シュタインズゲート 18日目 「過去は変わったか?」

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前回、電話レンジ(仮)を使い、ロト6の三等の当選番号を過去の自分に送ったオカリン。
これによって過去のオカリンはロト6を買い、当選金である70万円が当たったという過去と記憶が自分に生成されるはずである。
その結果は…

一瞬世界がモノクロ化したと思ったら、まゆしぃに話しかけられて元に戻った。
オカリンはその場に30秒ほど立ち尽くしていたそうである。
なんか妙だが、とりあえず周りに聞いてみる。
オカリンがロト6の番号を過去の自分に送ったのをさっきまで固唾を飲んで見守っていた他の連中に対し、それでこの世界に変化があったかを。
しかし彼らは、誰一人、オカリンがロト6の番号を送った事を覚えていなかった
といか、ロト6の話も初耳のようだった。話はどうやって過去を変えるかを話し合っていた時点で止まっていた。
違和感。おかしい。何かがおかしい。何かがちょっとずれている。
しかもオカリンが過去に送った筈であるメールの送信履歴が無い。着信履歴はあるが。
つまりオカリン達が話し合い、ロト6の当選番号を送ろうという答えを出してからメールを送るまでの時間が、すっぽり抜けているのだ。
これが世界改変の結果と言うことか?
であれば、なぜオカリンだけがロト6について覚えているのか…?

その時。
ルカ子がやってくる。ロト6を持って
ルカ子のミスで1字違いになってしまっていたが、そこの番号は確かにオカリンが過去の自分に送った番号だった。
何故かは知らないが、それを受け取った過去のオカリンは自分でなく、ルカ子に買いに行かせたらしい。
その理由はともかく、とにかく世界が変わったことは確かなのだ。

世界が変わったこと、そしてその事実についてオカリンだけが知っていること。それをジョン・タイターに聞いてみる。
ジョン・タイターの分析によると、オカリンの行動によって、世界は先ほどの世界より0.571015%ズレたという。

しかしズレたという事を認識できるものは非常に限られており、オカリンはその稀有な能力を持っている能力者だという。
能力者?
重度の厨ニ病を患っているオカリンは自分のことを散々能力者だなんだと言ってきたが、他者から指摘されると途端に胡散臭く思えてくる。
あまつさえジョン・タイターはこうも言う。
未来世界は、SERNによって作られたかりそめの幸せで人間が満足させられ自由意思を剥奪されているディストピア。
オカリンはその虚構の世界を打ち破る…

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救世主であると。
さすがにどん引きするオカリン。
ジョン・タイターは結局どこかのカルト宗教の勧誘者なのかもしれない。もう放っておこう…

とりあえず過去が代わったことをラボメンに話すオカリン。
ラボメンも最初は信じなかったが、ルカ子がロト6の抽選券を持ってきたことで認めざるを得なくなった。
続いての実証実験として、今度はダルに同じような事をやらせてみる。

ダルは数日前にフェイリスと雷ネットというカードゲームをやったが、ぼろ負けしている。
しかし今はフェイリスのデッキもわかっているので、攻略法もわかる。
その攻略法を過去のダルに送ってみる。
過去が改変されれば、ダルにはフェイリスに勝ったという記憶が生まれるはずである。

しかし…
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過去にそれを見ていたであろうまゆしぃに電話で改めて当時のことを問い合わせてみると…瞬殺されたらしい。
つまり過去は変わらなかったのだ。

検証方法がまずいのか、過去の改変はオカリンしかできないのか、果たして…?

シュタインズゲート 17日目 「過去を変える」

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前回の検証により、とりあえず電話レンジ(仮)によって過去にメールを送れることが出来るようになったオカリン達。
つまり送れるモノは電子データではあるけれど、とりあえず手元にタイムマシンがあることになったオカリン達。

では次のステップ。これを具体的にどう使うかだ。
もっとも分かりやすい方法は過去を変えること

具体的にどうするかだが…とりあえずもうみんな徹夜作業なので一旦眠って翌日考えることにする。
寝ている時…オカリンは不思議な夢を見る。
ブラックホールの果てにある事象の地平線(イベント・ホライゾン)。この地では時間と空間が逆転する。
オカリンはここに来てしまった。ここでは1秒が他者にとっては永遠になる。
オカリンは果てしない1秒を永遠に生きる…そんな悪夢だ。
そこから起こされる。閃光の指圧師に。

IBN-5100が見たくて遂にここまで来てしまったのだ。
相変わらず携帯越しに会話する変な女だが、オカリン達が口を滑らせてタイムマシンの秘密を話してしまったため、機密保持のため無理やりラボメンとする。
彼女はほとんど話さずにメール越しに話しかけてくるのでいちいち携帯を開かないといけないのがめんどくさい…

まぁとにかくあまり役に立たなさそうな仲間も得て、改めて過去をどう改変するかを話し合う。
過去を変えるのはバタフライ効果に揶揄される。北京で蝶が羽ばたくと、それがきっかけになってニューヨークで嵐になるというやつだ。
過去をちょっと改変した事で、改変後の世界ではとんでもないことが起こるかもしれない。
でも起こらないかもしれない。
電話レンジ(仮)はやはりタイムマシンでなく、過去にメールが届くのも別の原因かもしれない。
それらはすべてやってみないとわからない。そしてオカリンは無論、紅莉栖も根っこは研究者であり、研究者は基本的に好奇心旺盛だ。
散々悩んだ結果…

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過去にロト6の当選番号を贈ろうという事に。
バタフライ効果も鑑みて、1等2等では当選金額が多すぎて真面目に世界の改変レベルが大きすぎるかもしれない。
なので3等70万円という、手頃な当選金額の番号を電話レンジ経由で過去に送る事とする。
閃光の指圧師にメールを打ち込んでもらう。送信者は本プロジェクトの統括責任者であるオカリンだ。

電話レンジ(仮)が動きだし、閃光が光る。後はオカリンが送信ボタンを押すだけだ。
押すのか?
押してもいいのか?
過去が劇的に変わり、今の世界とは全く別の世界が生まれるかもしれない。
それでも押すのか?
いや、変わらない。変わるはずがない。
送ればその瞬間、自分の中にロト6を当てたという記憶が新たに作られているはずだ。
それだけの話だ。
大丈夫…大丈夫!
そして…送信

その瞬間!

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どこかで見たようなイメージが現れ、そして世界は…・?

シュタインズゲート 16日目 「オカリン、勝利」

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電話レンジ(仮)では、レンジにつないだ携帯へのメール送信とレンジのターンテーブルの逆回転等でバナナが消えて、ゲル化した状態で移動。
そしてそのタイミングでドアを開けると放電現象が確認される…という挙動がしたが、今のところ再現はできず。

ここでオカリンは、その作業を行う時間が条件ではないかと仮説を立てる。
この現象が起きたのは昼の12時頃と夕方の18時頃。
丁度今はそれらの時間に近いのでおあつらえむきである。
早速やってみる…まずバナナが消えた。
そしてその状態でドアを開けると…放電した。
見事に再現したのである。
フゥーハハハハァー、と高笑いするオカリン。天才少女紅莉栖に勝利した瞬間である。
勝利したと思っているのはオカリンだけだが。

さて、取りあえず再現性チェックは出来たので、これを元に実験を繰り返し、分ったことを整理する。

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Dメールというのは、放電のタイミングでメールを送るとそのメールが過去に送信されたことになる。この過去に送信されたメールのことを指す。
このDメールというのが何故か1度に送られず、3回に分けて送信されてしまうのだ。
後わかった事は、タイマーの設定時間によって過去に遡る時間を調整できるということ。
これは後に大きな意味を持ちそうな気がするが、とりあえずは小分けの問題とゲル化である。

オカリンと紅莉栖はこれまで起きた現象を元に色々仮説を立てる。
唐揚げやバナナなど一定以上の重量がある物体はゲル化して移動し、塩などの小さな物体はゲル化しない。
メールにしても、ある程度の容量ならば丸々届くが、ある容量を超えると小分けして送られる。そしてさらに容量が超えると超えた分は届かないようだ。

SERNのデータによると、物体を時空移動させるには、物体がカー・ブラックホールの特異点を通ることが必要になる。
しかしここは非常に狭いところの為、ある一定未満の大きさ・重量の物体は通れるが、その他は通ることが出来ず重力に素粒子レベルに潰されてしまう。
その為物体が特異点を通り抜けるに相応しいモノに変異させる「リフター」が必要となるわけだが、SERNではそれはまだ不安定。

よってゲル化というのは、特異点を通れずに潰されたまま時空移動した物体の大部分のなれの果てなのだと、オカリンは仮説する。

合っているかどうかは当然分る筈もないが、こういう胡散臭い仮説にはすぐキレる紅莉栖も何故か反対しないようだ。
意外と良い線突いているのかもしれない。

ところで検証実験のたびにレンジの重量が増しでかい振動が起こるので、ビルの管理人に事情を説明に行ったオカリンだが、そこで鈴羽と話す機会を得る。
どうして鈴羽は初対面のはずの紅莉栖を睨んだかだが…

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私怨らしい。
それ以上の説明は無し。
相変わらず謎めいたキャラである。

シュタインズゲート 15日目 「円卓会議」

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SERNのタイムトラベル実験→ゲル化と、オカリン達の電話レンジ(仮)のバナナのゲル化移動現象は同一ものと捉え、さらにSERNのデータベースを漁る。

そこにはタイムトラベル理論の詳細が記されており、それはジョン・タイターが言ったのと同じ理論だった。
即ち、現在では仮説でしか無いカー・ブラックホールを何らかの方法で生成し、そこを通り抜ければとりあえずタイムトラベルできるという。

ジョン・タイターのやってきた24年後の未来ではタイムトラベルは実用化されているが、現時点でのSERNの抱えてる問題は二つ。
カー・ブラックホールの生成が上手くいかず、それによって被験者がゲル状になってトラベルしていることと。
もう一つはタイムトラベル後の出現場所。地球も太陽系も銀河もものすごい勢いで移動しているので、着地点の座標を間違うと石や木と融合されるどころか、宇宙空間に飛ばされてしまう。
実際実験は100回以上行われていたそうだが、ゼリー状になった物体が過去に生まれた事件は14件。つまり残り80人以上はよくわからないところに飛ばされてしまったのだろう。

ともかくだ。
こうしてタイムトラベル理論を完成させつつあるSERNは、世界どころか時空をも支配しようという、まさしく陰謀の塊であった。

オカリンも緊張を通り越して普段のノリが戻ってきたようで、まゆりがやってきたこともあり、これまでの考えを整理しこれからの方針を決める円卓会議をするという。

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普通の長方形机で円卓会議とのたまうのがなんともオカリンである。
とりあえず事の経緯をまゆしぃに話すが、まゆしぃのお花畑な頭ではいまいち要領を得ないようである。
まぁとりあえずコンセンサスは取れた…気がするので、SERNを出しぬくべく、こちらもタイムマシンの開発を急がねばならない。
と言っても手元にあるのは電話レンジ(仮)だが。

紅莉栖はオカリンに憎まれ口を叩きつつ何だかんだ会議に参加している。
会議はメールが過去にさかのぼった件に及ぶ。
電話レンジ(仮)が放電されたタイミングで送ったメールが、送った後ではなく、送る前の数日前の時間に送信される状態になったというアレである。

それの再現性チェックをもう一度しようとオカリンは言う。
これまで紅莉栖と何度もやってきたのだが、ひとつだけ見落としていたものがある。
再現性チェックを行った時間である。

メールが過去にさかのぼったのは2回。
オカリンがダルにメールを送った時と、再現性チェックの時にダルがオカリンにメールを送った時である。
前者は昼の12時頃。後者は夕方の18時頃。
ならば、この時間に合わせて再現性チェックを行えば…!

あっ…!とピンと来た紅莉栖は、真っ先に電話レンジに走っていく。
すっかりノリノリである。

そもそも、

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みたいな、どこかのゲームで聞いたような、そしてどこかの匿名掲示板でスラングになっているような言葉を時々口にするこの助手。
オカリンとは相当近い位置に居そうである。

シュタインズゲート 14日目 「ゼリーマンズレポート」

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ダルがSERNのネットワーク管理者のID・パスを発掘している間、オカリンと紅莉栖は例の電話レンジ(仮)でタイムマシン効果の再現実験を行う。
…が、再現されず。
入れたバナナはゲル状になり移動することも無く、ただ温まってその場に残るだけである。

そして終電も過ぎた真夜中。紅莉栖はまだラボに居る。オカリンとの雑談で彼女の父親の話に及ぶ。
なんと7年間も会っていないらしい。そして母はアメリカ。今はホテルで一人暮らしのようだ。色々複雑な家庭状況が見えた所で…
ダルが遂にSERNのネットワーク管理者のID・パスを探り当てる。

早速それを用いてSERNのPCを漁る。
その中にはSERN本来の設立目的が書かれた文書もある。
それによると…どうやらSERNは300人委員会という、この世の全てを裏から支配する委員会の指令に基づき、時空間転移をする研究の為に設立されたらしい。
時空間転移…つまりタイムマシンを作り上げるプロジェクトであり、プロジェクトをZプログラムと言った。
SERNの全てはこのZプログラムを遂行するために存在しており、時空間転移に必要なミニブラックホールの生成などはすでに可能となっている。
しかしそれは現実では秘匿されている。
これら重大な発見はひたすら秘匿し、代わりに当たり障りのない研究成果を発表することで、Zプログラムの隠れ蓑としてきたのだ。

な、なんだってー!…と驚いている場合では無い。少なくともこれは、この物語の中では、現実に起こっていることなのだ。
プログラムを読み進めるとどうも4つのフェーズがあるようだ。その中の最後のフェーズは…

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人体実験
つまりSERNは既にタイムマシン研究を人体実験できるレベルにまで高めていたのだ。

オカリンももうあのアホな高笑いはしない。
牧瀬紅莉栖は全世界の研究者を欺いているSERNの実態を知り、怒り心頭だ。

ここでオカリンはふと気付く。
以前ダルがSERNのPCをハッキングして漁った時に、Human is Deadと記載されていた文章があった事に。
つまり人が死んだ…つまり人体実験の失敗。
そのレポートを思い出す。名をゼリーマンズレポートと言った。

今回のダルはネットワーク管理者のPCに侵入できたことで、ゼリーマンズレポートのより深いところまで侵入できることになる。
そこにはSERNでやられてきた人体実験の詳細な結果が書かれているはずである。
これを読むことは、世界の理に触れることとなる。
散々躊躇したオカリンだが…ついにその扉を開く決意をする。
そこには…

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31歳のアメリカ人の研究者が実験として時空間転移を試みるも失敗、ミニブラックホールに押しつぶされる、とある。
そしてそのレポートには1921年の新聞のスクラップが貼り付けられていた。
1921年、ニューヨークのビルの壁面に右半身が埋もれるようにして死んでいる男を発見。
その男の体は…ゲル状だったと。

つまり時空転移の実験は失敗したが、半分は成功していたのだ。
ゲル状となった肉体が過去に飛び、飛んだ先にあったビルと融合。
その瞬間、そうした凄惨な事件が起きたという新たな世界線が出現したということだ。

オカリン達の実験では、電話レンジ(仮)でタイムマシン的挙動が起きた際に、バナナがゲル化しつつ元の位置に戻る事象が確認されている。
ということは……?

シュタインズゲート 13日目 「IBN-5100発見」

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前日オカリンは紅莉栖と立ち話し、その去り際にSERNとIBN-5100の関係をさらっと話した。
そのことが妙に気になったので、彼女はオカリンに会いに来たのだった。
若き研究者だけあって好奇心が半端ないようだ。

で、問題のIBN-5100。
神主であるルカ子の父に聞いてみると、9年前に奉納した人が居たらしい。
実際持ってきてもらうと…なんと、IBN-5100だった。
しかも貸してくれるらしい。

その理由は、9年前に「IBN-5100が必要になる人が来るから渡してやってくれ」と、奉納した人に言われたから…とのこと。
なんとなーく、時空の話がつながっているというか、ものすごく深い部分の伏線な気もするが、とりあえず今は有難くお借りしよう。

ところで話は飛ぶが、ルカ子とフェイリスって目の色が同じだし、奉納したって事をフェイリスが知ってたのも何か裏がありそう。
ルカ子とフェイリスには何か関係があるんだろうか?
いずれ分るのだろうけど…

話を戻してこのIBN-5100だが、これがまた非常に重い。
仕方無くオカリンは紅莉栖と憎まれ口をたたき合いながら一緒にラボまで運ぶ。
そこでバイト中の鈴羽に出会う。

彼女は普段は漂漂として朗らかな人柄であるのだが、紅莉栖を見るなり…

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物凄い勢いで睨んでいる

なんでや…?やはりどうも鈴羽はこことは異なる世界線から来たのであろう。理由は定かでは無いが。
そしてそこで紅莉栖とひと悶着あったのかもしれない。
とりあえず今はオカリンともどもポカーンである。

鈴羽はとりあえず置いておいて、2FのラボへIBN-5100を運ぶ。
そこで紅莉栖に事の次第を話す。

SERNが世界に秘密で様々な胡散臭い研究をしていること、その中にタイムマシンの研究もあること。
そしてSERNにはIBN-5100で作られ、それでしか解析できないデータベースがあるということ。

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すっかり事の次第に引き込まれた紅莉栖は、ダルがSERNのネットワーク管理者のIDが分るまでここに居るという。
流石天才研究者だけはある。知への探究心が強い。

そして意外とメンタルが弱い
オカリンがちょっと名前のことで大声を出しただけでクスンと泣いてしまったのである。
それに萌えるダル。だめだこいつら…

シュタインズゲート 12日目 「フェイリス杯」

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SERNの魔の手から世界を救うために!メイド喫茶に向かうオカリン。
目的は、SERNを倒す(と妄想している)レトロPC、IBN-5100の情報をフェイリスから聞き出すためだ。

しかしフェイリスは残念なオカリンのさらに上を行く妄想(多分)をぶつけてくる変な少女であり、話しているうちになし崩し的にフェイリス杯に出ることとなった。
勝負した暁には情報を教えろという約束で。

フェイリス杯とは雷ネットというこの世界で流行っているらしいカードゲームだが、オカリンはこのゲームはさっぱりである。
果たして勝てるのか!?
おお、何か秘策があるらしい!遂にシュタインズゲートの扉を開くのか?タイムトラベラーとしての力を発揮してタイムリープして相手の手を読むのか!?
これはプレイヤーもドキドキしてきたが…

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あっさり負ける。
ダメだこいつは…
しかし情報を聞き出すための条件は勝負に勝ったらではなく、勝負した暁である。
なので勝敗は関係ないのである。
流石天才少女牧瀬紅莉栖と口喧嘩出来るだけあって頭の回転が(無駄な方向に)早いオカリン。

そうして聞き出した所によると、IBN-5100はフェイリスの父が持っているかもしれないようだ。
そして後ほどまゆしぃが詳しく聞いたところでは、そのPCは秋葉原にある神社に奉納したかもしれない、ということらしい。

レトロPCを奉納?
どうも意味不明すぎるが、とにかくそうらしい。
何か執事がどうしたこうしたとか言っているし、フェイリスはただ頭がおかしい少女というわけでもなさそうである。
オカリンの周りはどうにも謎めいた女ばかりだ。

とりあえず神社に向かうオカリン。
そこに牧瀬紅莉栖から電話がかかってくる。
相変わらず口の減らない女ではあるが、どうやら会って話したいことがあるようだ。
そこで神社で出会うが…

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なんかもう、すっかり残念な物体を仕方なく視界に入れる視線が板についてきた紅莉栖である。
実際オカリンは残念な人なのでしょうがないのだが…

シュタインズゲート 11日目 「紅莉栖の父」

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打倒SERNの為にIBN-5100を鼻息荒く探し回るオカリン。
そこで牧瀬紅莉栖に出会う。

電話レンジ(仮)の現象を見て、タイムマシンなどあるわけない!と言って去っていった彼女である。
どうもオカリンと紅莉栖は相性が悪く、会うたびに口げんかしている。

相性が悪い理由は物理学に対する考え方にあり、オカリンは例え荒唐無稽な現象であろうと、そうした現象が存在する理由があれば(斜め上の方向に)解明する努力をする。
科学の進歩は理論でなく実践でしか先に進まないからだと言う信念があるからだ。
こう書くとなんか凄いまともな人間っぽいが、残念ながらオカリンなのでよりオカリンの残念さが際立っているようにしか見えない。

一方紅莉栖は荒唐無稽な現象は端から相手にしない。そうした現象があったとしても、いきなり実践に入ろうとせず、まず仮説を積み上げ論拠が出来てからやっと腰を動かす。
タイムマシンなんぞは端から信じようとはせず、せいぜい仮説の組み立てという思考実験の「おもちゃ」にする程度である。

そんなわけで実践派のオカリンとは全く反りが合わない紅莉栖であったが、その理由は彼女の父にあった。
彼女は小説のタイムマシン設定に惹かれてそれを実証しようとし、学会から干されたらしい。
その後の生死は不明であるが、彼女も彼女なりに重いものを背負っていたのである。

流石に気まずいオカリンだが、紅莉栖のいつもの生意気な口調に捲くし立てられまたしても口げんかが絶えない2人に戻る。
口げんかついでに紅莉栖が刺されていた件について及んだのだが…

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紅莉栖のこと以外にも、ドクター中鉢の演説も、あの時のラジオ館での経験は全て自分の見た幻だ!
と、オカリンは片付けてしまっていた。
幻にしてはあまりに具体性がある気もするが…やはり恐ろしいまでのメンタルである。

しかしあれである、結局ここまでの流れからすると、紅莉栖はオカリンに父性を見ているのかもしれない。
フラグがぴょこぴょこしてそうである。やはりギャルゲーなんじゃないのかこのゲーム…

翌日パーツ屋近辺でIBN-5100を捜すオカリン。
そのときまゆしぃから電話が来る。何か大切な話がある、と呼び出された。
どうせ唐揚げのことかうーぱのことか牛丼屋のことかと思いきや…

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IBN-5100の話らしい。
まゆしぃはメイド喫茶でバイトしているのだが、ここのエースであるフェイリス・ニャンニャンはレトロPCマニアであり、彼女が知っているそうだ。
ぬぬぬ…オカリンすらたじろぐ濃いキャラのフェイリスだが、世界平和のためだ。とりあえず聞くしかあるまい…