ぎゅわんぶらぁ自己中心派 「キャラ紹介その2」

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「ぎゅわんぶらぁ自己中心派2 自称!強豪雀士編」キャラ紹介

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名前:勝ち過ぎの金造
試合数:44
平均順位:1.8
平均得点:73,509
ランキング:3位
技術:D 運:S 総合:A
キャラ説明:ありとあらゆる金運・強運を寄せ集めた人相をしている、原作第1部のラスボス的扱いの最強クラスのキャラクター。とにかくツキが尋常でなく、配牌時に既に字一色イーシャンテンというのはザラ。アガリが込むと大四喜字一色四暗刻単騎の5倍役満まで上がる事も。あのドラ夫ですら一度はへろへろになるほど打ち負かされた。本ゲームでもそのツキは健在であり、彼を相手にする時はいかに勝つかではなく、まずいかに自分が親にならない事を祈るかを考えなければならない。しかし弱点もあり、一度でも誰かからロンされるとその神がかり的な配牌は無くなり、並以下の打ち手になる。(南入りしたりすると元に戻る場合もある)

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名前:全自動の狼
試合数:59
平均順位:2.3
平均得点:1,688
ランキング:10位
技術:A 運:B 総合:A
キャラ説明:コンピューター技師。事故で失った手に義足をはめ、ハンドベルコンピューターで思考し打牌する。コンピューターによる理論的思考のみならずタコヅモ装置、気迫装置も備え付けられている。チョイ役としてコマの隅などにちょくちょく出番があるが、後半なぜか義足でなく普通の手になっていた。ゲームでは麻雀の技術は高く、しかも怪しげな装置でツモアガリも多め。防御力は弱めで振込みがやや多いが、ツキが乗ってくると手が付けられなくなる強敵。

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名前:ブラックザンク
試合数:64
平均順位:2.7
平均得点:-12,613
ランキング:28位
技術:C 運:D 総合:D
キャラ説明:外科医。モデルは漫画「ブラックジャック」の主人公。牌に鉗子をして小分けにするので待ちがばれ易い。原作では強欲な打ち筋だが、ゲームでは名前のとおりメンピン中心のザンクあたりをちまちま上がる。配牌は原作どおり「病んでいる」ことが多く、総じてあまり大した事の無い打ち手。

2_kura.jpg  98_kurara.jpg(98版)
名前:クララ
試合数:60
平均順位:2.6
平均得点:-21,140
ランキング:22位
技術:D 運:C 総合:C
キャラ説明:意志が弱く鳴いてばかりでなかなか立てない(リーチ出来ない)悲壮感溢れるキャラ。モデルはアルプスの少女ハイジに出てくるクララ。ゲームにおいてもイーシャンテンからポンポン鳴いてしまい、中々リーチできず安めになってしまう。たまに面前で上がるとハイジやユキちゃん(ヤギ)が祝福してくれる。鳴きがちといってもタコのように大明槓をホイホイする事も無く、場は比較的静かである。ちなみに98版は打牌のアニメーションが非常に可愛い。

2_clf.jpg  98_clf.jpg(98版)
名前:カリフォルニアレディー(CLFレディー)
試合数:55
平均順位:2.5
平均得点:-2,155
ランキング:19位
技術:C 運:B 総合:C
キャラ説明:カリフォルニアからの留学生。原作におけるお色気要員だったが、全年齢版ゲームである本作にそのような描写は無論出来ず、コンスタントに鳴きと面前を駆使する普通の打ち手である。ただツキは若干高め。かなりの負けず嫌いであり、勝つまでイマノハレンシュウと言って何度も挑戦してくる。

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名前:ソニー君
試合数:56
平均順位:2.3
平均得点:-1,388
ランキング:7位
技術:A 運:A 総合:A
キャラ説明:大手電機メーカーで全自動雀卓を販売しているセールスマン。他に通常の牌よりコンパクトなβ牌も扱っているが、通常の雀荘で使っている牌と規格が異なるので嫌がられている。ちびっ子ながら実力は本物であり、とにかく打ち回しが得意。相手のアタリを凌いで着実に自分のアガリを拾っていく。本ゲームでは全自動の狼に比べて攻撃力を下げ、防御力を上げた強さに仕上がっている。なお彼を入れると麻雀牌がVHS牌(通常牌)とβ牌に分かれてしまう。ゲームのパッケージにはこれにより相手の牌の予測がある程度出来、読みの練習になりますとあったが、ただ見難いだけである。

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名前:かおりちゃん
試合数:50
平均順位:2.5
平均得点:-602
ランキング:17位
技術:E 運:C 総合:C
キャラ説明:麻雀暴牌族のリーダーである不良少女。麻雀暴牌族とはどんなリーチも全く読まずひたすらツッパリまくるタコツッパリを身上とした集団であり、その行く末はタコになるしかなく、全国的な問題になっている。本人も基本的にヤンキーだが、「上がれない役満より上がれるピンフの方が価値がある」と至極全うな事を言ったり意外とまともである。一方役満を飛ばされたドラ夫は半狂乱になって場を大いに乱し、これではどちらが不良なのかわからない。ゲームにおいてもその暴牌っぷりは磨きがかかれており、とにかく突っ張るしチョンボリーチもたまにする。しかし突っ張りまくるだけあって勝ちを拾う事もそれなりに多く、余り放置するのは危険な相手でもある。

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名前:森田健作
試合数:69
平均順位:2.6
平均得点:-13,084
ランキング:21位
技術:C 運:D 総合:C
キャラ説明:年齢不詳の高校生。とにかく真っ直ぐで熱血型の青年。モデルは元俳優で現千葉県知事の森田健作。イッツーイッツーまたイッツーが心情であり、その真っ直ぐな姿勢をクイタンなどで挫かれると夕日の映える海岸に呼び出され説教される。ゲームでもイッツーを中心とした面前の手作りをするが、イッツー崩れのピンフで上がる事もありいささか日和気味である。

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名前:バッドハンド
試合数:52
平均順位:3
平均得点:-25,138
ランキング:34位
技術:B 運:E 総合:E
キャラ説明:とにかくツキが無く、配牌もツモも軒並み字牌・老頭牌ばかりであり、あがればあがるほど手が悪くなる。しかしそれが極まった果てに国士を上がる極真麻雀を極めている。本名自摸山真二(つもやままっぷたつ)。モデルは空手家の大山倍達。極真麻雀を極める為に山篭りし、自嘲気味にまさに麻雀バカと自分を評している。ゲーム内でもそのツキのなさは必見であり、原作さながら屑手を愛し中張牌をどんどん切って行く。あまり放置しすぎると本当に国士に仕上げてくることもあるが、基本的にはほぼ最弱キャラである。なお技術力は高く、ツキなしモードでは華麗な打ちまわしを見せる。

2_oyuki.jpg  98_yuki.jpg(98版)
名前:献血のお由紀
試合数:54
平均順位:2.9
平均得点:-16,455
ランキング:30位
技術:C 運:D 総合:D
キャラ説明:オペ看であり、輸血用の血を求めて各雀荘を練り歩いている。負け分を献血で支払わせる、鷲巣麻雀の走りのような麻雀をする。相手の打ち筋によって血液型を計り、その血を求める。ちなみに本人は負けが込むと負け分を払わずに逃げる、いささかモラルに欠ける面がある。ゲームではこれといった特徴の無い打ち方をする。スジやカベなどは意識しているようだが、如何せんツキもそう太く無いので気がついたら負けている。原作同様相手の打ち筋をみて血液型を指摘してくるが、結構ずれておりコロコロ内容が変わる。

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名前:ヤーメネーター
試合数:60
平均順位:3.1
平均得点:-32,968
ランキング:35位
技術:E 運:D 総合:E
キャラ説明:ハコにされた相手を決して忘れず、勝つまで打ってくる麻雀サイボーグ。モデルはターミネーター。とにかく打ち筋は下手というか、まず河を見ない。ひたすら自分の手だけ見て打つ、暴牌やタコというレベルではない。しかも運も悪く相手のアタリ牌をことごとく掴んでしまうのでコロコロ負けてしまい、その度にもう半荘と迫ってくる。恐怖である。ゲーム内でもタコを超える何かとして表現されており、本人がトップになってもまだ離してくれない、ゲームを終えるにはリセットするしかないという麻雀地獄を味あわせてくれる。

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名前:ハルタン星人
試合数:42
平均順位:1.9
平均得点:23,112
ランキング:4位
技術:E 運:A 総合:A
キャラ説明:宇宙から雀荘に麻雀を打ちにやってきた異星人。モデルはバルタン星人。宇宙忍者であり、そのアガリのスピードは宇宙一である。つまりクイタンで速攻アガリをしてくる。他に分身の術や積み込み、ハサミから麻雀牌を大量射出するなどしてドラ夫たちを苦しめた。ゲームにおいてもとにかくクイタンのスピードが恐怖であり、また人外のせいかツキも人間離れしており、3巡目でリーチ等も多い。勝ち過ぎの金造やゴッドハンドはアガリを何度か挫くとツキが下がるが、彼?は打ち筋のせいもありさほどツキが下がる気配が無いのがやっかい。下手するとクイタンのみで八連荘することもある。本ゲームにおいて個人的に一番相手にしたくないキャラである。

ぎゅわんぶらぁ自己中心派 「キャラ紹介その1」

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「ぎゅわんぶらぁ自己中心派」キャラ紹介

各項目の説明
試合数:これまで行ってきた試合の数
平均順位:これまで行ってきた試合での平均順位
平均得点:これまで行ってきた試合での平均得点。基準点は25000。これに順位点・トップ賞・一発賞・ウマを足した平均
ランキング:現ダイアグラムに基づく順位
技術:麻雀の技術。A~E判定。対戦・観戦してみての評価
運:ツキの太さ。A~E判定。対戦・観戦してみての評価
総合:技術、運を含めた総合力。A~E判定。対戦・観戦してみての評価
キャラ説明:そのキャラの特徴、打ち筋

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名前:持杉ドラ夫
試合数:50
平均順位:2
平均得点:28,474
ランキング:2位
技術:A 運:A 総合:S
キャラ説明:原作の主人公。雀荘ミスチョイス常連。原作随一の実力を持つ。セオリーを知った上で時折とんでもない打ち方をすることで数々の難敵を打ち倒してきたが、その性格は極めて自己中心的であり、弱い者には徹底してかっぱぐ、ラスになると点棒を払わず逃げ出すなど性格に難あり。打ち筋は面前寄りだが鳴きも駆使し、テンパイしても回し打ちで様子見をし高めに仕上げていく。配牌もツモもそこそこ良いが、ツキや思考ルーチンがおかしい人外キャラは苦手。またタコにも弱く、場を荒らされると中々本領発揮できないようだ。

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名前:律見江ミエ
試合数:61
平均順位:2.3
平均得点:-323
ランキング:11位
技術:B 運:B 総合:B
キャラ説明:原作のヒロイン。雀荘ミスチョイス常連。ヒロインといいつつも容赦なくマスターからかっぱいだりと、その打ち筋はなかなかサディスティックである。打ち筋はドラ夫と同様オールマイティだが、ドラ夫程打ちまわし技術もなく結構振り込むので実力は普通。しかしロンするとそれを見逃してくれと「チャイ」してくる。無論認めないことも出来る(再度ロンする)が、それによって調子を崩されたりすることも。ツキは若干太く、早いところへこまさないと手が付けられなくなる事もままある。

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名前:店野真澄太
試合数:47
平均順位:3
平均得点:-23,738
ランキング:33位
技術:C 運:C 総合:D
キャラ説明:雀荘ミスチョイスのマスター。この漫画はドラ夫+ミエちゃん+マスターを主軸に、様々なゲストキャラと戦う構成がメインだが、その中で大抵やられ役になってしまう可哀想な人。しかし打ち筋は悪くなく、高い手をあえて低くしていくような挙動が見られる。あえて3位を狙っているような…雀荘マスターの鏡と言うべきか。ツキは細く中々波の乗れない。波に乗っても滅多に高い手を上がらないので、総合的にはかなり弱い。

1_lady.jpg   98_lady.jpg(98版)
名前:迷彩レディー
試合数:49
平均順位:2.3
平均得点:9,044
ランキング:14位
技術:B 運:A 総合:B
キャラ説明:ミエちゃんの姉。レディースをしているようだ。打ち筋は通り名に恥じず、捨て牌で「トマト」「新聞紙」などの回文を作ったり、またスジ引っ掛けも多用する。そしてそれらをしてもそこそこ上がれるほどにツキは太いが、迷彩重視の手作りのせいで上がり点は低め。しかし彼女のセリフ飛ばしにリターンキーを連打していると間違えてチーしてしまうことがあり、むしろそれが怖い。

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名前:ゴッドハンド氏
試合数:69
平均順位:2.1
平均得点:117,366
ランキング:5位
技術:E 運:S 総合:A
キャラ説明:「神の手」を持つ凄腕の雀師。ムダヅモが一切無く、リーチすればほぼ確実に一発でツモアガリする「稲妻ヅモ」等を持つ化け物のような存在。放置しておくと平気で八連荘したりする作中での最強格…であるが、自分のツモに自信を持ちすぎておりロンをしない、ほぼ確実に一発ツモと言ってもアガリ牌が他のキャラの手に入っていると流石にそれも無理であり、稲妻ヅモが不発する。すると次回から殆どの場合ツキがガタ落ちしてしまい、自身の技術自体は底辺クラスに加えロンをしない事もあって途端にカモ化してしまう。

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名前:タコ宮内
試合数:47
平均順位:2.5
平均得点:-6,217
ランキング:18位
技術:E 運:B 総合:C
キャラ説明:「日本タコ友の会」会員。タコとはルールや点数計算を良く知らない、捨て牌読みが出来ないので容易に振り込む、無意味に明槓してドラを増やす、散々鳴いてノーテン、チョンボリーチをする等とにかく場を荒らしまくる連中を指す。加えて彼はノーテンでも山を開けて見せるのでその純度の高いタコっぷりはあのドラ夫でさえも恐怖におののいた。しかもタコの特徴として運の高さがあり、散々場を荒らされた挙句ドラが乗りまくったアガリをしてトップになることも珍しくない恐怖の存在。

1_chris.jpg  98_chris.jpg(98版)
名前:クリスチーネ・M
試合数:43
平均順位:2.5
平均得点:-967
ランキング:16位
技術:B 運:C 総合:C
キャラ説明:現役女子高生だが麻雀中毒にかかっている。麻雀中毒とは最初は低めの点数で満足しているが、そのうちより高い点数を求め、最後は役満という「黄金の一発」を求めて果てる。これに毒されると麻雀の腕が歪み最後はタコになってしまう恐るべき病気であるが、彼女はそのトリップ感を味わう為に、日々夜の街に出て金を稼ぐ(ファーストフード店で)。打ち筋は原作とおり最初は低めをアガリ次第に高くなっていく・・・はずなのだが、このゲームは他のキャラの運も高めなので、大抵自身のツキをスポイルされてしまい平凡なアガリで終わることが多い。あと見た目に反して中々打ちまわしが得意であり、あまり振り込まない。

1_fumi.jpg  98_fumi.jpg(98版)
名前:オクトパシーふみ
試合数:67
平均順位:2.7
平均得点:-16,929
ランキング:24位
技術:D 運:C 総合:D
キャラ説明:「日本タコ友の会」会員。モデルは漫画家の紫門ふみ。タコ友会会員だけあって謎の鳴きや捨て牌をするが、タコ宮内がオールマイティなタコに対し、彼女はバカホンを狙う傾向がある。その分組しやすくはあるのだが、タコ宮内と組ませると互いに明槓しまくりドラだらけになって場が荒れまくる。ちなみにタコ=弱いと言うわけでもなく、戦術の一つとして見られなくも無い。実際ネット麻雀では彼女のような打ち方は結構多く、丁寧に面前を心がけている人にとっては天敵である。なお98版は打牌アニメーションがやけにかわいい。

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名前:謎のじいさん
試合数:51
平均順位:2.9
平均得点:-24,147
ランキング:32位
技術:B 運:D 総合:E
キャラ説明:原作当初に良く出てきたミスチョイスの常連。セオリーや技術論を重視し偉そうな事を言ってはドラ夫にカモにされていた。ゲームでもそれが如実に出ており、堅実過ぎる打ち方でさっぱり上がれず、特に振込みもしないがじりじりと削られ最下位というパターンが多い。

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名前:中島ハコ
試合数:68
平均順位:2.7
平均得点:-14,671
ランキング:27位
技術:B 運:C 総合:D
キャラ説明:ひたすら暗い性格をしており、打ち筋にもそれが現れている。決して鳴かずに端の方で待ち、ダマテンでひっそりとツモ上がる。あがる時に鈴を鳴らすのが特徴。ジュンチャン・ホンチャンという暗い役をこよなく愛するのであがる時はそれなりに大きいこともあるが、待ちが悪くツキも高くないのであまり実現しない。しかしツモ自体はキャラの打ち筋にあわせてそれなりに集まるようであり、ダマが極まってたまに四暗刻をあがる事も。

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名前:貧乏おやじ
試合数:66
平均順位:2.7
平均得点:-8,610
ランキング:25位
技術:C 運:E 総合:E
キャラ説明:金なし・運なし・腕前なしの三重苦のおやじ。二人の子供の給食費を稼ぐ為に麻雀を打っている。かつては大富豪だったがドラ夫に破産させられたらしい。配牌もツモもツキも悪く放っておいても勝手に沈んでいくが、かつて富豪だった時の運がたまに蘇り、ごく稀に大勝ちする。

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名前:北家拳士郎
試合数:71
平均順位:2.8
平均得点:-22,518
ランキング:31位
技術:B 運:C 総合:C
キャラ説明:ダマで黙々と手作りをし、高めのアガリで相手を一撃で粉砕する北家神拳伝承者。北家になると強くなる…という設定だが、ゲームだとあまりアガリに徹さない性格もあってかその真価を発揮出来ていない。北家神拳に対抗するのはとにかく鳴きまくり手数で相手を切り刻む南家聖拳しかないと言われているが、彼の北家神拳もゲームでは一撃必殺と呼べるほどの大きなアガリでもないので、普通に打っていても問題ない。しかし打ちまわしの能力は高く、早いところ上がってツキをスポイルさせておかないと次第に大きな脅威と化す。

ぎゅわんぶらぁ自己中心派 「はじめに」

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「ぎゅわんぶらぁ自己中心派」と言うゲームがある。
ヤングマガジンに掲載されていた同名の漫画を原作とし、漫画のキャラクターと同じような運勢・思考を持つキャラと戦う事ができる。

本ゲームの最大の特徴は、漫画のキャラクター同様の運勢を実現したツキありモードが搭載されているところだ。
上がれば上がるほどツキが上がって高い手を組めるようになるし、負け続ければその逆になる。
つまり配牌やツモが操作されている。

こう書くとインチキ麻雀じゃないのかと言われれば確かにそうである。
しかしリアルでも麻雀を何度か打っている人にはわかると思うが、何を切っても当たる時はあるし、どんな下手を打っても大勝ちすることもある。
確率というのは案外偏るものらしく、故にこのゲームの臨場感はかなり高い。
高い上に登場キャラクターは原作どおりの思考ルーチンも組まれているので、全体的に非常に遊び応えのある麻雀ゲームになっている。
故にPC8801から他PCやコンシューマー、携帯機まで様々な媒体で展開された本ゲームは、名作といっていい。

そして本題。
ただ単にゲームのレビューを書くだけがこのブログの目的ではなく、プレイ日記がメインである。
しかしただの4人麻雀を延々に書いていてもすごくつまらない。
というわけで…

一体このゲームのキャラの中で誰が最強なのか?

これを調べていく事とする。
というかちょっとだけ調べた。

このゲームは指導者モードというのがあり、指導者はキャラクターから選択できる。
このとき、配牌もツモもそのツキは指導者のものとなり、オートモードにすると思考ルーチンも指導者のものなる。
つまりプレイヤーが介在しないで、キャラ同士の戦いで甲乙を見ることができるのだ。

これらキャラの戦いに自分、つまり私、つまり管理人の戦いも加える。
そして格ゲーによくある対戦ダイアグラムを作り、1位で+0.3、2位で+0.1、3位で-0.1、4位で-0.3と言うルールで総当りをしてみたところ…

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こうなった(クリックで拡大)。

縦軸を基準に横に見ていく。
例えば1番上に居るカラポンに対し、右に見ていくと持杉ドラ夫に対して4.7と言う数字がある。
逆に持杉ドラ夫を見ると、カラポンに対し5.3と言う数字がある。
これは、カラポンと持杉ドラ夫がサシ馬で100回戦った場合、カラポンは持杉ドラ夫に47回勝つ、かもしれない。
つまりカラポンと持杉ドラ夫では、ドラ夫の方がちょっとだけ強い、かもしれないと言うのを意味する。
こうして全てのキャラの相性を計り、各キャラの中で誰がどのくらい強いかをまとめたのが上の表である。

相性5:5を対等として、緑色なのはそれより上回っている相手であり、赤色なのは下回っている相手である。
例えば最上位のカラポンは殆どの相手に勝ち越しているし、最下位のヤーメネーターは殆どの相手に負け越している。
中の下あたりの哭きのカバは上~中位陣にはそこそこ勝っている反面、下位陣とは相性が悪い…というのが見て取れる。

無論この表は暫定であり、各キャラそれぞれ数回ずつしか他の相手と戦っていない。
今後戦いを続ければより本当の強さに収束されると思われるが、それを延々と日記にするのは面白くない。
と言うわけで、大会形式で表の完成を目指したいと思う。

大会名:ミスチョイス杯
ルール:予選本選に分け、本選決勝で1位を取った者が優勝

(共通ルール)
・東南の半荘戦・西入なし
・食いタン・食い換え・後付けあり
・トップ賞・一発賞あり
・赤・ハコなし
・九種九牌・親聴牌は流れない

(予選ルール)
・全体ランキング(上のダイアグラム参照)上位3人をシード枠とし、これを除いた残り32人を8卓(a~h)に分け競技
・トップ賞・一発賞・ウマなどを含めた総合得点のうち、下位3人を足切り

(本選ルール)
・予選通過者29人+シード3人の合計32人を8卓(A~H)に分け競技
・トップ賞・一発賞・ウマなどを含めた各卓の総合得点のうち、上位2名が次の試合に進む

次回はキャラ紹介

シュタインズゲート 50日目 「神様(まゆりEND)」

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オカリンの戦いは、今ここに終結する。

SERNのデータベースに収集された、Dメールの痕跡。
これを消すことで、世界線は元に戻る。
まゆりが生き、紅莉栖が死んでしまうβ世界線に。

キーを叩くオカリン。
データベースへのクラッキング、開始。

その瞬間、リーディングシュタイナー発動。
世界線変動率は…1.130238%
鈴羽の言葉によれば、世界線変動率の1%超えはβ世界線への移動を意味する。

ついに、ついに…ついに!
オカリンは、まゆりが死なない、本来あるべきβ世界線へ戻ってきたのだ…!

見回すと、そこはラボの中。
さっきと同じように、ダルとまゆりが居る。

まゆりは微笑んで、こちらに手を重ねてくる。
そしてさっきまで触れていた自分の白衣の肩口。
紅莉栖が縫ってくれた不器用な裁縫跡は…

無い。

でこぼこした感触も、場違いなピンクの縫い糸も、全て綺麗さっぱり。

タイムリープマシンを見る。
いや、これは、ただの電話レンジ(仮)だ。
何故なら、紅莉栖が施した痕跡が消えているから。

このラボ全体の、紅莉栖の居た痕跡だけが、綺麗さっぱり消えていた。
紅莉栖はもう、この世界線では死んでいるからだ。20日も前に。

この世界には、ラボメンナンバー004牧瀬紅莉栖は、いない。
彼女はβ世界線に否定されたから。
ラボメンは最初から、オカリン、まゆり、ダルの3人だけだった…。

溢れる涙。
驚くまゆり。
もうどこにも行かないでくれとオカリンはまゆりに訴え、まゆりも涙ながらに頷く。
二人はこれまでも、これからもずっと、いっしょに居ることを誓う。

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紅莉栖の存在は消えた。
それこそが、世界が再構成された証。

そこは、SERNによる超管理社会のディストピアの可能性が消えた世界。
鈴羽がその身を犠牲にしてまで叶えようとした世界。
これまでと同じように、変わらぬ自由が約束された理想郷――



それから3日ほど経っても、まゆりが死ぬ事は無かった。
まゆりはこの世界では否定されていないと、確信。
その後、電話レンジ(仮)とIBN5100を解体した。
これによってSERNの襲撃という可能性も、完全に消えた。

1階では店長がいつものように変わらぬ姿で42型ブラウン管を愛でている。
過去の新聞に目を通すと、人工衛星がラジ館に落下した記事はついぞ無く。
そして新聞の端の方を見ると、牧瀬紅莉栖という名の少女がラジ館で殺された、という小さな記事が、載っていた。
牧瀬紅莉栖の存在はもう、オカリンの心の中にしか残らない存在になってしまったのだ――



オカリンとまゆりは、共にアキバを歩く。

二人はただの幼馴染、マッドサイエンティストと人質という何ともな関係から、恋人同士になっていた
まゆりを救う為に帆走してきた20日間を通して、オカリンはまゆりに対する自分の本当の気持ちに気付いたからだ。

そして、まゆりももちろん、これまでずっと言葉にはできなかったけど、自分の気持ちに気付いていた。
ただ、その最後の一押しを、夢の中で見た女の子に後押しされたという。

その子は名前も顔も思い出せないけど、すごく大切な友達で。
夢の中でその友達は、

「まゆり、あなたは、幸せになりなさい」

と言ってくれた。
その人がこういってくれたから、まゆしぃは今幸せなんだ。
この人、誰なんだろうねー?
そう朗らかに笑うまゆり。

牧瀬紅莉栖は、オカリンの心の中だけの存在ではなかった。
人はやはり、夢やデジャブという形で、異なる世界線を認識できるのだ。
それは牧瀬紅莉栖という具体的な形でなくても、その人は確かに居て、まゆりを救って、勇気をくれたのだ。

オカリンは答える。

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「きっと、神様だ。」

オカリンはα世界線からβ世界線に移動したことで、紅莉栖を殺した。
しかしそれはオカリンの主観でしかない。
紅莉栖の主観からすれば、そこにはまた別の世界が見えているはずだ。
彼女はどこかの世界線で、鳳凰院なんたらと口げんかする夢を見つつ、研究に勤しんでいるのだろうか。

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神様が居るなら、きっと空の上。
手をつなぎ空を見上げる二人。

まゆりとオカリンを救ってくれた、勇気をくれた「神様」もまた、どこかの世界線で同じ空を見上げているはず。
きっと――

(まゆりEND)





感想。

このルートの感想は、つらい。
オカリンのもたらしたDメールが周りをことごとく歪ませてしまうのも辛いし、紅莉栖が身を引くのも辛い。

とにかく紅莉栖のいい女っぷりがやばい。
実際はオカリンがβ世界線へ移動したことで、α世界線がどうなったかはわからない。
紅莉栖がα世界線で生きているのか、α世界線ごと消えてしまったのかは、わからない。
だけど、きっと別の世界線で生きていると信じたい。

ふと思ったのだが、IBN5100を手に入れてどうこうよりも、オカリンが一番最初のDメールを送る前に、その内容を否定するDメールを送れば良かったような。
「ああ見えて紅莉栖は生きている」とか…
そうすれば紅莉栖が死んだというメールも流れず、SERNも感知しなかったのでは無いか…?
まぁDメールは不確実性も高いから、より確実な手段を取ったということか。


ともあれ、これでオカリンは元の世界に戻った…はずであり、このゲームも終わる――


そんな訳がない。

根本的な謎が、まだ全然解決されていないではないか。

SERNの野望が潰えたはずのこのβ世界線であっても、

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タイムマシンは出現しているのだ。
物語の最序盤に、完全な姿で。
これはFG104、つまりダルの作ったタイムマシンだ。

さらに、初めてオカリンが紅莉栖に会った時、紅莉栖は15分ほど前に辛そうな顔をしたオカリンに話しかけられたといっていた。
つまりこの時間軸においてオカリンは二人居て、もう一人のオカリンはFG104を使って過去に来たのかもしれない。
何の為に?

そしてしれっとこの世界線のエンディングではIBN5100を解体したとあった。
これも良く考えるとおかしい。
オカリンが元居た世界線であれば、IBN5100がラボにある理由が不明だ。
鈴羽が過去に戻りIBN5100をフェイリスパパに託しそれが柳林神社に奉納される。
SERNによるディストピアが無いはずのこの世界線においては、鈴羽が過去に戻る理由も無く、故にオカリンの手元にIBN5100は無いはずだ。

まだある。
オカリンが一番最初のDメールを送る前に届いた、謎の差出人からのノイズ動画。
そのメールアドレスのアカウント名は、

WS008100.jpg

sg-epk
シュタインズゲート・エル・プサイ・コングルゥ?
オカリンの口癖だ。
これが何を意味するのか?

オカリンにたびたび届いた脅迫メールも気になる。
ゼリーや、人形の生首の絵が添付されたメールだ。
最初は萌郁かFBかと思ったが、どちらもそんな殊勝なメールを送る性格でもないだろう。
そもそもゼリーという添付画像は、「ゼリーマン」という存在を知っている側が送ったとしか思えない。
それは誰なのか?

更に。
オカリンは、紅莉栖が消えまゆりが生きるこのβ世界線こそが、自分が元居た世界だと思っている。
その世界線変動率は、1.130238%。

しかし、物語の冒頭、オカリンが一番最初のDメールを送る直前に表示されたβ世界線の世界線変動率は…

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1.130426%

まだ、終わっていないのだ。

そもそも、このβ世界線において、何故紅莉栖は殺されたのか?
誰が?
何の為に?

もっと別な何かは居る。確実に居る。

まだ、一番重要なルートが残っている。
次回からは、もう一度このゲームを最初からやり直し、そのルートに入ってみる。

シュタインズゲート 49日目 「see you」

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まゆりと心を通わせた翌日、オカリンは考え事をする為に再びラジ館の屋上に来る。

そこでは紅莉栖が大の字になって寝ていた。
なにやら考え事をしていたようである。

と、その時突然の夕立。
オカリンも紅莉栖もずぶぬれになり、あわててラジ館に入る。
そこは人工衛星…実際はタイムマシンだが、それによって屋上部分が半壊したまになっており、電気も通っておらず薄暗い。
まるで廃墟のようになっている。

2人は階段に横に並んで座り、ずぶ濡れになってしまった体を拭きつつ目が慣れてくると、紅莉栖のしどけない姿に、白衣の肩口が破れてしまったオカリンが見えてくる。
建物に入る際に引っ掛けて破いてしまったのだ。
それをたまたま持っていた裁縫セットで不器用に直してくれる紅莉栖。意外にもこう見えて家庭的なのか。
とりとめもないことを話しつつ茶化しあう二人。
そうしないと、やっていられないから。

これから紅莉栖に、死を告げるのだから。

しばらく気まずい沈黙が流れた後、紅莉栖は口を開く。
まゆりを助ける為に何度もタイムリープして一人戦っているオカリンの姿を、彼女もデジャブな感覚で見ていた。
それほど岡部はまゆりのことを愛してるんだなと。だからそんな一生懸命な岡部に協力してあげたくなった。
だから岡部はまゆりを助けるべきだと、彼女は言う。
彼女もまゆりと、あるいはフェイリスやルカ子と同様、重なった世界線を夢やデジャブのような形として認識できるのだ。

私は大丈夫。昨日も話したように岡部の主観では私は死んでしまうわけだけど、私はこの世界線では現に生きているわけで。
岡部がβ世界線に行った瞬間、私の居る現在のα世界線は岡部という存在が初めから存在していない世界になるのかもしれない。
あるいは、β世界線に拒否されている私は、この廃墟のような世界に一人だけ残されて他はみんなα世界に行ってしまうのかもしれない。
あるいは、私だけ消えてしまうのかもしれない…
あるいは…



かもしれない、かもしれない、かもしれない…!
でもだからって、まゆりを見殺しにしろなんて言える訳無い。
二人とも助けるなんて虫のいいことは不可能に決まっている。
だけど私を選んだらあんたのことを一生恨むと、紅莉栖は叫ぶ。

彼女は、達観してもなく冷静でもなかったのだ。
自分が消えてしまう恐怖と、昨日からずっと一人で戦ってきた、いたいけな少女なのだ。
たかだか18歳の少女にそこまでのものを背負わせてしまったオカリンは思わず彼女を抱きしめ、そして決断を下す。

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紅莉栖を世界から排除する決断を。

どうしてもまゆりを救いたいから、紅莉栖は救えない…

「わかった…」と彼女はつぶやき、ラジ館を去り、そして…
ラボからも去る。
「ちゃんとやるべきことをやりなさいよ」という内容のメールを残して。
メールの題名は「see you」。「good bye」ではないところに、救いがある。あるいは、願い。

その夜、まゆりがラボにやってくる。
今日はコミマの日だったが、まゆりはオカリンが気になって行かなかったのだ。

まゆりは常々、オカリンの重荷になりたくないと思っていた。
何故ならまゆりが祖母の死に直面して壊れかけていた時、それを救ってくれたのがオカリンだから。
だから、今度はまゆりはオカリンの役に立ちたいと、ずっと思っていたのだ。
それが、先のタイムリープ前に死に行くまゆりが放った言葉の真実だった。

まゆりはオカリンの悩む姿は見たくない。何でも聞きたい。共有したい。そう訴えかける。
全てが終わりに近づいている今、オカリンは遂に、まゆりに真実を語る。

鈴羽のこと、フェイリスのこと、ルカ子のこと、萌郁のこと、FBのこと、綯のこと、そして、紅莉栖のこと――

まゆりは泣きはらす。
皆そんなに重いものを引きずって、戦ってきたのか。なのに私は…
どうあっても紅莉栖に会いたいと、まゆりは切に願う。
紅莉栖はその願いを聞き入れ、明日の早朝に会ってくれるという。


早朝。

彼女は大きなキャリーバッグを持っていた。
アメリカに帰るためだ。

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思わず紅莉栖に飛びつくまゆり。
自分を助けるために消えないでと、涙ながらに訴える。
訴えるが…

「でも、あなたは岡部にすごく愛されてる。あなたが消えたら、岡部はすごく悲しむ。」

だから――私が消える。
同情されても、自分が惨めになるだけ。
だから、振り返らない。

「あなたは、幸せになりなさい。」

そう言い残し、彼女は始発の電車に消えていった。

オカリンは紅莉栖を犠牲にし、まゆりを選んだ。
これはもう、ただのエゴだ。
まゆりを失いたくない。ディストピアな未来などよりも、ただ、まゆりを失いたくないのだ。

まゆりはこれまで見てきた夢――自分が死んでしまう、それを何とか助けようとしているオカリンの夢。
何度も何度も見てきた夢。
それは全て真実だったと、今確信した。

「幸せに、してください」
まゆりは涙に塗れた笑顔で、オカリンに訴えかける。

それが、紅莉栖との約束だから。


その日の昼、ラボに集うオカリンとダル。
IBN5100の解析を終えているダルにより、もうSERNのデータベースをクラックできる準備は出来ている。
キーを押せば、「牧瀬紅莉栖が殺された」、このメールがデータベースから消える。
それにより、世界は戻る。
まゆりが死なない、SERNのディストピアも達成できない、本来あるべきβ世界線に。

一時は8人にまで増えたラボメンも、今は再び3人に戻った。
かけがえの無い仲間たちを犠牲にして、ついにオカリンはここまでたどり着いた。
勝利の時は来た。
今度こそ、全てが終わる。

白衣の肩口に施された、紅莉栖が不器用に縫ってくれた跡をぐっと握り締めつつ、
オカリンは手を振り上げ…

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キーを押す。

世界は、再構成される――!