エグザイル 11日目 「王妃と謁見、しかし…」

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アサシン水中呼吸術を駆使してあっさりとフェラ草を見つけたサドラー。
フェラ草を元により深い効き目が出る眠り薬を調合し、不眠症に悩むバビロニアの王子に飲ませる。
するといともカンタンに眠ったので、謎アイテム・フップ鳥を元に彼の知っていることを聞き出す。

それによると彼の母親は民衆に増税を課し、それで得た金で西に荘厳な神殿を作り怪しげな神を祭っているらしく、さらに自分自身、つまり息子をもその神への生贄にしようとしているという。

どうも怪しげな神だか悪魔だかにたぶらかされているようである。
余り関わり合いたくないが、関わらないとゲームが進まないので仕方なく西の神殿へ向かうことにする。

神殿に入ると王妃は、居た。
しかし王妃は…

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ハトだった
………
何も伏線も無くいきなりこういう展開をされてもポカーンである。
起承転結であるべき構成が承承承結になっているというか…こういうのがこのゲーム多すぎる。
まぁこの当時のゲームは大なり小なりこんな感じで、だからこそイースみたいな単純明瞭なストーリーが好まれたというのもあるが…

で、王妃がハトの理由だが、彼女をハトにしたのはこの神殿に住まう神の仕業とのこと。
神殿に閉じ込められた彼女を生き永らえさせる為の苦肉の策だと、近くにある神像は言う。
するとこの神殿の神は良い人なのか?でも人をハトに変える神が良い人とは思えない。なるほど、だから邪神か。
よくわからん。頭がおかしくなってきた…

ただハトのままだと、サドラーが目的としているアイテム「火の徴」の在り処を聞けそうも無いので、とりあえず元に戻す方法を聞く。
その方法は、ハトにされた王妃と、隣の神殿にいるベロッソスという雄ハトと結婚させねばならないらしい。
重婚じゃないのかそれ…ハトなら良いのか?
もう訳がわからないよ…

この唐突過ぎる展開、きっとバビロニア神話とかから引用なんじゃなかろうか。
きっとそうだ、そう思おう。神話ってのは大体唐突なもんだし。
(ネットで検索しても痕跡の欠片すら無いが…)

エグザイル 10日目 「ユーフラテス河捜索」

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いつの間にか火の徴という謎のアイテムを集めることになったサドラー。
そして情報によるとバビロニアの王妃がそれを持っていると言うことで、バビロニアの町まで来て聞き込みを開始する。
同行する三人の精鋭、魔術師ファキールは廃屋に篭ってめぼしいものを探し始め、ルーミーはバベルの塔で作業員と話し込み始め、戦士養成員キンディは全く喋らず後を付いて来る。
本当に精鋭なのかこいつら…

そうこうしているうちに情報が集まる。
まずこのバビロニアの王妃はかなり評判が悪く、民衆に圧政を強いているようだ。
ところが現在この王妃は行方不明であり、息子のネブガドネザルがバビロニアを支配している。
しかし彼は何か不安に駆られて夜も眠れないといっている。

ここでピンと来るサドラー。
実はサドラーはイスファンの王家を助け出したお礼に、フップ鳥の心臓という謎アイテムを貰っている。
これは眠っている者の心臓に置けば、その男の本心を喋りだすというアイテムだ。
なんと実に都合の良い展開。さすが日本テレネットである。

早速薬局に行って眠り薬を買って、彼の不眠症を治して眠らせてやろうとするがまずすぎて飲めないと言っている。
どうやらもっと効く眠り薬が要る様だが、薬局の人曰くそれにはフェラ草というこの町を流れるユーフラテス河の水底に咲く草が必要らしい。
しかし河は非常に汚れている。

早速原因を探ると…

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ユーフラテス河上流に石油コンビナートがあって、そこからの廃液が悪さをしているらしい。
ちなみにこのアブダービという輩は石油成金で世界一の金持ちらしい。
12世紀イスラム世界に石油コンビナートとか明らかにおかしいのだが、20世紀の幻覚剤LSDが普通に店頭に売られている世界なので、もうちょっとやそっとでは驚かない。

で、このアブダビは珍しい馬を見つけてくれたら1年間工場を止めると言っているので、ルーミーから聞いた情報を元に近くの山からペガサスをゲットする。
やるじゃんルーミー!
そしてすぐ近くにとってつけたように山があり、ホイホイとペガサスを捕まえられるという超ご都合主義展開もさすが日本テレネットである。
そもそも何故イスラム世界にペガサスが…という突っ込みはもう既に意味がなくなっているこのゲームに関しては。

かくしてユーフラテス河が綺麗になり、フェラ草の捜索を始める。
しかしフェラ草は河の底に咲くという。
はて、ではどうやって水底に行くのか?

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普通に素潜りだった
しかも半漁人やら当たり判定が超うさんくさいカニモドキみたいな敵がうようよ居るのだが、息を切らせず全く地上と同じように敵を輪切りにしていくサドラー。
イスラム最強の戦士は水中呼吸法もマスターしているようだ。さすがである。

エグザイル 9日目 「バビロニアへ」

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次に行く場所はバビロニアなのだが、どうも残る三人の精鋭を集めないと行けないようだ。
ファキールどこだよーと女盗賊の根城の里に三度訪れるが、よくわからない。
散々動き回ってやっと居場所が掴める。
上の画像の位置だ。
画面右上の方にサドラーが居る。この箇所からファキールが居る居場所に行けるのだ。
なんとわかりにくい…

で、問題のファキールだが…
わしは美人の女盗賊姉妹に囲まれて余生を過ごすんじゃとか言って、動こうとしない。
任務はどうしたんだ…大丈夫かこの爺さん。
というかそもそも女盗賊姉妹はサドラーが倒してもう居ないぞと言ったら…

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キレる
なんやこの…なんや。
どうしようもない爺さんである。

彼を無理やり引きずり出し無理やり仲間にし、改めてイスファンに戻ると、サーカスの人間がキンディを返してくれた。
サドラーがイスファンのカリフ軍を壊滅させたことを喜んでとの事だ。
人助けはRPGの基本である。その動機がことごとく不条理なのがこのゲームなのだが…

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そうして精鋭の三人が仲間になったので、バビロニアに向かう。
ファキールじじいはこちらが頼みもしないのに魔法を教えてくれる。
やる気があるのか無いのかよくわからない爺さんである。

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そしてやっとこさバビロニアに着く。
この地で集めるべきはセミラミス王妃が持つという火の徴。
誰からも集めろと言われていないのにいつの間にか集める所になっている、このいい加減さが本ゲームの特徴である。

まず精鋭たちは魔法の道具が散らばっている廃屋に魔術師ファキールが、異民族が集められて人足をやらされているバベルの塔に、8ヶ国語に堪能なルーミーが聞き込みを開始する。

精鋭の名に恥じない働きがやっと見られる…と良いのだが。