天地を喰らう 17日目 「曹魏へ進撃」

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呉の孫権は良い人だったが、魏の曹丕にそそのかされ蜀に攻めてきたという。
中華統一の野望をむき出しにした曹丕をとっちめるため、劉備軍はいよいよ曹魏の地に進撃する。

…といっても見た目は普通のRPGのごとく、新たに行けるようになったフィールドをてくてく歩いているだけなのだが、このゲームはこう見えて戦争ゲームだ。
てくてく歩いてバシバシ倒しているオーソドックスなRPGに見えるが、実際のこちらの兵数は10万を越えている。
それが次々と迫りくる数万規模の敵を相手に大立ち回りを繰り広げているのだ。正に天下分け目の大決戦というわけだ。
そう考えると絵的にすごい。
そしてまたそう考えると計略一発で戦闘不能になった数万人の兵がみるみるうちに蘇るのも絵的にヤバイ
ここは深く考えずに進めていく。

曹魏の地に点在するところどころの拠点には、著名な武将たちが待ち受けている。
夏侯淵は脳筋であり自動戦闘で軽く倒せるが、張遼は暗殺を使ってくるのでそこそこ警戒すべき。
関羽に憧れたのかヒゲが物凄いことになっているが、計略も結構いけるのである。

対抗策としては、赤兎馬を持たせた武将に策免の計を使わせると良い。
赤兎馬を持っていると素早さが上がり、早い段階で相手の計略を無効化する策免の計を放つ事であとはイージーゲームになるからだ。
ただ1~2ターンで剥げるので定期的な張り替えが必要であり、自動戦闘は禁物である。

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そんな感じで歩いていたら曹丕が待ち受けていた。悪者にしては堂々としている。
曹丕も暗殺持ちだった気がするが、赤兎馬+策免の計で無問題。
あっさり打倒して相手は逃げて行き、劉備は容赦なく追撃をかましに曹魏の奥のさらに奥へ進撃する…!
あと関係ないが夏侯惇の顔グラがとてもステキである。


■現在の編成
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姜維を仲間にする。
演戯のように魏の将だったのを諸葛亮が調略…したわけでもなく、諸葛亮の智謀に一目惚れしてホイホイと付いて来た節操のない奴だ。

このあたりに来るとレベルアップに伴う兵数の伸びが半端無く、13万人を優に超えている。
こんな大軍団がベッド3つしか無い宿屋に泊まるんだからたまったもんじゃない。

天地を喰らう 16日目 「孫呉滅亡」

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漢の正統後継王室として名乗りを上げた劉備は、まず偽帝孫権を倒しに呉に進撃する。

呉はひたすらに広く兵の数も1万越えが多くなるが、反面貰える経験値も莫大になっていくためスイスイとレベルが上がっていく。
途中やたらただっ広い山道…というか洞窟があるのだが、ここをうろうろしているうちにレベルが一気に8ほど上がる。
ここでは蜀の刀鍛冶が作るも黄巾賊の残党に盗まれたという伝説の五武器のうちの一つ、土龍の剣を発見出来る。
なぜ黄巾賊の残党が盗んだという剣がこんなところにあるのか謎だが、まぁ頂いておこう。

そんなわけでレベルがモリモリあがるので、当初は呉つええ計略しっかりしなきゃ!と思っていたのにもうすっかり自動戦闘ラッシュである。
ただ注意すべき武将が二人いる。

まずは周瑜
洪水の計でこちら全員に1500人がふっとぶくらいの攻撃を仕掛けてくる上、暗殺でいきなり武将を戦闘不能にしてしまう。
対峙するには相手の計略を無効化する策免の計が必須であろう。

次に陸遜
周瑜ほど派手な攻撃はしてこないが、完復の計で倒した兵を瞬時に復活させるゾンビ戦法を取ってきて自動戦闘で舐めていると何時まで経っても戦闘が終わらない。
集中攻撃するか、自動戦闘で挑むならば他の将を一掃してからの方が良いだろう。

これら強敵を倒しつつ、遂に劉備軍は建業まで攻め入り孫権と対決。

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呉に攻め込んだときは各将5000人くらい率いるのがやっとだったのに、この頃には1万越えの将で圧倒。
自動戦闘でぼっこぼこにする。

死の間際、孫権は曹丕にそそのかされ兄孫策を殺し、更に蜀に攻め込んできたという。
悲劇性があるといえばあるのだが、曹丕に全ての責任をなすりつけているというか、人のせいにして無いでしっかりしろよ!というか。

呉と言えば将たちの絆の強さを描かれることが多いが、この時点で呉の重鎮である魯粛も諸葛瑾もこちら側についてるし、もうガッタガタである。
かくして三代続いた孫呉の栄光ここに潰える。

残すは魏帝曹丕のみ!
なんだか無理やり悪役に仕立てられてる感があってちょっと思うところはあるけど…


■現在の編成
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編成も大将も変わらず、ただレベルがモリッと上がり前回より一気に3倍近くの兵を率いられるようになる。インフレここに極まれり。
どうでもいいが大将を趙雲にしているのに、行く先々で「さすが張苞将軍!」「大変です張苞将軍!」みたいに言われる。
趙雲かたなしである。
通常は大将にしている武将の名前で呼ばれるのだが、張苞が来てからは張苞を大将にすべきということなのかもしれない。

でもなぁ…

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やっぱり暑苦しい…

天地を喰らう 15日目 「劉備、皇帝になる」

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三国志演義はともかく(FC版)天地を喰らう世界の曹操や孫策は何とも牧歌的であり、官渡の戦いも赤壁の戦いも無く、中華を魏呉蜀で仲良く三等分していた。
だがその後継ぎはかなりの悪であり、孫策の後を継いだ孫権は曹操の息子曹丕にそそのかされ、いきなり劉備の領土である荊州に攻めよせて来たのだ。
これはキツくしつけせねばと迎撃に向かう劉備軍。

荊州の城のいくつかはすでに呉の重鎮たちに占拠されていたが、強さはさほどではなく一つ一つ取り返していく。
途中桂陽城を守る張飛から「今後について一度劉備に相談しろ」と言われるが、荊州の城を全て取り戻さないとフラグが立たないのでこの点注意だ。

さて、とりあえず荊州が落ち着いたところで劉備と改めて話す。諸外国の情勢についてだ。
まず曹操の息子曹丕。曹操は飽くまで帝を補佐していただけだが、彼は帝に禅譲をせまり無理やり帝の位を奪ったらしい。
そして孫策の弟孫権。彼はいつの間にか玉璽を手に入れ、更に曹丕にそそのかされたことで自身も皇帝と名乗っている。
元々劉備は漢室の復興のために立ち上がったのだが、こんなに皇帝が雨後の筍のごとく湧いては漢室復興どころではない。
では劉備としてはどうすべきなのか。思い悩む劉備に対し諸葛亮はこう進言する。

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漢室の血を引く(と自認している)劉備自身が正統の皇帝と名乗り、もって偽帝達を打倒すことこそが漢室復興の道ではないのかと。
さすが演戯で周瑜を憤死させただけはある、中華随一のディベート力である。

こうして劉備は折れ、蜀漢皇帝として名乗りを上げた。
さすがは孔明、戦火を広げることにかけては天下一品である。

劉備が皇帝に付くと、張飛治める桂陽城から呉の版図に橋がかかり攻め込めるようになる。
まずは呉の討伐だ!なのだが、相手の武将はそろそろ兵数10000人超えが増えてくる。
このゲームでは兵数が10倍になるごとに攻撃力が2倍になる。
つまり兵数が2桁の時の攻撃力より、実に8倍もの攻撃力を持つこととなり非常に痛い。
ここのところロクに計略を使わずにほとんど自動戦闘ばかりだったが、しばらくは丁寧に計略を使っていくしかあるまい。


■現在の編成
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関羽と張飛は内政統治に専念し事実上の引退となってしまったため、代わりに彼らの息子である関興・張苞が後を継ぐ。
彼らはさすが五虎将軍の血を引いているだけあってレベルアップとともに兵数もあがる。
とすると関平は養子説を取っているのだな…
あと大将は趙雲にした。
兵数的には張苞を対象にした方が良いのだろうけど、彼は、なんというか、こう…

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ミゾグチ!?
ちょっと圧が強すぎてなぁ…

天地を喰らう 14日目 「三国鼎立」

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漢中の軍勢と内部の反乱勢力に苦しめられ、内憂外患を呈していた劉璋治める蜀を救うため、劉備は蜀に軍勢を進めた。
しかし日和った劉璋は漢中軍と結託し劉備を裏切ったので、劉備は問答無用で蜀を手に入れることとした。

裏切りの代償が国丸ごととは中華は豪勢である。
劉備が貪欲すぎるだけかも知れないが。

というわけで成都を守る劉璋軍になだれ込む劉備軍。
劉璋のごとき日和見主義者など劉備兄ぃの敵ではなく、少し刃を交えただけで後は自動戦闘で蹴散らす。

かくして半ば無理やりな形で蜀を手に入れた劉備。

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天地を喰らうのこの世界においては、史実では散々存在感を放ってきた曹操はただの世渡り上手なおじさんとなって中原を支配するのみ。
孫策は董卓討伐以降じっと呉に引きこもる。
残りの華北漢中蜀荊州を全て劉備が領有し、その広大な土地の管理運営するため関羽を長沙城、張飛を桂陽城に統治させる。
劉備が圧倒的優位な状況で遂に平和な三国鼎立時代が始まった!
が…
3秒で終わった。

上のスクリーンショットのメッセージの後、すぐに…

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曹操病死!

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孫策暗殺!

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呉が侵攻!
血の気荒過ぎである。
しかしこちとら三国志演義でなく天地を喰らうの劉備兄ぃだ。あの董卓軍すら手懐けたガラの悪さだ。
その劉備兄ぃに喧嘩売るとかマジやべーから洒落になってねーからおめーの顔ピカソにしちまうから!


■現在の編成
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先日は蜀オールスターズ完成!と喜んでいたのにいきなり崩壊する。
広大な劉備の領地の防衛に専念させるため、関羽と張飛を離脱させたからだ。
だが選手層の厚すぎる劉備軍、馬岱という能力も兵数も申し分の無い武将を入れてその穴を埋める。
魏延すらもう兵数面で型落ちという…

天地を喰らう 13日目 「劉備軍、蜀に入る」

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諸葛亮に三顧の礼を尽くすも寝起きが悪すぎて追い出された劉備軍。
どうしてくれようと思いつつもこのままでは先に進めないので、今度は「起こしますか」でいいえにし、リアルにしばらく待つようにする。
ブランディッシュというゲームでも似たようなトラップがあったが…トラップなのかこれも?

かくしてすっかり春眠を満喫した諸葛亮は先ほどの人格とは打って変わって人当たり良く劉備軍に接し仲間となった。
人間性に問題ありますぜこいつ!天才とは理解しがたいものなのである。

メンツが揃ったところで、劉備軍は満を持して同族劉璋のヘルプのため蜀に入る。
史実のように拠って立つ地が欲しくて半ばだまくらかすようにして蜀を奪った劉備ではなく、天地の喰らうでの劉備は力で華北と荊州を領有している。
困っている者を助ける、これぞ王道であるガハハと入蜀する劉備軍。
するといきなり呂布が襲いかかってくる。
呂布だけでも7000もの兵を従えて。

かつての劉備軍なら大いに苦戦しただろうが、何しろこちらは諸葛亮・龐統という中華史上最高クラスの軍師を従えている。
離間の計が100%効き、呂布は一撃もこちらにくらわす事が出来ず自滅した。
すると…

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ナレーションが流れる。
cv野際陽子で脳内再生。なかなかに奇抜な最期であった。

すっかり最初から最後まで見せ場なく消えてしまった呂布を捨て置いて蜀を進む劉備軍。
情報収集しているうちに、内外から攻められてきた劉璋は保身に走り、北方の武将張魯と結託し劉備軍を一網打尽にしようとしているらしい。
既存の登場人物を敢えてわかりやすい悪役化をして劉備の行動を正当化する。この剛腕こそレトロゲームの醍醐味である。

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途中、馬超・馬岱・龐徳の三連星と相まみえる。
だがこのゲームでは馬超と曹操の確執などが深堀されていないので、倒したのち「劉備兄ぃつええ!一生ついてきやすぜ!」みたいなノリで軽く仲間になる。
むむむ…何がむむむだ。

これで残すは劉璋の首のみである。蜀も手に入れ一気に残余勢力を倒せガハハ!
どっちが悪役なんだか…


■現在の編成
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満を持して(と言うにはあまりドラマチックでもないが)諸葛亮と馬超が参入。
蜀オールスターズ、遂に完成!
龐統以外はレベルアップでモリモリ兵数が上がっていくので、やがて龐統すらもリストラ対象になるであろう。
選手層が厚すぎる劉備軍。この軍隊はこれからどこに進もうと言うのか。