2016/06/22
シュタインズゲート 10日目 「ハッキング成功」

現在のジョン・タイターへメールを送ってその返信を待っているうちに、なんとダルのSERNへのハッキングが成功する。
ダルは見かけによらず本当にすごい男のようである。
で、色々読んでみる。
SERNはLHC(粒子加速装置)の実験を1年前に始めたと公式アナウンスしていたが、実際は9年も前から始めていた事がわかる。
これはオカリンが10年前にネットで仕入れたジョン・タイターの情報と符合する。
そしてさらに公式では否定していたミニブラックホールの生成まで成功していたという。
この実験は人間が死亡したとか何とかでとん挫しているようだが、ともかく成功はしていたのである。
タイムトラベルには、ミニブラックホールの技術が必要。
これはまさに、SERNがタイムマシンの研究をしている証左とも言える。
更にダルはメール等に使われているメインサーバー以外のサブサーバーを見つける。

内部をほじくって見ると…マシン語っぽい、見たこともないプログラムの羅列で埋まっていた。
流石のダルでもこれは解析出来ない。
しかしこれまでオカリンが経験してきたことを踏まえて、ピンとくる。

アキバで伝説になっている、閃光の指圧師が探しているIBN-5100。
これは鈴羽と過去のジョン・タイターからの情報から知った話によると、1975年、BASIC等以前の言語を解読できる機能があると。
この映像を現在のジョン・タイターに送ったところ、このコードはIBN-5100で解析出来るかも、とのこと。
これを探し出せば、SERNがこれからやろうとしている企みを白日の下に晒すことが出来るかもしれない。
この世を闇から支配する組織と立ち向かうという、オカリンの厨ニ病全開の妄想に付き合う形で始まったこの未来ガジェット研究所。
計らずも、その成立目的を遂行する時が遂に来たのである。
燃えているのはオカリン1人だけだが。
早速情報収集するオカリン。
まずは鈴羽に聞いてみるが、このことは彼女も詳しくは知らないらしい。
彼女の情報は死んだ知り合いから聞いたものらしい。
ちなみに彼女は自転車をよく知らなかったし、自分を戦士とのたまっている。
やはりこの少女は何かおかしい。
おかしいと言えば、現在のジョン・タイターからのメールの返信が来る。
過去のジョン・タイターの予言を持ち出し、それが100%的中ではなかった理由を問うために送ったメールである。
現在のジョン・タイターからすると、その予言については知らないという。
考えられることは3つ。
一つ目はオカリンが嘘をついていること。これは当然除外される。
二つ目はこれを聞いた現在のジョン・タイターが過去に飛んで、過去のオカリンにこのことを話したことにより起こった事。
三つ目は現在と異なる世界線にオカリンは存在しており、過去のジョン・タイターの情報もその異なる世界線で得たこと。
世界線が何らかの理由で別の世界線に遷移する時、遷移先の世界線に存在しない事象は、過去から未来にかけて矛盾の無いようが再構築される。
そして再構築された事を知っている者、つまり別の世界線の記憶が残っている者は、タイムトラベラー等一部の存在に限られる。
これまでオカリンが感じた微妙な違和感は、別の世界線の記憶が残っていることを意味するのだろうか。
つまりオカリンはタイムトラベラーだったんだよ!ということなのだろうか?
どうもこのメールには非常に重大なことが描かれている気がするのだが、オカリンはやはり頭がおかしいので事の重大性にあまり気付いていない。
取りあえず目の前のSERN退治に精を出すのであった。