スーパードッグワールド 19日目(最終回) 「第2回バウワウカップ閉幕」

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バウワウカップの陸上部門は終わり、体操・水泳の日程も終え、バウワウカップの全日程は終了した。
陸上で結果を出したももじだが、他の種目には出ていないので総合ランキングでは4位だった。

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日本勢の獲得メダルは、ももじの金メダル二つに加え、恭子が水泳で獲った銅メダルの3つ。
しかし全般的には成績も悪くなく、団体成績は2位と言う快挙。
前大会最下位からの大躍進を遂げた日本勢は、胸を張って祖国に帰る。

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そして選手解散式。
全日本総監督であるハチ兵衛から、今回の成績を大いに褒められ、これに甘んじることなく、次回のシドニーバウワウカップでも大いに期待すると激を貰う。

2歳から修行を始めたももじも、今では6歳。
次のシドニーバウワウカップは、犬の年齢的にもかなり厳しいだろう。
なので、次回はももじの後進に期待するしかない。
果たしてももじの後を継ぐ犬たちは現れるだろうか。
きっと現れるはずだ。
最下位クラスから金メダルという、ももじの奇跡の軌跡を、誰もが見届けたのだから。

スーパードッグワールド -完-



評価。

やる前はただの色物でシュールなゲームと思ったが、さすが光栄だけはあって意外と骨太の作り。
当時流行っていたプリンセスメーカーを代表する育成ゲームの一つではあるのだが、そこに犬社会というドラマを持ってきた着眼点が良い。
しかも各々の犬たちにドラマを感じさせるのもまた良い。

個人的に気に入ったのは、最終的には手動でプレイしないと金メダルクラスは取れないところ。
これによりアスリートの重圧やプレッシャーのヒリヒリ感がプレイヤーにも体感できて、非常に燃える。
まさしく「シミュレーションゲーム」である。

今回はとりあえず金メダル2個で終わるが、やりこめば個人総合優勝(キング・オブ・ドッグ)も夢ではないだろう。
その時には、今回見せてくれたドラマ以上のものを見せてくれると思う。
中々に楽しいゲームであった。

あえて一つ難点を言えば、このゲームには実に多くの犬種が出てくるのだが、プレイヤーは8種類の犬しか犬種を選べない。
これが実に勿体無い。

スーパードッグワールド 18日目 「第2回バウワウカップ・100m走」

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オリンピックの数々の種目の中で、一番注目されるのは100m走とされる。
シンプル・イズ・ベストを体現する種目であるからだ。

バウワウカップにおいても、それは変わらないのかもしれない。
最強最速犬ルイスがバウワウカップの頂点とされているからだ。

その頂点に、日本のももじがついに挑む。
日本の悲運のスプリンター・ヤスタケ監督の引き合わせでももじがルイスと野試合をしたとき、4秒差も付けられ惨敗した。
そして月日は経ち、今のももじはあの時とは見違えるようになった。
誰も越えられない世界新をたたき出した、その犬なのだ。

だが、バウワウカップには魔物が潜む。
こうした大舞台で結果を出してこそ、真のスプリンターなのだ。

世界最強最速犬を決める戦いがあるとすれば、おそらく今日。
ももじvsルイス、日本vsアメリカ。
今、宿命の戦いが切って落とされた!

100m走のおさらいとなるが、これは「よーい」の後から「スタート」になった瞬間にマウスをクリックすることで走り出す。
この反応速度が速ければ速いほど良い。
そのタイミングは大変シビアであり、スタートの表示が出てから押しては遅いくらいである。
よーいの時にボタンを押下し、スタートの瞬間にボタンの押下が完了する、そのくらいのタイミングが問われるのだ。
これも他の種目と同様、自動でもある程度の結果を出せるがブレるため、タイミングを極めるにはプレイヤー自身が手動で行わなければならない。
その重圧はハンパ無い。

まずは予選。
アメリカのルイスと、あとドイツのアドルフとロシアのクドラフカとエジプトのアキレス、これ以外の他の連中は正直ももじの敵ではない。
軽く流してぶっちぎりのトップを取る。

そしていよいよ本選。
各国を代表する犬たちがスタンバイ。
水を打ったように静まり返るスタジアム…
よーい…の掛け声が響き、スタート!の声と共にダッシュするが…

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反応速度は0.11秒
これでも充分速いほうなのだが、世界トップを狙うとなると0.05秒未満でないと厳しい。
厳しいのだが・・・ももじにはこれまで鍛え上げてきた瞬発力と脚力がある。
秋田犬としての意地がある。日本の全ての人々の思いがある。
それぞれの思いを力にしたももじは、失敗に値する反応速度をであってさえも、序盤からトップを走るに至った。

僅かの差で2位はルイス、3位以下はドイツのアドルフ、ロシアのクドラフカ、エジプトのアキレスが団子になって続く。
そして…

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2位以下は激しい追い上げを見せるが、それ以上に素早いももじの足は彼らを終始寄せ付けず、ゴール。

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記録は6.384秒。
1位はももじ。金メダルだ。
金メダル、金メダル!!!

日本のももじ、走り幅跳びに引き続きバウワウカップの華、100m走についても金メダル獲得!
あの最強最速犬ルイスをオリンピックという大舞台でも下し、ついに地球最速の犬となったももじ。
やりました。やってくれました。

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日本のももじ、金メダルです!
メインポールに日の丸が揚がります!
泣いております!日本の全ての人々が泣いております!プレイヤーも泣いております!

ゲームを始めた時はぶっちぎりの最下位だったももじ。それがまさかここまで登り詰めるとは…
感慨深いにも程がある。
最高のゲームである。

スーパードッグワールド 17日目 「第2回バウワウカップ・走り幅跳び」

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第2回バウワウカップ・開催!

このアメリカ・アトランタの地で、8日間に及ぶ熱戦が繰り広げられることとなる。
前日の嗅道・算数を経て、2日目はバウワウカップの華、陸上だ。

世界最強最速のアメリカのルイスは走り幅跳びでも金メダルクラス。
この日に合わせて調整してきた彼の飛距離はどれほどのものか。

一方日本のももじも世界新記録をたたき出している逸材。
しかしオリンピックには魔物が居るとの言葉通り、こういった世界最高峰の戦いで通常通りの力を出す事は、あるいは世界新記録を更新するより難しいのかもしれない。

敵はルイスだけではない。
ドイツの冷戦沈着なアドルフ、ロシアの秘密兵器クドラフカも恐ろしく強い。

彼らの中で栄光を掴むのは誰か!?

走り幅跳びは3回行われる。
1回目はランダムに35匹行い、2回目は成績の高い程順番が後ろになり、決勝では1・2回での成績の上位10匹で行う。
1・2・決勝回での成績を見て、一番遠くまで飛んだほうが勝ちである。

そして1回目でももじは15.08mをマークしトップに立つ。
2回目もこれを越える犬は居ない。

だが…

決勝戦、ルイスがついに本気を出す。
やや踏み切り手前気味の跳躍ながら、アフガンハウンドの恵まれた体躯を生かし…

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結果は…!

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ももじ越えの15.18mをマーク!
後が無いももじ。
これでも銀メダルは確実だが、世間がどう思おうとアスリート的には金以外に価値が無い。
そして今回の競技はより高い成績を出すために、自動ではなく手動でタイミングを取っている。
プレイヤーのプレッシャーも尋常ではない。

ももじは果たして15.18mを越えられるか…!?
ラスト跳躍!走るももじ!

飛ぶももじ!

bbbba

結果は…!

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16.63m!!
うおおおお!

金メダル、金メダルです!
日本のももじ、金メダル獲得ー!!

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表彰台の頂点に立つももじ。
なんと見晴らしの良いことか。

だが、走り幅跳びは飽くまで前哨戦である。
本命は陸上の華の華、バウワウカップの頂点、100m走!

いよいよ明日、宿敵ルイスと雌雄を決する時が来た。
ヤスタケ監督初め、日本の全ての犬たちの期待に応えるときが来た。
決戦は明日。いよいよ、全てが決まる…

スーパードッグワールド 16日目 「出発」

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アトランタへ旅立つ日、皆が見送りに来てくれた。
ちなみに一緒に並んでいる恭子とは名古屋出身で世界レベルの水泳選手だ。
ももじは水泳は余り伸びなかったが、彼女は世界選手権でも何度も入賞している逸材だ。

そんなももじ達を見送る仲間たち。

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4年間お世話になった、チャウチャウの寮長。


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不治の病を抱えた不運のスプリンター・ヤスタケ。
きっとアメリカのルイスに、ヤスタケから受け継いだ技術と魂を見せ付けてみせる!


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そこらの選手よりも遥かに速い足を持つ、野良犬ワックス。
彼もまた、実力はありながら国籍の問題で出場できなかった無冠の帝王。
彼が居なければ、ももじの脚力が覚醒することもなかっただろう。ありがとうワックス、君の事は忘れない。
賭けレースで負けて松山という異郷の地で一人寂しくゴロゴロしたことも、総額50万円くらい負けたこともな!

そして…

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かつてのライバル、チタ
最初期はももじを負かすこともあったのに、練習をサボって公園でゴロゴロしたりデートしたりしてすっかり腑抜けてしまった。
アスリートの敵は自分自身とはよく言ったものである。

その他沢山の4年間の間に出会った沢山の仲間たちに見送られるももじ。
これはなかなか、ホロリと来るものがある、

そして飛行機は飛び立つ。

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前回の第1回ロンドンバウワウカップでは最下位だった日本勢。
雪辱を誓い、ももじたちはついにアトランタの地を踏む…!

スーパードッグワールド 15日目 「重圧」

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バウワウカップの出場権を獲得したももじ。
いよいよ今月、第2回バウワウカップが開催される。
出場種目はバウワウカップの華、陸上だ。
相手は世界最速最強のルイスは無論、ドイツやロシアからもとんでもない選手が育ちつつある。
どこまで食らいつけるか…その為に最終調整を行う。

が、これがどうも難しい。
このゲームは各種目をタイミングゲームのように行う。

例えば走り幅跳びの場合、このような画面になる。

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上の青いバーはももじの立ち位置と踏み切り線。
ももじが走ってきて、ももじが踏み切り線近くまで来たら…つまり上の青いバー上にある白い線と、ももじを示す赤い線が重なるタイミングでマウスのボタンを押す。
するとボタンを押している間、右側の赤いゲージが出る。
これは飛ぶための角度を示す。
ボタンを離すと跳躍角度が決まり、その角度で飛ぶ。

このタイミングゲームは熟練度を上げれば自動でもある程度の結果は出す。
が、熟練度最大でも結構ブレてしまう。
踏み切り線手前で飛んでしまったり、角度が高すぎたり低すぎたりするのだ。

理想なのは踏み切り線とももじの線をぴったり重ねて、なおかつ45度ぴったりで飛ばすこと。
これらは踏み切り線が1ドット、あるいは角度が1度ずれるだけで、エライ成績が落ちてしまう。
つまりある程度までは自動を良くても、その上を目指すには手動を極めるしかないのだ。

というわけで、ももじの中の人もひたすら手動技術を積む。
そしてついに…!

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18.50m!
自身が出した世界新記録を更に大幅に更新!

続いて100m走。
こちらもタイミングゲームであり、「よーい」の掛け声の後に「スタート」となるのだが、スタート表示と同時にマウスボタンの押下すると、その反応速度に従い記録が伸びる。
これも走り幅跳びと同様、自動より手動の方が記録は伸びる。
自動でもある程度反応速度は出せるがムラがあり、それ以上の反応速度はプレイヤーが手動で出すしかないのだ。

そして今回、初めて反応速度0.00秒を手動で実現し…

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5.680秒というとんでもない世界記録をたたき出す。

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あのルイスをも越えた、ダントツのスピードだ。

かつてルイスと戦った時はまったく手も足も出なかったが、それでも不治の病に冒されたヤスタケ監督はももじを信じてくれた。
彼の見る目は確かだったのだ。

だが、この記録はバウワウカップでの記録ではない。
公式ではあるが、飽くまで個人計測の記録なのだ。
問題は、この成績をバウワウカップで残せるかどうか。

自身が出してしまった記録に、自身が追い詰められるももじ(とプレイヤー)。
アスリートの重圧をここまでシミュレートするとは…ひょっとしてこのゲームはすごいゲームなのではなかろうか。

しかし、ついに来てしまった。
来てしまったのだ。
第2回バウワウカップが開催されるアトランタへ旅立つ日が、ついに…!

スーパードッグワールド 14日目 「バウワウカップ選考会」

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4年に一度の犬スポーツの祭典・バウワウカップ。
ももじがこれまで4年間頑張ってきたのは、全てはこの大会に出場する為だった。

しかし成績は正直芳しくない。
とりあえず得意種目の陸上に絞り研鑽を積んできたものの、その頂点であるルイスとの野試合にはボロ負けし、選手ではない野良犬のワックスにも負ける。
世界選手権には何とか出れたものの、走り幅跳びは7.09mの17位、100m走は10.648の22位という散々な成績。

その後はワックスを何とか下し、限界突破した脚力をなんとか960まで上げ、実戦形式練習で熟練度も走り幅跳び・100m走共に何とか最高値の200まで上げた。
しかし飽くまで練習であり、実戦ではない。

その実戦を、ついに迎える。
バウワウカップ出場選考会だ。
この成績の上位4匹のみが、バウワウカップへの出場権を得る。

まずは走り幅跳びである。
瞬発力は既に最大値の999だが、それでさえも世界選手権は下位ランクだった。
その後上げた脚力でどのくらい飛距離が伸びるか、プレイヤーすらわからない。

出場権を賭け、ついにももじ、走る、走る!走って…飛んだ!
その飛距離は、な、なんと…

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15.03m!
世界選手権の2倍以上!
更に2回目は、15.45mの飛距離をたたき出す。
なんとこれ…

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世界新記録
伸びすぎである。
秋田犬ももじ、遂にやってくれた!やってくれました!

続いて100m走も7.391秒。これはももじの世界選手権での記録を3秒も縮めている。
この記録は…

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世界5位!

いやー伸びた。伸びたなぁももじ。
まさかここまで伸びるとは…この奇跡の展開、すばらしい!

結局選考会の成績は…

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名古屋最強の銀狼をぶっちぎりで追い抜き、ももじが両種目共に1位を獲得。
1年前までは地域内ランクですら18位中17位だったのに、この伸び率は本当にすごい。

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かくてももじ、文句なしのバウワウカップ出場権獲得!

だが、これで満足してはいけない。
これは飽くまで選考会なのだ。
本選のバウワウカップで金メダルを取らなければ意味が無いのだ。

数年間ずっと最下位近辺をウロウロしていたももじも、ついにメダルが現実味を帯びてきた。
あとは結果を出すだけだが、それが一番難しい。

選考会は終わり、あとは調整期間となる。
果たしてももじはどこまで自分の力を伸ばせるか…?

スーパードッグワールド 13日目 「ワックス撃破」

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世界選手権も終え、ももじの課題は脚力を如何に上げるかに絞られた。
これはおそらくワックスを倒せば成されるようなのだが、これがさっぱり倒せない。
犬種はテリーでちょこまかしてるのに実に速い。

100m走で速く走るのに必要なパラメーターは脚力と瞬発力なのだが、これは既に頭打ちになっている。
ひょっとして他のパラメーターも必要なのではないかと思い、体力等を上げてみたがそれでも一向に勝てない。

100m走の熟練度は既に最高値の200であり、このくらい早いとスタートと同時にダッシュできる…はずである。
補足すると、このゲームの競技は水泳や体操など色々あるのだが、それらは全てタイミングゲームで、手動でも自動でも行える。
ここで自動にすると、熟練度に応じてタイミングが正確になる…らしいので100m走は自動モードにしていたのだ。

しかしここでおもむろに手動に戻して再挑戦してみたのだが、すると…ワックスに勝った
どうやら熟練度200であってもCPUはタイミングにムラがあるようであり、頼れるのは自分次第のようである。

と言う訳でやっとこさワックスを倒し限界突破。
彼は自分自身のことを話す。自分はオーストラリア出身で日本に今住んでいるが、帰化していないので選手になれない。
そこでここでうさ晴らしに辻斬りのような真似をしていたらしい。
実際こういう事件があったようなないような。

かくしてももじは脚力も限界突破。
あとは競技の熟練度と脚力を上げるのみである。

そしていよいよ迎えた1996年。
バウワウカップのある年であり、この年の選手権はバウワウカップ選考会も兼ねている。

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駅員さんの声援を受け、ももじは東京のハチ兵衛監督の下で集中トレーニングを行う。

泣いても笑っても、あと1年…!

スーパードッグワールド 12日目 「ももじ、世界選手権へ」

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野良犬のワックスに相変わらず100m走で勝てないももじだが、どうもこの犬が変であって、ももじ自体は日本陸上では既にトップクラスの力がある。

名古屋の銀狼は日本が誇るアスリートだけあって彼女にだけは勝てないが、陸上の地区予選ではももじの敵はもう居ない。
そして日本選手権でも前回は22位という散々な結果だったが、今回は4位というギリギリながら世界選手権に出場できる結果を出す。

そしてついに迎えた世界選手権。
かつては名古屋で最下位争いをしていたももじも、ついにここまで来たのだ。
実に感慨深いものがある。

一方世界最強最速犬のアメリカ出身のアフガン・ハウンドのルイスは…

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余裕綽々である。
なんとも小者くさいセリフだが、その実力は確かなものなのでぐぬぬと言うしかない。
この最強犬ルイスを前にして、ももじは初の世界選手権で果たしてどこまで食いつけるか!?

世界選手権は始まり、そして結果は…

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走り幅跳びは17位
ルイスは半分以上も長く飛んでいる。

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100m走は22位
ルイスは4秒も早い。

これが、これが世界の壁…!

しかしまぁ光明はある。
ももじの瞬発力は999であり、犬としての限界点に達しているが、脚力はまだ600。つまりももじの伸びしろはまだまだあるのだ。
どうも野良犬のワックスを打ち負かせば良いようなのだが、これがなかなかうまく行かないわけだが…

バウワウカップまで残り1年を切っている。
ももじはこれからどこまで自分を伸ばせるか…!?

スーパードッグワールド 11日目 「嗅道一直線」

松山で半月近くも無一文で、練習すら出来ずに過ごしたももじはやっと名古屋に戻ってくる。
おのれワックス!野良犬の癖に最強犬ルイスと戦った(惨敗したけど)このももじを土に付けるとは!許すまじ!

月替わりに早速日本一の陸上優秀コーチ、東京のハチ兵衛監督に付き、瞬発力の集中トレーニングを行う。
が、間の悪いことに今月はバウワウカップの種目の一つである嗅道・算数の地区予選がある。
嗅道とは箱の中に入っている果物や動物や海産物等の匂いを、神経衰弱の要領で当てていく競技だ。
秋田犬はどうもあまりこのあたりの種目は得意じゃ無さそうなので、スルーしてひたすら陸上トレーニングをしたいのだが…
地区予選は例え苦手種目でも全頭出場しなければならないようなので、しぶしぶと出場すると…

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なんと2位
えっ?
なんだと?
なんですと?

実は秋田犬は嗅覚もイケるのか?
これはすごいぞ!と欲を出すももじ。

コーチ紹介ビデオによると、日本で最も優れている嗅覚(算数含む)トレーニングコーチはサッポロのクラーク監督との事。
早速師事し、陸上の練習などそっちのけでひたすらクンクンクンクントレーニングをする。
さすが嗅覚分野においては日本最強コーチであり、モリモリパラメーターが上る。

これは日本選手権が楽しみだ!
と言う訳で満を持して出場したももじは…

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惨敗
う、うーん…やっぱり色気を出すもんじゃないねえ…
もうももじには陸上しかない。
ひたすら陸上道をまい進すると、心に決めたのであった。
(でも水泳も犬種的に得意らしいので、したいんだよなぁ)

スーパードッグワールド 10日目 「最強犬来日」

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瞬発力が限界突破し、陸上で大活躍できそうと浮かれるももじであったが…浮かれている場合ではない。
陸上界には最強の犬が居るからだ。アメリカのルイスだ。
当時で言えばカール・ルイス。現代で言えばウサイン・ボルトに当たる、神様のような犬だ。
バウワウカップで金メダルを取ると言う事は、ルイスを倒すと言うことなのだ。

この犬がヤスタケ監督に会いに、はるばる来日したという。
ももじの瞬発力を限界突破させたヤスタケは、病に冒されている身故に後進育成にその身を捧げていると、ももじだけに打ち明けた。
しかし世間から見ればまだまだヤスタケは全盛期であり、ルイスが日本で唯一一目を置く犬であり、互角の犬なのだ。
それで一体いつ白黒つけるかと来日したのが今回なのだ。

しかしヤスタケはも現役を退いている身であり、代わりにヤスタケが推薦したのがももじ。
ももじはヤスタケの志を継ぐものであり、まさにヤスタケの身代わりであり、日本の期待の新星。
そこまで言うならば…とルイスは調整中の身でありながら100m走の勝負を挑んでくる。

受けて立つももじだが、結果は4秒差以上も付けられて惨敗
100m走で4秒差は大人と子供のレベルである。
ルイスはももじに失望し、そのまま帰国する。
こんなのでいいのか…いやこれはイベント戦闘みたいなものだきっとそうだ。
着実にももじはレベルが上がっているはずだ…!

根拠の無い自信のまま全国をウロウロするももじだが、そこで松山でワックスという変な犬に出会う。

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この野良犬?は、バウワウカップ選手候補生(JDSA)に100m走を挑んでは有り金を巻き上げているらしい。
はっはっ、身の程知らずが。
ももじは日本最強陸上犬ヤスタケの秘蔵っ子であり、あの世界最強最速の犬ルイスと大激戦を繰り広げ大惨敗したほどの犬なのだぞ。

というわけで自信満々で賭け100m走に乗るが、この犬、野良犬の癖にものすごいスピードでカッ飛んでいく。
ルイス並とは流石に行かないが、少なくともそこらの陸上コーチ犬クラスはある…

なんと、なんと、ここでもももじ惨敗
有り金全部すられる。
練習には金が要るのだが、練習すら出来ない。
それ以前に、名古屋に帰れない。

月初めには自動的に名古屋に帰り、そこの朝礼で金がもらえるのだが、それまでは松山でひたすらぼーっと2週間ほど暮らす。
無為っ、なんという無為っ・・・!

それにしても選手ですら無い野良犬に負けるなよなぁ…