信長の野望 戦国群雄伝 7日目 「対決・上杉謙信」

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恫喝外交を繰り返してきた信長だが、上杉謙信はどんな恫喝にも屈しない勇将であるため、信長が直々に攻め入る。
無論強そうな奴を寝返らせてから。


謙信護衛の武将を削ってから…

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このような形に布陣し、夜が来たら夜襲で一気に削る。
これで上杉謙信の兵は一晩にして1万人(100)から3000人(30)になった。
全滅せずに持ちこたえたとはさすが謙信である。
しかし第六天魔王信長の敵ではないのだ。がははは。
鬼畜過ぎるプレイだ…

上杉家を滅ぼした後、1国しか所領していない足利家も傘下に入れる。
将軍様であろうとも魔王には逆らえないのだ!
まぁ史実でもそんなところがあったが。

こうして残る大名は尼子義久・北条氏政・三好義興・毛利輝元・長宗我部元親のみ。
長宗我部は直接対決が必要だった気がするが、他は全て脅迫で傘下に出来る。
ただ彼らはまだ国をいくらか持っており、削る必要がある。
しかし無論戦争などという余計な手間はかけず…

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ひたすら敵武将を寝返らせて空白地にしてはその武将を移動させ自国領とする。
やってることはもう卑怯極まりないというか、戦争ゲームとは違う別の何かである。
しかし民の血は(あまり)流れていないので、後世の歴史家はきっと信長を評価してくれる…はず…多分…

信長の野望 戦国群雄伝 6日目 「恫喝外交」

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尾張に引きこもる信長は諸外国の武将を次々と引き込み戦力をスポイルしつつ、弱体化した大名を次々と脅迫していく。

まずは姉小路氏を脅迫。
するとビビッて姫を送りつけてくる。余り嬉しくない容貌だが…
ちなみに完全に傘下に入らずに姫や貢物を送ってくるときはまだこちらの畏怖が足りない証拠。
更に姉小路家中で大量の兵を持っていた武将を寝返らせ、改めて脅迫し傘下に入れる。

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続いて一色氏。こちらも一色家中で大量に兵を持っていた武将も寝返らせ戦力を下げたところで脅迫、傘下に入れる。

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神保氏はまだ意地を張って傘下に入らないので、とりあえず姫を貰っておく。
がははは。笑いが止まらない織田家である。

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秀吉もノリノリである
こうして山名氏も脅迫し傘下に入れる。

この登用連打戦術は本当に極悪であり、相手の城主すら登用することが出来る。
なので大名が支配していない国は…

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空白地に出来る。

金1で忠誠度100の敵武将を次々と寝返らせる信長。
妄想してみると、悪の大魔王が敵武将の家族を人質に取るなどの卑怯な手で次々と寝返らせてる感じだろうか。
ひどい。

信長の野望 戦国群雄伝 5日目 「信長、引きこもる」

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順調に領土を伸ばしたところで朝倉氏でも攻めるかと思っていたが…
この先延々と続く力押しばかりの日々が目に見えてくるのでちょっとつまらない。
そこでいつもと趣向を変えて、信長自身は内地に引きこもり、委任している部隊に出来るだけ戦争を任せる悪の黒幕プレイをしてみる。

まず信長は譜代家臣と共に尾張に引きこもる。
そして教育しつつ、諸外国から武将を兵ごと登用する。

このゲーム、相手大名の武将を登用する場合、大抵期待は出来ませんぞと軍師に言われる。
しかしたまに「必ずや殿のもとへ馳せ参じましょう」と言われるので、この時に登用すれば殆どの場合登用できる。
忠誠度100であっても、血縁家臣であっても、金1で登用できるのだ。
何かバグなような気もするが、隠しパラメーターの相性か何かで絶対出来ない場合もあるので仕様として考えよう、うん。

そんなわけで北条氏から血縁武将の北条綱成初め、超使える武将や兵を沢山持っている武将を片っ端から登用しては外地に送る。
これで外地はどんどん兵力が増え、外地に送られた武将はCPUが勝手に忠誠度を上げて編成もしてくれて、周辺国に攻め込み…

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滅ぼす。
さらば朝倉義景。

何かものすごく極悪なプレイをしてる気もするが、敵対国のエライ人を寝返らせて最後に国を頂くというのは古代から伝わる戦争の手段である。
戦争の上策は自ら手を下さず相手を下すという兵法書があった気がしないでもないし、これぞ戦場の倣いである。多分。

この方法で自国を超え太らせて弱小大名を次々に脅迫し傘下に入れ、脅迫に屈しない上杉謙信などは直々に倒すようにしていこう。
なんだかなぁ…

信長の野望 戦国群雄伝 4日目 「信長、動く」

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1566年頃に、石高・商業・城の全パラメーターが999になる。
ではそろそろ天下へ打って出るか…と思うのだが、他の大名もひたすら国造りをしており中々動かない。

このゲームの大名は漁夫の利を狙う傾向があり、1国でも戦争などで弱まるとその国を攻め、攻め込んだ国も兵が少なくなるのでさらに別の国に攻め込まれ…
といった玉突き事故的な事も起き、それがこちらが戦争を仕掛けるチャンスでもあるのだが中々そうならない。

仕方ないので教育をしまくる。
丹羽長秀は羽柴秀吉並の政治力となり、鉄砲隊の前田利家は鈴木重秀並の戦闘力に近づく。
そうこうしているうちに徳川家康が同盟を結ぼうと提案してくる。
無論清洲同盟という気の利いたイベントが戦国群雄伝にあるわけないのだが、そういうものとして妄想しておこう。

ちなみに戦国群雄伝の同盟は後のシリーズに比べて拘束力が弱く、同盟を結んでいてもこちらの兵力が極端に少ないと嬉々として攻めてくる。
仁義も信頼もへったくれもないのだ。ある意味リアルだが…
とはいえ同盟は無いよりあったほうが良いので、これを奇貨として伊勢の大名・北畠氏に攻め込む。

こいつも城を捨てて逃げ出す軟弱者だが、難易度レベル5ということもありそこそこ強い。
信長の兵数が100から30にまで激減してしまったので他の連中を動かし追い詰める。
このレベルだともう少し兵力差が無いとだめかもしれない。

と言うわけで北畠家を滅ぼし、伊勢志摩をゲット。
…と思ったら美濃を委任していた丹羽長秀・滝川一益コンビが勝手に動いて浅井氏を滅ぼす。

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史実ではこの時点では信長の妹のお市が嫁いでいる筈だが、ゲーム中ではそうでもないのでよかったよかった。
これが武将風雲録だったら磔にされていたが…

こうして信長領が山城大名足利氏に隣接するようになると、速攻で相手が同盟を結んでくる。
中々機を見るに敏である。
とりあえず同盟を結んでおいて、次は朝倉氏でも攻めようか。

信長の野望 戦国群雄伝 3日目 「初陣」

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消息不明となっていた柴田勝家だが、ちゃっかり三好氏の家臣になっていた。
三好家の使者となって貢物に来るとは中々肝っ玉が据わっておる。
その心意気やよし。いつか戦場で合間見えようではないか。

さて、しばらく国造りだ。
信長・秀吉の両輪で内政を行い、前田利家・丹羽長秀等はひたすら教育で能力値をちびちび上げていく。

5年くらいそうこうしていたらいよいよ歴史が動き出す。
美濃の斉藤義龍は死去し、能力値の低い竜興が継ぐ。
それで1年ほど頑張っていたが、ついに浅井家が動き出し飲まれてしまう。
そして美濃を支配した浅井を上杉謙信が襲うが、何とこの攻撃を凌ぐ。
どうも戦争を見ていると難易度レベル5は攻め側が不利なようである。
難度レベルが低い場合、兵100の上杉謙信と浅井長政が対決した場合、上杉謙信が30差程もつけて相手の兵力を減らしたりする。
しかし今回の難度レベル5だとやや浅井有利で上杉謙信の兵が見る見る減っていくのだ。

とはいえ浅井長政も流石に上杉謙信の攻撃を受けては被害も甚大であり、今度は消耗した浅井を朝倉が食う。
お二人さん同盟していたんじゃなかったのか…随分世紀末な世界である。

まぁ朝倉は史実でもゲームでもたいした戦闘力じゃない。
国造りはまだ途中だがいっちょ揉んだるかと信長直々に攻め込んでみるが…強いよ
こちらが若干有利な程度で両者ともじわじわ兵が減っていく。こりゃやばいなと思っていたら…
城を捨てて逃げ出す

さすが俺たちの義景だぜ!期待を裏切らない。
戦国群雄伝名物、追いかけっこである。
後のシリーズでは城やら本陣を乗っ取られるとその時点で敗北なのだが、戦国群雄伝ではそういった事は無い。
相手は負けそうになると大抵の場合篭城するが、時々戦闘期限である1ヶ月の間ひたすら野外を逃げまくる武将もいるのだ。

戦場をひたすら逃げる義景を遂に追い詰め、相手は退却するが…捕まる。
さ、さすが俺たちの義景だぜ。

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面白いので逃がした。

美濃も取ったし、天下布武の続きをするか…

信長の野望 戦国群雄伝 2日目 「開始早々…」

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いよいよ戦国群雄伝の開幕である。
シナリオ1・1960年群雄割拠編・大名織田信長・難易度はレベル5。
開始早々、徳川氏の家臣酒井が本願寺にホイホイ顔を出して捕まってしまう的な謎外交が各地で繰り広げられている。
このカオス感こそ戦国群雄伝よ。

まずは定石通り、米を売って開墾・治水を9月まで行う。
9月になったら税率49%で年貢収入。米が入ってきたらまた米を売って3月までひたすら町投資。
3月になったら税率49%で金銭収入。入ってきた金でひたすら開墾・治水。
開墾・治水・町投資をしていればやがて民忠が100になるので今度は徴兵。
徴兵すると民忠が下がるのでまた開墾・治水・町投資…この繰り返し。

武将風雲録に比べるとパラメーターが結構豪快にあがるのでかなりイージー。
本当にレベル5なのかこれ…せいぜいこれまでのトラブルと言えば、台風の直撃を1回食らったくらいだ。

そうこうしてたら、毛利家の虎の子の両川、小早川隆景と吉川元春が尼子氏に引き抜かれる。
おいおい君たちは親子じゃないか何をやっているのかね全く。
見よ我が織田軍を我等は血よりも濃い絆で結ばれた同胞(はらから)…

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きゃー!
勝家、裏切る。

忠誠度は88くらいだったのに、それでも裏切るのか…恐るべしレベル5。
しかも勝家には兵100も預けていたのに、ごっそり北畠家に持ってかれる。

一方突然大量の兵をゲットして気を良くした北畠氏は早速紀伊の鈴木氏を攻め返り討ちに遭い、勝家は鈴木氏に捕まる。
と思ったら今度は紀伊に三好氏が攻め鈴木氏は滅ぼされ、勝家は消息不明に。
この間わずか2ヶ月。
か、勝家…!

幸先不安である…

信長の野望 戦国群雄伝 1日目 「開始」

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信長の野望 戦国群雄伝を始める。
私のファーストノブヤボである。
よって思い出補正マシマシであり、これまでやってきたノブヤボシリーズの中ではかなり好きである。
何処が好きって、とにかくとてつもなくカオスだからだ。
どのくらいカオスかというと、開始早々上杉謙信が足利氏を脅迫して家臣にしたりする場合もあるくらい。

ではまずはシナリオ選択。
シナリオは1。1960年開始。
プレイ大名はもちろん私の出身地である尾張、つまり織田信長。
難易度は最高レベルのレベル5。
全国版のレベル5だと、突然47万人の海賊が攻めてきたり無茶苦茶だが、群雄伝の場合はそんなに無茶苦茶な事は無かった…はずである。

それでは準備が整ったところで、いざ出陣!

ぎゅわんぶらぁ自己中心派(ゲームアーツ)

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■紹介
ヤングマガジンに連載されていた漫画「ぎゅわんぶらぁ自己中心派」をゲーム化したのが本作。
原作のキャラクターはやたらツキが良かったり悪かったり、腕前があったりさっぱりなかったり多種多様であり、その個性がそのままゲームで再現されている。
つまり配牌やツモ等が操作されておりところどころ不条理なのだが、むしろ現実の麻雀ほど不条理なことが起こるものである。
そういう意味では本作は下手な本格派と銘打っている麻雀ゲームよりもよほど本格的であり、何よりも面白い。
原作好きなら10倍楽しめるし、原作を知らなくてもキャラの豊富な音声やアクションで充分楽しめるだろう。
このゲームは様々なコンシューマーや携帯ゲームにも展開されており、名作と呼ぶに相応しい出来である。

■評価
A

プレイ日記はこちら
簡易攻略はこちら
Amazon→ぎゅわんぶらあ自己中心派(1) (ヤングマガジンコミックス)

ぎゅわんぶらぁ自己中心派 簡易攻略

各キャラの戦いを700回くらい観戦・対戦し(暇人)、総合的に判断したキャラの強さランクと攻略法
(ツキありモード前提での攻略)

■基本
・上がれば上がるほど、上がった者のツキが基本的に伸びていく。なのでとにかく上がりを目指そう
・面子によって攻略法も違ってくる。どうしても勝てない相手には面子を変えよう

■ランクS
・カラポン … 刻子に寄ってくるので早上がりに徹する。調子付かせると槓ドラを乗せてくるので注意。
・持杉ドラ夫 … 正攻法で攻めると力負けする。早上がりに徹するかタコキャラを入れて場を乱そう。
・勝ち過ぎの金蔵 … 狙い撃ちロンすればツキは無くなる。出来なければ早上がりか親を捨てる。
・ハルタン星人 … ツキが乗らない序盤から早上がり勝負。乗せてしまったら八連荘もありうる。
・ゴッドハンド … 狙い撃ちロンか一発消しで対応。調子付かせてしまったらせめて親は捨てよう。

■ランクA
・ソニー君 … 防御高め。振り込み続けても運が尽きない太さも。いかに早くこちらがツキを呼べるか。
・E.T. … ランクS宇宙人勢よりかはマシだが運は高め。メンゼン多めなので鳴いて勝負。
・片ちん大王 … 調子付かれると非常にヤバい。早上がりに徹するか敢えて無視するのもいい。
・律見江ミエ … ロンを無効にしようとしてくる「チャイ」に注意。ペースを乱されなければなんとか。
・ジニアス斉藤 … たまに正攻法を無視するところに隙がある。ツキは意外と無いが技術はあるので注意。
・全自動の狼 … 攻撃寄りの防御若干低め。運もそれなりに高いのでとにかく上がらせないように。

■ランクB
・早乙女牌 … 配牌もツモも良いが一旦直ロンすると勢いが落ちる。狙い撃ちしよう。
・迷彩レディー … 迷彩ゆえに読みにくいが上りも安い。ただ迷彩を作れるだけの運の高さも。
・ケケケの北郎 … 人外故の運の高さはあるが、やたら危険牌を手にすることも。勢い付いてきたら警戒。
・タコ宮内 … 明槓しまくって場を乱しまくってドラ爆増が非常に怖い。こちらもタコに徹したほうが良いだろう。
・かおりちゃん … タコ宮内を大人しくしたイメージ。運はそれなりに高めだが基本下手なのでやや警戒。
・カリフォルニアレディー … すべてが普通。運が若干高めか。勝つまで勝負してくるので面倒かも。
・武田震源 … 手堅すぎて中々上がらないが、開城(リーチ)してきたときは要注意。思わぬ一撃を喰らう。
・森田健作 … 基本弱いのだが一度大会に優勝したくらいの実力はあったり。イッツー狙い多め。

■ランクC
・クリスチーネ・M … 回し打ちが得意。見た目に反して技術力が高いがツキは伸びにくいのでそこに勝機。
・哭きのカバ … 役無しで鳴きまくるので無警戒で良いが、高確率で嶺上自摸上がりするため明刻には警戒。
・北家拳士郎 … 面前志向強め。技術力はあるが運が無いので、明るく鳴きまくる南家聖拳で対抗しよう。
・クララ … 運少な目。よく鳴くが面前への憧れも捨てられない優柔不断な所があるので強めに行こう。
・中島ハコ … ダマ上がりのみ。相手の思考速度が遅くなったらほぼ聴牌しているので注意して様子見。

■ランクD
・CHON-CHON … 恐ろしく下手くそだが運は高め。とにかく上がらせないように。
・貧乏おやじ … 基本放っておいても良いがツキは意外と伸びる。何度も上がってきたら警戒しよう。
・オクトパシーふみ … バカホン多め。大明槓等で場を荒らしがちだが運も低目。ペースを乱されないように。
・ブラックザンク … 安上がり多めなので基本放置で良い。ただし次第に牌をガメてくるので上がり続けに注意。
・ババプロ … ムリチン狙いなので清一色にだけには注意。運が無くほぼ上がれないが上がられそうなら蹴ろう。
・謎のじいさん … ほとんど動かない置物のようなおじいさん。基本は放置でよかろう。

■ランクE
・店野真澄太 … 運がないが下手ではない。あまり無茶な打ち回ししているとこちらも上がりにくい。
・献血のお由紀 … スジやカベ読みをするのでそんなに弱くないはずなのだが弱い。運が細いのだろうか。
・バッドハンド … 中張牌をバシバシ切ってくるので良いお客さんである。国士は注意。
・ヤーメネーター … 恐ろしく弱いが、勝っても負けても絶対止めないので止めたければリセットするしかない。

ぎゅわんぶらぁ自己中心派 「第1回ミスチョイス杯 本選決勝」

麻雀大会「ミスチョイス杯」本選決勝

■決勝
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律見江ミエ・北家拳士郎・カラポン・ソニー君

戦況:
長きに渡る第1回ミスチョイス杯もついに最後の時を迎える。
参加者総勢35名、その頂点がついに、今日決まる。
決勝に勝ち残ったのは、律見江ミエ・北家拳士郎・カラポン・ソニー君。
ぬらりくらりとしたたかに麻雀を打ってきたと思えば、3万点差をひっくり返してきた強烈な一刺しを持つ、準主役・ミエちゃん。
予選は最下位の通過ながら、本選では一度も1位の座を降りずに独走してきた、北家神拳正統継承者・北家拳士郎。
宇宙からやってきた、ハルタン星人を凌ぐスピードに勝ち過ぎの金造並の豪運を持つキングオブタコオブスペース・カラポン。
そして運気に加え持ち前の日の丸技術力により、何度か倒産の危機にあいながらもここまで勝ち上がってきたソニー君。
彼らはぎゅわんぶらぁ自己中心派雀士の中で最強の面子であり、そして今日、その中での最強が決まる。
第1回ミスチョイス杯ファイナル、開始!

さてまず東1局、いきなり…

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うわらば!
北家神拳炸裂!ソニー君からクンロクを上る!
流石は本選ではダントツでトップ通過してきた拳士郎だけはある。
北家神拳奥義「メンピンチートイとっかえ」の前には、守りには定評のあるソニー君といえど、「死」あるのみだ。
果たしてソニー君は開始早々にしていきなり死んでしまったのか!?
日本の誇る巨大企業はここで終わってしまうのか!?
が、ここでソニー君意地を見せる。
東1局1本場でタンヤオドラ2の4000点をツモる。しかしまだまだこの程度では死に体も同然のソニー君。
東2局は流れ、そして東3局。北家神拳の傷が未ださっぱり癒えてないソニー君に対し…

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カラポンのギャラクティカ跳満!
BAGOOON!!という効果音が聞こえてきそうな一撃を食らってしまったソニー君。
死んだ。今度こそ死んでしまった。ソニー君残り3900点。
アワレ。安らかに眠れ…
そしてここで一挙にコスモなツキを爆発させる。カラポン。
東4局では役牌に符ハネで3000点をツモり、1本場では拳士郎からチャンタドラ1の3900点を上る。
瞬く間に拳士郎を上回り持ち点46900点に。
これはもうカラポンの一人勝ちかと思われたそのとき、奇跡が起こる。
とっくに死に絶えた、斜陽の果てにズタボロになって世界の片隅に追いやられたかつてのトップ企業、それが…

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復活の狼煙の跳満!
「あわびゅ」と音声合成で叫ぶ拳士郎。無敵の北家神拳伝承者の秘孔を突き、日本の誇るあの大企業が蘇った。
ソニー君である。
ソニー君の持ち点3900点に対し、現在のトップであるカラポンは46900点。
40000点差以上。この絶望的な点差を前にして、しかしソニー君はめげずに立ち上がったのだ。
勝つかどうかは判らないが、勝ち続けなければ決して辿り着けない高みへの歩みを、再び始めたのだ。
これで28000点差。
続いて南2局、ミエちゃんからタンヤオドラ3の11600点を上がり、17000点差!
更に1本場でカラポンからリーチチートイの4800点を直撃し、5000点差!
その後2本場はミエちゃんのリーピンイーペーツモの5200点を上がられるが、ソニー君の勢いは止まらない!
お返しとばかりに、南3局にミエちゃんから逆転の満貫!
なんと、カラポンを上回ってトップに立ったソニー君。
これまでミエちゃんの3万点差からの逆転が最高だったが、それ以上の、なんと4万点差からの逆転劇である。
これはすごい、すさまじい。ドラマティックにも程がある。
かつてこれほどドラマティックな決勝戦があっただろうか。
われわれは今、伝説を現在進行形で見ているのだ。その幸運を誇りに思おう。
そしてオーラス。

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落ち目の男からかっぱぐというミエちゃんお得意のしたたか麻雀でオチをつけ、試合終了。
優勝は4万点差をひっくり返し、わずか600点差で1位になったソニー君でした。
おめでとうございます!ソニー君!
日本のソニーもソニー君を見習って頑張れ!

結果:
1位:ソニー君 +61700
2位:カラポン +10300
3位:律見江ミエ -24700

4位:北家拳士郎 -47300

以上をもって、ミスチョイス杯本選決勝は終了し、第1回ミスチョイス杯における全ての戦いは終了した。
優勝者は…

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ソニー君でした。
おめでとうございます!
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戦評:
なんともドラマチックな戦いであった。
4万点差を付けられたカラポンを1400点差で辛くも上回ってのソニー君の勝利。
まさかここまでドラマチックな戦いが見られるとは思っても見なかった。
この瞬間を見ることが出来ただけで、ここまでこの戦いを書き続けてきたかいがあったというものである。
そして優勝こそ出来なかったが、北家拳士郎の本選での強さはすばらしかった。
ランキングでは貧乏おやじより低く、予選では足切り寸前のところだった。それでもここまで勝てるのだ。
これもまた特筆すべき、感動に値する出来事であろう。
美しいバラにはトゲがあるミエちゃんも大したものである。
一言で終わらせてしまったが、その言葉の重さは、ここまで彼女の戦いを見続けてきた者であれば判るはずだ。
カラポンはランキングが最上位クラスであり、シード選手である。
いわば勝って当然の雀士であったけれど、最後の最後で届かなかった。
何度も言ってしまうが、それが麻雀の難しさであり、楽しさであり、面白さなのだ。

と言うわけで、ぎゅわんぶらぁ自己中心派の記事はこれにて終了。
それでは第2回ミスチョイス杯でお会いしましょう!(あれば…)