2016/07/24
シュタインズゲート 18日目 「過去は変わったか?」

前回、電話レンジ(仮)を使い、ロト6の三等の当選番号を過去の自分に送ったオカリン。
これによって過去のオカリンはロト6を買い、当選金である70万円が当たったという過去と記憶が自分に生成されるはずである。
その結果は…
一瞬世界がモノクロ化したと思ったら、まゆしぃに話しかけられて元に戻った。
オカリンはその場に30秒ほど立ち尽くしていたそうである。
なんか妙だが、とりあえず周りに聞いてみる。
オカリンがロト6の番号を過去の自分に送ったのをさっきまで固唾を飲んで見守っていた他の連中に対し、それでこの世界に変化があったかを。
しかし彼らは、誰一人、オカリンがロト6の番号を送った事を覚えていなかった。
といか、ロト6の話も初耳のようだった。話はどうやって過去を変えるかを話し合っていた時点で止まっていた。
違和感。おかしい。何かがおかしい。何かがちょっとずれている。
しかもオカリンが過去に送った筈であるメールの送信履歴が無い。着信履歴はあるが。
つまりオカリン達が話し合い、ロト6の当選番号を送ろうという答えを出してからメールを送るまでの時間が、すっぽり抜けているのだ。
これが世界改変の結果と言うことか?
であれば、なぜオカリンだけがロト6について覚えているのか…?
その時。
ルカ子がやってくる。ロト6を持って。
ルカ子のミスで1字違いになってしまっていたが、そこの番号は確かにオカリンが過去の自分に送った番号だった。
何故かは知らないが、それを受け取った過去のオカリンは自分でなく、ルカ子に買いに行かせたらしい。
その理由はともかく、とにかく世界が変わったことは確かなのだ。
世界が変わったこと、そしてその事実についてオカリンだけが知っていること。それをジョン・タイターに聞いてみる。
ジョン・タイターの分析によると、オカリンの行動によって、世界は先ほどの世界より0.571015%ズレたという。
しかしズレたという事を認識できるものは非常に限られており、オカリンはその稀有な能力を持っている能力者だという。
能力者?
重度の厨ニ病を患っているオカリンは自分のことを散々能力者だなんだと言ってきたが、他者から指摘されると途端に胡散臭く思えてくる。
あまつさえジョン・タイターはこうも言う。
未来世界は、SERNによって作られたかりそめの幸せで人間が満足させられ自由意思を剥奪されているディストピア。
オカリンはその虚構の世界を打ち破る…

救世主であると。
さすがにどん引きするオカリン。
ジョン・タイターは結局どこかのカルト宗教の勧誘者なのかもしれない。もう放っておこう…
とりあえず過去が代わったことをラボメンに話すオカリン。
ラボメンも最初は信じなかったが、ルカ子がロト6の抽選券を持ってきたことで認めざるを得なくなった。
続いての実証実験として、今度はダルに同じような事をやらせてみる。
ダルは数日前にフェイリスと雷ネットというカードゲームをやったが、ぼろ負けしている。
しかし今はフェイリスのデッキもわかっているので、攻略法もわかる。
その攻略法を過去のダルに送ってみる。
過去が改変されれば、ダルにはフェイリスに勝ったという記憶が生まれるはずである。
しかし…

過去にそれを見ていたであろうまゆしぃに電話で改めて当時のことを問い合わせてみると…瞬殺されたらしい。
つまり過去は変わらなかったのだ。
検証方法がまずいのか、過去の改変はオカリンしかできないのか、果たして…?