2016/11/20
麻雀大会「ミスチョイス杯」本選2回戦■2回戦第1試合


店野真澄太・クリスチーネ・M・律見江ミエ・武田震源戦況:まさかの通過のマスター、安定した打ち回しのクリスチーネ。
そしてしたたか麻雀でぬらりと勝ち上がってきたミエちゃんと、あのドラ夫を真っ向勝負の末ねじ伏せた武田震源。
いずれが勝ってもおかしくない、と思うけどマスターはやっぱり負けるんだろうなと思う2回戦第1試合、開始!
東1局、まずは親のクリスチーネの迷彩なしカンチャン待ち7700点に一発で振り込むマスター。
続いてまたもやリーチドラ2の7700点に振り込むマスター。
東1局にして早くもマスター沈没。
やっといつものマスターの姿である。
好調なクリスチーネの親は、武田震源の2000点に振ってしまって蹴られる。
しかしそれで親を持ってきたミエちゃん、これまでどおりしたたか麻雀でぬらりと行くと思いきや…
親倍を引き上がる。
したたか麻雀が目に付くミエちゃんだが、何だかんだ雀荘ミスチョイスのナンバー2なだけはあり、実は技術もツキもかなり高いのだ。
過去に四暗刻を上がったこともあるし、今回のように恐ろしく高い手も完成させたりする。
その後はクリスチーネ・震源がツモアガリし、東4局にミエちゃんがマスターから6400点を上がる。
マスター踏んだり蹴ったりである。いつも通りである。
南1局、ミエちゃんが牌牌で既にメンホンイーシャンテンであり、震源から7700点を上がる。
これで2位のクリスチーネに2万点以上の差をつけられた震源。もう打つ手なしかと思われたが…ここでドラ夫を倒した戦国武将の猛攻が始まる。
南2局で跳満を、南3局で満貫を立て続けにツモ上がり、クリスチーネの点数をゴリゴリ削り、なんと逆転。
最後はマスターが全く空気を読まないラス確定ツモで終了。
ミエちゃんの地力の恐ろしさと、猛将武田震源の風林火山が光る、終始攻撃的な試合であった。
結果:1位:律見江ミエ +69000
2位:武田震源 +9300
3位:クリスチーネ・M -109004位:店野真澄太 -67400■2回戦第2試合


勝ち過ぎの金造・中島ハコ・北家拳士郎・かおりちゃん戦況:1回戦では超豪運がスポイルされつつも1位通過した勝ち過ぎの金造と、貴重なアガリを守り通した鉄壁の中島ハコ。
そしてタコの指運を如何なく発揮し勝ちあがったかおりちゃんに、無敵の北家神拳がついに火を噴いた北家拳士郎。
今度こそ金造の豪快な麻雀を見ることが出来るか?そして北家神拳の伝説は何処まで続くか?
女性陣は彼らに食いつく事ができるか?2回戦第2試合、開始!
まずは東1局、いきなり…
北家神拳究極奥義炸裂!指先一つで相手を再起不能する恐怖の拳…は原作での話であり、ゲーム中ではさっぱり再現されなかったが、ここにきていきなりである。
とにかく大会に入ってからの拳士郎の強さが光る。
北家神拳は超実戦派麻雀だったのだ。
東2局も拳士郎が追撃の4800点をかおりちゃんから上がる。
勝ち過ぎの金造は不気味に役満をこつこつ作り上げているが、かおりちゃんの6400点に振ってしまい、ツキがスポイルされる。
それでも東3局で跳満をツモ上がった金造は只者ではないが、金造の見せ場はここで終わる。
それほど今回は北家神拳が光っていた。
なお東3局二本場において、かおりちゃんがツモり四暗刻の三暗トイトイを蹴って何故かカンチャン待ちの三暗確定タンヤオでリーチする。
これは意味不明すぎる。直後に中島ハコが三暗トイトイであれば当たっていた牌を出す。実に勿体無い。
タコの思考回路は全く持ってよくわからない。
この良くわからない打ち回しで運が逃げてしまったのか、この局では中島ハコが8000点をツモ上がる。
こう言った無様な打ち牌をすると運が急降下するのが麻雀。
その後のかおりちゃんはいい所無く、勝ち過ぎの金造と共に沈没。
南入後は拳士郎と中島ハコのアガリ合戦となってしまったのであった。
結果:1位:北家拳士郎 +65200
2位:中島ハコ +4800
3位:勝ち過ぎの金造 -28100
4位:かおりちゃん -41900■2回戦第3試合


片ちん大王・ソニー君・ブラックザンク・バッドハンド戦況:予選こそ苦戦したが、本選に入り圧倒的な力を見せ始めたソニー君。派手なタコアガリは無いが着実に勝ちを拾ってきた片ちん大王。
実力派の彼らに対し、タコによって場を荒らされ運よく先に進めたブラックザックとバッドハンドが挑む。
正直力の差がありすぎる戦いだが、何が起こるのか分からないのが麻雀。第2回戦もいよいよ佳境の第3試合、開始!
まず東1局でブラックザンクが7800点をツモ上がる。
いつも最初は調子の良いブラックザンクだが、片ちん大王に2600点を振ってしまいあっさりと親を蹴られる。
その後東2局でソニー君がカンチャン狙いの満貫をバッドハンドから上がる。技術のソニー、さすがである。
その後ブラックザンクが珍しくソニー君と競り合うが叶うはずも無く、ソニー君のメンホンで止めを刺される。
この間珍しく静かだった片ちん大王だが、東4局になり7700点をソニー君から上がり、いよいよタコ友の会会長のパワーを見せつけ始める。

東4局二本場でインパチを上がり、さらに三本場でホーテイを上る。
この爆発力が片ちん大王の恐ろしさである。
ソニー君も負けてはいない。跳満ツモで片ちん大王の親を流す。
しかし片ちん大王も南1局2局と連続でツモ上がり他の面子を突き離す。
オーラスで親になってもまだ手を緩めない片ちん大王。
今回のルールでは、オーラス親は子が上るか親がノーテンでない限り続投なのでここぞとばかりかっぱぎにかっぱぐ。
あれほど調子の良かったソニー君もごっそり削られ、ブラックザンクの当初の勢いはどこへやら。
バッドハンドなんぞは一度も上ることなくハコになってしまっている。
流石は片ちん大王、この漫画の作者様である。
結果:1位:片ちん大王 +70200
2位:ソニー君 +20900
3位:ブラックザンク -30900
4位:バッドハンド -60200■2回戦第4試合


ゴッドハンド・カラポン・全自動の狼・タコ宮内戦況:圧倒的強さで勝ち進んできたゴッドハンドとカラポン。そしてタコ麻雀のメリットを最大限に駆使して勝ちあがってきたタコ宮内。
これに超理論派雀士の全自動の狼が挑む。規格外な連中やタコ相手には理論は通用しないが果たして…?
緊迫の2回戦最終戦、第4試合が今始まる!
東1局、ゴッドハンドが当然の如く稲妻ヅモを決めて先制。
東2局、親はゴッドハンド。これで連荘されてしまうと非常にマズイがカラポンが全自動の狼から2600点を上がりそれを阻む。
しかし直撃したわけではないゴッドハンドのツキはまだまだ健在。
東3局、4局、南1局と立て続けに稲妻ツモで上がる。
だがカラポンも人外雀士としてのプライドをぶつける!
南2局で…
三倍満!カラポンの何が怖いって、刻子手をポンポン引き上がる事以上に何故かやたらカンドラを載せてくる事だ。
つまりタコなのだが宇宙レベルのタコはその威力もハンパではない。
貫禄のコスモなタコっぷりを見せ付けるカラポン。
これには地球のタコの代表として黙ってはおられぬと、タコ宮内が3位確定の
役牌のみを上り、試合終了。
見事にオチをつけたタコ宮内も負けてはいない。
この宇宙を股にかけた壮大なスペースタコ戦争は引き分けといえよう。極めてどうでもいいが。
なお全自動の狼はこの壮絶な戦いに対し手も足も出ず一度も上がれず。仕方ないね…
結果:1位:ゴッドハンド +104200
2位:カラポン -8600
3位:タコ宮内 -46300
4位:全自動の狼 -66500以上でミスチョイス杯本選2回戦は全て終了。
準決勝進出者は下記の通り。
戦評:2回戦となると流石にタコ麻雀や強敵同士の足の引っ張り合いで運よく勝ちあがってきたキャラはここで潰えた。
とはいえ勝ち過ぎの金造が2回戦で敗退したのも予想外であり、その豪運を凌いだ北家拳士郎と中島ハコは大したものである。
地力の強さを見せてきたミエちゃん、ドラ夫に打ち勝ったままの勢いを維持している武田震源は要注意だ。
片ちん大王・ソニー君は下馬評どおりの技術力を見せ、ゴッドハンド・カラポンは下馬評どおりの無茶苦茶なツキを見せた。
実力派同士が集まった中、最強の宇宙雀士カラポンと最強の豪運雀士ゴッドハンドがどこまで暴れまわれるか?
準決勝が実に楽しみである。
そしてここまでにおいて、シード枠3人のうち既に2人は消えた。
これが麻雀の恐ろしさであり、楽しさでもあろう。
次回はいよいよ準決勝!