのであろう神官ファクトの霊廟に来ることができた。
半年前、エステリアから銀――イースではクレリアと呼ばれている金属が採掘されたことで、それに呼応して魔物が復活。
ここ天空の国イースでも復活。
そして理由はよくわからないが、ここイースの中央にあるサルモンの神殿に何故か魔の元凶がおり、こいつも目覚めてしまった。
700年前に地上での魔物の襲撃から逃れるために空に浮かんだ意味が無いと言うか、このままでは魔物がイースの力を持って世界を支配してしまう。
幸い女神が施した仕掛けでそのことはまだ先であるが、いずれは破られる。その前に…

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サルモンの神殿に来いや!とアドルをせき立てる神官ファクト。
そんなせっかちだから子孫がグレたんじゃないのか。
そして聖域で閉ざされていた扉が開く。サルモンの神殿を囲むノルティア氷壁に繋がる道だ。

そこに行く前に一度女神像に会っていく。

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またしても来いと言われる。
とにかくイースの全てが魔物の手に渡ると世界がヤバイ!だから助けて、と言うことらしい。
よし、よくわかった。全てこのアドルに任せておけ。
そして去り際に…

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念押しされる
イースの女神は実に心配症だ。

ノルティア氷壁へと続く道を走っていくとイベントシーンが始まる。

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イースクロニクルの元ネタであるイースⅠ・Ⅱ完全版にあったかどうか忘れてしまったが、如何にも魔の元凶っぽいのがアドルを見こてニヤニヤしている。
これもまた間接的にアドルに自由など無いと示唆されているようで、冒険者のツラさというか、昭和の圧みたいなものを肌で感じる。

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 15日目 「少女の微熱は下がること無く」

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医師フレアを助けたアドル。
さっそく不治の病に冒されたリリアを助ける方法を聞き出す。
…の前にこの看護師さんがかなり色っぽいのでリンゴ攻めして見たら、「浮気はダメよ?あなたにはリリアがいるじゃない」と諭される。
そのお姉さん口調から恋愛百戦錬磨の手誰に見えるが21歳らしい。
こんな人畜無害な村なのに見えない所では色々と激しいのかもしれない。

そんなことはどうでもいい。
リリアを助けるには、ロダの実とセルセタの花を調合するしかないという。
ロダの実は近くの廃墟でたやすく拾えるが、問題はセルセタの花だ。

どうやら廃坑の奥にしか咲かないらしいが、廃坑には拡散波動砲を撃ちまくってくるケッタイな魔物・ベラガンダーが鎮座している。

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しかし今のアドルはかつてのスタコラサッサと逃げ出したアドルではない。魔法を使えるのだ。
最もこの世界の魔法はイースを空に浮かべるほど強大な力を持つ半面、妙な魔物をも生み出すアンビバレンツな存在…らしい。
だがリリアの命がかかっているのだ。深く考えずにベラガンダーの口に思いっきり火の魔法をブチ込み撃破。

撃破すると奥に進めるようになる。そこは開けた空洞だが、より強い敵がごろごろいる。
イースⅠクロニクルの敵はオリジナル版に比べて比較的マイルドに調整されているが、イースⅡクロニクルの場合殺意マンマンだ。
一撃で一気に体力の3割くらい奪われたりする。
モンスターマニュアルを見ると「死体にとりついた~」「恨みを持って死んだ死者が~」とかやたら死体にまつわる敵が多く、おっかない。
地上は平和そのものなのに、魔物発生以来数々の死の嵐がランスの村に吹き荒れたのかもしれない。
そう考えると村人たちの世界名作劇場並の人畜無害さがかえって不気味である。

途上で拾ったライトの魔法を駆使しつつ空洞を探索し、アドルは遂にセルセタの花を手に入れる。
さっそく村の病院に戻り薬を調合してもらい、リリアの母バノアに渡す。
さぞかし魔物だらけの廃坑の奥は苦労しただろうと、バノアはものすごい勢いで感謝している。
実際数回はゲームオーバーになったけど。

バノアの家を出ると、そこにはリリアが。
バノアとアドルの話を立ち聞きしていたらしく…

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リリア、完全に籠絡される
感極まって涙があふれそうになっている。
これ以降はもう、リリアと会うたびに「無理しないで」「あなたのことばかり思っています」とか貴景勝ばりの突き押しでグイグイ押してくる。
更には…

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バノアさんが魔法もくれた。
リリアの父はイースの神官の家系の仕えていたそうで、魔法を預かっていたらしい。
この魔法があればダンジョンの奥深くでも戻ってこられる。
イースⅡでは結構奥まったダンジョンが多いのでこれはありがたい。

…というかこれ、夫の形見なんじゃないのか?
そのようなものをアドルに与えるバノアさん。心なしか語り口までなんだか熱っぽい。
少女どころかマダムをもトリコにするアドル。
冒険者を廃業してもホストで食べていけそうである。

イースⅠ&Ⅱクロニクルズ 14日目 「一縷の希望」

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リリアの病気について改めて彼女の母バノアに聞いてみたが、どうやら彼女の病気は父親と同じもの。
その父親は発症後まもなくして死んでしまうらしい。
ステージ4すい臓がんみたいなものだろうか。

ただこの段階であってもフレアと言う医者ならば助けられるらしいが、肝心のフレアは廃坑で落盤に遭ってしまった。
あんな可愛い女の子が死んでしまうのは世界の損失である。全力で助けいに行くアドル。

が、途中ベラガンダーというボスといきなり出くわしてしまった。
とりあえず剣で切りかかるがさっぱり効かず、口から拡散波動砲みたいなものを連発しまくり弾幕がキツイ。慌てて戻る。
イースⅡではデカキャラ(ボス)と遭遇しても倒さずにそのまま出る事が出来るのだ。

現時点ではとても叶わないのでとりあえず別の道を探る。
探りつつところどころにある聖域から6神官の像にイースの本を返納していく。
その際に神官の霊…と言うか記憶みたいなものだろうけど、それの言葉をまとめる。

700年前、突然湧きだした魔物の追撃を避ける為、魔法の力を使ってサルモンの神殿周囲を地盤ごと持ち上げ地上から離脱。
それが今アドルの居るイースの地だ、
(おそらく)魔法を産みだしたのは女神なのだが、魔法はイースを持ちあげる力がある半面、その反作用で魔物も生み出してしまった。
その後女神は居なくなってしまい、しばらくして魔物の襲撃も止まった。
ところが、地上(エステリア)での魔物の発生に合わせ、ここイースでも魔物が発生した。
魔の元凶はこのイースの国にあるサルモンの神殿に存在する。ヤツを倒せ!
魔物を根本的に退治するには魔法が重要なので、女神を何とか探し出してどうにかしろ!
ということらしい。

とりあえず言うことだけ言って無職のアドルに責任ブン投げと言う所に日本的ムラ社会の病巣が見える。日本じゃないけど。
そもそも魔物の襲撃から逃れるために地上を離れたのに、なんでその魔の元凶がサルモンの神殿に居るんだ。
映画「エイリアン」みたいに、エイリアンの襲撃から逃れて脱出船に乗ったら、既に脱出船にエイリアンの卵を産みつけられていた…と言う奴だろうか。

まぁ今のうちから深く考えてもしょうがないので先に進める。
奥をずんずん進んでいくと、杖のようなものを拾う。
既にアドルは女神像に認められた?ことで魔法を使えるようになっているので、試しに使ってみると炎が出た。

ys2c 2019-09-20 22-36-52-43

溜め撃ちするとこんなにもでかくなる。中々爽快だ。
これでベラガンダーを倒せそうだが、お金も溜まったので一旦装備を整えにランスの村に戻ることにする。
その途上マトックを拾い、落盤を掘り進め医師フレアに会う。

ys2c 2019-09-20 22-44-23-21

リリアの難病はいくらかの素材を調合すれば助かるらしい。
助かる!のは嬉しいことだが…リリアは最近疲れを訴えていた。そしてリリアの父は発症後まもなく死去。
つまり時間は一刻を争段階なのではないのか?
慌ててランスの村にすっとんで帰るアドル。
リリアの容体は…!?

ys2c 2019-09-20 22-24-28-30

めろめろだった。
熱っぽさを恋心と勘違いしているのかもしれない。
深刻である。早く治さないと…