2014/09/29
エリア88 32日目 「三度地獄へ」

神崎は今中東にいる。
プロジェクト4を率いて世界を戦いに巻き込もうとしている。
シンはそれに対し…
自らの手で終止符を打とうとする。
本来なら有り余る金と涼子とで一生楽な暮らしが出来た筈であるが、
シンは座して対岸の火事を眺める程卑怯でもないし、それが親友としての務めでもあるからだ。

慇懃で冷徹な所すらあるマッコイですら、涙ながらにシンを諌めるが、シンの心は変わらない。
彼は当時の最新鋭兵器であるX-29を携え、エリア88に舞い戻る。
X-29は実験機で武装とかアビオニクスとか実装されてないんじゃ…と突っ込んではいけない。
シンの経済支援もあり、エリア88の主要基地は小規模なキレナの南のゲリラ基地から、
かつての古巣である砂漠のエリア88を奪還し、再びこの砂漠の地が主要基地となっていた。
シンは再びこの地の砂を踏みしめる。
一度目は神崎の裏切りの為に、そして二度目は神崎を倒すために。
ミッキーからの手厚い歓迎を受け、再びエリア88の一員となるシン。
元プロジェクト4のセラや、アスランの隣国であるブラシア空軍のハッサンらも仲間になっている。
この仲間になった経緯を補完すると、セラの場合、アスラン陥落時にシンにより逃がされ、
涼子にシンのメッセージを伝え、その後惚れたシンの為にプロジェクト4を抜けエリア88に入隊するが、彼は既におらず。
代わりにミッキーと良い仲になる。
ハッサンについては、アスランが反政府軍を操るプロジェクト4により牛耳られた後、東隣国ブラシアの資源を狙い
アスランの名の元宣戦布告し、一時期制圧されかかるが、当時ゲリラ戦を展開していたエリア88の支援の元
何とか追い返し、その恩義に報いるため参戦している。
…無論ゲーム中ではこれらのエピソードは削られている。
まぁサキの除隊命令を聞かない選択肢を取ればそこらへんが描かれる…のか?
さて現状だが、アスランはブラシアを叩き、さらに西隣国のタンドリアも叩き、
その先にあるスエズを手に入れようとしている。
ヨーロッパへの石油は必ずスエズを通るので、ここを押さえて石油規制をすれば、ヨーロッパはアスランの言いなりになる。
無論実権はプロジェクト4が握っているのだが、世界の目からすればならずの者国家のアスランが
大暴走しているにしか見えず、プロジェクト4にとっては痛くも痒くもなく好きなだけ暴れられる。
なのでスエズ侵攻だけはなんとしても食い止めなければならないが、
現状でタンドリア援助に回ろうとすると基地がもぬけの殻になってしまい非常に危険であり、
マッコイの補充機を待つしかない状況である…
破滅の秒読みが刻一刻と迫る…!