2015/03/25
ランス9 21日目(最終回) 「闘神MM、そして…」

フリークの死を乗り越え、革命もいよいよ大詰め。
一方第三軍の将ミネバは、ステッセルの護衛闘将バステトが離れたことで、
ステッセルとパメラを殺し自分が皇帝の座に就く。
といっても禅譲されたわけでもなく勝手に名乗っているだけだが…
冷静に考えれば彼女が皇帝になった所で戦況が覆されるわけでもなく、また彼女もそんなの望んでいない。
一兵卒からたたき上げでここまで来た彼女は、後先考えずその瞬間だけを求めていたのだろう。
一方ランス達はステッセルの残した罠を止め、王城に攻め込みミネバと対峙する。
最初はランスと1対1だったが、仲間がどんどん援軍に駆けつけミネバはフルボッコにされる。
これがラスボス…うーん?
取り敢えずシーラを皇帝の座に座らせ一件落着、と思いきや秘密の抜け道が開き、ランス達が落ちる。
そこにあったのは闘神MM。聖魔教団が残した最後の闘神である。
これを開くカギはルーンの魂、そして魔人を倒せる武器である魔剣カオス。
シーラがステッセルから奪った箱にはルーンの魂が封じられており、そこにランスの持つ魔剣カオスがカギとなり、
闘神MMが復活。
聖魔教団はMMルーンが魔物の支配から人類を救うために作り上げた国であり、
しかし守るはずの人類に裏切られ滅びた。
ルーンは怒り狂い闘神に魔物と、そして人類のせん滅を命令したままハンティとフリークによって葬られた。
そして今ルーンは闘神MMとして蘇ることで、その命令を自ら実行に移そうとしたのだ。
が、うーん…弱い?
全体攻撃がキツイが数ターンに1度だし、他はお供の敵も弱い。
最後パットンでとどめって事に気付けば全然大したことない。
ただそれに気付くのが結構厄介。
ヒューが武舞乱舞使えと言うからパットンの必殺技が変わったのかなと思って使ってみたら、
闘神MMにお尻ぺんぺんするし…
そして闘神MMは倒される。
その瞬間、フリークの魂とルーンの魂は邂逅する。
自分を裏切ったはずの力の無い姑息な人間どもは、魔人と対等の力を持つこの闘神を人間の力だけで倒した。
自分が人類を引っ張っていた時代はとうに過ぎ、今を生きる新たな人類はそれだけで魔人に打ち勝つ力と、
そして心を持っていた。
ルーンがあの世に行かずに箱の中に魂を封じていたのは、未練があったから。
それは弱き人類を完膚なきまで滅ぼしたかったから…とルーン自身が思っていただろうが、
真実は、闘神の力が無くても自立して立ち上がり、魔人に対抗しうる力を持った強い人類の姿を見たかったからだ。
それを確信したルーンはフリークとともに初めて安堵し、あの世へと旅立つ。
かくて闘神MMは倒され、首都を守っていた3軍もミネバの死亡で瓦解、革命の旗を見た2軍も武器を下ろし、
ここで革命が成った。
そしてシーラからパットンへ戴冠され、ここにヘルマン革命は成ったのであった。
めでたしめでたし。
後日譚。
パットンは皇帝即位後の最初の命令は皇帝の廃位だった。
この世界では珍しい民主制を引き、シーラは大統領となり、パットンはハンティと一緒に闘神を調査する旅に出る。
パットンが都落ちした4年前のシーラは周りに頼るものが居らず流されるだけの人生だったが、
今は周りに頼りになる者ばかり。
新生ヘルマンは今日から始まるのだ。
主要メンツの後日譚が次々と流れ、そして…

生きてたのかよ!
そんなわけでランス9は終わりです。
感想だけど…うーん、やっぱりフツーだなぁ。
システムも戦国ランスのようにスルメのような中毒性もなく、
話や展開もランス6や戦国のようにこりゃやばいんじゃないかという絶望的展開はついぞなく、
キャラクターも8のアム・イスエルのような世界の理の外に居るようなキャラがいるわけでもなく。
よく出来てるし頑張って作ってるとは思うけど、これがランスの名を冠さないオリジナルのゲームだったとしたら、
あんまり目立たなかったかもしれない。
まぁランスモードは今までのランスシリーズに比べればえろかったが…
ひいき目にみるとすれば、10はシステムも含めてこれまでの集大成だろうから、
敢えて今回はオーソドックスに攻めた、と信じたい。
今後だけど、各ヒロインの好感度によってはifが楽しめるそうだが、
セーブロードを繰り返して全部回収というのは好きでなく、かといって今からすぐ1からやり直すのもめんどい。
やるとしても当分先かなぁ。
…というかシィルはどうなった?
あれ?
あれ??
一応伏線はあるんだが再会シーンは正史ルートだとなし…
やっぱり周回するしかないか!