2018/08/09
ねじ式 7日目 「札集め」

起承転結の札集めというよくわからないイベントが始まってしまったのだが、この村もよくわからない。
一通り歩いてみると土蔵があったりなかったり、経営している質屋や温泉が潰れたりつぶれて無かったり、バスが通ったり通って無かったり。
どうやらあることをすると時間が進んだり戻ったりするようで、そのあることというのは(おそらく)森の中に入ること、だと思う。
例えば「結」の札を持っているおばあさんはもう死んでしまったりしているのだが、森に入って時間を戻すことでそれを手に入れることが出来る。
コマンド総当たりに加えて時間移動の概念まで入ってくるので大変なのだが、前回の沼の少女のようにスクロール中話しかけるという難儀な行動が無い分マシである。
というわけで起承転結の札が揃う。
この状態で森に入って山道に抜けると雪原があるらしく、そこに居るほんやら洞のべんさん宅に行くのが次なる目的。
べんさん!
つげ作品では割とメジャーな登場人物である。
正直このステージの登場人物はつげ義春全集を持っている私でさえもなかなか思い出せないmobキャラばかりなので困惑していたのだ。
どのくらいマイナーかと言えば…

このいやらしそうな顔の男は原作だと義男の義父…だろうか。
ゲーム中では温泉宿の番人をしている。

この爺さんはつげフリークならわかるだろう。一言多いけど憎めない旅の宿の下男の爺さんである。
ゲーム中では村の本家の下男をしている。

誰だっけ…?
このキャラだけはよくわからない。
ゲーム中ではイベントクリアに必須な「結」の札を持っているというかなり重要なポジなのだがすでに死んでいる。
そこで時をさかのぼって取りに行くという演出的にも物語的にも豪勢なのだが…
なぜこのような重要なキャラによくわからないおばさんを使うのか。

これは分かる!
つげフリークであればこのちょび髭のおっさんについて見覚えがあるはずである。
わかるのだが…でもどこで見たか思い出せない…
ゲーム中ではイベントクリアに必要な念仏…でなく、間違った念仏を教えてプレイヤーを混乱させる困ったおっさんだ。
まぁそんなわけで思ったよりもはるかにディープなこのゲームだが、やっとイベントクリアの目が見えてきた。
次に進む前に時をさかのぼって行けるところにあるオンドル小屋に行ってみる。

つげ作品の中ではオンドル小屋の話は割と有名なのでこれは分かりやすい。
どっちもどっちもどちらもどっちもの客とか、客の前で平気で服を脱ぐ少女の女中は居ないのがちょっと残念。
というわけで次回はいよいよほんやら洞のべんさん宅へ!