エリア88 36日目 「終焉、そして」

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ラスボスであるはずの神崎を先ほど不意打ちで倒したシン(しかもドヤ顔)は、するすると王宮を進んで行く。

すると開けたところに出た。
どうやらここは王宮すぐ近くのアスラン軍の航空基地のようである。
ここでサキを見つける。
サキは怪我をしているようだ。

果たして実の父とは対面できたのか…と聞いてみると。
「既に殺してきた」
と仰る。

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そして自決を決意するサキ…!

そもそもアスラン内戦の発端は、先王の跡継ぎに指名されたサキの叔父であるザクと、
それに反対するサキの父であるアブダエルとの確執にあるとされてきた。
…が、それだけではなく、アブダエルは国内産業の振興のために外資に頼ろうとし、
ザクは自国のみでそれを行おうとした政治上の対立もある。
…かに見えて、真実は、不死の病に冒されたアブダエルの妻ソリアを先進国の医療技術で
救うためにアブダエルが先進国にすり寄った事による。
ところが冷凍睡眠していたとされる妻ソリアをザク国王派に燃やされた(ように神崎に思わせられた)ことで、
アブダエルは理性を失い、アスランをプロジェクト4に支配される原因となった。

結局この事実は最後の最後まで明らかにされなかったため、サキ達王族同士の騒動は真実が秘匿されたまま、
ずるずると伸び伸びになり、その隙をプロジェクト4に付けこまれ、沢山の人間の命は奪われ国は焦土と化した。
サキは新生アスランに無くてはならない人材ではあるが、こうした茶番劇を最前線で演じてなお生きながらえる程
彼の精神は図太くなく、そして彼が彼我で追い落としてきた命の数もあまりにも大きすぎた。
故に彼が自決を考えるのもわからなくもない。が…

やはりゲームではこの経緯を一切省かれているのでポカーンである。

さて、指揮官を失ったプロジェクト4だが、相変わらずアスラン上空を横切っての逃亡劇がまだ続いている。
だけでなく、腹いせなのかアスランを絨毯爆撃している模様。

幸いこの地はアスラン軍の航空基地であるので、ミッキー・セラ・ウォーレン・ケン、そしてマッコイ爺さんまでやってきた。
マッコイは周りがプロジェクト4だらけの中、タイガーシャーク始め数々の名機を調達してきた模様。
「この爺さん一人いれば戦争が出来る」と言われるマッコイ爺さんの本領発揮である…ただものではない。
何故かビゲンまである所にマッコイ爺さんの妙な拘りを感じるが…

最終機はもちろんF-20タイガーシャークを選択。

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いよいよ最後の戦いである。

とは言えラスボスはもう既にこの世にいないので、なんとも締まらないが…

エリア88 35日目 「再会」

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アスラン解放作戦は革命軍の助力もあり大成功に終わる。
主要基地をほぼ抑えられたプロジェクト4の面々はこの地を離れるしか無く、イファ方面の基地にいったん集結し、
そこからガムシャラにアスラン上空を通り抜け地中海方面に逃げる模様。

とにかくその数は半端でなく、指揮系統も無茶苦茶なようで、あちこちで航空機同士の衝突事故まで起こる。
出撃したサキも例外でなく、アスラン王宮上空で脱出する。

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事故もそうだが、ここまでは半ばサキの計画通り。
ここにサキが来たのは最後の幕引きは自分の手で行うために、
つまり反政府軍を率いていた実の父に引導を渡す為でもある。

シンも丁度良い具合に王宮付近でX-29が燃料切れとなる。
どうにも悪い予感がするのでX-29から脱出しサキの後を追って王宮へ。
最新鋭機種を燃料切れでポイ捨てとは…さすが世界一のお金持ちである。

さて、シンは王宮へ降り立つが、そこで見かけたのはなんと…

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神崎!
エリア88+革命軍にすっかり掻きまわされ、慌てて逃げる最中のようである。
相手は気づいていない。
どうするシン!?

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いきなり問答無用で撃つか!?撃たないか!?
ちなみに原作では、撃てない。

憎んだとはいえ、(原作では)シンが神崎に憎まれる理由も知った為か、やはり親友でもあったためか、
神崎を撃てる最後のチャンスを逃し、逆に神崎に撃たれ怪我を負ってしまう。

さてゲーム内のシンはどうするか…
うーん
うーん
うーん…

撃っちゃえ!

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神崎死亡。
えええええ…

しかもかつての無二の親友相手に慈悲の欠片も無い言葉。
まーしゃーないけどさぁ、気持ちも分かるけどさぁ…
そしてこのドヤ顔である。
シン、お前って奴は…

どうなるんだこれから…

エリア88 34日目 「アスラン解放」

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前回エリア88を急襲したB-1にてこずった事もあり、プロジェクト4の地上軍はタンドリア首都を包囲。
ここを抑えられるとタンドリアのすぐ近くにあるスエズ運河を抑えられる事となり、ヨーロッパの石油は干上がってしまう。

プロジェクト4は包囲後48時間の猶予でタンドリアに対し降伏勧告を行っているらしい。
それをそのまま指をくわえて見ているエリア88の連中ではない。

アスランに駐屯するプロジェクト4の連中が出払っている隙に、アスランの主要基地を制圧する作戦に出る。
プロジェクト4の傀儡になっているとはいえ、アスランを守るのはアスラン正規軍。
言わば味方同士の戦いになってしまうが…

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何と、アスラン正規軍はプロジェクト4に反旗を翻しエリア88の味方に付き、次々と自ら投降し基地を明け渡す。
外人部隊より嫌われるプロジェクト4とは…よっぽどである。まあ当然だが。

結局上がってくるのはプロジェクト4の居残り組だけであり、軽くねじ伏せることに成功。
しかし…

作戦は思わぬ援軍もありあっけなく成功したかにみえたが、本当に大変なのは戦闘後なのはイラク戦争を見ても明らか。
エリア88・革命軍(アスラン正規軍)・プロジェクト4との戦いに巻き込まれた市民は混乱の極みを呈しており、
見るもの全てが敵に見えてしまっていた。

そして戦場視察で少女と出会ったグレッグが、
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混乱した少女に敵と間違われ少女に打たれ死亡。

さて、ここから原作エリア88では漫画史に残る全滅エンドが始まるわけだが…
このゲームでは果たしてどうなるか?