エリア88 35日目 「再会」

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アスラン解放作戦は革命軍の助力もあり大成功に終わる。
主要基地をほぼ抑えられたプロジェクト4の面々はこの地を離れるしか無く、イファ方面の基地にいったん集結し、
そこからガムシャラにアスラン上空を通り抜け地中海方面に逃げる模様。

とにかくその数は半端でなく、指揮系統も無茶苦茶なようで、あちこちで航空機同士の衝突事故まで起こる。
出撃したサキも例外でなく、アスラン王宮上空で脱出する。

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事故もそうだが、ここまでは半ばサキの計画通り。
ここにサキが来たのは最後の幕引きは自分の手で行うために、
つまり反政府軍を率いていた実の父に引導を渡す為でもある。

シンも丁度良い具合に王宮付近でX-29が燃料切れとなる。
どうにも悪い予感がするのでX-29から脱出しサキの後を追って王宮へ。
最新鋭機種を燃料切れでポイ捨てとは…さすが世界一のお金持ちである。

さて、シンは王宮へ降り立つが、そこで見かけたのはなんと…

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神崎!
エリア88+革命軍にすっかり掻きまわされ、慌てて逃げる最中のようである。
相手は気づいていない。
どうするシン!?

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いきなり問答無用で撃つか!?撃たないか!?
ちなみに原作では、撃てない。

憎んだとはいえ、(原作では)シンが神崎に憎まれる理由も知った為か、やはり親友でもあったためか、
神崎を撃てる最後のチャンスを逃し、逆に神崎に撃たれ怪我を負ってしまう。

さてゲーム内のシンはどうするか…
うーん
うーん
うーん…

撃っちゃえ!

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神崎死亡。
えええええ…

しかもかつての無二の親友相手に慈悲の欠片も無い言葉。
まーしゃーないけどさぁ、気持ちも分かるけどさぁ…
そしてこのドヤ顔である。
シン、お前って奴は…

どうなるんだこれから…

エリア88 34日目 「アスラン解放」

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前回エリア88を急襲したB-1にてこずった事もあり、プロジェクト4の地上軍はタンドリア首都を包囲。
ここを抑えられるとタンドリアのすぐ近くにあるスエズ運河を抑えられる事となり、ヨーロッパの石油は干上がってしまう。

プロジェクト4は包囲後48時間の猶予でタンドリアに対し降伏勧告を行っているらしい。
それをそのまま指をくわえて見ているエリア88の連中ではない。

アスランに駐屯するプロジェクト4の連中が出払っている隙に、アスランの主要基地を制圧する作戦に出る。
プロジェクト4の傀儡になっているとはいえ、アスランを守るのはアスラン正規軍。
言わば味方同士の戦いになってしまうが…

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何と、アスラン正規軍はプロジェクト4に反旗を翻しエリア88の味方に付き、次々と自ら投降し基地を明け渡す。
外人部隊より嫌われるプロジェクト4とは…よっぽどである。まあ当然だが。

結局上がってくるのはプロジェクト4の居残り組だけであり、軽くねじ伏せることに成功。
しかし…

作戦は思わぬ援軍もありあっけなく成功したかにみえたが、本当に大変なのは戦闘後なのはイラク戦争を見ても明らか。
エリア88・革命軍(アスラン正規軍)・プロジェクト4との戦いに巻き込まれた市民は混乱の極みを呈しており、
見るもの全てが敵に見えてしまっていた。

そして戦場視察で少女と出会ったグレッグが、
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混乱した少女に敵と間違われ少女に打たれ死亡。

さて、ここから原作エリア88では漫画史に残る全滅エンドが始まるわけだが…
このゲームでは果たしてどうなるか?

エリア88 33日目 「スエズ侵攻作戦妨害作戦」

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スエズ侵攻作戦開始直前にマッコイから遂に補充機が届き、やっとこさ出撃が可能となる。

プロジェクト4はタンドリア首都へ向けてB-52を大量に投入。
絨毯爆撃し焦土とするつもりらしい。

しかしB-52などエリア88のメンツにかかってはものの数ではない。
F-18並に旋回しまくって避けまくるB-52が気になるが、なんとか全機撃墜。

ただプロジェクト4は地上部隊もタンドリア首都に向けて侵攻させており、
事実上孤軍奮闘状態のエリア88だけではそこまで手は回らない。

しかもこちらの出撃に合わせて神崎はエリア88基地にカウンターアタックを仕掛け、
Mig-27の大群に加えなんと核を積んだB-1まで仕向けてきた!
慌てて迎撃するが…

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このB-1が固い!無茶苦茶固い!地上空母より固い!
なんだこいつは…

けれどこちらがしつこく攻撃しているせいか核ミサイルを全然落とさない。
そうこうしているうちに撃墜。
何か見掛け倒しではあったが、こちらに手を取られたせいでタンドリアに地上部隊が侵攻してしまった模様。

さてスエズ作戦はこのまま達成されてしまうのか…!?

エリア88 32日目 「三度地獄へ」

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神崎は今中東にいる。
プロジェクト4を率いて世界を戦いに巻き込もうとしている。

シンはそれに対し…
自らの手で終止符を打とうとする。
本来なら有り余る金と涼子とで一生楽な暮らしが出来た筈であるが、
シンは座して対岸の火事を眺める程卑怯でもないし、それが親友としての務めでもあるからだ。

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慇懃で冷徹な所すらあるマッコイですら、涙ながらにシンを諌めるが、シンの心は変わらない。
彼は当時の最新鋭兵器であるX-29を携え、エリア88に舞い戻る。
X-29は実験機で武装とかアビオニクスとか実装されてないんじゃ…と突っ込んではいけない。

シンの経済支援もあり、エリア88の主要基地は小規模なキレナの南のゲリラ基地から、
かつての古巣である砂漠のエリア88を奪還し、再びこの砂漠の地が主要基地となっていた。
シンは再びこの地の砂を踏みしめる。
一度目は神崎の裏切りの為に、そして二度目は神崎を倒すために。

ミッキーからの手厚い歓迎を受け、再びエリア88の一員となるシン。
元プロジェクト4のセラや、アスランの隣国であるブラシア空軍のハッサンらも仲間になっている。

この仲間になった経緯を補完すると、セラの場合、アスラン陥落時にシンにより逃がされ、
涼子にシンのメッセージを伝え、その後惚れたシンの為にプロジェクト4を抜けエリア88に入隊するが、彼は既におらず。
代わりにミッキーと良い仲になる。

ハッサンについては、アスランが反政府軍を操るプロジェクト4により牛耳られた後、東隣国ブラシアの資源を狙い
アスランの名の元宣戦布告し、一時期制圧されかかるが、当時ゲリラ戦を展開していたエリア88の支援の元
何とか追い返し、その恩義に報いるため参戦している。

…無論ゲーム中ではこれらのエピソードは削られている。
まぁサキの除隊命令を聞かない選択肢を取ればそこらへんが描かれる…のか?

さて現状だが、アスランはブラシアを叩き、さらに西隣国のタンドリアも叩き、
その先にあるスエズを手に入れようとしている。
ヨーロッパへの石油は必ずスエズを通るので、ここを押さえて石油規制をすれば、ヨーロッパはアスランの言いなりになる。

無論実権はプロジェクト4が握っているのだが、世界の目からすればならずの者国家のアスランが
大暴走しているにしか見えず、プロジェクト4にとっては痛くも痒くもなく好きなだけ暴れられる。

なのでスエズ侵攻だけはなんとしても食い止めなければならないが、
現状でタンドリア援助に回ろうとすると基地がもぬけの殻になってしまい非常に危険であり、
マッコイの補充機を待つしかない状況である…

破滅の秒読みが刻一刻と迫る…!

エリア88 31日目 「経済戦争」

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スイス銀行に問い合わせたところ、シンに委譲された財産は総額800億ドルだった。
800億ドル!?
日本円にして8兆強。

相続税はどうなるんだとかそもそもバンバラ大統領は国税をちょろまかして溜めこんだのか見かけによらず悪だな!
とつっこみたい所は我慢して、ともかく一夜にしてビル・ゲイツを超えて世界一の資産家になってしまったシン。

その後シンはどう動くか?
まずプロジェクト4をなんとかしないといけない。
シンの命が随時狙われるのもあるが、ヨーロッパの経済団体の経済侵略の先鋒であるこの組織を
このままにしておくわけにはいかない。
経済侵略の被害は核どころの騒ぎではないからだ。

マッコイによると、エリア88の連中はいまは反政府軍としてキレナの南に小さな隠し基地を構え、
細々とゲリラ活動しているという。まず彼らを武力的にサポートし、プロジェクト4の足を止めることとする。
というわけで、エンタープライズ級原子力空母と艦載機と人員を丸ごとキャッシュで買う。

豪快すぎる。
それを買ってくるマッコイもマッコイだが…

そしてシンは日本に帰り、ヨーロッパの経済団体に経済的圧力をかけ叩きつぶす。
フライトシミュレーションゲームなのにいつの間にかマネーウォーズゲームが始まってしまった。

まず日本に戻り、神崎の手でプロジェクト4傘下になってしまった大和航空をキャッシュで買い戻し、
輸送路を止める。
これで傾くわけがないのであの手この手で妨害を仕掛けるが…流石に個人vs企業群では無理がある。

次第に資産が無くなってくる所になんと神崎から直通電話がかかる。
そこでシンは神崎の目的を知る。
先のバンバラで作戦内容が変わったのは、ヨーロッパ経済団体の利権取りの優先順位が下がったからだが、
ではどこが上がったかと言うと、中東である。
アスランを皮切りにスエズを抑え中東の石油を全て自分達のものとする。
それがプロジェクト4の後ろにいるヨーロッパ経済団体の目的だったが、神崎はその先を一人で行っている。
それは…
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この地を起爆剤として全世界を巻き込む戦争を起こそうとしているのだ。

プロジェクト4の骨子は永続的な戦争で利益を稼ぐことだから、全世界を戦争に巻き込むのは却って困る。
しかし神崎はそんなことお構いなしに世界を破滅させたいのだ。
神崎には思想も何も無く、ただ破壊衝動があるのみなのだ。
神崎がそうなってしまった理由は、原作では「愛するもの全てに裏切られ、その愛は全て親友であるシンに行った」
という経緯が説明されており、まぁ納得できるのだが、このゲームでは無論そんな説明はない。

またしてもポカーンのシンだが、このまま座していてはいけないのは分かる。
さてシンの取る次の手段は…